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こんなB級盤も持っています(笑)。

アルバム蒐集にも色々なマイ・ブームというのがあります。
新譜(ヨーロッバ、マイナー・ピアノ・トリオ)はCD、50、60年代アメリカものはオリジナル、70年代後半と80年代のB級盤は安い中古LPという買い方をしていた時期がありました。今日はそんな頃にかった1枚を紹介します。

P114 ビル・パーキンス『リメンブランス・オブ・ディノス』(1986年rec. INTERPLAY RECORDS)です。メンバーは、ビル・パーキンス(ts)、ジョン・ティラバッソ(ds)、アラン・ブロードベント(p)、パター・スミス(b)、ジーン・チェリコ(b)です。ベースは曲によって、スミスとチェリコが弾き分けています。レコーディング・ライブです。これってB級盤ですよねっ?

これは上記の区分の3番目に該当しました。ビル・パーキンスっていうと、50年代のウエスト・コースト・ジャズの人というイメージしかないと思いますが、80年代にもちゃんと演奏していたんです。なぜこのレコードを買ったかと言うと、多分ピアノのアラン・ブロードベントが参加していたからです。多分というのは、当時安物中古LPをたくさん買っていたので、買った時の記憶があまりないからです(笑)。

で、このアルバム。ビル・パーキンスはジャケ写のとおりのご老人です。なので、キャリアによって得られたテナーの味わいを聴くということになります。でも、曲によっては結構バリバリ吹いていたりもします。なかなか聴き応えがありますよ。ピアノのブロードベントは澤野工房からアルバムが出たり、レア盤になっていたりと今は有名ですよね。ここでは及第点は与えられるプレイだとは思いますが、凄く良いというほどでもないと思います。

結構頑張っちゃっているのが、ドラムのティラバッソ。メンバーの記述でも2番目ですから、音楽的には重要なポジションにいると思います。要所要所で軽快な煽をして演奏を盛り上げるのが上手いと思います。ベースはチェリコが良いですね。力強いベースで演奏をグイグイ推進させていくのが心地良いです。

私はこのアルバムのA面が気にいっています。エキゾチックなメロディーのシダー・ウォルトン作《ボリビア》で始まるのが特にいいんです。まずはアップ・テンポでグイグイと迫ってきます。これを聴くと気分はウキウキ(笑)。続く《オールド・デビル・ムーン》も快調に流し、ワルツ《サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム》でちょっと一息つきます。ラストは《イスラエル》。ミディアム・テンポで哀愁を漂わせつつマイナー・ムードを満喫して終了。いい流れだと思いませんか?

このアルバム、寺島靖国さん著「辛口!JAZZ名盤1001」の中に掲載されています。「第2章、この1曲で聴かせる名曲・名演盤(1970~)」に分類されています。この1曲は《イスラエル》。寺島さんらしいじゃあありませんか(笑)?

更にこれ、中野新橋のジャス喫茶「ジニアス」でもかかったことがあります。ジャズ喫茶に似合う1枚なんですよね~。かかったのはもちろんA面です。ジャズ喫茶で聴くと、自宅で聴くのとは一味違って、良く聴こえてくるんです。これが!ジャズ喫茶通いの醍醐味ここにありって感じです。

「ジニアス」へ行きたくなってきたゾ~ッ!

アルバム名:『REMEMBRANCE OF DINO'S』
メンバー:
Bill Perkins(ts)
John Tirabasso(ds)
Alan Broadbent(p)
Puter Smith(b)
Gene Cherico(b)

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