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特に意味もなくウェザー・リポート!

ジャズを聴き始めた頃のアイドル、ウェザー・リポートの1枚を紹介します。
どうしてウェザーなのか?特に意味はありません(笑)。

P22 私の好きなウェザーのアルバムの上位にいます。『テール・スピニン(邦題:幻祭夜話)』(1975年rec. CBSソニー)。メンバーは,ジョー・ザビヌル(p,key)、ウェイン・ショーター(ts,ss)、アルフォンソ・ジョンソン(b)、レオン・チャンクラー(ds)、アリリオ・リマ(per)です。

人気盤『ミステリアス・トラベラー』と『ブラック・マーケット』に挟まれて、このアルバムはあまり人気がないのだとか。《バディアの楼閣》が入っているんですけどね。なぜ私が好きかというと、レコードA面の華やかで楽しい3曲が好きなのです。

A面1曲目ザビヌル作《緑衣の老人の舞踊》はかなりキャッチーだと思います。ここまでのアルバムの中で1番キャッチーでポップな曲だと思います。『スイート・ナイター』から始まったリズミックなアプローチも洗練されてきた感じです。そこにはレオン・チャンクラーのマシンガンの如き歯切れの良いドラミングがものを言っていることは間違いありません。濃さ控えめのアルフォンソ・ジョンソンのファンク・ベースもグッド・マッチ。そんな曲でウェインのソプラノ・サックスが華麗に舞い踊るのが素敵なのです。

実はこのアルバムのA面はウェザーのアルバムの中では珍しく、ショター全開なのです。ウェザーのショーターを聴きたいなら、特にソプラノ・サックスを聴きたいなら絶対このアルバムを聴かないといけません。A面3曲目ザビヌル作《股間からの光景》も1曲目と同様にソプラノ・サックスが最高。こちらのほうがよりリズミックで、次々とリズムやメロディーが展開していく様は痛快です。

真中に挟まれた2曲目ショーター作《ルシタノスの賑わい》は、ミステリアスで「セツネー」の良い曲だと思います。そして、ショーターの泣きのテナーが聴けるところが最大のポイントですね。泣きのテナーと言ってもこの人のは豪快。例の低音一発「ヴォーッ」も入っています(笑)。このスケールの大きいテナーを聴けばショーターってやっぱスゲーと思うはずです。ショーターに負けじと弾くザビヌルのアコースティック・ピアノが聴けるのも高ポイントなのです。

どうです。ウェザー通ならわかる上記の数々はかなりポイント高いでしょ?A面に関して言えば、大ヒットした自作『ブラック・マーケット』よりポップだと思います。お~っ、何かかなり力が入っている自分にビックリ(笑)!

B面1曲目《バディアの楼閣》はザビヌルが生涯に渡って愛し再演する曲です。この初演。実はショーターが入っていないという事実を知っていました?そしてザビヌルといえばコレのボコーダーを使わずに歌っていることを知っていました?実は今日久々に聴いてそれを知った自分も驚いています(笑)。

B面2曲目《凍りついた炎》はこれまたリズミックな曲。ザビヌルがシンセサイザー・ショーをこれだけやっているのも珍しいのでは?ハービー・ハンコック並です(笑)。後半にやっとショーターが登場。ここでもソプラノ・サックスをかなり吹いてくれます。このアルバム、ザビヌルとショーターのソロが満載だったんですね。まあ、ここにはビトウスもジャコもいないんだからこの2人が頑張るしかないわけで、そこがこのアルバムのポイントでもあるわけです。

ラスト《5つの短い物語》はザビヌルとショーター(ts)のデュオです!スタジオ録音でのデュオってこの曲だけじゃなかったでしたっけ?
(注)『ミステリアス・トラヴェラー』の《ブラックソーン・ローズ》もザビヌル、ショーターのデュオでした。

どうです。聴きたくなったでしょ?そう思ったあなた、迷わず聴いて下さい!

アルバム名:『TALE SPINNIN』
メンバー:
WEATHER REPORT

Joe Zawinul(el-p, melodica, TONTO, org synth, p, per, vo)
Wayne Shoter(ss, ts)
Al Johnson(el-b)
Alyrio Lima(per)
Ndugu Chancler(ds)

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