ジャズボサ聴いて、気分は最高(笑)!
今日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」は「ジャズボサ特集」。
詳細は 「快楽ジャズ通信」 を参照願います。
最初は『ゲッツ/ジルベルト』から《ソ・ダッソ・サンバ》。
前半ジルベルトの歌の涼やかさと、後半ゲッツの熱いソロの対比を聴く曲。
なるほどそうきますか~(笑)。
普通なら《イパネマの娘》をかけるとことなんですけどね。
この曲のゲッツの熱いソロに注目するのがジャズ・ファン(笑)。
(以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです。)
まずは曲をかけて、聴けばわかる?
う~ん、私分かりませんでした(涙)。
《リカード・ボサ・ノバ》のコード進行だったんですね。
ということで、ハンク・モブレーの『ディッピン』から《リカード・ボサ・ノバ》。
哀愁のメロディー。一時期ジャズ喫茶で流行った曲です。
私が買った最初のモブレーのレコードです。
これ、聴きまくりましたので懐かしい!
当時、モブレーよりリー・モーガンの輝かしいトランペットにグッときました。
ハロルド・メイバーンJr.のブロック・コードを生かした短いソロも素敵です。
雲さんは、この曲についての若い人の反応を知りたいそうです。
クールとダサさの境界線上にある曲なんじゃないかとのこと。
なるほどね~。確かに感想を聞いてみたくなりました。
テナーが続きます。
奄美の某CDショップ(サウンズ・パル)でコンスタントに売れている1枚。
チャーリー・ラウズの『ボサ・ノバ・バッカナル』から《バック・トゥ・ザ・トロピックス》。
ラウズのちょっとスタッカートするまじめな吹奏が
バックのリズムに合わないようで合っています。
私はこのアルバムを持っていません。
この曲、タイトル通りのトロピカルな雰囲気が良いですね~。
ラウズの軽やかなテナーと、続くこれも軽やかなギターが快適です。
夏に聴きたいこの1枚決定!
まずは聴いてみて!
これはジョー・ヘンダーソンの《ブルー・ボサ》ですな。
作曲はケニー・ドーハム。
アルバム『ページ・ワン』からでした。
テナーが3曲続いたので、編成を変えた演奏をお聴かせ。
ビブラフォン、ギター、ベースのトリオです。
ミルト・ジャクソン、ジョー・パス、レイ・ブラウンの
『ビッグ・スリー』から《ブルー・ボサ》。
なかなかクールで気持ちの良い演奏ですね。
漂うフワフワ感に気分が軽くなってきます。
次は変り種。雲さんの愛聴盤。
ニールス・ペデルセンとサム・ジョーンズ。
『ダブル・ベース』から《ア・ノーション》。
白人vs黒人の水と油の組み合わせの妙。
メロディーのしんみりした感じが味わい深いです。
右がサム・ジョーンズ、左がニールス・ペデルセン。
バックのフィリップ・カテリーンのギターも良い味わい。
雨の日に聴くとマッチする曲。
これは渋いですね~。
いやっ~、雲さんの説明通りで、なかなか味わい深く良い演奏です。
このアルバムは買いたくなりました。
この2人はスティープルチェイス・レーベルのたくさんのアルバムに参加
していますよね。
テナーに戻ります。
デクスター・ゴードンと言えば、《カーニバルの朝》でしょうという声があるが、
雲さんはあんまり好きではないということで(笑)、
『ゲッティン・アラウンド』の中の別の曲です。
雲さんは、このアルバムのジャケットもお気に入り。
で、このアルバムから雲さん一押しの美容師という意味の《ル・クワフール》。
楽しくてオセンチな感じの曲です。
そう言えば、私がブログでこのアルバムを取上げた時に、
この曲が好きだと雲さんからコメントをいただいていました(笑)。
この曲は私も大好きで、このアルバムの中では一番好きです。
ボサノバではありませんが、違和感はありませんでした。
今日はこの曲で〆なんて、私的にも気分は最高!
<アフター・アワーズ編>
キャノンボール・アダレイの『キャノンボールズ・ボサノバ』から《クラウズ(雲)》
をバックに、ジャズボサのお話。
ボサノバはクールネスが特徴です。
「西洋オペラ主義の反逆」と言われているんだとか。
オペラの熱唱に対する、ささやくつぶやくクールネスだそうです。
これは初めて聞いたのですが、面白い話でした。
他にも興味深いボサノバ話がありましたよ。
ボサのことに興味がある方は雲さんのブログに参考書が紹介されています。
ココ↓
http://kairaku-jazz.seesaa.net/article/126225175.html#comment
| 固定リンク
「ラジオ快楽ジャズ通信」カテゴリの記事
- ドルフィーのバスクラ、濃いテーマですよね~!(2009.09.28)
- ダラー・ブランドと中村尚子さんのピアノに和む。(2009.09.21)
- 祝い!第50回。「高野 雲の快楽ジャズ通信」(2009.09.18)
- この時期のマイルスは私も大好きなんです。(2009.09.06)
- 行方さんのジャズ入門も強烈です。(2009.08.30)
コメント
いっきさん、こんにちは。
久しぶりにガットギターを取り出して、ボサノバを弾いてみました。
ゲッ!オイラ上手くなっているじゃん!
ここ半年くらいギターの練習はサボッていたのですが、ウッドベース、エレキベースの練習のおかげで、左手の動きがスムーズ。
左手の握力が増したのでしょうか?難しいコードの音もキレイです(笑)。
ハッハハハ。野望に一歩近づいているぞ!
オイラはベースとギターを弾く、ジャズ・プレイヤーを目指しているんだよ・・・なんか微妙だけど(笑)。
投稿: tommy | 2009年8月24日 (月) 17時19分
tommyさん。こんばんは。
ガットギターでボサノバを弾くなんて、カッコイイ!
ベースの練習がギターの演奏にも効果はあるんでしょうね。
ベースとギターを弾くジャズ・プレイヤーって面白いと思います。
色々あって良いんじゃないでしょうか(笑)。
投稿: いっき | 2009年8月24日 (月) 19時00分