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「KOFU JAZZ STREET 2009」!

昨日は恒例の「KOFU JAZZ STREET 2009」へ行ってきました。
町興しの一環として行われる「まちなかミュージックフェスタ」(10/1~31)
のメイン・イベントです。
ジャズストリートと言いますが屋外でのイベントはありません。
「桜座」「コットンクラブ」「Alfie」「ALONE」「THE VALUT」「花国」の6ヶ所に
それぞれジャズマンを招いて行われるライブ・イベントです。
それも夜の3ステージだけなので、「KOFU JAZZ NIGHT」くらいのほうが良いかも?

「JAZZ STREET」へ向かう途中、市役所の駐車場で集会をしていました。
昼間に行われていた「甲府大好きまつり」の閉会式でしょうかね?
たぶん市の職員と関係者が集まっていたんだと思います。
銀座通りなどには屋台が出ていました。
夜は「ライトダウン甲府バレー」というイベント。
街のネオンを消してきれいな星空を見ましょうという環境イベントです。
あいにく午後から雨が降り出し、「JAZZ STREET」の頃に雨は上がったものの、
曇り空なので星は見えない状況でした。
甲府の人達も色々なことを考えて人集めに奮闘中。成果のほどは・・・?
中心部はシャッター街と化してるにも関わらず、あちこちに大規模店舗が進出中。

前置きが長~くなってしまいました(笑)。

まずは「桜座」でオープニングセレモニーを見ました。まさにセッションが始まったところに到着。やらないはずの山下洋輔さんがセッションに参加してるというので早速見ることに。テレビで見るとおりの山下さんです(笑)。ここに集まったミュージシャン全員が交代でする顔見せセッションなのですが、今回は全員が参加しないまま中途半端に終了。まっ、いいか。ライブが始まるまでの時間に、「甲府大好きまつり」の屋台が出ていた銀座通りあたりをブラッとしてから、夕食を済ませました。

今年は去年よりお客さんが少ない感じでした。2割減くらい?去年は結構若い人達がいたのに今年はかなり少なめ。パスポート代(前売り\6,000、当日\7,000)はやっぱり高いのかな~。多分不況の影響がもろに出ているんだと思います。客層は、ジャズファン・オヤジ、中高年の夫婦、祭り好きなオヤジ達、洒落たオバサマ・グループといった感じでした。

P152 まずは「桜座」山下洋輔ユニットを見ました。他は3ステージなのにここだけ2ステージ。一番盛り上がる最後の3rdステージで山下さんを見ようと思っていたのですが予定変更です。多分騒音問題のせいです。10時以降は演奏できないと言っていたので、「JAZZ STREET」も例外が認められなくなったのではないかと思います。ここは個人営業の店ではないのでしょうがありません。お客さんはもう満席に近く真中辺りには座れませんでした。まずは生ビールを1杯飲んでから演奏を聴きました(笑)。

1曲目は山下さんのソロで《ラウンド・アバウト・ミッドナイト》。う~ん、安心して聴ける貫禄の演奏です。2曲目はドラマーの小山彰太さんが加わり《寿限無》。山下さんが「寿限無寿限無・・・」を一通り言ってから演奏開始(笑)。このお2人、もう長い付き合いなのでお互いの息もピッタリ。

3曲目はアルト・サックスの米田裕也さんが加わってのトリオ演奏。3人での演奏は今回初めてとのこと。米田さんのリクエストで日本の歌だったのですが、すみませんタイトルが思い出せません。次はスタンダード(タイトル忘れ)。山下さんが「この3人なので普通ではありません。さてどうなりますか?」と言って始まりました。そして最後は《キアズマ》。終盤での熱演は大迫力でした。

米田さんは若い金髪兄ちゃん(失礼!)なのに(笑)、これがなかなかやってくれました。アルトもよく鳴っていましたし、アドリブも山下・小山のお2人と堂々と渡りあっていました。山下さんとの音のよみ合いは見ていて面白かったです。ライブでの真剣勝負、フリー・ジャズの一番面白いところはここなんですよね。とても充実した演奏でした。さすがは山下さん!

P153 次は「コットンクラブ」アレッサンドロ・ブラーボ・トリオwithキャロル山崎&市原ひかりを見ました。昨年は席がないくらい混み合っていたのに、今年は余裕で座れました。生市原ひかりさんが見たかったミーハーな私です(笑)。バーボンの水割りを飲みながら見ました。

最初に市原ひかりカルテットで2曲演奏しました。演奏したのは《イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー》《ホワット・イズ・ディス・シング・コールド・ラヴ》。1stセットはボーカル抜きのインストゥルメンツでの演奏はしなかったそうなのでラッキーです。

華奢で小柄な市原さんがトランペットを吹くのは大変そう。でも市原さんはマイクを立てずに演奏したので、生のトランペットのファットな音が気持ち良かったです。ラッパの前方に座った人が羨ましかったなあ~、できればそこで聴きたかった私(笑)。アレッサンドロ・ブラーボ・トリオが市原さんを優しくバック・アップしていたので心地良く聴けました。

