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楽しかった~!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信25回目「ハードバップの魅力です。
ゲストはジャズライター阿部等さんです。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

阿部さんと言えば、ジャズ喫茶「いーぐる」の常連にして、
テーマを決めて行われる「連続講演」の講演者でもあります。

雲さんは「阿部さんの講演は気持ち良い。」と言います。
私も阿部さんの講演には何度か参加したことがありますが、
確かに気持ち良かったです。
学術、分析的ではない。ジャズ喫茶で和んでいるような雰囲気の講演。
雲さんは「部屋で自分で選んで聴くのと違い、他の人がかけてくるのは面白い。」
とも言っています。

モダン・ジャズ、いわゆるジャズというのはハード・バップと言っても良いです。
今日は阿部さんにハード・バップの気持ち良いものを選曲してもらいます。

とりあえず聴いて見て下さいということで、これぞハード・バップという1曲。

ジャキー・マクリーン『スイング・スワング・スインギン』から
《レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス》

マクリーンからきましたか(笑)。それもワンホーン。
阿部さんらしい選曲だと思いました。
まあ、これぞハード・バップですね。
(これ以降、緑字は曲を聴いての私の感想などです)

曲終了後、雲さんは「ノリノリで気持ち良かった。」と言います(笑)。
そうでしょう。そうでしょう。
今日は全曲メンバーもきちんと紹介してくれます。

続けてトランペットのワンホーン。

ブルー・ミッチェル『ブルース・ムーズ』から《アイル・クローズ・マイ・アイズ》

これも聴いていてついつい笑みが・・・。
これぞジャズ喫茶選曲ですよ。
今日は気楽に聴けて楽しい予感です。
ミッチェルに続くケリーのピアノも最高にコロコロ鳴ってますよね。
tommyさんブログで知ったのですが、サム・ジョーンのベースはガット弦の音。

阿部さんはこのアルバムが良いのは、ケリーの貢献度70%だと言います。
これはケリーに煽られて、ミッチェルがいつになく良い演奏をしたと言います。
雲さんはピアノのコンピング、相槌といっていいと思うが、これが上手いと。

コンピングの上手いのはということで、
ホレス・シルバー、トミー・フラナガン、バリー・ハリス、ソニー・クラークと
2人でスラスラ挙げていきます(笑)。
阿部さんからソニー・クラークは好不調の波が大きいなんて話も出ます。

ケリーが出てきたのでということで、ケリーのピアノ・トリオ。
「一般的に『ケリー・ブルー』が良いといわれるが良くない。」と阿部さん。
雲さんも同意しています。私もそう思います。
雲さんは、1曲目のベースの「プ~ン」とフルートで気が抜けるみたいなことを
言ってます(笑)。そして「その後のピアノ・トリオは良いんだけどね~。」と続けます。

『ケリー・アット・ミッドナイト』が良いということで、同アルバムから《テンペランス》

このアルバムは私も聴いて一発で惚れました。
私はレコードB面1曲目の《オン・ステージ》が好きです。
フィリー・ジョーの爆ぜるブラシが最高。
チェンバースのズンズン歌うベースがまた良いのです。
これを聴くと自然に体が揺れてきますね。
ベース・ソロ、ドラムのバース交換も最高なのです。
今日は気持ち良いなあ~。

曲終了後、雲さんは笑って「良いですね~。」と言います(笑)。
曲を聴いている最中気になっていたことがあるんだとか?
お2人とも使う擬音が同じなんだそうです(笑)。
ジャズ喫茶育ちの2人に共通するものがあるのだろうということです。

ここで雲さんからハード・バップの詳しい解説が入ります。
説明は省略させていただきます(笑)。

次は雲さん選曲で、スローテンポのバラードです。
雲さん曰く、2管以上のアンサンブルがハード・バップの妙。

リー・モーガンが18歳でデビューした時のアルバム『インディード』から
《ザ・レディー》

これは都会の夜の音楽の雰囲気が漂う曲ですね。
マイルスが目指したそういう雰囲気という意味で、
これがハード・バップの1つの特徴でしょうね。
モーガンのトランペットはやっぱりカッコイイと思います。

2人は「いいですね~。以上。」だそうです(笑)。

最後の曲になる前に、阿部さんがジャズにはまったきっかけの話です。
高校くらいまでロック・ファンで、ビートルズなどブリティッシュ・ロックや
ツェペリンとか聴いていたんだそうです。
ところがウェス・モンゴメリー『フル・ハウス』を聴いてジャズに目覚めたとか。

