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今日もいきます。ニューヨークのジャズ(笑)!

これを聴いた人は日本にいったい何人いるのだろうか?
エ~イッ!そんなことはもうどうでもイイのだ。
NYダウンタウンを紹介し続けるゾ~ッ(笑)!

ディスクユニオンの通販限定1000円均一セールで買った1枚。
未だに売れ残っています(涙)。
誰か買ってあげて下さい。お願いっ!

P121 レズ・アバシ『シングス・トゥ・カム』(2008,9年rec. SUNYSIDE)です。メンバーは、レズ・アバシ(g)、ルドレシュ・マハンサッパ(as)、ヴィジェイ・アイヤ(p)、ヨハネス・ウェイデンミューラー(b)、ダン・ワイス(ds)、ゲスト:カーン・アルマリア(indian vo)、マイク・ブルック(cello)です。アバシはパキスタン出身、パット・メセニーから”ユニークで美しくオリジナリティーを持つ”と言われているそうです。

このアルバムには、アイヤ、マハンサッパのインド系が参加しており、アバシの弾くインド系旋律と相まってインド音楽への接近がみられます。とは言っても全体的な印象は、M-BASEにインド・フレーバーをまぶして食べやすくした感じです。全曲アバシが作曲。

1曲目《ドリーム・ステート》の出だし、シタールのようなギター音から始まり、ちょっと引いちゃうかも(笑)?いざ始まってしまうとインド系というより、M-BASEの発展系です。間違っても美メロとは言いませんが、意外と難解度は低めで、インド・フレーバーのおかげかもしれません。で、お決まりの変拍子。アイヤのダークなピアノ・ソロから、カート・ローゼンウィンケルをちょっとダークにした感じのギター・ソロ、数学者マハンサッパにしては幾何学度控えめなアルト・ソロと展開します。

次の《エアー・トラフィック》は、抽象的なテーマの後インディアン・ボーカルへと続きます。この辺りの浮遊感とダーク感が融合しつつ意外と”美”なメロディーが、このアルバム全体を通しての基調トーン。マハンサッパの上記同様のソロから始まります。バッキングのギター・コードもなかなかいい感じ。で、ギター・ソロはメセニーの言うとおりユニークで美しく、カートを甘さ控えめにした感じと言えばいいんでしょうか?

3曲目《ハード・カラー》も前曲と似たような雰囲気。続く《シングス・トゥ・カム》は更にインド色が強まりつつ、ボーカルとアコースティック・ギターのデュオ。なかなかの美しさですが、2分j弱の短い曲。《ウィズ・ミー・ホワイ・ゼム》はM-BASE系で、マハンサッパのウネウネ・アルトとアバシのウネウネ・ギターが交互に炸裂します。アイヤも鋭く和音をぶつけて煽ってくれていますね。その後曲調がちょっと変わって短めのピアノ・ソロへ、う~んダーク。

こんな感じで全8曲。一時期もの凄く不安感溢れたアイヤだったのですが、最近は不安感控えめ、聴きやすくなっていると思います。マハンサッパのソロもここでは幾何学度控えめに聴こえるところが私としてはお気に入り。でも、全体的にはウネウネ浮遊するメロディーとダークさで、”ポップス耳”には辛いでしょうね(笑)。”ジャズ耳”を持った人は聴いてみて下さい。心にひっかかる何かはあると思います。

アルバム名:『Things to Come』
メンバー:
Rez Abbasi(g)
Rudresh Mahanthappa(as)
Vijay Iyer(p)
Johannes Weidenmueller(b)
DanWeiss(ds)
Kiran Ahluwalia(indian vocal-M2,3,4,6)
Mike Block(celloM-2.7)

P122 私が持っているアバシのもう1枚も紹介しておきます。『アウト・オブ・ボディ』(1999年rec, Feroza Music)です。メンバーは、レズ・アバシ(el-g,ac-g,tablas,per)、トニー・マラビー(ts,ss)、ロン・ホートン(tp,flh)、ジョン・エイベア(b)、ブルース・ホール(ds)です。イースター島のモアイ像と連動したタイトルが奇抜。

これは、ディスクユニオンのアウトレットで買いました。売れないのもわかりますよね(笑)。私の場合これはもうトニー・マラビー買いです。ジャズ喫茶「いーぐる」界隈で”トニー・マラビー凄し!”を知り、マラビーが参加していれば片っ端から買っている時期に遭遇した1枚。

こちらはインド控えめで、正当?M-BASE派かつフリー色が強い曲もあります。いかにもNYダウンタウンのジャズですね。今のように進化する以前、約10年前のマラビーを知りたい方は要チェックです。

今日は超マニアック・アルバムの紹介でした。
皆さん引かないでねっ(笑)。

アルバム名:『Out Of Body』
メンバー:
Rez Abbasi(el-g, ac-g, tablas, per)
Tony Malaby(ts, ss)
Ron Horton(tp, flh)
John Hebert(b)
Bruce Hall(ds)

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