P154 一旦市原さんが下がって、ボーカルのキャロル山崎さんが登場。元宝塚鳳蘭さんに似たチャーミングな方でした。1stセットのお客さんの入りがいまいちだったようですが、この2ndセットはほぼ満席。山崎さんは嬉しいと言っていました。で、入りが良ければ歌の方も当然乗ってくるわけで、お客さんと一体化した楽しいステージになりました。

まずは《シャレード》。素直なボーカルが心地良かったです。続いての《ポインシアーナ》はラテン・アレンジ。私はこの曲が好きですし、ラテンのリズムが気持ち良くてウットリ聴きました(笑)。市原さん再登場。5人での演奏となりました。2曲のうち1曲で市原さんはフリューゲルホーンを吹いていました。ラストは8ビートのアップテンポ曲で、手拍子もあって大盛り上がりのうちに終了。アレッサンドロ・ブラーボ・トリオは歌伴に徹していました。3人とも控えめな洒落たイタリアン。ブラーボは結構お茶目で気さくな人でした(笑)。

P155 ラストは「THE VAULT」アンディ・ウルフ・セッションを見ました。実はこのお店に入ったのは今回が初めて。地下の広いワン・フロアーのお店でオーストラリアスタイルのバーらしいです。店主も外国の方です。このセッションが見たかった理由は、ドラマーの則武裕之さん目当て。則武さんは元T-スクエアーのドラマーで、日本屈指のテクニシャンです。20年くらい前にT-スクエアーのライブで見た時はこの人のドラミングに感動しました。

ちょっとお腹も減ったのでピザを注文してベルギー・ビールを飲みながら見ました。結構酔っ払い状態です(笑)。まずはグロバー・ワシントンJr.の曲から、そうです。ジャズではなくてフュージョンです。ラストはフュージョンで盛り上がって終わろうと思った私です(笑)。前の席に座ったオジサン2人はフュージョンがダメだったのか?途中で抜け出していきました(笑)。こういうのはもうノリノリで聴いたもんが勝ちな演奏です。

ウルフさんは日本に住んでいます。熱帯ジャズ楽団に参加しているそうです。結構日本語もしゃべります。フュージョン・サックスのカーク・ウェイラムが好きだとか。2曲目はウェイラムの曲でした。3曲目は《モーニン》のフュージョン・バージョンです。ブルージーな自作バラード曲も披露。基本はテナー・サックスですが、数曲でソプラノ・サックスも吹きました。

ベースは日野JINO賢二さん。4弦ベースと5弦ベースを曲によって弾き分けていましたが、その理由は不明。酔っ払いの私にはそこまで分かりません(笑)。普通の指弾きの時には弦上のカバーの後方で親指弾きも(ギターのアルペジオ風)交えて弾き、チョッパーの時はカバーの前方(ネック側)で弾いていました。足元にはたくさんのエフェクターが並び、ギターの音域に変えての演奏もありました。そして歌も歌うのですが、これが結構ソウルフルでカッコ良かったです。

ここには控え室がなく、ステージ脇で演奏者が休憩しているのですが、日野さんのと思われる弟子?付き人?楽器持ち?が3人いました。そのうちの1人が演奏前に楽譜を並べたり、日野さんがベースを持ち替える時のサポートをしていました。なるほど今もこういう人がいるのかと思いました。さすがは世界のヒノテルの息子です(笑)。顔も似ていました。

則武さんは始終クール。カッコいいの一言です。ドラミングは相変わらず最高のキレでした。ドラムの配置について言っておかねば。スネア、ハイハット、タムタム2個、フロアータム1個、シンバル3個、バスドラ1個に小太鼓?1個という比較的シンプルなセットで、シンバルやタムやスネアを同じくらいの高さに水平配列するスタイルでした。シンバルも傾けずに水平。なので、ドラムを叩いている姿は上半身から上がよく見えます。こういうセッティングが最近は多いようです。

キーボードのペニー・Kさんはもちろん日本人です(笑)。KORGとYAMAHAのシンセ2段。演奏はとにかくエキサイティング。ソロでの盛り上げぶりが尋常ではありませんでした。こういう演奏には欠かせないお祭り男です(笑)。見ている私達より演奏している皆さんのほうが楽しそうな演奏が続いていきました。

お客さんも酔っ払いばかりなので、盛り上がる盛り上がる。アンコールも2回やりました。最後のアンコールはドラム・ソロから始まり、則武さんのドラムを満喫できました。途中から全員が加わりやりだした曲はジャコの《ザ・チキン》。オリジナルより速めのテンポで演奏。会場は興奮の坩堝と化しました。そして最後は日野さん指導のもと全員立たされて変なダンス(笑)。もう酔っ払いオジサンやオバサマがそろって変なダンスするんだから異常です(爆)。当然私も皆さんにお付き合いしましたよ。

フリー・ジャズ、ジャズ・ボーカル、フュージョンという展開。
ジャズを聴くから一緒になって楽しむまで、なかなかのセレクションでしょ。
楽しいジャズ・イベントでした。

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