今日も新譜!
今日も新譜紹介といきましょう。予約していたのになかなか出荷されなくてやきもきしたいたのですが、先週無事手元に届きました。
トニー・マラビーの『パロマ・レシオ』(2008年rec. NEW WORLD RECORDS)です。メンバーはトニー・マラビー(ts)、ベン・モンダー(g)、アイヴィン・オプスヴィーク(b)、ナシート・ウェイツ(ds)です。ベースは『トーン・コレクター』で、ドラムは『タマリンド』で共演しています。そこに最近ますます活躍著しいベン・モンダーが加わっているのだから堪りません!
モノクロのジャケット写真がなかなかお洒落だと思いませんか?おかっぱ(まことちゃん)ヘアー(笑)と片方だけ見える大きくてピュアな目、これだけの情報なのですが、この女性に惚れてしまいそうです(笑)。
前作『ウォーブルペック』では色々新しい試みをやっていたのですが、本作はフリー・ジャズの括りで良いと思います。マラビーならではの触覚的な音響も含めた斬新なフレージングが最早確固としたものになっています。それにからむモンダーのギターにしても音響・空間系+ロック魂で確固としたものです。オプスヴィークとウェイツのからみも重厚にして俊敏なレスポンスで安定していてかつ快調そのもの。
彼らの演奏を聴いたことがある人にとっては、安心して聴いていられるものになっていると思います。それゆえ物足りなさを感じる人がいたとしても不思議はなさそうです。私にとってこのアルバムは現代の高レベル・フリー・ジャスの1つの形として充分満足できるものです。そして発散しているパワーもなかなかのものだと思います。ところでマラビーはこのアルバムでテナーに専念していますが、ソプラノを使わなかった理由が気になりますね~。
私の感想は適当ですが、com-post の新譜レビューで益子博之さんが本アルバムについてきちんとレビューしていますので、是非ご覧下さい。
買う新譜が益子さんと被ってしまう傾向が多々ありますが、私の最近の興味がNYダウンタウン系なので、しょうがないですよね。
ジャズ喫茶「いーぐる」の去年の連続講演で益子さんが紹介していたアイヴィン・オプスヴィークの『オーバーシーズⅢ』がやっと輸入されたようなので買わねば。ディスクユニオンの店頭在庫はまだあるのかな~?
アルバム名:『Paloma Recio』
メンバー:
Tony Malaby(ts)
Ben Monder(el-g)
Eivind Opsvik(b)
Nasheet Waits(ds)
| 固定リンク
「ジャズ・アルバム紹介」カテゴリの記事
- 明けましておめでとうございます!(2023.01.01)
- 今日はこんなの聴きました。(2022.01.01)
- 追悼、チック・コリア。(2021.02.14)
- このアルバムのこの曲が好き!(2021.02.07)
- こんなの聴いています。(2021.01.03)
コメント