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「2009年上半期 NYダウンタウンを中心とした新譜特集」続き

昨日の続きです。
ジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演。
「2009年上半期 NYダウンタウンを中心とした新譜特集」
それではいってみましょう!

ここから3曲は小アルト特集です。

⑧Paul Motian Trio 2000 + Twoの『On Broadway,Vol.5』から
 《Something I Dreamed Last Night》

バンドメンバーが入れ替わりました。アルトのロレン・スティルマンを始め、益子さんがいまいちだと思っていた人達が加入したのですが、ここでは良くなったとか。モチアンのバンドは一定の水準は確保しているので、安心して聴いていられると思いました。
com-postの新譜レビュー参照。

⑨Steve Lehman Octetの『Travel,Transformation,and Flow』から
 2曲《RudreshM》《Living in the World Today》

P76リーマンのアルトを含め、 テナー、トランペット、トロンボーン、チューバの5管に、ヴァイブ、ベース、ドラムのオクテット。
このバンドはこの特集で取り上げられる現代性をかなり色濃く反映していると思います。簡単にまとめると、複雑なリズムの上にサウンド・テクスチャー重視のアンサンブルがのっかり、作曲とアドリブが渾然一体となっている楽曲とでも言いましょうか。そして、ヴァイブが独特の色付けをもたらしているのは、ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』に通じると思います。
リーマンのウネウネ・メカニカルなラインのソロ、テナーのマーク・シムも同じようなタイプのウネウネ・ソロで独特な雰囲気を醸し出しています。凄いのはドラムのタイション・ソーリー。この人かなりの巨体らしいのですが、細かく刻むリズムの俊敏さとキレは素晴しいものがあります。《Living in the World Today》では、途中でもたつくミディアム・テンポのリズムが異様なグルーヴを生み出していて麻薬的な効果あり?
これも帰りにディスクユニオン新宿JAZZ館に寄って買いました。
com-postの新譜レビュー参照。

⑩Tyftの『Smell the Difference』から《Pittles》
アンドリュー・ディアンジェロのアルト、ヒルマー・ジェンソン(eg)、ジム・ブラック(ds)、ピーター・エバンス(tp)、クリス・スピード(ts)です。曲をかける前、益子さんが「ジェンソンのギターが激しいので、音量を大きめで」と後藤さんにリクエスト(笑)。「いーぐる」の大音量で聴くと最高!パンク、ハード・ロック、ヘビメタ?ジャズからは遠いですね。曲を聴いた後、原田さんが”デス”だと言っておりました(笑)。
帰りのディスクユニオンでこれを探したのですが、お店に在庫なし(涙)。
これ、7月末入荷予定でした。またしても私の思い込み(笑)。7/17
これは買わねばなるまい。
ディアンジェロは脳梗塞で一時大変だったらしいですが今は元気なようです。原田さんがNYで見たこの人の「ゲイ・ディスコ・トリオ」(笑)は凄かったようです。

⑪Jim Black AlasNoAxisの『Houseplant』から《Malomice》
P124 益子さん大推薦。私もブログでこのグループは何度か取り上げています。ジム・ブラック”アラスノーアクシス”は、ジャズというよりは、オルタナロック、ポストロック。NYのライブもその方面のファンが来るらしいです。
益子さんは今回のNY訪問でも、見逃したとかで悔しがっていました。その顛末は、com-postの「益子博之のニューヨーク放浪記」を読んで下さい。
爆音ライブなんだとか。CDを聴くときにはできるだけ大きな音で聴きましょう!
com-postの新譜レビュー参照。

⑫Tony Malabyの『Paloma Recio』から《Obambo》
P48 私、トニー・マラビーはもう何度も紹介しています。このアルバムも既にブログにUPしました。
益子さんによると、「フリーっぽい展開だけれど、フリーとはちょっと違う。」ということになります。まあ、あまり難しく考えず、フリー・ジャズとして聴いても良い演奏だと思いますよ。
ライブを見ると、音だけでは分からないベン・モンダーのギターの色々な弾き方が分かり、それがサウンド効果を上げているのも分かるそうです。ライブを見てみたいですね。
この人は最近かなりの人気なので、ディスクユニオンの新譜紹介でもやたらこの人の名前を見ます。私、マラビー参加のCDはかなり追っかけてますが、もう追っかけきれませ~ん(涙)。
com-post新譜レビュー参照。

⑬John Hebertの『Byzantine Monky』から《Fez》
「ヒバート」ではなく「エイベア」と読むとのこと。この人もかなり売れっ子ベーシストらしく、ポスト・ドリュー・グレス(ベーシストね。)と言われているそうです。マイケル・マティアス(as)、トニー・マラビー(ts)、エイベア(b)、ナシート・ウェイツ(ds)、武石哲(per)で、ツイン・ドラム的な編成。マラビーさん。ここにも参加しています。
どんな演奏だったかあんまり記憶がない・・・。前のやつと似ていたっけ(笑)?

