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マイナー・ピアノ・トリオに惚れた時期もある。

今日のフィギュアスケート女子シングル・フリープログラム。
浅田真央はキム・ヨナに完敗でしたね。
トリプル・アクセルを2回飛んで頑張ったんだけど、相手が完璧に滑り過ぎ。
今回の負けをバネに4年後のオリンピックではリベンジ!

今日も暖かかったですね。4月並みの気温らしいです。

さて、最近マイナー・ピアノ・トリオをすっかりバカにしている私ですが(笑)、マイナー・ピアノ・トリオに惚れた時期もあります。何度か書いていますが、寺島靖国さんの著書に感化されていた時期です。当時のバイブルは「新しいJAZZを聴け!」「JAZZはこの一曲から聴け!」。あれからもう10年ほど経つんですねー。時の経つのは速いです。

マイナー・ピアノ・トリオの中でもヨーロッパものは当時新鮮に響きました。それまでほとんど聴いたことがなかったので、新し物好きな私としては格好の獲物になったんです(笑)。上記2冊の本に掲載さているアルバムを片っぱしから買っていました。う~ん、今思うとアホなことをやっていました(笑)。でもそういう体験があったからこそ、ジャズ喫茶「いーぐる」で知ったNYダウンタウンのジャズの意味みたいなものがわかった気がします。

では、ヨーロッパ・マイナー・ピアノ・トリオで気に入ったものを紹介しましょう。

P78 トニー・パンチェラ・ベイシック・ジャズ・トリオ『キープ・ディス・イン・マインド』(1998年rec. YVPmusic)です。メンバーは、トニー・パンチェラ(p)、ルカ・バルガレリ(b)、マルチェロ・ディ・レオナルド(ds,per)です。

YVPmusicはドイツのレーベル。寺島ファンならご存知の2枚ジョー・キーネマンの『カム・ビー・オア・カム・バップ』とクラウス・ワーゲンライターの『トリオ・コンプト・Vol.3』があります。この2枚当然のことですが、持っています(笑)。レーベルはドイツですが、このトニー・パンチェラは名前からいってイタリアの人なのでしょうか?

寺島さんの推薦理由がオリジナル曲《キング・リチャード》が好きだから。わかります。寺島さんが好きそうな哀愁漂うワルツ曲なんですよ、これが。私は《グレイスライト》が結構好きです。このトリオ、オーソドックスなスインギーな演奏をしていますが、ピアノのフレーズがヨーロッパなんですよ。なんていうのか独特の哀愁感?日本人の琴線に触れるメロディーだと思います。

ヨーロッパのベーシストだからでしょうか、しっかりしていてプリッとした音です。ドラムが金属的なシンバルと爆ぜるスネアで、結構派手目に叩いてくれます。この辺りの録音バランスが寺島さんが好みというのもよくわかります。以上のような特色は私にも理解できたので、一時期嵌まっていくことになりました。

アルバム名:『TONY PANCELLA BASIC JAZZ TRIO』
メンバー:
Tony Pancella(p)
Luca Bulgarelli(b)
Marcello Di Leonardo(ds, per)

P79 ということで、トニー・パンチェラをもう1枚買うことに。これは吉祥寺ディスクユニオンでポップ(宣伝文)を読んで買いました。『ディファレント・ストーリーズ』(2000年rec. YVPmusic)です。メンバーは、トニー・パンチェラ(p)、ウルフ・ラデリウス(b)、ピエトロ・ロディチェ(ds)、ティノ・トラカンナ(ts,ss)です。面白いのは前半がピアノ・トリオで後半がピアノとサックスのデュオだということ。

曲で言ったら1曲目のパンチェラ作曲《ネバー・ビフォー》が圧倒的に良いと思います。ああっ、こうきちゃったか!つかみはO.K.ってな具合です。2曲目が《オータム・ノクターン》ときて、このバラード演奏が泣かせるんですよ。ベースも弦の音をよく拾っていて、オーディオ・ファンも唸らせると思います。これはこれでやっぱりバカにできない良さがあります。

ベーシストのラデリウス作曲《ア・ソング・フォー・トニー》。トニー・パンチェラに捧げた曲なんでしょうね。これも良い曲です。と、まあこんな具合で美メロ好きにはたまらないアルバムになっているというわけです(笑)。

ピアノ・ソロで弾くパンチェラ作曲《ジャスト・ウェイト・アンド・シー》も良い曲です。バラード演奏がこれまた泣かせます。これは短いイントロ、次は同曲をテナー・サックスとデュオ。ミディアム・テンポにして力強くかつスインギーに演奏します。テナーの音は少々擦れた低音系。小細工をせずに朗々と吹いていくのがマニア魂を揺するわけです。

続く《ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン》はソプラノ・サックスとのデュオ。ソプラノ音がこれまた擦れた低音系。ピロピロと高音でやらないところがミソ。で、力強い吹奏をするんですよ。とことんこの手のファンが喜ぶ仕様になっているわけです(笑)。このアルバムは良いので推薦しておきます。

アルバム名:『DIFFERENT STORIES』
メンバー:
Tony Pancella(p)
Ulf Radelius(b)
Pietro Lodice(ds)
Tino Tracanna(ts, ss)

というわけでこれらの良さはちゃんと分かっているつもりです。
これらを踏まえた上での今はNYダウンタウンということです。

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