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こいつら結構ヤバイと思います。

ディスクユニオンのアウトレットにはかなりお世話になっています。メンバーとか曲名をしっかり確認して買うのですが、当りもあればハズレもありです。あとは新譜チェックしていたやつが見つかれば買うという感じです。今日の紹介するやつは当りでした。

P117 『トルビヨルン・セッテベリ・ホット・ファイブ』(2002年、MOSEROBIE MUSIC PRODUCTION)です。メンバーは、トルビヨルン・セッテベリ(b)、ペル・”テキサス”・ヨハンソン(ts,cl,bcl)、ヨナス・カルハマー(ts,bs)、トルビヨルン・グルツ(p)、ダニエル・フレドリクソン(ds)です。う~ん、北欧の人達は難しい名前なので困ってしまいます(笑)。

こいつらの出す音の肌触りって粗い感じがします。パンキッシュと言うのかな~、ATOMICにも通じるあの感じです。ただ演奏についてはATOMICよりは構成要素が大きいです。疾走するリズムの上でマルチ・リード奏者2人がフリーキーに咆哮する短い曲で始まるのですが、これがスカッと気持ち良いですね。結構ヤバイ出だしです(笑)。

続く曲は一転ミディアム・テンポのオーソドックスな曲で、曲調はモーダルではあるものの甘くはない美メロ要素が入っています。ヨハンソンの自由なクラリネット・ソロとグルツの軽快にしてしっかりしたタッチのソロが意外とまともで聴かせます。

3曲目は疾走するリズムの上でバリトン・サックスとバス・クラリネットという低音楽器が粋なソロを掛け合う曲です。この辺りが真面目なのか不真面目なのかわからなくて面白いし、私は好きです。最初と最後に馬のいななきみたいな音を出すのが愉快さを増していますね。構成は面白いですがここでも演奏は至ってまともですよ。

4曲目は物悲しい感じのしっとりした曲で、ヨハンソンがクラリネットを吹いているのですが、曲とのマッチングがとても良いと思います。カルハマーのバリトン・サックスがテーマ部でアンサンブルをするのですが、これもマッチングが良いです。グルツの新鮮なピアノがここでも良い味を出しています。

こんな感じで進んでいくのですが、オーソドックスな構成で曲もメロディアスなのにも係わらず、出てくる音の肌触りは上記のとおり粗くて、演奏はまともなのにパンキッシュな感じが漂っているという、なんと伝えて良いのか?ちょっと他には例がない独特の良い味を出しているバンドなんです。不良っぽいと言えば良いのかな~?

このバンドの2作目『fortjanar mer uppmarksamhet』も同じ雰囲気のアルバムになっていてオススメだと思います。メンバーはピアノだけがルードヴィック・バージェに交代しています。その後はこのバンドを解散?して、セッテベリがリーダーとなった『KRISSVIT』が2005年に出ました。ピアノレスでホーン陣のアンサンブルを加えた作品になっています。この路線で2007年にもアルバムを出しましたが未チェックです。

今夜の甲府盆地は夜霧に包まれていて幻想的な感じですよー。

アルバム名:『The Torbjorn Zetterberg Hot Five』
メンバー:
Torbjorn Zetterberg(b)
Per "Texas" Johansson(ts, cl, bass-cl contrabass-cl)
Jonas Kullhammae(ts, bs)
Torbjorn Gurz(p)
Daniel Eredriksson(ds)

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