妹尾美里さんは美人だなぁ~。
昨日のオーディオ・ネタによってアクセス数、来訪者ともに普段の3倍!
回路を拝借した先のサイトの掲示板へ書き込んだ効果が大なのでしょう。
オーディオ・ネタ恐るべし!
さて、昨日の「高野 雲の快楽ジャズ通信」は「ミシェル・ペトルチアーニ特集」。
ゲストはジャズ・ピアニストの妹尾美里(せのお みさと)さん。
妹尾さんははっきり言って美人です。
レッドソックスの松坂選手の奥さん元日テレ柴田アナ似です。
ちょっと憂いを帯びた感じなのですが、喋りも見た目どおりでした。
妹尾さんを見たい方は「快楽ジャズ通信」、Tommy's Jazz Caf'eをご覧下さい。
妹尾さんはペトルチアーニが好きなんだそうです。
ずっと音大でクラシックを勉強しつつ色々な音楽を聴いていた妹尾さん。
ペトルチアーニに嵌るきっかけとなったのは『プレイ・グラウンド』というCD。
中でも《セプテンバー・セカンド》という曲が好きだとか。
ラテンが好きで、情熱的な演奏が好きなんだそうです。
番組でかけたのはアルバム『トリオ・イン・トーキョー』から。
続いては雲さんにとってのペトルチアーニと言えばこれ。
『ミシェル・ペトルチアーニ』から
《オマージュ・ア・オマージュ・ア・エネルラム・アトセニグ》。
この曲は私も好きな曲ですね。
確かにペトルチアーニと言えばこれでしょう。
(以降、緑字は私が曲を聴いての感想などです。)
次は雲さんが聴いてペトルチアーニと同じような熱量を感じたという
妹尾さんのアルバム『ローズ・バッド』から《バタフライ》。
雲さん曰く、ペトルチアーニが硬水「ヴォルビック」なら、
妹尾さんは軟水「六甲のおいしい水」。
いつものことながら上手いこと言います。
クラシックの匂いは残っていますね。ヨーロッパ系のピアノです。
でもそのメロディーはどこか和テイストが香ります。
アキコ・グレースさんにも通じる色合いがあると思います。
しなやかで癖がない感じかな~。この味ってまさに「六甲のおいしい水」?
ピアノ・トリオが続いたので趣向を変えて、
ステファン・グラッペリのバイオリンが参加した曲。
『フラミンゴ』から《ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー》。
久しぶりにグラッペリを聴きましたけど良いですね。
私はバイオリンと言えば寺井尚子になってしまうのですが、
(最近は金鳥のCMが頭に浮かんできます、笑)
グラッペリのほうが優しい音ですね。
ソフトなバイオリンとピアノの硬質なタッチが好対照。
雲さんは聴いたあとに「ワインを飲みたくなっちゃう。」とか言ってました(笑)。
次は妹尾さんのラテン・テイスト好きな選曲。
『ミシェル・プレイズ・ペトルチアーニ』から《ブラジリアン組曲》。
妹尾さんが好きなところは、メロディーとコード進行。爽やかで翳りがある曲調。
今回はお2人の持ち寄ったアルバムが重ならなかったそうです。
雲さんは低音域をシングル・トーンで弾くときの凄味なんかが好きで、
『ノーツン・ノーツ』や『パワー・オブ・スリー』など、
ストレートアヘッドでジャズ色の強いものを持ってきたのに対し、
妹尾さんはラテン・フレーバー色が強いものを持ってきたとか。
そんなお2人ですが、一致して良いというのが『デュオ・イン・パリ』、曲は《枯葉》。
ペトルチアーニの特徴であるメロディアスなソロの魅力。
お2人はソロ終盤のフレーズを繰り返すところが良く、
パッと終わるタイミングが良いなんて言ってます。
エディ・ルイスとの掛け合いも良いし、
ルイスのオルガンがホワッとして、フランスの香がするところが良いとも。
またこの曲ですか~(笑)。
《枯葉》特集でもかけていましたよね~。
まっ、いいものはいいんだからしょうがありません(笑)。
雲さんからご指摘が。
この曲は《枯葉》特集でかけたのではなくて、
「PCMジャズ喫茶」に雲さんがゲスト出演した時にかけたのでした。
雲さんは色々考慮しながら選曲しているので、重複するはずないですよね。
私の思い違いでした。ごめんなさい。
長い曲なので途中フェード・アウト。
妹尾さんから、ペトルチアーニの共演者が多彩なことは、
ペトルチアーニの女性との付き合い方に通じるなんて話や、
