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ジョー・ロバーノが分かる?

昨日はジョー・ロバーノの新作を聴いて分かったようなことを書きましたが、実は私、ロバーノのリーダー・アルバムを聴くのは、この新作が初めてです。私が持っているアルバムは、彼がサイドマンとして参加している2枚だけだと思います。今日はそのうちの1枚を紹介します。

P32 アンディ・ラバーン『ファースト・タンゴ・イン・ニューヨーク』(1993年rec. MUSIDISC)です。メンバーは、アンディ・ラバーン(p)、スティーブ・ラスピーナ(b)、ジョー・ロバーノ(ts,ss)、ビル・スチュワート(ds)です。ロバーノさんがクレジットの3番目扱いです(笑)。もう15年も前の録音ですからねっ。

どうしてこのCDを持っているかというと、寺島靖国さん著「新しいJAZZを聴け!」に掲載されていたからです。この本を読んだおかげで、当時流行のというか、この本で寺島さんが推薦していたピアノ・トリオをたくさん買う羽目になってしまいました(笑)。寺島さんはこの本の中で、このアルバムのことを「分からない人ジョー・ロバーノがニコニコとたちまち分かってしまう」と書いています。寺島さんらしい表現だと思いますよ(笑)。

トップの曲は《あなたと夜と音楽と》です。寺島さんが「アドリブに美味しいメロディーが出るので有名な曲」と上記の本の中で言っています。その曲をロバーノが、「これロバーノ?」という感じで、スラスラとそして結構熱く吹いているのだから驚きです。音も結構芯が感じられます。一体どうしたことなのでしょう(笑)?ロバーノ嫌いな保守派のジャズ・ファンに聴いてもらいたいです。

私は《マイ・メランコリー・ベイビー》が好きです。美メロの佳曲で、ミディアム・テンポでのロバーノの吹奏が快適このうえなし。この人のフレージングって実はスムーズなんですよ。途中に軽くはさむ高音引き攣りフレーズもとてもスマート。こんなに快適でいいんですか?いいんです(笑)。黙ってこの曲を聴かせたらロバーノだとはわからないんじゃないかと思います。

ラバーンのピアノは分かりやすいメロディーでスインギーにして軽快、深みはあまり感じられませんが肩肘張らずに気持ちよく聴けると思います。ビルスチュのドラムは今更説明不要だと思いますが、この人ならではの俊敏なリズムが全編で聴けます。ラバーン作曲の適度にコンテンポラリーな2曲では、ロバーノがソプラノ・サックスを吹いていますが、これもまた軽やかです。う~ん、捻ったロバーノ節は封印されちゃっているみたいですね~。

寺島さん推薦恐るべし!

ちなみに私が持っているもう1枚のロバーノ参加アルバムはジョン・スコのやつです。

アルバム名:『First Tango In New York』
メンバー:
Andy Laverne(p)
Steve Laspina(b)
Joe Lovanao(reed)
Bill Stewart(ds)

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