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これ買った人いますか?

久ぶりの台風上陸。皆さんは大丈夫でしたか?
山梨県内はおかげさまさで大きな被害はなかったみたいです。
今朝かなり雨が降りましたが、風は思ったより強くありませんでした。

さて、今日は新企画「これ買った人いますか?」です(笑)。
これまでも、日本でいったい何人が買ったのか知りたいようなマイナー・アルバムを
紹介してきましたが、その手のアルバム紹介にタイトルを付けてみました。

P141 今日紹介するのはウィル・セレーンラッド『バランス』(2007年rec. Beezwax Records)です。メンバーは、ウィル・セレーンラッド(g)、アブラハム・バートン(ts,ss)、北川潔(b)、ビクター・ルイス(ds)です。

ディスクユニオン通販の¥1,000均一セールで買いました。売れ残りに近い状況でしたが、メンバーを見て購入。リーダー意外はなかなかの布陣だと思いませんか?リーダーのギタリストは全然知らない人なので、こういうのって買いづらいですよね。でも「¥1,000ならいいかっ?」って感じです。安く買ったので「当り」だと結構うれしいものです。

9曲中7曲はセレーンラッドが作曲。1曲は北川が、1曲はルイスが作曲しています。こういうのはコンテンポラリー・バップというんでしょうか?8ビートの曲が多いです。アルバム全体のイメージは落着いた感じでモノトーン系。アルバムジャケットの白黒写真のイメージだと思います。

1曲目《バランス》は、ミディアム・テンポの4ビート。ブルージーでほのかな哀愁が漂う洒落た曲です。強靭なベースとしなやかなグルーブのドラムにのって、まずはバートンがテナーで熱いソロをとります。バートンのテナーはしっかり腰が据わっていて、噛み締めるように音をつづっていき、大人の味わい。徐々に盛り上がる構成も良いです。続くセレーンラッドのギターも落着いたもの。現代コンテンポラリー系ですが、フレージングとかは比較的オーソドックスです。

アブラハム・バートンは、後藤雅洋さん著「ジャズ・レーベル完全入門」で知りました。本に掲載されていた『レフト・アローン』(1994年rec. enja)では、マクリーン系の熱いアルト・サックスを吹いていました。この演奏は結構好きだったのですが、今回はテナーとソプラノを吹いており、かなり成長して落着いた感じです。もう13年も経っているので、当たり前と言われればそうかもしれません。いいサックス奏者になったと思います。

2曲目《ダブル・ダウン》はアップ・テンポの4ビート。軽快なビートに乗ってのギター・ソロとテナー・ソロはともに熱いです。3曲目《テル・ミー・ホワイ》は北川の曲。哀愁漂う甘すぎないメロディーは、まるでメセニーの曲のよう。そう感じるのはギターの奏でるハーモニーがメセニー風だったりするからかも知れませんけどね。北川って良い曲を書くんですね~。知りませんでした。北川のベース・ソロもフィーチャされていて良い感じですよ。

4曲目《スタブス》はスロー・テンポのブルージーな曲。今度はジョンスコ風。セレーンラッドはジョンスコみたいです。とは言ってもジョンスコほどアクは強くないのでご安心を。コンテンポラリー系のギタリストって、多かれ少なかれメセニーやジョンスコの影響を受けているのはもうしょうがないのですよ。バートンのテナー・ソロ、いいです。ブルージーな曲は得意みたいです。

こんな感じで落着いた渋めのトーンの曲が続いていきます。ルイスの曲《イッツ・ビーン・ア・ロング・タイム》も上手く馴染んでいます。で、私的にはバートンの好演に強く惹かれるものがあります。このギター&サックス・カルテットは渋いですね~。派手さはないけれど各人のしっかりした技量と感性によって、音楽をきちんと聴かせています。

こういうジャズを皆さんに聴いてほしいと思う私であります。

もしこのアルバムを買った人がいましたら、コメント下さい(笑)。
「こんなアルバムつまらない。」という感想でも結構ですので是非コメントを!

アルバム名:『Balance』
メンバー:
Will Sellenraad(g)
Abraham Burton(sax)
Victor Lewis(ds)
Kiyoshi Kitagawa(b)

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