なぜか突然オーディオ話。
今日は朝から大掃除でした。
一応日没終了ということで、まだ少しやり残しがあります。
その後、床屋に行って髪の毛もスッキリさせてきました。
で、大掃除の残りは明日さっさと片付けて、買いだしに行かなきゃね。
お餅は買ったのですが、お節と正月の食べ物がまだ買ってありません。
さて、年末ベストアルバム紹介などはやらない私。
今日は何を書こうかな~と思っていたのですが・・・。
突然のこの企画。
マイオーディオ紹介「スピーカー編」。
私のメインスピーカーは、前にも紹介したとおり、タンノイのスターリングTWW。プレスティッジ・シリーズの一番安いやつです。クラシック向きと言われるタンノイ。弦の音はさすがに良いです。
25cm同軸2ウェイユニット1発のスピーカーです。エンクロージャーは天然無垢のウォルナット仕上げ。このスピーカーは定価22万円/本なのですが、価格の大半はこのウォルナットエンクロージャーの値段だと思います。
このエンクロージャーのメンテナンス用にウッド・ワックスが付属しているから凄い!さすがはタンノイです。そういえば、私このワックスを一度も使ったことがありません。う~ん、ワックスで磨いてやらないとイイ音が出ないのかも(笑)?もしこのスピーカーを手放すことになったら、ワックスで念入りに磨いたほうがいいかもしれませんね。高く売るために。
このスピーカーは秋葉原のダイナミック・オーディオで買いました。実は買う前に石丸電気のスピーカーコーナーでJBLの4425と比較試聴しました(笑)。大きさや価格が近かったので、どちらにするか最後まで悩んだんです。ジャズを聴くからにはやっぱりJBLか?菅野沖彦さんが「タンノイのスターリングTWWは極めてバランスのよいスピーカーシステムである。そのバランスは、あらゆるポイントにおいて現時点でのスピーカーシステムとして完璧に近いと、私は常日頃感じているものだ。」(管球王国3)と書いているこれか?
試聴した結果、高域の出方がこちらのほうが気に入ったので決めました。10年くらい前の話です。4425ってその後すぐに4425MkⅡになったので、タンノイにしておいて良かったと思いました(笑)。数年後スターリングはHE(ハードエッジ)になり、エンクロージャーの形が縦長になったのですが、形が違うということもあり、出た時はあまり気になりませんでした。
お揃いのスタンドは低域が緩くなるとかで、クラシックを聴く人には良いかもしれませんが、私はジャズを聴くわけですし、緩い低音は嫌なので買いませんでした。で、コンクリートブロックの上に乗せるという、昔は極普通、今はそんなことする人はいないセッティングにしています(笑)。ブロックの上に直接乗せているわけではなく間に鉛の円形インゴットを挟んでいます。なんかゴッツイ音が出そうでしょ(笑)?
更に、スピーカーの上にはサブスピーカーと鉛インゴット4本で20kg以上の重石が乗っかっているのです。で、低音がかなり出ると言われるアンプA-10Ⅲをつないで、スピーカーに「ゴリゴリ低音を出せ!」と強要しているわけです。なんかスピーカーがかわいそうですよね。イギリス紳士にプロレスやらせてるみたいな(笑)?
スピーカーの端子はバイワイヤリングが可能なので、日立電線のLC-OFCケーブル2組みで接続しています。高域用より低域用ケーブルを太いものにしています。可変バスレフポートは全開。高音レベル調整は+1.5。とにかくクリアでメリハリのある音にしたいんです。ゆったり緩い音は嫌いなんです。
更に、パイオニアの古いツイーターPT-7も追加しています。
http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/unit/pt-7.html
ご覧のとおり、こいつの上にも鉛インゴットが・・・。長岡教の信者です(笑)。低音カットのハイパスフィルタはコンデンサだけの-6db/oct。このツイーターは能率が高いのでアッテネータも入れてあります。後ろに写っているのがそれです。乗せる位置は左右で同じになるようにミリ単位で合わせてあります。音像定位のためには当然のことです。
ツイーターを追加するとどんな効果があるかというと、音像がスピーカーの前に定位するようになります。ご存じのとおりタンノイの前面ネットは厚手のものなので高音が吸収されてしまい、単体で鳴らすと+1,5にしても音像がスピーカーの奥に展開するんです。クラシックを聴くならそれでも良いのですが、ジャズを聴くのには向かないでしょ。まあ、全面ネットを外してしまえば良いのですが、見た目が気に入らないんですよ。じゃあ、無骨なツイーターを乗せるのは許せるのか?細かいことは言いっこなしです(笑)。
ツイーターも何種類か変えたのですが、タンノイの高音とこのパイオニアの高音が似ていてとても相性が良いのです。だから見た目が無骨でカッコ悪くても、今のところはこいつがお気に入り。試してみたいツイーターもあるんですが、欲求は高まっていません。ツイーターを乗せ換えて面白いことがありました。それは、低音の締り具合が変わってしまったことです。高音の質も低音の質に関わっているとはよく言われますが、体験してやっと納得しました。
タンノイの良いところは2つあります。まずは、同軸ユニットなので、音像定位が良いことです。ボーカルが目の前にビシッと定位するのは気持ち良いものですよ。口の大きさも大きくならないですしね。もちろん、トランペットやサックスもビシッと定位します。次に良いのはホーンスピーカーということ、タンノイの高域はJBLと同じくホーン型です。これを忘れてもらっては困ります。トランジェント(過渡特性)が良いので、音離れが良くスカッと出ます。
というわけで、タンノイだってジャズに向いているところはあるわけで、要は鳴らし方次第で音は何とかなるものです。そして、ジャズを良く鳴らしたいと思えば、スピーカーにもその意思が伝わって鳴ってくれるんですよ。不思議ですよね(笑)?
