自分の音楽ルーツを語っちゃおう!気まぐれ(笑)。
自分が子供の頃聴いた音楽を改めて聴いてみると発見があります。
なんだかんだ言って自分の好みは子供の頃から変わっていないという事実!
再認識させられて笑ってしまいます。
で、これ。井上陽水の『断絶』(1972年、ポリドール)です。
小学校5、6年(1974,5年)の頃の中の良い友達。
そいつらはなぜか皆、兄や姉がいてちょっとマセガキ(笑)。
友達の家に行って聴いて影響を受けたのが、
井上陽水なのです。
カセットにダビングしてもらっては、かなり聴きました。
歌詞は暗記していました(笑)。
今、ウィキペディアで”井上陽水”を調べたら、
これ陽水のファースト・アルバムだったんですね!
もちろん日本初ミリオン・セラー・アルバム『氷の世界』も好きでしたよ。
このレコードは7、8年前、当時が懐かしくなって買った中古。
聴いてみたら、冒頭に書いたような状態だったので笑ってしまいました。
このアルバムの中で、当時特に好きだった曲は?
《断絶》《感謝知らずの女》《ハトが泣いている》《限りない欲望》。
凄いタイトルです(笑)。全部アップ・テンポの曲!
これら、いわゆるフォークなイメージがない曲だったのです。
《断絶》はロックです。
深町純(クロスオーバーの人)がオルガンやピアノを弾いていたのです。
ブルージーです。
ジュワ~ンという音のエフェクトとなどは当時としては斬新だったと思います。
《感謝知らずの女》は、ソウル&ブルージー。
深町純がブルージーなピアノを弾いています。
こういうタイプの曲って、昔から好きだったんですね~。
その路線の延長で好きだたのが、
SHOGUNの『ローテーション』(1979年、CBS SONY)。
高校時代、JAPAN(前にブログで紹介)を聴いていた頃、
これもよく聴いていました。
松田優作主演ドラマ「探偵物語」の主題歌《バッド・シティ》が
収録されています。
結構有名なアルバムですよね?
陽水のアルバムに戻りまして。
《ハトが泣いている》もロックン・ロールです。
深町純のロック・ピアノが最高!
《限りない欲望》はプログレですね。
深町純のオルガンはプログレしています。
アレンジャー”星勝”恐るべし。
ついでに《傘がない》もプログレでした。
深町純がスピリチュアルなオルガンを弾いています。
深町純って、このアルバムのキーマンだと思います。
フォークの陽水を聴いていたのだと思ったら、
私が当時気に入っていたのは、ロック/ブルース/プログレだったのです(笑)。
もちろん、嗚咽混じりで歌う《人生が二度あれば》は、
嫌でも耳に残っていますけどね。
小学生5,6年当時、もう一人気になるフォークの人がいました。
荒井由美ですね。ご存じのとおり、その後結婚して松任谷由美です。
でも、当時はあの声がダメでした。
あの声が許せたのは、社会人になってから(笑)。
大ヒット映画「私をスキーに連れてって」の
主題歌《恋人がサンタクロース》を聴いてから。
当時よくスキーに行ったのですが、BGMはこればっかり。慣れました(笑)。
慣れてからは、カーオーディオ用に次々とアルバムをレンタル。
では、当時何が好きだったのかと言うと?
曲《COBALT HOUR》。
なぜこの曲が好きだったのか不思議だったんですよ。
社会人になってから謎が解けました。
近藤サトがナビゲーターをした番組「音楽の正体」を見てのことです。
この曲、ものすごく転調を繰り返している曲だったのです。
Aメロは長調と短調をめまぐるしく転調しているとのこと。
なるほど、キーワードは”転調”なのでした。
私、転調の多い曲が好きなのです。
転調の浮遊感は私にとってのメロディーのツボなのです。
転調だらけで究極の浮遊感のAメロ、続くサビのベタな美メロの安堵。
それが《COBALT HOUR》!
だから私にとって、アルバム『COBALT HOUR』は
《卒業写真》でもなく、《ルージュの伝言》でもないのでした(笑)。
皆さんも子供の頃好きだった音楽を聴いてみて下さい。
面白い発見があるかもしれませんよ?
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コメント
いっきさん、こんにちは。
んっ!これは懐かしい。高校3年から東京1年生の頃です。
友人の長岡式バックロードホーンのカオルくんが、
井上陽水の『断絶』『氷の世界」、荒井由美の『COBALT HOUR』が好きだったので、自作スピーカーでガンガンに聴いていました。
カオルくんは高校生の時の同級生ですが、東京に来ても家が近かった(笑)。現在、地元銀行の部長職。
確かオイラもレコード持っていま〜す。まぁ、売れたもんね。
深町純はスティーヴ・ガッド、ブレッカー・ブラザーズなど、ニューヨークのスタジオ・ミュージシヤンたちとのライブ盤などもあり、ただ者ではありません。フュージョンのキーボード、シンセの第一人者ですよね。
これまたリアルタイムでゴメン!(笑)
'72〜'75ごろに人気があったレコードは、冨田勲の『月の光』『展覧会の絵』、マイク・オールドフィールズ『チューブラー・ベルズ』など、好きな音楽ジャンルに関係なく、みんなが持っていたレコードです。シンセ音楽の夜明け(笑)。今では考えられない現象です。
投稿: tommy | 2009年11月17日 (火) 18時13分
tommyさん。こんばんは。
>友人の長岡式バックロードホーンのカオルくんが、
>井上陽水の『断絶』『氷の世界」、荒井由美の『COBALT HOUR』が好きだったので、自作スピーカーでガンガンに聴いていました。
まさかこんなレコードにまでtommyさんと接点があったとは!
カオルさんは、長岡式バックロードといい、陽水&ユーミンといい、私と似たようなモノがお好きなようです(笑)。
これらのレコード、当時売れましたよね。
>深町純は・・・フュージョンのキーボード、シンセの第一人者ですよね。
そうです。私この人の中古レコードを買った記憶があったんですけど、売っちゃったみたいです(笑)。
ウィキで調べたら、トーキング・ボックスなんて言葉が出てきて、懐かしかったです。
冨田勲の『月の光』『展覧会の絵』。懐かしいですね~。私も冨田勲はTVやラジオでチェックしていましたよ。「FMレコパル」誌とかに、冨田勲のシンセ部屋とかの写真が出ていて、見て感動しました(笑)。ただレコード買うには至りませんでした。シンセ・オーケストラは斬新でした(笑)。
この辺りは私にとってもリアル・タイムですよ。
そのシンセがテクノのY.M.O.に融合したわけで、私としてはシンセからの流れでもY.M.O.に至っています。
投稿: いっき | 2009年11月17日 (火) 20時49分