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JAZZ徒然草 地の巻

「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」を読んだのですが、なかなか面白かったです。

原田さんと言えば、ジャズ批評の元編集長で、ジャズライター。
著書に「元祖コテコテ・デラックス」「コルトレーンを聴け」があります。
原田さんは、ジャス・ジャイアントをきちんと聴いて評価した上で、
コテコテ・ジャズ、和ジャズ、ニューヨーク・アンダーグラウンドなども
聴くという懐の広さがあります。
ジャズサイトcom-postのメンバーでもあります。
そして皆さんご存知のとおり、パフュームのファン:パフューマー(笑)。

ジャス喫茶「いーぐる」の原田さんの連続講演には何度か参加しましたが、トークが面白いんですよね。懐かしい言葉で言うと「おもしろまじめ」という感じだと思います。そして、ジャズへの深い愛情が感じられます。

P177 そんな原田さんがインターネット上に書いていたジャズ・エッセイを本にしたのが「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」。
前期のとおりジャズの広いレンジをカバーした内容でした。
ニューヨークやシカゴで見たライブは活き活きと書かれているので、読んでいると見に行きたくなります。
ジャズがほんとに好きなのかどうかというのは文章に滲み出てきますよね。この本には全編をとおして原田さんの「ジャズ愛」が溢れていました(笑)。
そういう文章を読んでいると、紹介されているアルバムをついつい買って聴いてみたくなります。

「jAZZ徒然草」は、
前のものが http://www.musicfield.jp/harada_kazunori/index.html に、
最近のものが http://diskunion.net/jazz/ct/news/6
掲載されています。

P178 聴いてみたくなったアルバムを1枚紹介します。またまた登場、トニー・マラビー『アパリションズ』(2002年rec. SONGLINES RECORDINGS)です。メンバーは、トニー・マラビー(ts,ss)、トム・レイニー(ds)、マイケル・サーリン(ds)、ドリュー・グレス(b)です。強力なツイン・ドラム。

原田さんによれば、マラビーのサックスは常軌を逸した音の太さ、とんでもないビッグ・サウンドなのだそうです。これがCDになると捉えつくされていないようだとも書かれています。そしてこのアルバム、サックスの音はかなり生演奏に近いと書かれているではありませんか。これは買い!となったわけです。

私の場合はそれほど大音量で聴ける環境にはないので、どこまで捉えられているのか把握しきれないところもありますが、まあそれは良しとしましょう。ここでもマラビーは強力なインプロバイザーであることを示してくれます。

私が興味を持ったのは2人のドラマーです。トム・レイニーはティム・バーンとの共演が多い現代屈指のドラマーであり、マイケル・サーリンは故トーマス・チェイピンのトリオにいた、強力にしてフレキシブルなドラマーです。この2人が左右に陣取ってマラビーを煽ったりするんだから堪りません。

右にレイニー、左にサーリン、曲によっては交互にドラムを叩くところがあり、2人の個性が見えて面白いのです。ギクシャクしたリズムでニュアンスに溢れるレイニー、抜群のドライブ感でグイグイ迫ってくるサーリン。そして2人のドラムの前で悠々とソロをとるマラビーがまたカッコイイのです。ベースのドリュー・グレスだってしっかり底を支えていますよ。

このCD、SACDハイブリッドマルチチャンネルです。前に紹介した『ワーブルペック』と同仕様。SONGLINES RECORDINGSってSACDに積極的なようですね。こうなるとマルチは無理としてもSACDプレーヤーで音が聴いてみたくなってきました。

「原田和典のJAZZ徒然草 地の巻」の話に戻ります。私もニューヨーク・アンダーグラウンドの人達のことをブログに書いているのですが、カタカナ表記がちょっといいかげんだったりします。この本を読んで誤記に気付きましたので、秘かに過去の記事を訂正しておきました(笑)。

アルバム名:『APPARITIONS』
メンバー:
Tony Malaby(ts, ss)
Tom Rainey(ds)
Michael Sarin(ds, per)
Drew Gress(b)

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