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「音楽の正体」は最高です!

昨日、荒井由美の《COBALT HOUR》の話の中で、TV番組「音楽の正体」の話をしました。ネットを検索してみたら、何とYouTubeに動画がUPされていたんです!著作権の問題とかあるので、こういうのを良しとするかについてはちょっと棚上げします(笑)。いくつか見たら内容が面白かったのでUPします。

まずは「音楽の正体」とは、どんな番組だったのか?
ネット検索してみて下さいな。
21回あったんですね。私はそのうち数回しか見ていません。
誰でも知っているような曲を取り上げて解説が進むので、
凄く親しみやすい番組でした。
近藤サトさんのきれいな脚がみられるので要チェック(笑)!

気になったもの「その1」

第11回「日本音楽とは何か」(1/3)

第11回「日本音楽とは何か」(2/3)

第11回「日本音楽とは何か」(3/3)

これを見て思わず膝を叩いてしまいました(笑)。

以前ブログに、オーディオ誌「analog」vol.25のトップに坂本龍一さんへの特別インタビュー記事があって面白いということを書きました。
で、そこには坂本さんが中学2年の時、ドビュッシーに嵌まったという話が書いてありました。
上記の番組を見ると、その謎が解けます。

番組によると、日本音楽に特徴的なものは「四七抜き」(”ファ”と”シ”がない)。
それを現代に上手く生かしたのが、坂本龍一の《戦場のメリークリスマス》。
ここでちょっと和音の話。
基本和音(コード)で重要なのは、
”ドミソ”I(トニック)、”ファラド”Ⅳ(サブドミナント)、”ソシレ”Ⅴ(ドミナント)。
その中で重要な音は調を決める主音の”ド”、次に重要なのが導音”シ”(主音”ド”を導くという意味)なのですが、「四七抜き」には”シ”がありません。
そのため、導音”シ”が”ド”に上がることによって得られる満足感がなく、和音の流れの骨組みが脆いとのこと。
だから「四七抜き」は、導音の解決(ドミナント・モーション)を軸としてきたクラシックにはそぐわないそうです。
このドミナント・モーションの話はポップスにも言えることで、その辺りは菊池成孔さんの「東京大学のアルバート・アイラー」にも出てきます。
で、こんな「四七抜き」をクラシック界で最初に取り入れるのが、印象派のラベルとドビュッシーなんだそうです。
面白いですね~。坂本さんはこのドビュッシーに嵌まったんですから。
「analog」誌のインタビューで坂本さんが以下のように言っています。
「今まで聴いてきたバッハやベートーヴェンやビートルズとは全然違っていて、「なんだこれ!」って・・・・・。」
「ドミソソシレじゃないでしょ。何なんだろう、どういうことでこうなるんだろう、って。」
それはつまり、上記のドミナント・モーションがない「四七抜き」に驚いたってことです。
私が更に面白いと思うのは、日本の影響を受けてドビュッシーらが始めた「四七抜き」に坂本さんが驚いたという事実。これ逆輸入ですよね。

気になったもの「その2」

第16回「偶成和音とは何か」(1/3)

第16回「偶成和音とは何か」(2/3)

第16回「偶成和音とは何か」(3/3)

ジャズ友間では普段メールで色々な話が飛び交っているのですが、時には音楽理論の話になることもあります(笑)。こういうことは知らなくてもO.K.なのですが、知ることによって音楽の聴こえ方も変わってくるから知っていて損はないです。私の場合は特に好奇心の塊なので、音楽理論にも凄く興味があります。

この放送では、ジャズ友間で話題になったサスペンション・コード(SUS4)が出てきました。雲さんから教えていただいた内容が、ここにあったのです!
SUS4っていろんなところに出てくるんですが、素晴らしいと思ったのが、
青春ドラマ「飛び出せ青春」の主題歌:青い三角定規の《太陽がくれた季節》。
イントロはEsus4の繰り返し。番組でも言っています。
「素晴らしいですね。サスペンション・コードが鳴るだけで、もう青春という感じがします。」

いや~っ、「音楽の正体」は最高です!

《コバルト・アワー》をテーマにした第14回と、私が好きな「転調」をテーマにした第17回がUPされていないのが惜しい。「転調」の回のテーマ曲がギルバート・オサリバンの《アローン・アゲイン》。この曲、はっきり言って好きです(笑)。

残りの番組もダウンロードしておくことにしましょう。

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コメント

いっきさん

みました、みました、いや~面白かったです。

さすが、カッチリと作られてますね。
映像がつくから、すごく分かりやすかったです。

sus4の緊張感と、未来の響きへの渇望感を沢田教一のピューリッツァ賞受賞の写真に喩えるところなどユニークだと思いました。

音だけのラジオだったら、ここまで分かりやすく解説するのは至難の業でしょう。

というか、自分の番組でも、もうちょっとイキアタリバッタリ感をなくして、きちっとやったほうがよいのかな~と反省したり(笑)。

そういえば、板橋さんがゲストの回では、ヨナ抜きペンタの話題もありますので、お楽しみに!

投稿: | 2009年11月18日 (水) 22時42分

雲さん。こんばんは。

>さすが、カッチリと作られてますね。

そうですよね。
構成がきちんとしていて分かりやすいです。
もちろん映像あっての分かりやすさですが。

>というか、自分の番組でも、もうちょっとイキアタリバッタリ感をなくして、きちっとやったほうがよいのかな~と反省したり(笑)。

いやっ、「快楽ジャズ通信」はジャズですから、イキアタリバッタリ感が良いのです(笑)。この番組は構成がしっかりしているので、クラシック的です。
「第九」の構造分析の回にジャズ・ピアノが登場しますが、カッチリしていてちっとも面白くありませんよ(笑)。

>そういえば、板橋さんがゲストの回では、ヨナ抜きペンタの話題もありますので、お楽しみに!

それはとても楽しみです。
ペンタトニックを事前勉強しておかねば(笑)。

投稿: いっき | 2009年11月19日 (木) 00時08分

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