« 「快楽ジャズ通信」に上野まなさんがゲスト出演! | トップページ | 上野まなさんと雲さんのトークは面白かった! »

ジャズ三昧な1日!

昨日はジャズ三昧でした(笑)。
ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「2009年上半期 NYダウンタウンを中心とした新譜特集」へ行ってきました。講演者は益子博之さん、ゲストは原田和典さんでした。この「新譜特集」の模様は後日報告します。

今日の話題は「いーぐる新譜特集」前後のことです。

昨日はディスクユニオン新宿ジャズ館で「BLUE NOTE&US廃盤・大放出セール」があったのですが、それには行かずに渋谷のレコード店 「discland JARO」 へ行きました。先月、6月の通販リストが来ていたのにまだ注文していなかったのと、店主の柴崎さんと話がしたくなったからです。先日ブログに書いた「ジャズ解体新書」で、後藤さんと柴崎さんの対談を読んだからというのもあります。

P69 新宿に13:00頃に着いたので、途中銀行に寄ってお金をおろしてから渋谷へと向かいました。JAROは12:30~13:30まではお昼休み。ゆっくり行けばお昼休み終了後くらいのタイミングです。緑色の入口がお洒落です。入口を入るとすぐに階段があり、その階段にも商品が陳列されているという狭いお店なのですが、そこはジャズ・レコード・ファンにとっての桃源郷なのです。

店主はレコードを整理していました。「こんにちは。」「いらっしゃい。」の挨拶の後、お忙しそうだったので、早速お店のエサ箱(レコードを入れてある箱)を漁る私。通販リストを見ただけではピンと来ないのですが、エサ箱を見るとほしくなるようなレコードがゴロゴロしているのであります。これを桃源郷と言わずして何と言うのだろう(笑)。ここの在庫は非常にたくさんあるので端から見始めると、それこそきりがありません。ある程度絞り込んでエサ箱を漁ります。

エサ箱に『サヒブズ・ジャズ・パーティ』が入っていて、値段が安くてコンディション表記がなかったので、「どうしてこんなに安いんですか?」と店主に尋ねると「それ定価ですよ。新品。」との答えが返ってきました。そうか、私はてっきり中古盤だと思っていたら、これはこの間発売された再発レコードでした。思い込みが激しい私(笑)。「今度出たのは音質が良いと言ってますよね。」と私が言うと、「ジャズ喫茶みたいな大音量で聴くとそうでもないけれど、普通の音量で聴くと良いようになっているね。」とのお答え。さすがは聴くポイントが違います。

P67 さて、収穫を披露しましょう。まずは『ジョージ・コールマン・’ライブ’』。ジャズ喫茶「ジニアス」で聴いて一目惚れ、探していました。これは「ジャズ知られざる名盤ベスト1000」の中で後藤雅洋さんも推薦しています。前にJAROの通販リストにあったのに買いそびれたので、今度こそゲットです。店主によれば「これは良いですよ。この頃(1979年)はアメリカのジャズマンがヨーロッパで良い演奏をしているよね。」とのこと。

P68 次はウォルト・ディッカーソン『リレイティヴィティ』。最近はブルーノートよりは、プレスティッジやニュー・ジャズのオリジナル盤に興味があるので、これなのです。紫レーベル溝ありで安めなのがポイント。ウォルト・ディッカーソンは『トゥー・マイ・クイーン』(ブログにUP済)を聴いて気に入ったんですが、これはどんな感じですか?」と尋ねたら、「『トゥー・マイ・クイーン』が気に入ったなら大丈夫ですよ。この人は録音が少ないからね。」とのお答え。では買いましょう!店主が「『トゥー・マイ・クイーン』のオリジナル盤もあるよ。音いいですよ~。」と、私は「知っていますよ。でも高いから。」と返事。いつの日か買いたいな~。

他にも何枚か買いたかったのですが、きりがないので以上2枚にて本日は終了。
我ながら激渋な2枚だと悦に入っております(笑)。

色々話しをしてきました。まずは私のブログを「ジャズ批評」誌にのせてもらっている件、宣伝しちゃいました(笑)。店主は「後でネットを見させてもらうよ。」と言ってました(汗)。そこから「ジャズ解体新書」の話へ。例の東芝EMIがブルーノート1500番台を1番から出したのは、柴崎さんの進言によるものだったという話になり、あの時のどれが売れるかというデーターが今につながっているという話がありました。マーケティングに基づくデーターベースの元になっているということなんですよ。なるほどです。

そして、今進言したいことがあるとのこと。それは「ブルーノートの未発表盤(多分LTシリーズ)を番号順にレコードで再発したら反響があるはず。」とのことでした。お店に来るお客さんに聴いたら、「もし出れば買いたい。」と言った方が多かったそうです。最近レコードでの再発が盛んになっているので、その線は意外とアリなんじゃないかと私も思います。でもEMIの方にその話を伝えたら、それは難しいとの返事だったとか。「レコード会社の人も採算性をきちんと考えて上司を説得するような人材はいないんでしょうかね?」なんて話をして盛り上がりました。

お客さんが2名ほどいらしたので、狭い店内に4人はきついなということで退散。1時間ほどですが、レコードに囲まれての店主とのジャズ談義は楽しいものでした。いや~、久しぶりにJAROへ行って良かったです。

P70 せっかく渋谷に来たんだから、
今回は岡本太郎の「明日の神話」をしっかり見てきました。
渋谷駅とマークシティの連絡通路にあるのですが、
これまでここを通っても絵をちゃんと見たことがなかったのです。
岡本太郎の絵はストレートにパワーを感じるから好き!