阿部さんは「ライブで全員乗りまくっていて、何10回、何100回、何1000回
聴いても良い、飽きないアルバム。」と言ってました(笑)。

同アルバムからタイトル曲

確かにこれはジャズの演奏の楽しさの根っこの部分です。
ここから始まったというのが阿部さんらしいと思いました。
ジョニー・グリフィンのテナー、ケリーのピアノのソロは共に素晴しい。
ここにもまたウィントン・ケリーが(笑)。

今日はお2人が言っていた
「昔のジャズ喫茶の雰囲気を醸し出していて楽しかった。」
に尽きると思いました。

<アフター・アワーズ編>

最近はディレクター嬢の「快楽ジャズ通信。アフター・アワーズ編。」
が恒例になったようですね(笑)。

阿部さんからリー・モーガンは盛り上げ方が上手く、
コーラスごとに考えていて、メリハリがあるという話があり、
雲さんからは遊ぶところもあるなんて話があります。
お2人ともリー・モーガンのアルバム『キャンディ』が好きだとか。
ジャズ好きオヤジの会話ですな(笑)。

ディレクター嬢のエレピと雲さんエレベで《キャンディ》の演奏。
確かにカワイイ曲ですよね。なかなか良い感じです。
ディレクター嬢は最後の方、ちょこっと前ノリな部分も。
それと、ディレクター嬢は曲のカワイさに気分をよくして、
ついついテンポが速くなっていっちゃたようです(笑)。

さて、快楽ジャズ通信も始まってから来週で半年経ちます。
私は毎回レポートしてきましたが、来週で一応区切りを付けたいと思います。
来期からはレポートはせず、軽い感想程度にとどめますのでヨロシク!

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コメント

いっきさん

半年間も詳細なレポートありがとうございました。そろそろ解放されたいな気持ちもわかります。
つーか、もう半年経つのか、早っ!
目標は寺島さんのPCMの10年以上の長寿です(大丈夫かな~?)

投稿: 雲 | 2009年3月23日 (月) 01時44分

雲さん。こんばんは。
いえいえ、拙い表現でいろいろ勝手なことを書いてしまいました。お許し下さい。
そうなんですよ。実は解放されたかったんです(笑)。今度半年という節目を迎えるので区切りをつけます。
そうですね~。もう半年。早いですね。
半年経って番組カラーも確立したと思います。これからは新しいことも加えたりしながら、長寿番組を目指して下さい。微力ではありますが応援していきたいと思います。

投稿: いっき | 2009年3月23日 (月) 20時23分

いっきさん、初コメントです。こんばんは。
半年間もリビューして下さりありがとうございました!!
しかもあんなに詳細に・・・感謝の気持ちでいっぱいです。

いっきさんをはじめ、熱心なリスナーの方々に支えてくれたおかげで無事に春を迎えることができました。
詳細なレポートは大変でしょうが、ちょっとした感想やアドバイスなどなど、これからも楽しみに読ませていただきますね。

本当にありがとうございました!
また、スタジオにも遊びにいらしてくださいね。

投稿: 番組スタッフA | 2009年3月24日 (火) 19時57分

いっきさん、お疲れさま。
大変だったでしょうが、よく半年もやりましたね(笑)。
すごく面白かったですよ。
番組の知名度も広がったと思うので、いい頃合いでしょう。
次の新しい視点のいっきさん企画を楽しみにしています。

投稿: tommy | 2009年3月24日 (火) 20時39分

こんばんは。

番組スタッフAさん。
コメントありがとうございます。うれしいです。
番組レポートが少しでも皆さんのお役に立っていたらいいんですが。
いや~ほんとに快楽ジャズ通信が続いていくのはうれしいかぎりです。長寿番組になってほしいです。
4月からは気分任せで気楽に書きますので、よろしくお願いします。
何か適当なテーマを見つけて雲さんと相談しつつ、スタジオに遊びに行けたら良いと思っています。
そうそう、cross caltureチャンネルでAさんのナレーション聴きましたよ。素敵でした(笑)。

tommyさん。
私は一度始めると一応納得するまでは止まらなくなっちゃうんですよ。自分でもやっかいな性格だと思います(笑)。我ながらよく半年もやったなあ~。まあ、過去には高校皆勤賞っていう快挙もあったりしますから(笑)。
レポートが面白かったのなら幸いです。
「快楽ジャズ通信」はレギュラー番組として突き進んで行ってほしいですね。
私の春の新企画、期待しないでお待ち下さい(笑)!

投稿: いっき | 2009年3月25日 (水) 19時31分

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