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そろそろ新譜紹介

そろそろ新譜でも紹介しましょう。これなんか私が紹介しないと誰も紹介しないかもしれない1枚。ディスクユニオン界隈のマニアには結構人気があるんですけどね~。発売(輸入)からそろそろ1ヶ月経っています。ディスクユニオンに在庫はあるのかな~?

P44_2 『ザ・コア・アンド・モアvol.1 ザ・アート・オブ・ノー・リターン』(2009年、Moserobie Music)です。ザ・コアというグループにモアというゲストが参加して録音したアルバムです。メンバーは、ザ・コア:ヨルゲン・マティセン(ts,cl)、アーレン・スレッテヴォル(p)、スタイナル・ラクネス(b)、エスペン・オールベルグ(ds)、モア:ヴィダ・ヨハンセン(bs,b-cl)、ヨナス・カルハマー(ts)、マグナス・ブルー(tp)です。なんて読みにくい名前ばかりなのでしょう(笑)。

ザ・コアは熱いスピリットを持ったノルウェーのスピリチュアル・ジャズ・グループです。ゲストの1人、テナーのカルハマーはモーズロビー・レーベルのオーナー。マグナス・ブルーはご存知のとおり「アトミック」のトランペッターです。ここまでの簡単な説明でも熱いジャズが聴こえてきそうですよね。

このアルバム熱いです。ザ・コアのリーダー、ドラマーのオールベルグはエルビンの如き熱いリズムを叩き出します。ただしエルビンのようなウネリというよりは、現代ドラマー共通のロックな匂いのするものかな。ピアノのスレッテヴォレは明らかにマッコイ・タイナーの影響下にあるピアニスト。ベースのラクネスも負けじとベースをかきむしりますからリズムは熱々です。

そのリズムの上でホーン陣が熱いソロを繰り広げるわけです。全体の印象はもちろん熱いのですが、ただそれだけというわけではなく、曲そのものはホーン・アンサンブルを要所に挟んだり緩急織り交ぜて構成はしっかりできています。間に挟まれるバラード部を聴けば、こいつらが単なる勢いまかせではやっていないことは明白です。ソロのレベルも全員が高いものを持っていると思います。ちなみに、このアルバムには長尺の4曲が収録されていて、曲名は《No.1》《No.2》《No.3》《No.4》というそっけないものです。

アルバム名:『The Core & More vol.1 The art of no return』
メンバー:
Jorgen Mathisen(ts)
Vidar Johansen(bs, b-cl)
Jonas Kullhammar(ts)
Magnus Broo(tp)
Erlend Slettevoll(b)
Espen Aalberg(ds)

ついでにザ・コアのアルバムを2枚紹介しておきましょう。

P45 こちらはファースト・アルバムの『ヴィジョン』(2004年rec. Jazzaway Records)。メンバーは、サックスがシェティル・メステル(ts,ss)で、ピアノ、ベース、ドラムは上記のアルバムと一緒です。このアルバムの1曲目は《ファラオ》。きっとファラオ・サンダースのことです。

コルトレーン・カルテットの如きスピリチュアル・ジャズを恥ずかしげもなくかましています(笑)。他に《ザイール》なんていう曲があり、笑ってしまうくらい熱い!コルトレーンの《マイ・フィバリット・シングス》の如く、メステルのソプラノ・サックスがうねりまくります。

P46 こちらはセカンド・アルバムの『ブルー・スカイ』(2005年rec. Jazzaway Records/ボンバ・レコード)。1作目のザ・コアのメンバーに、ニルス・オラフ・ヨハンセン (g)のロックなギターがフィーチャされ、コンテンポラリーな要素も取り入れています。少しロック&ポップになっていますね。そのせいなのかどうかわよくわかりませんが、ボンバ・レコードから日本盤が出ました。

私の持っているのはその日本盤。日本盤と言えばボーナス・トラックの存在。前作で特にスピリチュアル度の高かった曲《ファラオ》と《ザイール》の2006年ライブ録音が追加収録されています。激熱注意(笑)!

この後、2枚組みライブCDが2008年末に出たのですが、熱さに耐え切れそうにもないので敬遠してしまいました(笑)。元気があるときにでも買うことにしましょう。それから2007年録音盤『オフィス・エッセンシャルズ』も最近ジャズランド・レーベルから出ています。こちらはディスクユニオン新宿店に在庫があると思います。

スピリチュアルでストレート・アヘッドなジャズを現代に問うザ・コア、聴いてパワーをもらいましょう。ってまたしても鬱陶しいジャズの押し売り。ご容赦!

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コメント

いっきさん、こんばんは。
いや〜コアなジャズ聴きですね〜(笑)。
こういうのって、ちょっとでもネット上で試聴できればいいんですがね。
いっきさんはディスクユニオンで試聴して買うんですか?
でも、ミュージシャンや曲データがある程度、頭に入っていないと試聴でも手がでないですね。そこまでになるのが大変だ!(笑)。

投稿: tommy | 2009年6月18日 (木) 02時32分

tommyさん。こんばんは。

このてのやつを買うのはなかなか難しいんですよ。
私は試聴しません。
ディスクユニオン・ジャズ館のホームページの新着レビューを読んで目安にします。
だからミュージシャンや曲データをある程度は把握しておく必要があります。
そしてこればっかりは時間がかかりますがしょうがないと思います。
また情報を簡単に入手できないところが、コア聴きの面白さでもあるわけです。

投稿: いっき | 2009年6月18日 (木) 20時39分

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