続きまして「いーぐる新譜特集」の後に行った渋谷の「JBS」

本当は「いーぐる」の打上げに参加したいのですが、帰りの電車の時間が気になるので参加できないのです(涙)。その「JBS」ですが、ジャズ・ブルース・ソウルのはずなのですが、行くといつもジャズがかかっています。これではジャズ喫茶「JBS」と言っても良いかもしれませんね。

実はジャズ友tommyさんを急遽お誘いしたのですが体調不良とのことでした。残念。お店に入ると店主マルカム(ジャズ友間での愛称)は、いつものごとく愛想なく黙々とお仕事をしていました(笑)。今日はカウンターの8割くらいにレコードが積んであります。カウンターにはお客さんが2人いてそれ以上座れません。しかたなく右側のテーブル席へ座り、アイスコーヒーを注文。丁寧に淹れてくれるそれはとても美味しい!

P71_3最初にかかっていたのは左側のザ・デトロイト・フォー『キャディラック・アンド・マック』。バリー・ハリスがピアノのトロンボーン・ワンホーン・カルテット。こんなのがスティープルチェイスにあったのか~。知りませんでした。B級ジャズがお店とオーディオにベスト・マッチです。

次にかかったのが、右側のアブドゥーラ・イブラヒム(ダラー・ブランド)『ジャーニー』。これはジャケットからいってヤバイです(笑)。ドン・チェリーを始めとして、ブラック・ジャズな人たち10名ほどが参加したツイン・ドラム編成のスピリチュアル・ジャズ・ライブ。アフロなリズムにのって、合奏とソロが続く片面1曲。この黒さが堪りません。激渋!

P72 3枚目は、ジョニー・ダイアニ・カルテット『ソング・フォー・ビコ』。これもスティープル・チェイス。こんなの知りませんよ~(笑)。前のレコードとはドン・チェリーつながり?何とお読みしたら良いのかわからないアフリカンな人が参加しています。トランペットとサックスのカルテット。tommyさん言うところの「渋谷系シカゴ派」な1枚。

最後は泣く子も黙る(笑)?クリフォード・ジョーダン『イン・ザ・ワールド』。ストラタイーストのレア盤です。市場ではかなりの高値が付いているらしいですね。内容については説明不要のブラックな1枚。私は再発CDを持っています。電車の時間があるため、曲の途中で失礼することとあいなりました。

あ~あっ、今回もマルカムにはやられっぱなしです。
参りました。許して下さい(笑)!

マルカム・チョイス対決勃発!

tommyさんが先週木曜日に「JBS」へ行った時のマルカム・チョイスを
ブログに掲載しています。
http://ameblo.jp/tommy-tdo/entry-10298435711.html
tommyさん曰く「スウィートな黒さ」「ジャンキーなミュージシャンたち」の4枚。
こちらもなかなかだと思いますよ。
ジャズと黒さを知り尽くしたマルカムならではのチョイスです。

私の方は「ドス黒い」4枚。黒さでは私の方が勝っているようですね(笑)。
きっとサタデー・ナイト・フィーバー(古っ!)ってことで、リキが入っていたのかも?

「JBS」はまた行きたくなるお店です。

|
|

« 「快楽ジャズ通信」に上野まなさんがゲスト出演! | トップページ | 上野まなさんと雲さんのトークは面白かった! »

ジャズ歩き」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんにちは。

JAROの2枚もマニアックですねぇ〜。
そうそう、時々JAROのオヤジさんと話しに行くといいですよね。ジャズ喫茶とは違う「ジャズへの拘り」が楽しめます。来る人も拘りのある人しか来ませんがね(笑)。
何気に高いオリジナル盤レコードを奨めるのが柴崎さんの最後のオチです。それで買った人は一人もいないと思えるのが定番です(笑)。

JBSのマルカムは、その日は燃えましたね。こんなに黒かった事は、今までに遭遇していません。オイラが一番黒かったのは、ファラオをリクエストした時かな?んじゃ、今週はもっと黒くなりそうなのをのリクエストしてみます(笑)。

投稿: tommy | 2009年7月13日 (月) 14時59分

tommyさん。こんばんは。

JAROの2枚マニアックでしょっ。
マニアなんだからしかたがありませ~ん(笑)。
柴崎さんとのマニア・トーク最高です(笑)。
そして、売り手と書い手の攻防も含めて楽しんでます。
ユニオンではこういう楽しみはありませんからね。

マルカムの真っ黒けチョイスの瞬間に遭遇した私。
久しぶりに行った私にヴゥードゥー神が微笑んだ(笑)?
tommyさんにもヴゥードゥー神が微笑みますように!

投稿: いっき | 2009年7月13日 (月) 23時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/511944/30515544

この記事へのトラックバック一覧です: ジャズ三昧な1日!:

« 「快楽ジャズ通信」に上野まなさんがゲスト出演! | トップページ | 上野まなさんと雲さんのトークは面白かった! »