ウンベルティポのライブを観てきました。
昨日は大失態をやらかしてしまいました。
甲府「桜座」でのウンベルティポのライブ、開演時間がいつもより早かったのです。
私は余裕をかましてブログを書いていました。
そしたら電話が・・・、桜座からだったのです。
「今日はいつもより開演時間が早いんですよ。いらっしゃらないので
ひょっとしたら勘違いされているのかと思って電話しました。」というような内容。
慌てて「桜座」のホームページを見るともう開演していました!
「今からき来ますか?」との問いに、「はいっ。すぐに行きます。」と返事。
慌てて「桜座」へと向かいましたが、30分以上遅れてしまったんです(涙)。
桜座の方には感謝です!ありがとうございました。
何度も行っているので私の顔と名前を覚えていて下さったんですね~。
これが地方の親切であり世間の狭さです(笑)。
ウンベルティポのライブを観るのはこれが2度目。前回 昨年観た「桜座」ライブから「ウンベルティポ・トリオ」 楽しかったので、今回も楽しみにしていたのに、上記のとおり出鼻をくじかれてしまったのです(笑)。
ウンベルティポはギターの今堀恒雄さんをリーダーに、ドラムの佐野康夫さんとエレクトリック・ベースのナスノミツルさんが組んだギター・トリオです。自在に伸縮するリズムを操るマニアックなトリオ。ジャズ・ファンよりは楽器をやる方に受けそうな演奏です。
私が入ったときにやっていた曲が終わるとMC。ナスノさんを主体にまったりぼそぼそ呟き系のMCは何とも力が抜けてしまう内容。これがいい味出していました。演奏再開、UBT(ウンベルティポ)#21、曲名が付いていないので番号で呼んでいるんです(笑)。
曲構成の違いはわかるのですが、今堀さんのギターのメロディーはほとんど同じことの順列組み合わせに聴こえてしまう私(涙)。ナスノさんは色々な弾き方やエフェクターを駆使して演奏を多彩にグルーヴさせます。佐野さんは小柄でやせているのにパワフルでタイトなドラミング。このバンドのサウンドはロック・インストですね。テクニックは高度。リズムがどんどんチェンジしていくのでとても楽しいです。でもこのリズムがかなりの曲者。乗れる部分とどう頑張っても乗れない部分があります。
次はUBT#23。先ほどの曲もそうですが1曲15~20分くらいの長さです。遅れてきたけれど40分くらいは聴けたので満足。ファースト・セットは終了。お客さんの入りはまあまあ良いほうで30人くらい。やっぱり若い人が多かったです。年寄りには辛いサウンド(笑)。女性が意外と多くてビックリ。彼と一緒の娘もいれば、女性のグループもいました。休憩中にCD『ライブ2007』を購入。
シンプルなドラムセットを中心に向かって右にギター左にベース。足元にはエフェクターがずらりと並んでいましたが、ベースもギターも持ち替えなしの比較的シンプルなセットです。ボケ写真ご容赦。左右には大型PAスピーカーが配置され、大音量で腹に響く低音と刺激的なギターとシンバルの高音を全身で浴びるのが快感でした。
セカンド・セット最初のMCで、ファースト・セットは1時間20分くらいで予想以上に長くなってしまったなんて言っていました。なんでもライブで演奏を重ねると曲が色々いじれるようになるらしく、それをやりだすと演奏が長くなってしまうんだとか。セカンド・セット最初は一番新しい曲UBT#25、これは完成して間もないそうで、演奏後に今堀さんが「ね。あっさり終わったでしょ。」とか言ってました(笑)。
次はUBT#24、ナスノさんが「あれっ、誰から始めるんだっけ?」と、「曲を早く作り過ぎると困るんですよ。新曲が出来るとどんなに大変か皆さん分かります?」と、今堀さんに苦情を言っていました(笑)。前回のライブ後、CDにサインしてもらった時にちょっと聞いた話によると、曲自体は簡単な決め事だけのようですが凄く練習するとのこと。
この曲では途中ナスノさんのベースがエレクトリック・マイルス時のマイケル・ヘンダーソンに聴こえるような部分があり、かなり気持ち良かったです。次のUBT#20は最初にシーケンサーを使って演奏を初めました。そしてラストの曲(曲名は言わなかったはず)へ。
それぞれ曲構成やサウンドのイメージは違うのですが、どの曲がどれとは言えません。ジャズを聴き始めた頃に、皆同じ曲に聴こえた感じに近いです(笑)。まっ、難しいことは言わずにサウンドを全身で浴び、リズムに乗って楽しむのが正解でしょう。
アンコールは《フェズンティズム》。前アルバムのタイトル曲です。写真のアルバム(前回のライブで購入して今堀さんからサインをもらいました)ね。ちなみにこのアルバムはもう品切れ。で、次のアルバム作りを去年末に始めたけれどなかなか進まないそう。早く完成させて近いうちに出したいとのことでした。新作が出来上がれば全国ツアーに出るとか。
こういうバンドなので誰にでもオススメというわけにはいかないかもしれませんが、職人技を感じさせる非常にカッコいいバンドであることは確かです。
*
明日はいよいよ「快楽ジャズ通信」の番組収録。
私がゲストなんですよ!
さてどうなることやら。
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コメント
ご出演おめでとうございます。
明日上京されるのですね。『Shadows and Light』お貸しする約束を果たせずにすみません。
投稿: じゃこのめ | 2010年5月 1日 (土) 00時38分
じゃこのめさん。こんばんは。
ありがとうございます。
『Shadows and Light』、いつでもいいですよ。
そのうちまたお会いできるでしょう。
投稿: いっき | 2010年5月 1日 (土) 01時22分