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ジャズが幸せな時代1974年?

これだけ円高だとCDはもっと安くなるのでしょうか?
いずれ還元セールはやるんでしょうね。
HMVのマルチバイ特価も当分の間は継続しそうな感じ?
輸出への打撃を考えずに、輸入CDを安く買えると喜ぶ私(笑)。

さて、今日の話題は?
ジャズ友tommyさんのブログ:Tommy's Jazz Caf'e
面白い記事がUPされています。

本棚から古い雑誌が見つかったそうです。
ジャズピープル発行の「ジャズ」1974年8月号
なんてベタで工夫のない雑誌名なんでしょう(笑)。
tommyさんはとても懐かしいとのことです。
デューク・エリントンが亡くなった年だそうです!

1974年、私は11歳。少し前に書いた井上陽水を聴いていた頃です。
「森永チョコベー」が売っていた頃で「ベェーシール」も集めていたはず?

tommyさんはジャズを聴き、学校帰りに新宿御苑近くの輸入盤専門レコード店に
いつも寄っていたんだそうです。う~ん、青春ですね~。
そのレコード屋さんの広告も載せています。
雑誌の目次も載せています。時代を感じさせます。

編集長のコンセプトで、ジャズ喫茶にもフレンドリーだったみたいです。
「いーぐる」の後藤さん、「メグ」の寺島さん、「ジニアス」の鈴木さんが
レビューを書いているらしいです。読みたい!

続きもあるそうなので、当時を懐かしむ人は乞うご期待!

1974年かー。
その年に出たアルバムでも紹介をしておきましょう。

P188_2 ヤン・ガルバレク:キース・ジャレット・カルテット『ビロンギング』(1974年rec. ECM)です。メンバーは、ヤン・ガルバレク(ts,ss)、キース・ジャレット(p)、パレ・ダニエルソン(b)、ヨン・クリステンセン(ds)です。これ、今では誰しもキースのアルバムと言っていますが、名前はガルバレクが先にきているし、どうやら双頭コンボとして出したみたいです。ライナーノーツは?またまた岩浪洋三さんです(笑)!当時キースはインパルスとECMの二股をかけていたんですね。インパルスの『生と死の幻想』も同年録音。さすがはキースです!

久々に聴きましたが、やっぱりキースはいいですね。キースの美意識に溢れる1枚です。北欧のメンバーと組んでいるので、いかにもヨーロピアンなサウンドかというと、もちろんヨーロピアンなものはあるのですが、ゴスペルなものもあります。そこにはアメリカの大地の匂いを感じます。

コルトレーン派のガルバレク、独特のメタリックでねちっこい音が耳に残ります。キースはコルトレーン派のチャールス・ロイドと名演を残しているのは御存じの通り、この手のサックスとはマッチングが良いのです。ここで妄想をすると・・・、キースのスタンダーズ・トリオにマイケル・ブレッカーが加わったカルテットが実現していたなら、面白いことになっていたのかもしれません。キースとマイケルってどこかで共演していましたっけ?

ゴスペル調のタイトル曲で、ガルバレクがガトー・バルビエリに聴こえたりする部分があるのは当然だと思うのですが、《ザ・ワインドアップ》ではソプラノサックスを吹いていて、途中フリー寄りになる部分では、オーネット・コールマンの『ゴールデン・サークル』のように聴こえてくる瞬間があるのは、私の気のせいでしょうか?

ダニエルソンの強靭なベースが気持ち良いですね。クリステンセンのドラムだってなかなかキレているじゃあありませんか。今のユーロ・ジャズ。このアルバムと同レベルのものがどれだけあるんでしょう?昔のこういうのを聴いちゃうと、今のECMの乱造ぎみなのにも疑問を抱いてしまったりします(涙)。

P189 ついでにもう1枚。キース・ジャレット『マイ・ソング』(1977年rec. ECM)です。『ビロンギング』と同メンバーなので、私は『ビロンギング』の翌年にこのアルバムが出たのだと思い込んでいましたが、3年後だったんですね。

こちらは何て言ったって、タイトル曲が良いんです。甘く切なくロマンティックな美メロにメロメロです(笑)。頭の《クウェスター》も好きです。このレコードはA面の出来が特に良いように感じる私です。

「高野 雲の快楽ジャズ通信」の栄えある50回目が「キース・ジャレット特集」
その時の私のレポートは:
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-672c.html

《マイ・ソング》も当然かかりました。雲さんも好きな曲だそうです。
My Secret Roomのすずっくさまも好きな曲の5曲に入れたことがあるとか。

私が持っているのは、どちらも日本盤レコード。
『マイ・ソング』は最初CDを持っていたのですが、レコードに買い替えました。
『ビロンギング』がレコードだったので、統一したくなったんです(笑)。
レコードっていいよね~(笑)。

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コメント

いっきさん、こんにちは。

紹介ありがとうございます。
いっきさんが先週頑張ったので、慰労ツーことで、
いっきさんが喜びそうなネタをやっています(笑)。

1974年頃のジャズマーケットのメインは完全に学生だった。
まぁ、ジャズ喫茶は大学生相手の商売ということですよね。
それと、まだコルトレーンの影響が色濃く残っているんですよ。
亡くなって7年経っているんですけどね。
ん〜、横浜、京都のジャズ喫茶は興味深いですね。

吉祥寺『アウトバック』は、今じゃワインバーとして有名な店に
なりました。飲食業への展開の成功例。

オイラも、『ビロンギング』『生と死の幻想』は、新譜で買いました。
もっと新しい年代のレコードかと思っていたんですけどね。
もうそんなに経つんだなぁ(笑)。
当時はECMマニアでしたから『ビロンギング』はかなり聴いた。
キースの『生と死の幻想』はオイラの愛聴盤。
今ではインパルス!のキースのピアノの音の方が好きです。

投稿: tommy | 2009年11月28日 (土) 15時36分

tommyさん。こんにちは。

楽しい記事、ありがとうございます。
凄く面白いです。
ジャズ喫茶の広告はマスターの個性が滲み出ていてディープです。

大学生が入り浸っていたジャズ喫茶。
なるほど時代を感じさせます。

ジャズ喫茶におけるコルトレーンの影響は絶大なものがあるようですね。
「メグ」の寺島さんは80年代に入っても、コルトレーンの影響うんぬんと言っていましたもんね。で、コルトレーン嫌い(笑)。
「いーぐる」の後藤さんもコルトレーン嫌いだし(笑)。
私、その時代にジャズを聴いていなかったことを、幸せに思うようになってきました(笑)。

>キースの『生と死の幻想』はオイラの愛聴盤。

tommyさんが大好きなヘイデンがベースを弾いていますしね。
私、これも最初はCDを持っていたのですが、レコードに買い替えました。
この頃の音はレコードの方が心地よく響きます。

投稿: いっき | 2009年11月28日 (土) 18時15分

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