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ジャズ喫茶巡り、下北沢「マサコ」

鳩山内閣発足しましたね。色々期待しています。

さて、ジャズ喫茶巡りの続きです。
高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」を後にした私は、下北沢のジャズ喫茶「マサコ」へと向かいまいした。東京に住んでいた頃「マサコ」にはよく行っていました。私の中では一番気楽に行けるジャズ喫茶です。

P119 「マサコ」の裏にあったスーパーは建物を取り壊されて、今は新建物を作り始めているところです。「マサコ」の入口は写真のとおり。古い建物に緑の植物、緑のドアにクリスマスツリーに飾るような電飾、なんとも独特の雰囲気を醸し出しているではありませんか(笑)。お店の中がまたレトロな感じなんですよ。

中に入ると結構混んでいました。奥のほうの席に座りカフェオレを注文。ここのカフェオレは分厚いマグカップに入っています。ビッグ・バンドの曲がかかっていましたが、未チェックです。ここでは読書の時間にすることにしました。読みかけだった「TALKIN’ジャズ×文学」を読み終えましたよ。

「マサコ」のお客さんは圧倒的に若者が多いです。それに女性も多いです。時々話がちらりと聞こえてきたりするのですが、ミュージシャンやアート関係の人とかも散見されます。男女カップルも多いのですが、話しているのはもちろんジャズのことではありません(笑)。ファッションとかを見るといかにも下北に集まる若者達という感じです。

ビッグ・バンドのあとにかかったのはエスニック/ワールド・ミュージック色が少し感じられるもので、多分ヨーロッパのジャズではないかと思います。これも未チェック。気に入ったのがあればチェックするんですけどね~。その次はルー・ドナルドソンの『ブルース・ウォーク』ですよ。

「マサコ」の選曲はバイトの女性店員さんがしているのですが、なんと言うのか?無茶苦茶です(笑)。大名盤がかかったかと思えば、サイケなB級盤がかかったり、フュージョンがかかったと思えば、ヨーロッパ・ピアノ・トリオがかかったりと、下北でバイトをする若い女性店員さんの心、おじさんにはよくわかりません(笑)。

この日は、近くにいた団体さんの話とかが気になって、ゆっくり聴いている雰囲気でもなかったので、ルー・ドナルドソンがかかったところで1時間弱で退散。

ちょっと早めの退散になってしまったので、次のジャズ喫茶へ行く前に新宿ディスクユニオン・ジャズ館のレコード店へ行きました。時間調整なので特に買う気もなかったのですが、レコードを見ていると結局買いたいものが出てきてしまいます。そりゃそうですよねっ(笑)。で、前回紹介の「マイルストーン」で聴いたジョー・モレロのやつが出てきてしまったというわけ。

P120 そしてこれまた気になるレコードが出てきてしまったのです。藤川義明&イースタシア・オーケストラのセカンド・アルバム『オリジン』(1985年rec. Mobys Record)です。メンバーは、藤川義明(conductor,reeds)、吉田哲治/小宮いちゆう(tp)、板谷博/佐藤春樹(tb)、林栄一/梅津和時/清水末寿/片山広明/高野正幹(reeds)、翠川敬基(cello)、池田芳夫(b)、藤井信雄(ds)、横山達治(perc)です。錚々たるメンバーです。

なんでこれが気になったかというと、副島輝人さん著「日本フリージャズ史」に出ていた気になるグループであり、ジャズ友tommyさんのベースの先生である池田芳夫さんが参加していたからです。ライナー汚れとジャケ上割れありだったので、それほど高くはありませんでした。

これはなかなか良いです。フリージャズといっても難解ではありません。「渋さ知らズ」を真面目にしたような感じです。定型のビートもメロディーもあり、作曲とアドリブが混然一体となったサウンドで、フリーな展開も挟みつつ自由で開放的な空気に包まれています。プロデュースは上記の副島さんと藤川さん。中村とうようさんが賞賛のライナーノーツを書いていることからもサウンドの方向性はわかっていただけるのではないかと思います。

聴いて惚れたのは池田さんの”漢”なアコースティック・ベース。A面最初の《ダンサーズ・イメージ》はジャングル/ファンク・ビートの曲なんですが、池田さんのベースが中央に”デン”と構えグルーヴを作り出していく様は圧巻です。ベースがリードするグルーヴにドラムとパーカッションがからみ、その上で好ソロやアンサンブルが繰り広げられる様も爽快そのもの。いいです!

続く《ソー・ブレスド》もやっぱり池田さんのベースにやられますよ(笑)。B面《ファースト・ドーン》は夜明けをイメージするもので、聴いているとサウンド・イメージが広がっていく素敵な演奏です。メンバーが一丸となっておおらかに歌う様はなかなかのものですよ。

ところでこのアルバムはCD化されていませんよね?
最近は和ジャズのCD化や再発が盛んですが、こういうアルバムがCD化されるようにならないと、私はダメだと思います。

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ジャズ喫茶訪問」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。訪問ありがとうございます。嬉しいです。
ジャズ喫茶巡り良いですね~お洒落です。お酒を頂きながら良い音楽を聞く贅沢なひと時です。

もし、お近くなら家の会社で今月創業祭のイベントとして
JBL4429・LUXMAN D-05・YAMAHA
DSP-Z7を展示してイベントをしています。
お出かけ下さい。

場所はhttp://lifeinnakagomi.okoshi-yasu.net/
お見え頂きましたらオーディオ担当者に奥さんを呼んで下さいと声をかけて頂けたら嬉しいです。

投稿: 子豚のママ | 2009年9月17日 (木) 13時45分

子豚のママさん。こんばんは。

創業50周年なんですね。
おめでとうございます。
時間がとれるようでしたら出かけます。
その際はよろしくお願いします。

投稿: いっき | 2009年9月17日 (木) 19時51分

いっきさん、こんばんは。
いーぐるで何度かお会いしたアイザワです。
イースタシア、なつかしいですねぇ。高校生の頃、何度かライブで聴きました。実に楽しかった。
2000年ごろ短期で再結成したけど、このときのライブは冴えなくて、なんでだろう?ちょっとメンバーも違うし音楽の質が違うのか、いろいろな音楽を聴いてきて自分が変わったのか、はたまた時代のせいなのか、と考えてしまったものです。
イースタシアのLPは2枚とも持ってはいるんですが、是非CD化してほしいですよね(イースタシアに限らず副島さんのMobysのものは)。実はターンテーブル持ってないので、聴けないのです。。。

投稿: AZ | 2009年9月19日 (土) 01時54分

アイザワさん。こんにちは。

最近「いーぐる」に行っていなにので、そろそろ顔を出さないとまずいです(笑)。

イースタシアのライブを見たんですか。それも高校生で。凄いです。
再結成していたんですね。そして、ちゃんと見る人は見ているんですね~。冴えなかったんですか。高校生の頃は感受性が豊かなので、その記憶と比較すると大人になってから見るものって、色あせるて見えるのかもしれませんね。

ターンテーブルがなくて聴けないのですか。それは残念です。

イースタシア、是非CD化してほしいです。この手のものがどれほど売れるのかわかりませんが、そこを何とか考えてほしい気がします。

最近、日本のフリー・ジャズを知れば知るほど、副島さんの存在を大きく感じるようになりました。

投稿: いっき | 2009年9月19日 (土) 11時01分

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