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コルトレーンの出来の善し悪しを再認識。

今日の「高野雲の快楽ジャズ通信」
「プレスティッジ時代のマイルス黄金のクインテット」です。

番組詳細は jazz blog 「快楽ジャズ通信」 をご覧下さい。
こちらには番組中でかけたCDの購入リンクもあります。
レギュラーゲストのtommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e もご覧下さい。
快楽ジャズ通信、ポッドキャスト編」 も是非お聴き下さい。

今日は最初に雲さんの本の紹介から。
タイミングが遅くなってしまいましたが。

よろしくお願いします!
紹介トークは割愛。

プレスティッジ時代のマイルスにはたくさんレコードがありますが、
今日は「第一期黄金のクインテット」に絞ります。
”ing4部作”の前に聴いてほしいアルバム”小川のマイルス”。
ジャケットが良い悪いの話から入り。
「緩い和むでしょ。」「”ing4部作”は和めないところもある。」と雲さん。
「ピアノ・トリオに馴染んだ最近のリスナーにはこのアルバムが良いのかも。」
とtommyさん。

『ザ・ニュー・マイルス・デイビス・クインテット』から《ステイブルメイツ》

あははっ、久しぶりに聴いたけれどこれは緩いです。
出だしのところから”ノホホン”。
で、マイルスのソロはさすがにそれほど緩くはないです。
コルトレーンはこの頃は今一ですよね(笑)。
その後ここから飛躍していくわけです。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

「これ、持っているけれど聴かない人がおおいんじゃないでしょうか?」と雲さん。
「ピアノ・トリオ好きの人が管が入ったものを聴きたい時に良い。」とtommyさん。
「刺激的なものを聴きたくないのがピアノ・トリオ好き。」と続けます。
「それはピアノ・トリオ好きに失礼じゃないの?」と雲さん(笑)。

ここからtommyさんの”ジャズ好きが求めるものとは?”が展開して行きます。
雲さんの”激薬ジャズ” 対 tommyさんの”癒しのジャズ”(笑)。
どちらがジャズ好きのメイン・ストリーム?
かなり長いトークが展開されていますが割愛(笑)!

以上の部分の詳細な模様と雲さんからの問題提起は以下。
面白いので是非ご覧下さい。

ピアノトリオ好きが求めるのは“癒し”なのか!?~放送第81回『プレスティッジ時代のマイルス黄金のクインテット』(3)

この記事を受けてのtommyさんからの説明もあります。

ピアノトリオ好きが求めているは癒しだ

次は”ingシリーズ”に入ります。
tommyさんは「クッキンが好き。」とのこと。雲さんも同じだそうです。
「2番目以降は皆一緒。」とtommyさん。
「それぞれ雰囲気が違うじゃん。なんであとは一緒なの?」と雲さん(笑)。

tommyさんが大好きな曲『クッキン』から《エアジン》

このアルバム。前にもブログに書きましたがオリジナル盤を持っています。
さすがに緊張感があります。マイルスはさすがのソロ。
コルトレーンのソロは既に”コルトレーン節”を聴くことができます。
あのメカニカルなフレージングですね。凄い進歩!
スピード感溢れるカッコいい演奏でした。

「これは一押しの曲。カッコイイ。」と雲さん。
「ロリンズの演奏が曲線的ならここでの演奏は直線的。」と雲さん。

次は雲さんのオススメでバラード。
『スティーミン』から《サムシング・アイ・ドリームド・ラスト・ナイト 》

実は私が買った”ing4部作”の中の最初の1枚。
これはもうマイルスのミュートを堪能する曲です。
繊細な表現が素晴らしい。
ガーランドのバッキングも必要最小限で品があります。
チェンバースのベース、フィリージョーのブラシも素敵。
ガーランドのソロは美しいです。

勢いのある演奏の後にバラードで一息つく選曲です。
「”ing4部作”の中で2番目に好きなのが『スティーミン』。」と雲さん。
「”ピリッ”とまとまりがあるのが上記2枚。『リラクシン』が少し緩くて、
『ワーキン』は緩い。」と続けます。

