« この双子は只者じゃない! | トップページ | プリアンプ改造終了! »

ボブ・バーグいってみよう!

ボブ・バーグって知ってますか?
復帰後マイルス・バンドの2代目サックス奏者です。
マイルス・バンド加入&脱退後は結構人気がありました。
マイケル・ブレッカーと人気を2分していた観もあります。
でも、2002年に51歳の若さで交通事故死。
惜しい人を亡くしました。

P63 さてそんなボブ・バーグのリーダー作を紹介します。『ショート・ストーリー(邦題:ボブ・バーグ短編集)』(1987年rec. DENON)です。メンバーは、ボブ・バーグ(ts,ss)、ドン・グロルニック(org,syn,p)、ピーター・アースキン(ds,per)、ウィル・リー(b,per)、マイク・スターン(g)、ボビー・キルゴア(programming、key)、ジェフ・アンドリュース(b)1曲のみ、デヴィッド・サンボーン(as)1曲のみ、です。

このCD、当時のDENON(デンオン)のPCM録音シリーズの1枚で、¥3,300です。当時のCDは高かったけど、新録音はCDしか出ていなかったので買うしかありませんでした。今やHQCDですらこんな値段はしませんから良い時代だと思います。なのにレンタル&i-podですからね~。CDを売る方にとっては厳しい世の中です。

マイルス・バンド脱退後に初めて出しました。それまでに2枚のリーダー作があるのですが、知る人ぞ知るというレベルだと思います。この人遅咲きです。一方で最初のレコーディングはホレス・シルバー・バンドの1974年ですから、サイドマンとしてのレコーディングはたくさんあります。

シダー・ウォルトンのリーダー作にもたくさん参加していて、ジャズ喫茶に行くようになってわかったのですが、結構色々なジャズ喫茶で、バーグ参加のウォルトンのヨーロッパ盤をかけています。ジャズ喫茶ではマイルス・バンドに参加するより前にその名は知られていたみたいです。

バーグはマイケル・ブレッカーと同じで、コルトレーン影響下のサックス奏者です。この2人、結構似たようなフレージングですよね。ブレッカーの初リーダー作が同年に出たので余計比較されることになってしまいました。でも、ブレッカーよりバーグのほうがバップ寄りなのは皆さんご存知のとおり。ブレッカーが早くからフュージョン路線だったのに対し、バーグはその頃ウォルトのところでバップやっていましたからね。

さて、このアルバムのお話。1曲目『フライデイ・ナイト・アット・ザ・キャデラック・クラブ』(バーグ作)からノリノリです。グロルニックの弾くオルガンが結構ファンキーです。バーグのソロはブレッカーにも通じるメカニカルなフレージングなのですが、この人の場合は温度感がブレッカーより断然高いのがグッド。そしてアースキン&リーのシャッフル・リズムが心地良いです。

2曲目のバラード『ワーズ』(スターン作)は、バーグがいい味出してます。この人、アップ・テンポでのハードな演奏のイメージがありますが、バラードもなかなかいけてるんですよ。3曲目『スネークス』(バーグ作)では、やっとマイキー(マイク・スターン)のソロが出てきます。イエ~イッ(笑)!バーグとマイキーはその後双頭バンドをやることになりますから相性は良いのです。

『カリンバ』(バーグ作)には、サンボーンも参加していますので泣きのアルトも楽しめます。2人のサックス対決、なかなか好勝負ですね~。この曲はで出しが小節の途中から入っているので、バーグが吹き出してやっと正しい小節の区切り目がわかります。でっ、私が一番好きなのは『ザ・サーチ』(スターン作)。スケールが大きい感じが良いのです。バーグが朗々と吹くテナーを聴いていると、イメージが遥か大空へ広がる感じです。タイトル「探求」ですからね~。何となく「スタートレック」な感じも(笑)?

バーグの熱くて鬱陶しいテナー、これからの暑い夏にいかがですか(笑)?

|

« この双子は只者じゃない! | トップページ | プリアンプ改造終了! »

ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんばんは。
へぇ、ボブ・バーグって、すでに亡くなっていたんですね。
オイラはシダー・ウォルトンのリーダー作で、ボブ・バーグがやっているのを何枚も持っていますが、ボブ・バーグのリーダー作までは手が届いていませんでした。
このジャケットは気になっていて、イタリアの労働者の写真?と思ってみていました。
なぜDENON PCMだったのか気になりますね。レコードで探してみます。

投稿: tommy | 2009年7月 5日 (日) 02時20分

tommyさん。こんにちは。

そうなんですよ。既に亡くなっています。
結局マイケル・ブレッカーほどの人気はなかったので、私にしてもいつの間にか亡くなっていたという感じでした。

このジャケ写。おっしゃるとおり「イタリアの労働者」な感じがします(笑)。それから私もなぜDENON PCMなのか知りたいです。

ところで、「ジャズ選曲指南」の中にこの人リーダーの『アナザー・スタンダード』が入っていますよ。聴いてあげて下さいね。

投稿: いっき | 2009年7月 5日 (日) 14時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ボブ・バーグいってみよう!:

« この双子は只者じゃない! | トップページ | プリアンプ改造終了! »