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この人の今後が凄く気になる。

HMVオンラインを見ていたら、
「ジャズ定盤入門」という企画があることに気づきました。
その企画はココ
http://www.hmv.co.jp/serialnews/jazz_guide

これは面白そうだということで、早速覗いてみると、
「四十にしてジャズに志す」なんて書いてあります。
ますます興味が湧いてきました。

この企画、元はヨミウリオンライン「新おとな総研」の中の記事です。
HMVオンラインからリンクがはられています。
ココ
http://otona.yomiuri.co.jp/mystyle/jazzguide/
読売新聞も色々やっているんですね~。

最初はソニー・ロリンズ、2回目がジョン・コルトレーン。
ベタですね~(笑)。
そりゃやそうです。「定盤入門」ですから。

この方、20代半ばでジャズ入門に挫折。
以降ロックばかり聴いてきたそうです。
マンネリ気味の音楽生活から脱却して「ジャズに志す」んだそうです(笑)。

上げ足取りかもしれませんが・・・、普通は「ジャズファンを志す」?
天下の読売新聞に書いてある記事なので、こういう言い方もあり?

まっ、それはさておいて、この方は無事ジャズに入門できるのでしょうか?
今後が凄く気になります(笑)。
見守っていきたいと思います。

ついでなので、私のオリジナル盤紹介もしちゃいましょう。

P165上記の入 門第1回目のアルバム。ソニー・ロリンズ『ニュークス・タイム』です。メンバーは、ソニー・ロリンズ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ダグ・ワトキンス(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)です。どうですこのメンバー、最高じゃありませんか。ブルーノート4000番台の最初、栄えある4001番です。

私のオリジナル盤は、mono、NYC、ミゾ無、RVG刻印、チョボ無、コーティング・ジャケ、インナー・スリーブ有です。ディスクユニオンではセカンド・プレスとか言って売っているバージョンです。ブルーノートのオリジナル盤は、とにかく色々な判別条件があり、その条件次第によっては値段に雲泥の差があります。私のはブルーノートにしてはあまり高くありませんでした。とは言っても当然1万円超えですが。

これはオリジナル盤を蒐集し始めた今から15年程前に買ったものです。買ったお店は新宿にあった「コレクターズ」。なんでここへ行ったかというと、寺島靖国さん著「辛口JAZZノート」にこのお店を訪問したことが書かれていて、私はそれを恨めしく読んでいたからです。それなりに稼げるようになった頃、「じゃあ、ちょっとオリジナル盤とやらを買ってみようか。」と思って最初に行ったのがこのお店なのです。

やっぱり、オリジナル盤でしか出せない何とも香ばしい色艶のある音がします。A面頭のフィリー・ジョーのハイハット「シャーシャッカッ、シャーシャッカッ、・・・」を聴いただけで気分は高揚。ロリンズのテナーの厚み、ケリーのピアノの粒立ち、ワトキンスのうなるベース、フィリー・ジョーのシンバルとスネアの弾け具合。これですよこれっ!う~ん、気持ちエエです(笑)!

その上演奏が・・・、もう最高っ!生きてて良かった(笑)。

私はA面ラスト《ワンダフル・ワンダフル》が特に好きです。おおらかなテーマをロリンズが朗々と歌いあげるのを聴くと、ホンワカいい気分になってきます。いい湯加減の温泉にでも浸かっている気分なんです。バックのフィリー・ジョーとワトキンスが力強いですね~。ソロの歌心はこれぞロリンズ!ケリーのコロコロと転がるピアノも文句なし。ドラムとの4バース交換も最高!ジャズっていいよね~(笑)。

もう1曲。B面最初《飾りの付いた四輪馬車》はドラムとのデュオ。これがまた最高なんですよ。ロリンズ歌心の粋。フィリー・ジョーの踊るドラムとの共演なんですから、悪いはずがありません。フィリー・ジョーは露骨に煽るわけではなく、ロリンズに寄り添いながら演奏を進めます。そのぶん後半の4バース交換では弾けていますね。やっぱりジャズっていいよね~(笑)。

以上の2曲は特に良いわけでして、他の4曲も最高レベルなのは言うまでもありません。ロリンズと言えば『サキコロ(サキソフォン・コロッサス)』と相場は決まっていますが、ワン・ホーンものとしては、『ニュークス・タイム』も忘れてもらっては困ります。

聴きながら書いているんですが、最高です!

