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オレのはらわたをエグっておくれ!

昨日は、秋葉原で公開録音を見たミュージック・バードの「Brand-new CD 田中伊佐資のジャズ・サウンド大爆発!オレのはらわたをエグっておくれ」の放送日でした。公開録音のタイトルは「~ハイスペックCDの魅力~ミューザック音源で聴く、迫力のHQCDサウンド!」です。

実のところ私はこの時間にあまりラジオを聴いていないのです。この放送のことはすっかり忘れていて、昨日はたまたまラジオのスイッチを入れたら、この放送じゃありませんか。どうにか聴き逃さずにすみました。

公開録音の模様は、拙ブログの
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/cat15843551/index.html
を参照願います。

オーディオをやっている人はわかると思いますが、ミュージック・バードがどんなに高音質の放送だと言っても、CDやレコードで直に聴くのと比べると鮮度が落ちるんですよね。なので、ラジオでは音の良さの全てを伝えきれません。

P14 最初は再発されたサヒブ・シハブ『サヒブズ・ジャズ・パーティ』と旧CDとの聴き比べです。聴き比べといっても最初の1分程度。基本的には再発CDを聴かせるものです。まあ確かに変化はあるのですが、私にとってはどうでも良いレベルの差でした。ちなみに私は最近オーディオ的に音を突き詰めていないので、そういう感想になっちゃうのです。

私が持っているのは徳間ジャパンから出たCD。このアルバムは例の後藤さん著「ジャズ選曲指南」の中の1枚で、手頃な価格で入手するのに苦労しました。ジャケットがヤニで薄汚れているCDなのでそれほど高価ではありませんでした。私的にはこれで十分です。ただこれ、曲順がちょっと違うんですよね。

次は高音質のマスター・テープがみつかったアイリーン・クラール『エンジェル・アイズ~ライヴ・イン・トーキョー完全版』。これも旧CDと聴き比べです。これはマスターが違っているためかかなり差がありました。私は音質うんぬんより、クラール(ダイアナではありませんアイリーンね)の軽快でドライブ感のある歌が気に入っているので、これは買いたいと思いました。21曲入り。

アイリーンはこのライブの翌年に乳がんでなくなったのだとか、このライブの時も控え室では辛そうだったらしいのですが、一旦ステージに立てばそんな姿は見せなかったとのこと。う~ん、プロ根性。なかなか感動的なお話です。

続いて田中さんがこのCDを聴いて、昔のCDはすぐに売ってしまったという1枚(笑)。ウォルター・ビショップJr.『スピーク・ロウ』。ここから聴き比べはなしです。ミューザックの方によると、この盤をマスタリングする前に非常にコンディションの良いオリジナル盤を聴くことができたそうで、マスタリング・エンジニアにも聴いてもらってその音にできるだけ近づけたとのことでした。オリジナル盤は非常に素直な音だったそうです。

私が持っているのは、ジャズを聴き始めて数年後の25年くらい前に買った徳間ジャパンのレコードです。放送とレコードを聴き比べたら、CDのほうがベースはよく出ていました。レコードの場合はプレーヤー、カートリッジ、フォノイコライザーなど音を左右する要素がたくさんあるので、一概には言えないのですが・・・。私はレコードから買い換えるつもりはありません。レコードの温もりが良いのです(笑)。ちなみに私は同じ曲が2曲づつ続くのが苦手です。

最後はデイブ・ベイリー『バッシュ!』。これは人気盤という声もあるらしいのですが、私はかかった1曲を聴く限りでは普通の出来だと思いました。田中さんによればジャズの空気感が凄く良く録れているとのことでした。私には残念ながらラジオではそこまで聴き取れませんでした。

途中HQCDを開発したメモリーテックの方が技術的な説明をしましたがここでは割愛。ちなみにこれまでかけた音源は全てミューザックから出たHQCD。公開録音では総額1,000万円越えの超高級オーディオで試聴しました。

