今日はDENON PCM録音。
まず最初に、最近楽しく見ている番組があります。
NHK総合の木曜夜10:00からやっている「ブラタモリ」です。
http://www.nhk.or.jp/buratamori/
「アド街ック天国」のNHK版みたいな番組です。
NHKなので宣伝要素はなく街の歴史的なことが中心。
タモリと久保田アナが街を見て歩く番組です。
今日は秋葉原でした。
タモリなので、メイド喫茶とかフィギュア系はなし。
電子部品中心だったので面白かったですよ。
ラジオ・センター内の「内田ラジオ」の内田さんが出ていました。
私はこのお店で、真空管やパーツを何度か買ったことがあります。
さて、今日の本題。
最近DENONのPCM録音ジャズがHQCDで再発されました。
http://diskunion.net/jazz/ct/news/article/1/10776
20タイトルです。
ボブ・バーグだけじゃなくてイリアーヌの初リーダー・アルバムも
録音していたとは知りませんでした。
HQCDなのが私的には気に入らないのですが、¥2,100なら許す(笑)。
DENON PCMというと、ジャズ友間で話題になったりしていました。
まずは、マッコイ・タイナーの『ダブル・トリオズ』。
納浩一がこのアルバムでのマーカス・ミラーが凄いと言ったとか。
tommyさんはオークションで入手しました。
tommyさんは、DENON PCMのレコードを集めたいとおっしゃっていたはず?
ソニー・スティットの『ヴァーモントの月』での、
トニー・ウィリアムスが良いとおっしゃっていました。
実はそのレコード、今私がお借りしています(笑)。
ソニー・スティットがイイんですよ。
私はDENON PCMのCDは3枚持っています。
まずはボブ・バーグの『ボブ・バーグ短編集』、『イン・ザ・シャドウズ』。
前者はリアル・タイムで買いました。
このアルバムは以前ブログにUP済。
雲さんと《フライデイ・ナイト・アット・ザ・キャディラック・クラブ》が良いと
盛り上がったりしました。
で、もう1枚がピーター・アースキンの『トランジション』(1986年rec.)です。私はリアル・タイムで買いました。
これは今回再発されませんでしたね。
だって、ジャケットがこれですよ!
この毛むくじゃらの人はアースキンその人です。
これをジャケ写にするセンス???
アート・ディレクターHaruo Koguchiさん。あなたって人は。
これは再発できないでしょ(笑)。
このキモイ写真。今回大き目にしておきましたので、クリックしてご堪能下さい。
メンバーは、ピーター・アースキン(ds,el-per,synなど)、ジョン・アバークロンビー(g-syn,g)、マーク・ジョンソン(b)、ジョー・ロバーノ(ts,ss)、ボブ・ミンツァ(ts)、ケニー・ワーナー(p,syn)、ドン・グロルニック(syn)、ペーター・ゴードン(french horn)です。現在も第一線で活躍する凄いメンバーが集結していると思いませんか?ドン・グロルニックが亡くなってしまったのは非常に残念。
プロデュースはアースキン自身で、コ・プロデューサーのヴィンス・メンドーサが5曲提供し、アレンジでも大活躍しています。アースキンは3曲(1曲は演劇用組曲)、ケニー・ワーナーが1曲書いています。
このアルバムは、コンテンポラリーから出た初リーダー・アルバム『ピーター・アースキン』に続く2枚目のリーダー・アルバムです。アースキンはウェザー・リポートやステップス(アヘッド)のドラマーでしたから、ここでのサウンドもエレクトリックとアコースティックをうまく混ぜたコンテンポラリーなもの。
今となっては誰でも知っていると思いますが、アースキンは力で押すようなところはなく、非常に柔軟で繊細かつ自由な空気を感じさせるところが、私は気に入っています。《組曲:シェイクスピア作「リチャード2世」より》なんかは、スマートでドラマチックな作りになっていて、これはメンドーサのアレンジだと思うのですが、良い出来だと思います。各人のソロも良い出来ですね。
後半のメンドーサの曲を聴いて、この人はセンスが良い人だな~と、私は思ったのですが、それは皆さんも同じだったようで、これをきっかけに多くのミュージシャンにメンドーサーの曲が提供されるようになりました。
《ライオン・アンド・タイガー・アンド・ベアーズ》なんか、ドラム・ソロにメンドーサーのシーケンシャルなシンセサイザーのトゥッティ・セクションが被さって刺激的です。バラード《救いの手》は儚くも美しい曲で、ジョー・ザビヌルに捧げた曲というだけあって、ウェザーの《お前のしるし》に似た曲調。甘くなりすぎないメロディーがイイです。
アースキンの曲では、当時のフィリピン大統領コラソン・アキノ氏に捧げられた《コラソン》が私は好きです。南国の長閑でゆったりした感じの曲想が良く、スティール・ドラムを模したシンセが良い味を加味しています。ジョー・ロバーノがフュージョンしているこれは、結構珍しいんじゃないでしょうか?
ジャケットは最悪ですが、中身は良いと思いますので、中古盤でも見つけたら拾ってあげて下さい。
DENON PCMの再発CD。マッコイのやつ買おうかな~?
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コメント
キャ〜。毛むくじゃらっ!!
しかもビレッジ・ピープル〜ッ、ハードゲイ?(笑)。
いっきさん、こんにちは。
悪い意味で、インパクトの強いジャケットですね。
マイリマシタ!!夢に出てきそうです。はっははは。
投稿: tommy | 2009年11月20日 (金) 17時39分
tommyさん。こんばんは。
なるほど、ハードゲイかも?
インパクトありすぎです。
内容はイイと思うのですが、このジャケットではね~。
女性は絶対に買いません(笑)。
投稿: いっき | 2009年11月20日 (金) 19時53分