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コメント

いっきさん、こんばんは。

いいな〜。それ!!ハッピーだよね。
こういうのはグッ!とくるね。理屈はいらない強さがあります。

CDだとそこまで思わない、羨ましくない(笑)。
いいな〜オリジナル盤。ブルーノート4001番。
こういうのは「とらやの羊羹」のようなもので、
たまに食べたくなるのです・・・極上モノをね。

毎日はありがたみが薄くなります・・・JBS(笑)。

投稿: tommy | 2009年11月 7日 (土) 02時36分

あっ、それから
「HMVオンライン「ジャズ定盤入門」/ヨミウリオンラインの「新おとな総研」」は、これはフィクション原稿ですね。
オイラは、ジャズ入門を装うって書いている、ジャズを知ってるライターの"仕事"だと直感で思いました。
「新・大人クラブ」ジャズ入門タイアップ企画だと思います。んで、かなり詳しいヤツの作文(笑)。
ロックアルバムとの関連も、スムーズ過ぎます。
ブランフォードをジャズの人だと知っているロックファンはそういないでしょう。
準備が良過ぎるし、完全にライター原稿ですね。リアルじゃない。

んじゃ、雲さんの意見も聞いてみましょう(笑)。

投稿: tommy | 2009年11月 7日 (土) 03時03分

tommyさん。こんにちは。

>いいな〜。それ!!ハッピーだよね。

はいっ、ハッピーです。

>いいな〜オリジナル盤。ブルーノート4001番。
>こういうのは「とらやの羊羹」のようなもので、
>たまに食べたくなるのです・・・極上モノをね。
>毎日はありがたみが薄くなります・・・JBS(笑)。

おっしゃるとおりです。
たまに聴くから良いんです。
毎日オリジナル盤ばかり聴いていたら、ありがたみはなくなってしまいます。
あと、こういうのは飾っておくだけではだめで、聴いてあげてなんぼだと思っています。

>これはフィクション原稿ですね。

確かにちょっとわざとらしさがありますね。

>ジャズを知ってるライターの"仕事"だと直感で思いました。
>かなり詳しいヤツの作文(笑)。
>準備が良過ぎるし、完全にライター原稿ですね。リアルじゃない。

鋭いご指摘!
ライターが書いている感じはしますが、一応モデルとなる人がいるのかもしれませんよ。で、その人は文章力がないので、ジャズに詳しいライターが代筆しているのかも?

>「新・大人クラブ」ジャズ入門タイアップ企画だと思います。

タイアップなんでしょうね。
購買者を増やしたいHMVと、購読者を増やしたいヨミウリ。

ライターのフィクションだとしてもこれからの展開は気になります。
どんな作文をするのか?
これからどんどんリアルさが失せていくのか?
それはそれで楽しみになってきました(笑)。

投稿: いっき | 2009年11月 7日 (土) 10時19分

今日はいい天気です。立冬ですが、秋晴れ?

「四十にしてジャズに志す」は、もう少しキャラ設定がちゃんとして欲しい(笑)。
それから、失敗談も入れないとね(今後に期待)。

HMVタイアップで、こんな連載があるということは、
ジャズのCDは、まだ売れている方なんだと思いました。
ん〜、他のジャンルは悲惨なんだろうなぁ〜。

投稿: tommy | 2009年11月 7日 (土) 14時58分

わ、ふられちゃったよ(汗)。
>んじゃ、雲さんの意見も聞いてみましょう(笑)。

ま、これはこれでイイんじゃないでしょうか?(笑)

投稿: 雲 | 2009年11月 7日 (土) 18時29分

tommyさん。

いい天気なので、しっかり遊びました(笑)。

>それから、失敗談も入れないとね(今後に期待)。

今後に期待しましょう。

>ジャズのCDは、まだ売れている方なんだと思いました。
>ん〜、他のジャンルは悲惨なんだろうなぁ〜。

なんでしょうね。

雲さん。

これはブログネタとして活用していきます(笑)。

投稿: いっき | 2009年11月 7日 (土) 23時52分

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