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エレベの4ビートもなかなか楽しいのです。

今回の「高野 雲の快楽ジャズ通信」「エレクトリック4ビート特集」

番組詳細は 「快楽ジャズ通信」ブログ編 を参照願います。

エレクトリック・ベースならではの4ビートがあります。

最初は雲さんのベースの師匠:池田達也さんの曲です。
フレットレス・ベースで弦高を低くセッティングして
音が伸びるところ(サスティーン)を聴きましょう。
池田さんのグループ”ザ・ギフト”の映画『ミスティ』のサウンドトラックから
《タイム・イズ・オールウェイズ・ランニング》
ノッペリしてフラットな”ペタペタ”な感じのベースです。

スピード感とサスペンス感のある曲ですね。
抑揚があまりないベースで、スラスラ進むのが特徴。
これがスピード感を出しているように感じます。
なかなか楽しい曲です。
(以降緑字は、曲を聴いての私の感想などです。)

次もフレットレス・ベース。
と言えばこの人、ジャコ・パストリアスです。
もっと攻撃的、前ノメリなベース。おかず多用でアグレッシブ。
『トリオ・オブ・ドゥーム』から《ダーク・プリンス》
演奏というより”戦争、戦い”。
ギター:ジョン・マクラフリン。ドラム:トニー・ウィリアムス。

この3人ですから当然強烈な演奏。
猛烈なパワーで疾走します。
キレキレなマクラフリン&ジャコ。
トニーのバスドラが”ズドドーン”と炸裂!
こういう”ヘヴィーメタル”な演奏が私は好きです。

「喧嘩ですね。火花散らしています。」と雲さん。

次はしっとりしたエレクトリック・ベース(以降エレベ)の良さ。

雲さんがあげるエレベ・マスターはアンソニー・ジャクソンとスティーブ・スワロー。
この2人は最初からエレベ独自のサウンド/奏法を築き上げた人達です。
ベースまで作ってしまうこの2人。

スワローはピック弾き。音のアーティキュレーションを付けやすいそうです。
カーラ・ブレイスティーブ・スワローのデュオ。
『ゴー・トゥゲザー』から《シング・ミー・ソフトリー・オブ・ザ・ブルース》

一聴すればわかるスワローのベース。
ワン・アンド・オンリーです。
カーラとの気負いのない語らいがグッド。
高音域でソロをとった後、低音域でカーラのバッキング。
この人達、やっぱ”ならでは”の世界があります。
こういうのがジャズだと思います。

スワローは最初ウッド・ベースだったのですが、エレベに転向。
ギタリストに習ったりもして独自の奏法になります。

音価の調整が上手なベーシスト、ウィル・リー
伸びる音を途中でミュートしてスタッカート調にします。
ドナルド・フェイゲン『ナイト・フライ』から
《ウォーク・ビトウィーン・レインドロップス》
跳ねるベースがウキウキする感じです。

このアルバムが私は大好きです。
前にこのアルバムについてはブログで熱く語っていますよ(笑)。
この曲はアルバムのラスト曲。最高のエンディングなんです。
雨上がりにウキウキ街を歩くような感じ。
オルガンの音がまた哀愁なんですよ~。
ラリー・カールトンのギターも良いアクセント。

次は椎名林檎。きました~(笑)。
バックがゴージャスな大編成のオーケストラ。
抜けの良い音、通りの良い音のベースを敢えて選択しています。
ベースは高水健司
椎名林檎齋藤ネコ『平成風俗』から
映画『錯乱』のテーマ《錯乱 Tera version》

こういうスインギーなアメリカン・ショー・ビジネス調の曲が私は好き。
椎名林檎の下世話なんだけどクールなボーカルがイイ。
メロディアスなウォーキング・ベース、最高ですね。
いいですね~。

最後この曲をかけたくてこの特集にしたそうです。
「敢えて何も言いません。」と雲さん。
ミシェル・カミロ『イン・トリオ』から《ユースド・トゥ・ビー・ア・チャチャ》
ベースはアンソニー・ジャクソン

なるほどね~。こりゃ参りました(笑)。
確かにこれだけエレベを弾きこなせる人は他にいないでしょう。
ウォーキングのスムーズさ、絶妙なアクセントの入れ方、低音パワー、
俊敏な反応、キレ具合、などなど。
演奏の盛り上げぶりが尋常ではありません。
これはカッコいいの一言ですね。
それに比べるとカミロのピアノは、う~ん。
上手いんですけどあまり来ないんですよね~(涙)。

今日はアンソニーのベースは最高!
これに尽きますね。

<アフターアワーズ編>

B.G.M.はドナルド・フェイゲンの《I.G.Y.》。これも最高!
アンソニー・ジャクソンがベースを弾いています。
「アンソニーのベースは素晴らしい。」を雲さんが熱く語ってくれました。

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