⑭Gerald Clever/William Parker/Craig Tabornの
『Faramers by Nature』から《The Night》

P77 私、ディスクユニオンの新譜紹介で、このメンバーを見て即買いしたのですが・・・、かなり手強いです。完全即興フリー・ジャズ。
音質が悪い(昔のやつみたいに極端に悪いわけではありません)のですが、なぜ悪いかについては、com-postの新譜レビューをご覧下さい。

そろそろ書くのが疲れてきたな~。次でラスト。

⑮Brian Bladeの『Mama Rosa』から《At the Centerline》
こちらは賛否両論、今話題のブライアン・ブレイドのボーカル入りのやつです。
益子さんは、「フォークっぽいことをやっていた頃のデヴィッド・ボウイ」と言っておりました。私と言えば、これには興味なしです。

やっと終了。フ~ッ!

原田さん推薦アルバムも紹介してました。
1、チャールズ・トリバー・ビッグ・バンド
2、インディゴ・ガールズ
3、マリッサ・マドラー
4、ジャズ・モブ
5、例のやつ(笑)
細かいことは、ネット検索してみてネッ!ひっかかるかどうか(笑)?
私は1、4をチェック!

そうそう、益子さんからいただいたNYライブ情報のチラシを見て、
NY行きをシミュレートしてみようかな~(笑)。

講演では、ここに書ききれない色々な情報を聞くことができました。
貴重な機会なので、多くの方に参加していただきたいです。

*かかった曲の詳細リストは ジャズ喫茶 いーぐるdiaryを参照。

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コメント

いっきさ~ん!
今度の基地Georgeミーティングのときに、
トニー・マラビーと、
『トラヴェル・トランスフォーメーション』貸してくださーい!

マクロス好きとしては、「トランスフォーメーション」に反応したっ!(笑)


そのかわりといってはなんですが、
その昔、保存用に購入した
椎名林檎の2ndアルバム『勝訴ストリップ』の初回限定盤・パッケージ未開封(美品・保存状態良)を差し上げます(笑)。

投稿: | 2009年7月16日 (木) 10時50分

いっきさん、こんばんは。

後半もチェックしていたアルバムが殆どでした(笑)。いくつかは試聴もしました。
やっぱりオイラもマニアックになってきているのかな?(笑)。
で、「急いで買う必要はないな〜、ユニオンの中古にすぐに出そうだな」って思っちゃうんですよね(笑)。最近、出るの早いですよ。
「チャールズ・トリヴァー・ビッグ・バンド」は、試聴してスゴク良かったけど、オイラ、ビッグバンドはパス(笑)。でも、まだ気になってます!マルカムも好きなチャールズ・トリヴァーだからなぁ〜。
まずはポール・モチアンかな?

いっきさん、ついにトニー・マラビー追っかけ離脱宣言!?

投稿: tommy | 2009年7月16日 (木) 19時08分

こんばんは。

雲さん。

トニー・マラビーは、他にサックス・トリオを2枚ほどお貸しします。
トランスフォーメーション(確かにマクロスを連想させる)は、結構面白いと思いますよ。
基地George(笑)ミーティングの時に持っていきます。

いいんですか?椎名林檎『勝訴ストリップ』をいただいてしまっても? わ~い、凄くうれしいんですけど~。
いろいろ書きたいことがあって、なかなか順番がこないのですが、そう遠くないうちに椎名林檎のアルバムをブログにUPする予定です。

tommyさん。

ここにあるやつを聴いている人はマニアックです(笑)。
9~14はあまり中古に出ないと思いますよ。こういうのを買う人は分かって買いますから、期待はずれで売るような人は手を出さないと思います。そもそも売れる数量も少ないですしね。
中古にすぐ出るのは、SJ誌とかで騒いだやつ(笑)。つまり、15などです。

マラビーの追っかけは続けますよ。でも、全部は買わないと思います。既にリーダー作は7枚持っているし、参加作も10枚くらい持っていますから。注目作を買う程度に留めようと思っています。

投稿: いっき | 2009年7月16日 (木) 20時21分

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