これいっときますか。
昨日は鼻水で大変なことになっていたのですが、今日はなぜか特に問題はありません。アレルギーってなんだかよくわかりません。一応ひと安心です。
さて、今日はこのアルバムを紹介しておきましょう。私が追っかけている数少ない人の中の1人ジム・ブラックAlasNoAxisの『ハウスプラント』(2008年rec. WINTER & WINTER)です。メンバーは、クリス・スピード(ts)、ヒルマー・ジイェンソン(g)、スクリ・スベリソン(b)、ジム・ブラック(ds,laptop)です。
今回のアートワークはアルバム『スプレイ』と同様に奈良美智の絵になっています。今回の絵、以前の作風とは変わってきていますね~。
ちょっと話は横道にそれます。奈良さんがNYの地下鉄の駅に落書きをしたとかで2月末に逮捕された事件。皆さんはご存知ですか?私は昨日知ったのですが、この件に対してご自身のブログに意見を書いています。絵のイメージから奈良さんてもっとやんちゃな人かと思ったのですが、そうではないことがわかりました。
ブログ:http://harappa-h.org/modules/xeblog/?action_xeblog_index=1&cat_id=4
話は戻って、今回のアルバム。前作以上にポップ度がUPしています。即興要素もさらに減っています。こうなるとイメージ的にはボーカルのいないロックです。テナーで歌を歌っている感じなのです。ますますいわゆるジャズから離れていってしまってます。こうなると最早普通のジャズ・ファンに無理して薦めるものではない気がします。
メロディーもこのグループ独特なもので、フォーク・ロック系のメロディーと言えば良いのかな~。このグループを聴いたことがある人にとっては、これまでの流れに沿ったものであることはわかるはずです。それにしても似たような曲が多いので、初めてこのアルバムを聴く人は全部同じ曲に聴こえるのかも(笑)。
う~ん、今回はどうも今一インパクトが・・・、私自身このグループのサウンドに慣れたのかな~。でも穏やかな感じはしますよね。胸に迫ってくる何かが少し減少したようで、イケイケ路線の私としてはちょっと残念。とはいえ、グループとしての熟成が進んだということで、ここはひとつじっくり聴いてみることにしましょう。
’com-post’で益子さんがこのアルバムのレビューを書いていますので、そちらも参照願います。http://com-post.jp/index.php?itemid=220
残念なことが1つあります。WINTER & WINTERのパッケージはこれまでプラスチックを使わないものだったのに、今回CDホルダー部分がとうとうプラスチックになってしまいました。不況の波はここまで押し寄せているのでしょうか?
アルバム名:『HOUSEPLANT』
メンバー:
Chris Speed(sax)
Hilmar Jensson(g)
Skuli Sverrisson(b)
Jim Black(ds, laptop)
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