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Sound Cafe dzumiでマスターとジャズ談義!

昨日の続き、吉祥寺のジャズ喫茶「Sound Cafe dzumi」訪問記です。

P85 ジャズ批評150号記念特別号の話になりました。マスター泉秀樹さんが30ページに投稿しています。ちなみに筆者索引を見たら、泉さんの下が私「いっき」でした(笑)。ジャズ批評4号「フリー・ジャズ特集号」はマスター泉さんが編集と構成をしているのです。写真右がそれです。時代を感じさせますが、これはこれでカッコイイ。「私も88ページに乗せていただいてます。」と、またしても宣伝してしまいましたよ(笑)。

最初にかかったCDはトリロク・グルツ『THE GLIMRSE』。インド出身のパーカッショニスト・グルツのインド系ワールドミュージックといった感じで面白いものでした。興味を示した私に、「これはCMP RECORDSのやつで、他にも面白いものがあるよ。」と、マスターが数枚のレコードを見せてくれました。

80年中頃のもので、レーベルオーナーはECMに対抗心があったらしいです。なかなかお洒落なデザインのジャケットだったのですが、写真を撮るのを忘れました。インナースリーブがカタログになっていたので、それはしっかり写真を撮っておきました。今度中古レコードを見つけたら買おうと思います。

そうこうしていると見たことのある方が入ってくるではありませんか?チャーリー・パーカーのファンサイト Chasin' the Bird の管理人よういちさんでした。よういちさんとは前週のジャズ喫茶「いーぐる」の「2009年上半期新譜特集」でもお会いしました。なんか行動パターンが似ているぞ(笑)!

よういちさんとじゃこのめさんは初対面だったので、私がお2人を紹介しました。共に有名なジャズサイトの管理人なのですが、テリトリーが違うと接点はないようです。じゃこのめさんがジャコ・パストリアスのファンサイトをやているという話を聞いたマスターが、「実は私もジャコのデビュー当時からのファンなんですよ。」と、ジャコと彼が参加したジョニ・ミッチェルのレコードを持ってきてくれました。

P87ジョニ・ミッチェル『シャドウズ・アンド・ライト』のレコードを初めて見ました。輸入盤なのですが、歌詞カードがないとだめだということで、日本盤から抜いて輸入盤に入れてありました(笑)。『ヘジラ』のレコードのオリジナル盤はジャケット文字のインクが盛ってあるのですが、これでないとダメだと言っておりました。さすがです。

マスターは、「”ズミ”というとフリー・ジャズというイメージがあるようだけれど、私はフリー・ジャズを聴く一方で、ジャコ・パストリアスも聴きます。」と、キッパリ! お気に入りのジャケットを手に写真のような笑顔を見せてれました。

「ジャズを聴くにしても、フリーだけとかに偏るのはまずいよね。色々なものを聴いて感覚を広げないとダメだよ。」とおっしゃっていました。これは全くおっしゃるとおりだと思いました。よういちさんもパーカーを中心に聴くにしても、それだけではダメだということで、先週の「いーぐる新譜特集」や「ズミ」に来たりしているとのこと。さすがです。

話はどんどん盛り上がり、マスターが録音技師をしていた時のレコーディング・スタジオ写真や学生時代の下宿部屋の写真を見せてくれました。レコードプレーヤーはパーツを集めて自作したそうで、ハウリング防止のために天井から吊り下げていたとか(笑)。時代を感じる話です(笑)。

当時のヨーロッパ・フリー・ジャズの輸入レコードは給料の1割くらいの値段だったそうです。それでも、新宿のレコード店「マルミ」のショーケースに飾られたレコード(そんな時代があったとは!)がほしくて、1度は見るだけのために来店して2度目に買ったとか。その時は、飲み食いを減らしてもレコードを買うという覚悟だったそうです。いや~っ、今のように物が溢れているのとは違い、こういう時代だったからこその気合がひしひしと伝わってきました。

P88 ジャコ参加の隠れ名盤フローラ・プリム『エブリデイ・エブリナイト』(ミッシェル・コロンビエがアレンジ)をかけてくれることになりました。写真は私が持っている日本盤です。「ズミ」でかけたのはもちろん輸入盤。じゃこのめさんがすかさずB面をリクエスト。ジャコ(b)、ハービー(p,rhodes)、アイアート・モレイラ(ds)のトリオをバックにプリムが歌う《ラス・オラス》がオススメとのこと。

このレコードをかける前にマスターが一言。「当時はJBLの4320というスピーカーをスタジオ・モニターに使っていて、それに合う録音になっているが、お店のオーディオはそれとは違うセッティングになっているから、頭でイコライジングして聴いて下さい。」 さすがは元録音技師です。そうは言っていましたが、中域をしっかり聴かせて艶がある音なので、プリムのボーカルを中心に良い感じに鳴っていましたよ。ロー・エンドが不足するのは大して気になりませんでした。

《ラス・オラス》を聴き終わってしばらくすると、待ち合わせをしていた雲さんからTELが入りました。レコードの途中ではありましたが、お店を出ることに。マスター申し訳ありませんでした。それにしても約3時間、マスターとのジャズ談義は楽しくて、あっという間に過ぎてしまいました。

もう1つ忘れてはいけないことがありました。
ここのコーヒーが美味しいことは前に書きましたが、クルミとバナナのケーキがとても美味しかったことを言っておかねば。甘さ程々でクルミとバナナの風味が上手い具合に溶け合っていました。このケーキ、実はマスターの奥様が作ったのだとか。これは次回また来たら注文しなければっ!

「Sound Cafe dzumi」、何度も行きたくなるお店です。

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コメント

いっきさん、こんばんは。

ジャズの店の今を紹介するのはいいですね。
どこの店も経営は苦しいですからねぇ〜。
ジャズ以前にお客さんが増えないと、
お店が無くなってしまいますからね。
みんなで応援してげるのも大切ですよね。
宣伝してあげるといいと思います。

投稿: tommy | 2009年7月24日 (金) 18時36分

tommyさん。こんばんは。

せっかくブログというメディアを得たのだから、気に入ったものは何でもどんどん紹介していこうという精神です。なので、ジャズ・スポット紹介は私の重大な使命なのです(笑)。
基本宣伝ブログですからね。私のブログは(笑)。

投稿: いっき | 2009年7月24日 (金) 23時24分

そうそう、
オイラのブログも「スコット・ラファロ」の宣伝なのですが、
オイラ、沖縄の店にいないからなぁ〜(笑)。
まぁ、東京でジャズが聴ける優良店を見つけて紹介しましょう。

よういちさんに遭遇したのが笑えました。
よういちさんも真面目で勉強家ですね〜ツーかジャズ聴きですね。
ジャズ好きって全国で100人くらいしかいないんじゃないの?(笑)。
同じ人がグルグル回っているのかな?(笑)。

投稿: tommy | 2009年7月24日 (金) 23時46分

tommyさん。こんにちは。

そういえば、「メグの会」で私のブログを読んでくださっている方が、「渋谷のジャズ喫茶(JBS)のこととかよく書いてますよね。」なんて声をかけて下さったんですよ。宣伝効果はそれなりにあると思います。

よういちさんのジャズへの情熱は凄いと思います。じゃこのめさんとよういちさんでサイトの掲示板の話になったとき、よういちさんからtommyさんに助けられて良かったという話がありましたよ。

>ジャズ好きって全国で100人くらいしかいないんじゃないの?(笑)。

そのくらいかもしれませんね(笑)。
ジャズ・マニアと呼べる人たちですね。

投稿: いっき | 2009年7月25日 (土) 17時06分

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