放送はここまで、次回5月15日に後半の分を放送するそうです。

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コメント

いっきさん、こんばんは。

アイリーン・クラールの『エンジェル・アイズ~ライヴ・イン・トーキョー』は、この間レコードで見たけど、一瞬迷ったのですがパスしました。まだ、売れていないと思うので、内容が良かったら買おうかな?オイラもウォルター・ビショップJr.の『スピーク・ロウ』は先日買ったアナログ盤です。しかも米ミューズの見本盤、これがいい感じの音なんですよ(笑)。
再発のサヒブ・シハブの『サヒブズ・ジャズ・パーティ』は、かなり力入れて宣伝しています。しかも、限定でアナログ盤まで出るそうです。お馬鹿としか思えません(笑)。CDでいいじゃん!
クリスタルCDもそうですが、過去の遺産のリメイクに走らずに、新しい音楽に新しい技術を投入して貰いたいですね。発想が後ろ向きだと思います。ジャズアルバムって手元に1枚あれば十分、それほど宝の山とは思えません(笑)。「音が良い!」は買う時の尺度にはならないね。
いい音って日常の慣れだよね。多くのiPodが好きな人は、その合理性が好きな分けで、いい音だからといってアナログ盤は買わないでしょう(笑)。ジャズオヤジ、オーディオオヤジをマーケットにしていると終わりは近いよね。しかも、みんな理性がかなりあると思うので、それほど容易くはないでしょうね。

ところで、オイラもアナログ・オリジナル盤に走る事にしました(笑)。とは云ってもブルーノートやプレステッジを集めようと言っている分けではありません。まずはDENONオリジナル盤(笑)。つぎはTBMかな?DENONのPCM録音盤いいよ〜。すでに何枚かゲット。近日中に公開します。

投稿: tommy | 2009年5月10日 (日) 02時10分

tommyさん。こんにちは。

私はアイリーンが好きですけれど、内容の良し悪しはなんとも言えません。試聴させてもらって買って下さい。
ミューズ見本盤レコードの『スピーク・ロウ』の音が気になるので、次回お会いしたときにでも聴かせて下さい。
『サヒブ~』は私もCDで良いと思っています。だけどアナログ盤も5%くらい気になる私がいます(笑)。

>クリスタルCDもそうですが、~~発想が後ろ向きだと思います。
同感です。
私は新譜は全てSACDハイブリッドで行くというくらいの意気込みがほしいと思っています。
小手先の高音質CDではなく、せっかくSACDというフォーマットとDSDという録音方式を作ったのどから、それを生かすべきかと。
今オーディオ界も迷走していると思います。

>ジャズオヤジ、オーディオオヤジをマーケットにしていると終わりは近いよね。~
同感です。

DENONPCM録音って何枚か持っていますけど、そんなに良いですか?優等生録音という感じで、ジャズ的カタルシスは少ないと思いますが・・・。
そこへいくとTBMは、tommyさんもご存知のとおりで、ジャズとして魅力ある良い音だと思います。
公開楽しみにしています。

投稿: いっき | 2009年5月10日 (日) 16時41分

そうです。DENON PCM録音の良さはジャズ的ではないところです。
「クセがない」から、今のオイラには重要なのです(笑)。
DENON PCMは1977年前後に沢山アルバムを残しています。
ほら、DP-3000+DL-103で聴くのにピッタリでしょう。
マスタリング・エンジニアの頭の中にはDL-103の音があったのでは?
実際、ジャズ的ではないが奇麗な音です。
それから1970年代の中頃、アメリカでは恵まれていなかった
ミュージシャンの録音を多く残しています。
ソニー・ステット、バリー・ハリス、アーチー・シェップ、
トミー・フラナガン、ダラー・ブランド、ビリー・ハーパー、
マックス・ローチなど、ケッコウ凄い。
ホントはDENON PCMは当時はクラシックの録音が多いのです。
「ジャズ好き」が録音の現場に少なかったのでは?
名盤は少ないのですが、DL-103の発売15周年ジャズ・レコードを
ニューヨークでPCM録音で残しているくらいですから面白い。
アナログ盤からCDへの過度気の技術としてPCM録音に興味!!

Atlanticにも感じるのですが、根っこがジャズの会社じゃない
レーベルの録音も、新鮮な場合があるんですよ(笑)。
逆にブルーノートなどは録音に色が着き過ぎているとかね。

投稿: tommy | 2009年5月10日 (日) 22時29分

tommyさん。

おっしゃることはわかります。
初期のデジタル録音って今聴くとやっぱりちょっと違和感があります。デジタル録音を生かしきっていないというのでしょうか?俗に言うデジタル臭ってありますよね。
それはそれとして、興味を持たれる気持ちも理解できます。

投稿: いっき | 2009年5月11日 (月) 01時52分

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