”ing4部作”は2回の録音が分散収録されています。
2回とは、1956年5月11日録音と1956年10月26日録音。
「5月11日のものはコルトレーンが緩い。」と雲さん。
「『クッキン』は10月26日の演奏だけなので、
tommyさんがこれを好きなのは分かります。」と続けます。
10月26日はアンサンブルにも一体感があるそう。
「5月11日のコルトレーンはリード・ミスが多く、
アドリブの構成も熱に浮かされている感じがする。」と雲さん。
この5ヶ月の間にコルトレーンが目覚めています。
「ツアーの連続がそうさせたんしゃないか?」と雲さん。

次はtommyさん選曲で『リラクシン』から《イフ・アイ・ワーア・ベル》
「皆好きだと思いますよ。」とtommyさん。
「始まるって感じがするじゃないですか?」と続けます。

この曲は、ジャズを聴き始めた頃にNHK-FMのジャズ番組
「ゴールデンジャズフラッシュ」で聴いて気に入った、私にとっては思い出の曲。
ただしその時かけたのは『マイルス・イン・東京』に収録のバージョンですが。
このスイング感とマイルスにしては陽気でメロディアスなソロが最高。
マイルスの完成度に対して、コルトレーンはちょっと微妙なんですが(笑)。
まあ、それも含めて微笑ましさがこの演奏の良いところだと思います。
ガーランドのソロを聴いて発見が・・・、
高音を転がすフレーズが上原ひろみに聴こえました(笑)。
ガーランドの影響があるのかな~?
スインギーにしてメロディアスなピアノでした。
チェンバースの”ズンズン”ベース。フィリージョーの爆ぜるブラシ。いいです。

「いやっ、マイルスって感じですよね。」と雲さん。
「やぼったいコルトレーンに頑張れと応援したくなる。」と続けます。
「出だしからして構成がカッコイイ。」とtommyさん。
ここからは”デザイン論。
「カッコいいだけなのは、実はカッコ良くない。」とお2人。
「マイルス・カルテットの完成度だけではダメで、そこにダサいコルトレーンが
入るのがいい。」とtommyさん。
「感情移入できるのはダサさ。ダサさがあるのがカッコ良さ。」とtommyさん。
このダサさを雲さんは隙間と表現。隙間があるから感情移入できるそう。
マイルス・クインテットは組み合わせが良い。
キリッとしたマイルス。ダサいコルトレーン。リラックスしたガーランド。
人選のバランスが良いという話になります。
「これは雑誌の作り方にも言える。」と雲さん。その詳細は割愛。
「マイルスは人選が凄いと言われるが、実は成り行きだったんじゃないか?}
と雲さん。
ここからは”人選論”。長いのでこれも割愛(笑)。

これからも長い会話は割愛方向でレポートします。ご容赦!

残りのアルバム『ワーキン』から《フォー》
「一番嫌いなアルバムだけれど、アンサンブルなんかまあいいんじゃないか。」
ということでこの曲。

マイルスはキリッとしたソロです。
コルトレーンはやっぱりフレージングが今一。”ブツキレ”。
アイディアが継続しない感じなんですよね。
ガーランドは快調です。
tommyさんと雲さんが言うバランス。確かにありますね。

今日は「トミーと雲のB級ジャズ・グルメ」はなし。
コミュニティーFM版(5分短い)はどういう編集なんだろう?

いや~っ、今まであんまり意識していなかったし、
マイルスのアルバムも最近はあんまり聴かなかったのですが、
コルトレーンの出来の善し悪しが凄くよくわかりました。

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コメント

いっきさん、こんばんは。

今回も、レポートありがとうございます。
そうそう、戯言トークは省いて、どんどん行っちゃってください(笑)。
ジャズエッセンスだけ抽出して頂けると嬉しい。

投稿: tommy | 2010年4月19日 (月) 04時19分

tommyさん。こんばんは。

今回はお2人のトークが盛り上がっていたので、
フォローしきれませんでした。
適当に省かせていただきます。

>ジャズエッセンスだけ抽出して頂けると嬉しい。

頑張ります。

投稿: いっき | 2010年4月19日 (月) 20時27分

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