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東欧発の渋く熱い1枚。

紹介したい新譜がたまっているので、どんどん紹介しちゃいましょう。
今日のはサボ&クリポタ盤と同レーベルから同時期に出たアルバムです。
もちろんHMVのマルチバイ特価購入。

P111 MKMBカルテット『エモーションズ・ホモジェニス』(2009年rec. BMC RECORDS)。メンバーは、クリストフ・マルゲ(ds)、ヨアヒム・キューン(p)、クリストフ・モニオ(as,bs)、セバスチャン・ボワソー(b)です。”MKMB”は4人の頭文字です。東欧の人は何と読んでいいのかわからないので困ります(笑)。ジャケットのアートワーク&デザインはサボ&クリポタと同じです。

リーダーはドラマーのマルゲのようです。マルゲはベースのアンリ・テキシェのグループのドラマーを務めたりしています。ピアニストのキューンの名は知っていますが、他の2人は未知でした。聴いてみたところ、4人それぞれがなかなかの腕達者。硬派なカルテットです。東欧の高品質な音楽を奏でていますよ。録音はフランスなのでエスプリも漂っていますね。

メロディーは東欧系エスニック。キューンが5曲、モニオが1曲、ボワソーが1曲、マルゲが2曲、メンバー全員のオリジナル9曲で構成されています。アルバム全体として曲の雰囲気は統一がとれています。なかなかの佳曲揃いだと思います。

マルゲはキレが良くメリハリがはっきりしたドラムを叩きます。曲の流れに沿うドラミングが素敵です。キューンはダークにして一筋縄ではいかないメロディー&ハーモニー。ミステリアスな雰囲気をリードします。モニオのアルト&バリトン・サックスは、ヨーロッパならではの楽器を鳴らす能力に裏付けられたもの。非常にクリアなサウンドがクラシック的に響きます。ボワソーのベースも品格がありますよね。ヨーロッパのベーシストは弦楽器の鳴らし方が違うんですよ。

そんな訳でして、全編を通して高品質なヨーロッパ・ジャズになっています。で、熱い場面も出てきますが、皆さんどこか余裕と落ち着きを持って表現しているのです。これは大人のジャズです。「違いが分かる男のネスカフェ・ゴールドブレンド。ダバダー、ダー、ダバダー。」みたいなー(笑)。なかなかいいですよ。

このアルバム、フランスやブタペストの協会からサポートを受けています。
(サボ&クリポタ盤もハンガリーの文化財団からサポートを受けていました。)
そんなわけでいい加減なアルバムは作れないのです。
たまにはヨーロッパの香高い文化的なジャズもいいんじゃないでしょうか?

アルバム名:『EMOTIONS HOMOGENES』
メンバー:
Christophe Monniot(as, bs)
Joachim Kuhn(p)
Sebastien Boisseau(b)
Christophe Maruget(ds)

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