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コメント
こんばんは、いっきさん。
大晦日になってしまいましたね。1年は早い(笑)。
タンノイの「スターリングTWW」も、だいぶ年期が入ってきましたね。いい色艶じゃありませんか。
同軸2ウェイ・ユニット1発つーのは魅力的です。
そろそろ、ユニットの上下をひっくり返す時期では?(笑)。
本来クラシック向きだと云われるタンノイを、ジャズ聴きにチューニングするのは楽しそうです。
まぁ、基本がしっかりしているスピーカーの「何向き」というのは、あくまでもユーザーニーズの多い、少ないの問題ですから、チューニングに自信のある人は関係ないですね。
オイラはJBL派なのですが、一度大きいスピーカーを使ってしまうと中型スピーカーには戻れなくなってしまいますね。
でも、おしゃれじゃないし、あまりにも大人げないので、ホントは中型スピーカーにしたいんですけどね(笑)。
最近は、オイラも2ウェイかな?と思っているんです。
シンプルで、聴きたい音が身近かに感じられるんですよ。
テレビをみないので、ゼンゼン大晦日らしく思えない普段の一日ですが、一人楽しくやっていま〜す(笑)。
投稿: tommy | 2009年12月31日 (木) 05時51分
tommyさん。こんにちは。
ほんと1年は早いです。
1年間大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
>だいぶ年期が入ってきましたね。いい色艶じゃありませんか。
10年くらい使ってますからね。
もっと早く飽きるのかと思ったのですが、意外と長く愛用することになりました。
>そろそろ、ユニットの上下をひっくり返す時期では?(笑)。
やっぱりひっくり返せすほうが良いですかね?
近いうちにやっておきます。
>まぁ、基本がしっかりしているスピーカーの「何向き」というのは、あくまでもユーザーニーズの多い、少ないの問題ですから、チューニングに自信のある人は関係ないですね。
おっしゃるとおりだと思います。
>オイラはJBL派なのですが、一度大きいスピーカーを使ってしまうと中型スピーカーには戻れなくなってしまいますね。
やっぱり大きいスピーカーのほうが良いですよね。
低音のスケールは大きいスピーカーにはかないません。
>最近は、オイラも2ウェイかな?と思っているんです。
>シンプルで、聴きたい音が身近かに感じられるんですよ。
それはあるかもしれませんね。
tommyさんも2ウェイにトライしているんですよね。
色々試せて羨ましいです。
>テレビをみないので、ゼンゼン大晦日らしく思えない普段の一日ですが、一人楽しくやっていま〜す(笑)。
私も一人楽しく大掃除です(笑)。
投稿: いっき | 2009年12月31日 (木) 12時09分
お世話になりました。来年もよろしくです。
オイラのD130+075のユニットだけは35年目です(笑)。
>やっぱりひっくり返すほうが良いですかね?
>近いうちにやっておきます。
オイラも、いーぐるの後藤さんに云われたんですよ(笑)。
いーぐるは時々やっているそうです。
20センチ以上のユニットは、かなり負担があるそうで、
「どんなモノでも、地球の引力には逆らえない」ってね。
スピーカー・メンテナンスの基本、だいぶ音が変わるらしいです。
ドライバーでコーン紙をブスッ!といかないように気をつけて!
それは同軸ユニットなので、やった方がいいでしょう!!
微妙にセンターがズレている可能性もありますからね。
写真撮って見せてください。ヨロシク!(笑)
オイラはエンクロージャーを交換する時にやっているので、
だいたい3年周期くらいでやっていることになりますね(笑)。
んじゃ、良いお年を・・・!
投稿: tommy | 2009年12月31日 (木) 14時48分
tommyさん。
>ドライバーでコーン紙をブスッ!といかないように気をつけて!
それがあるからあまりやりたくないんですよ(笑)。
スピーカーは密着しているでしょうから、外す時に箱に傷つけそうだし、う~ん。
>写真撮って見せてください。ヨロシク!(笑)
了解しました。
良いお年を。
投稿: いっき | 2009年12月31日 (木) 18時42分
はっはは。
スピーカーはバッフルに密着していると思いますよ。
やっぱりキズつけると思います(笑)。
意外と簡単に外れる時もあるのですが、スターリング/TWW ってバスレフ/密閉可変型ですよね。
オイラは日曜大工の店に行って金属のヘラ(チョイ大きめ)を買って、それを紙ヤスリで磨いて、角を丸くしてから使用しています(笑)。
んじゃ、箱ごと天地逆にし、2〜3日鳴らしてみて、「変化がなければヤラナイ」つーのが、いいんじゃないですかね(笑)。
投稿: tommy | 2009年12月31日 (木) 19時19分
ですよね~。
ネジを緩めて、外れそうもなかったらあきらめます。
投稿: いっき | 2010年1月 1日 (金) 00時58分