今日も音楽理論?
ジャズ友 tommyさん のブログを見たら、
昨日紹介した音楽TV番組「音楽の正体」が本になっていることがわかりました。
残念ながら廃版。
でもAmazonで中古本を売っています。
買いたい方がいましたら、下記で購入してみてはいかがでしょうか?
Amazonへのリンク:「音楽の正体」中古本
音楽理論本といえば・・・、買ったのに読んでいない本がありました。
菊池/大谷氏著「憂鬱と官能を教えた学校」です。
だいぶ前に話題になっていたので、買ったのですが・・・。
家でパラパラめっくったら内容がかなり専門的だったのです。
買う時に気付くべきでした(笑)。
「音楽の正体」本。
買うべきか?買わないべきか?それが問題です!
*
YouTubeにUPされている「音楽の正体」の10回目は
「第九」の構造分析でした。変奏がポイントとのこと。
それはジャズも同じだと言っていました。なるほどね~。
で、途中と最後にジャズ・ピアノで「第九」を演奏する場面があるのですが、
これがクラシック的な演奏で今一。
ならば、これなんかどうでしょう?
神保彰とブライアン・ブロンバーグの『BROMBO!JB Project』(2002年rec. キング)。ピアノとフェンダー・ローズはオトマロ・ルイーズです。キングの低音シリーズの1枚ですね。
これに《オード・トゥ・ジョイ》:第九の第4楽章《歓喜の歌》が入っています。最初はローズだけで勿体ぶった入り方をしますが、その後は8ビートで軽快に展開していきますよ。フュージョンですが、私としてはかなりお気に入りの演奏になっています。
このアルバムの1曲目は《ジャイアント・ステップス》。皆さんご存じのとおりコードチェンジがとんでもなく激しい曲です。超アップテンポの出だしから神保のドラム炸裂です。テーマが終わるとミディアム・テンポになり、元のメロディーの形をとどめないベース・ソロとピアノ・ソロ。またアップ・テンポのテーマに戻って終了。
《ソー・ホワット》もやってますが、ベースのテーマ演奏が終わると、これまた元のメロディーの形をとどめないローズのソロ。かなり極端な変奏の例が入っています。
ジャズの変奏を楽しんでみて下さい。
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コメント
いっきさん、こんばんは。
それがそうなんですよ(笑)。
理論だけですまないのがジャズなんです。
音大のみなさんも苦労しているようで、クラシックや音楽理論が出来たからといって、ジャズが出来る訳ではないことを痛感しているようです。
自分のグルーヴがでないとジャズにはならない。これが悩みなんですよね。みんな頭を抱えてジャズの音楽教室に通っています(笑)。
理論は知っていた方が、いいに決っています。
楽器も弾けた方が、より理解を深めることができます。
それよりも、自分のお気に入りを見つけてコピーした方が、
よりジャズの美味しさが分かるようです。
楽器やっている人って、それ程アルバムを聴いていないんだよね(笑)。
どこに何があるのかも知らない人が多いのは事実です。
イメージやトレーニングでジャズを捕まえようとしているようです。
まず、聴くこと!聴いて感動すれば、後は知りたい「音楽の秘密」を探ればいいのではないでしょうか。
オイラはこの頃、「Fのブルース(バグスグルーヴ)」で、マイナー・ペンタトニックのアドリブを練習しています(笑)。
これまた「ふりだしに戻る」なのです。
投稿: tommy | 2009年11月19日 (木) 01時57分
tommyさん。こんばんは。
>みんな頭を抱えてジャズの音楽教室に通っています(笑)。
ジャズって身近になったはずですよね。
でもそうじゃないんですね。やっぱり。
ジャズって教室で勉強する音楽なんでしょうか?
私はどうも違和感を感じます。
自分で貪欲に勉強するという意思が足りないのが、今の若者なのかも?
草食系じゃあダメなのかも?
狩猟民族の音楽がジャズ(笑)?
>イメージやトレーニングでジャズを捕まえようとしているようです。
イメージを持つことやトレーニングすることは問題ないと思います。
要はそこに意欲がどれだけあるかなんじゃないですか?
>まず、聴くこと!聴いて感動すれば、
最近の若者はあまり感動しないんじゃないですか?
草食系って、そういう人達だと思っています。
要は”ゆとり教育”の結果がそれだと思うのです。
問題アリアリだと思います。
彼らがこれから社会へ出て日本はどうなってしまうのだろう?
と、わけのわからない愚痴です(笑)。
ペンタトニックって、5音音階のことだったんですね。
ネット検索するとたくさんひっかかりました。
で、かなり詳しく解説している人もいてビックリ!
投稿: いっき | 2009年11月19日 (木) 19時07分
意外とシャッフルするって難しいんですよ。民族の血としては。
おそらくブルースも、持ち合わせていないと思います。
オイラたちが良く使うグルーヴってヤツも怪しい(笑)。
これらは音楽教室で売っています。時間がかかりますが(笑)。
日本人にとっては、ジャズって勉強しないと身につかないものなんですよ。
(いっきさんも勉強したと思うよ。本人はそう思っていないが)
まず、普段の生活で必要に迫られることはないので・・・。
これまた聴いて分かると、やって出来るは雲泥の差があるのは事実。
ラファロのお客さんの米兵のセッションを見ていると、根本から持ち合わせているのが違うことが分かる。上手いヘタではなく、民族の血みたいなものだと思うよ。アマチュアレベルだと、すごく分りやすい。これはどうしようもない事だとオイラは思っています。だから勉強するしか手がないんですよ。
誰もその問題から逃げているけどね。日本人には身もフタもない話しだから。
最近、やっとカウントをとりながらCDが聴くようになりました(笑)。
投稿: tommy | 2009年11月19日 (木) 22時28分
シャッフルとかブルースは難しいんでしょうね。
勉強しなきゃ身に付かないのは分かります。
ただ、ニュアンスとして、頭で理解というレベルだと感じるんですよ。そうじゃなくて、もっと体で覚えるべきではないかと。
tommyさんがおっしゃるアルバムを聴き込んでコピーを繰り返すような感じです。体に身につけないといけないのではないかと思うわけです。
そして、学校で勉強するだけじゃなくて、どんどん実地で揉まれて、それで身に付くものなのではないかと思います。
投稿: いっき | 2009年11月19日 (木) 23時13分