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結構ヤバイけれど洗練されていたりもします。

アクセスカウンターを控えめに表示しているのですが、
今日、100,000アクセスをオーバーしました。
自分のアドレスのフィルターしかかけていませんので、あくまで目安です。
2年経つ前になんとか大台にのったのは嬉しいです。
アクセスして下さった皆様に感謝致します。

最近は比較的新譜を紹介していますが、今日もいきます。
で、私が紹介するのはやっぱりちょっと捻くれ者なのです(笑)。

P134 マルク・デュクレ『LE SENS DE LA MARCHE』(2007,2003年rec. ILLUSIONS/澤野工房)です。メンバーは、マルク・デュクレ(g)、ブルーノ・シェヴィヨン(b,electronics)、エリック・エシャンパーレ(ds)、ANTONIN RAYON(p,rhodes,clavinet)、PAUL BROUSSEAU(clavinet,sampler)、TOM GAREIL(vib,marimba)、MATTHIEU METZGER(as,ss)、HUGUES MAYOT(ts,bs)、YANN LECOLLAIRE(cl,fl)、PASCAL GACHET(tp,bugle,bass-tp)、JEAN LUCAS(tb)です。

カタカナ表記の3人はトリオでの録音もあります。このギター・トリオに8人加わった11人編成のバンド。初めて聞く名前ばかりですが、それぞれの実力はなかなかのものと聴きました。2ヶ所でのライブ録音を収録しています。これはミュージックバードで聴いて気に入ったので購入しました。

澤野からマルク・デュクレのアルバムが出たのは意外です。ピアノ・トリオだけでなく、こういうものも出していく方針なのでしょうか?マルク・デュクレのギター・トリオを2枚持っていますが、いづれも自主制作盤でディスクユニオンに少量しか入荷しなかったことを考えると、澤野から出してくれるのはありがたいです。

フランスの鬼才ギタリスト・マルク・デュクレですから、そのサウンドは一筋縄ではいかないです。フリーな場面も少しはありますが、基本的には定型メロディーもリズムもありますので聴きやすいと思います。自由度を大きくしつつも、曲の構成はしっかりできているように感じました。ヤバイところが私好みなのですが、怪しくなり過ぎずに洗練を感じさせるところは、さすがフランスですね。

ある局面ではメンバー全員がパーツとなって自由なサウンド空間を構築したり、ある局面ではホーンが熱いソロをとり、ホーンやキーボードがアンサンブルをかぶせたり、またある局面ではキーボードとサンプリングがスペイシーな空間を作り出したりと、長めの曲のなかで様々な局面が次々と展開していき聴くものを飽きさせません。

デュクレはギンギンのギターソロを取る場面が数箇所ありますが、基本はサウンド全体を陰になり日向になりリードしていきます。全曲デュクレ作曲なので当たり前かもしれませんが、デュクレのサウンド・カラーに統一されています。まあ、いくらデュクレの作曲だといっても、メンバーが勝ってにやりだしたらサウンド・カラーはおかしくなってしまうわけで、メンバーがしっかりしていると同時に、デュクレの強いリーダー・シップが感じられて、そこが魅力です。

こういう自由で開放的なサウンドを聴くのは、こちらも感性が開かれる感じがして気持ちが良いものです。最近私はこの手の自由なサウンドか、アングラ系の捻くれサウンドを好んで聴いています。最近の人がやるオーソドックスなフォーマットの演奏を聴いていても何か歯ごたえがないんですよ。そんなのを聴くくらいなら、やっぱり50、60年代の元となったものを聴いたほうが良いと思ってしまいます。

Marc Ducret(g)
Bruno Chevillon(b, el-b)
Eric Echampard(ds)
Antonin Rayon(p, fender rhodes, clavinet)
Paul Brousseau(clavinet, samplers)
Tom Gareil(vib, marimba)
Matthieu Metzer(as, ss)
Hugues Mayot(ts, bs)
Yann Lecollaire(cl, fl)
Pascal Gachet(tp, bugle, bass-tp)
Jean Lucas(tb)

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ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

100,000アクセスscissors

凄い!!!
2年で100,000アクセスなの??
おめでとう!!ございます!
これからも、大小(爆)様々なネタで荒波を乗り越えていきましょう。。

投稿: すずっく | 2009年10月 1日 (木) 18時08分

すずっくさま。

どうもありがとうございます! m(_ _)m

2年で100,000アクセスって、速いのか?遅いのか?
よくわからないんですけど、嬉しいです! \(^o^)/

>これからも、大小(爆)様々なネタで荒波を乗り越えていきましょう。。

ハイッ!了解いたしました!
荒波を乗り越えていけるかな~?ちょっと不安もありますが、
適当にボケをかましながらいきます。 (o^-^o)

投稿: いっき | 2009年10月 1日 (木) 20時43分

このアルバム、Atelier Sawanoではなくて、正式にはフランスのIllusionsという自主レーベル(オーナーは昔Sketchレーベルを主宰していた人)なんですね。昔はあえてこういう傾向の作品には、澤野工房のシールを貼らないで輸入盤扱いでそのまま流通させていた時もあったのですが、通常の、澤野のピアノ・トリオのファンが間違えて買ってしまわないか、それが心配です(笑)。

内容としては硬派でけっこう良いと思うんですけれども。個人的には好きです、こういうの。TBさせていただきます。

10万アクセスおめでとうございます。

投稿: 工藤 | 2009年10月 3日 (土) 18時05分

工藤さん。こんばんは。

ジョバンニ・ミラバッシはスケッチ・レーベルのままでしたね。
私、スケッチ・レーベルものでダニエル・ユメールのカルテットにマルク・デュクレが参加しているのを持っているのですが、これも澤野工房で輸入していたんでしょうかね?

>通常の、澤野のピアノ・トリオのファンが間違えて買ってしまわないか、それが心配です(笑)。

間違えて買ってもらっても良いと思います(笑)。ひょっとしたらこういう音楽に目覚めてくれるかもしれませんから。いつまでもピアノ・トリオじゃあしょうがないと思います。

TBありがとうございます。
後ほど私もTBさせていただきます。

>10万アクセスおめでとうございます。

どうもありがとうございます。
50万アクセスくらいまでは頑張りたいです(笑)。

投稿: いっき | 2009年10月 3日 (土) 20時41分

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澤野工房のシールが貼ってあるけれども、これはかなり硬派でハードなジャズ(というよ [続きを読む]

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