色んな演奏をやっていても芯が立った音なのですぐにペトルチアーニとわかる
なんて話がありました。
<アフター・アワーズ編>
本編でかけられなかった雲さんセレクト曲をかけつつトーク。
「人によって魅力を感じるポイントが違うという多面性を持ちつつ、
弾いているとこの人とわかるものを持っている。」なんて話がありました。
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コメント
いっきさん
じつは、エディ・ルイスと、ペトルチアーニの共演は、《枯葉》特集では、かけていません。
▼かけた記録
http://kairaku-jazz.seesaa.net/archives/20081101-1.html
かけたかったんだけど、長かったんで……
これを最後までかけたのは、寺島さんの番組にゲスト出演したときですね。
「長いっ!」と言われてしまいました(笑)。
これが引き金となり、「ペトルチアーニ神話」云々の話題になってゆき、そんな神話、聞いたことのない私としては、「???」になった記憶があります。
コルトレーンのときもそうですが、だいたい寺島さんが「神話」を持ちだすときは、あまり良い評価ではないときですね。案の定、この《枯葉》も演奏が機械的、無機質、みたいなことを仰ってました。
ただ、最後のテーマのところで、ペダルを踏んでしっとり弾く箇所があるんですが、そこの箇所のみ「ここの部分はいいね、全部こうやって弾けばいいんだよ。」と仰っていましたが(この言葉はオンエアはされていない)、全編こんな感じで弾かれたら、勢いも弾みもない、メロメロ演奏になっちゃうよ~と思ったものです(笑)。
投稿: 雲 | 2009年7月 7日 (火) 01時47分
恐るべし!オーディオ・ネタ。
オイラもオーデイオ・ネタ増やそうっと(笑)。
ペトルチアーニはオイラも大好きだよ。
次のピアニストは誰ですかね?
オイラは ブラッド・メルドーじゃないなぁー。
投稿: tommy | 2009年7月 7日 (火) 04時25分
雲さん。
そうでしたね。私の勘違いでした。ごめんなさい。
寺島さんの「神話」には私も参りました(笑)。
そんなこともおっしゃっていたのですか。
なるほど最後のテーマの部分は寺島さんが好きそうですね。
tommyさん。
今日はもう普段のアクセス数に戻っています(涙)。
ペトルチアーニは良いですよね。
次はオスカー・ピーターソンあたりかも?
キースやマッコイもまだでしたね。
さて、どうなることでしょう?
投稿: いっき | 2009年7月 7日 (火) 19時40分
いっきさん
あちらこちらで『デュオ・イン・パリ』の《枯葉》はいいぞ~!と吹聴しまわっているので、記憶違いは無理もないことだと思います(汗)。
ブラッド・メルドー、ピーターソン、キースに関しては、それぞれお招きしたいゲストが頭の中にいるんですけど、まだアプローチしてません。
アプローチしても、出てくれるかな~? な大物な方ばかりなので、ちょっと躊躇はしてますが、9月までのゲストさんはもう決まっているので、ゆっくりと様子を見ながらアプローチをしてみようと思っています。
オーディオネタだと反応いいんですね~。私も書こうかな。iPodいいぞ~! オーディオに凝れば凝るほどtommyさんみたいな引きこもりになるぞ~(笑)。ひきこもって自分だけの音(世界)にこだわってばっかりいると、意識が世間からどんどん乖離してゆき、ますます周囲からは扱いにくい面倒くさい人だと思われるぞ~!(笑) ジャズマニアはもっと外に出よう。雑踏の中で聴くジャズもいいぞ~! って。
投稿: 雲 | 2009年7月 8日 (水) 11時32分
雲さん。こんばんは。
デビッド・マシューズさんみたいな大物ゲストを楽しみにしています。
>ジャズマニアはもっと外に出よう。雑踏の中で聴くジャズもいいぞ~! って。
色々な主張があったほうが面白いと思います。
街角ジャズ!場所やシチュエーションごとにオススメ曲をセレクトすると面白いかもしれませんね。
私はしばらくは面倒くさいオーディオ&ジャズ・ファンのままでいきそうです(笑)。
投稿: いっき | 2009年7月 8日 (水) 20時21分