嬉しいことを言われました。などなど
先週のジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演後、打上げにも参加しました。
今回の「NYダウンタウンを中心とした2008年下半期の新譜特集」は、若い人も結構来ていたので、これもジャズ・サイト’com-post’を立ち上げた効果なのかという話がありました。
そのせいなのか、打上げにも若い方お二人が参加して、そのうちのお一方と話をすることができました。20代半ばの方です。この方は最近ジャズ喫茶通いを始めたばかりだそうで、それなのに連続講演後の打上げに参加するという勇気のある方です(笑)。誤解のないように言っておきますが、打上げには誰でも参加できますし、後藤さんが優しく迎えてくれます。
話をした中で2つ気になったことがありました。
①:i-podでジャズを聴いているそうなのですが、アルバムを入れても最初の2曲くらいしか聴かないということ。
う~ん、是非アルバム全部を聴いてほしいところです。一度に聴かなくても良いので、4曲ずつくらいに分けて聴いてほしいです。と一応言っておきました。
②:その方の友達が「ジャズはB.G.M.だよね。」と言ったことに対して、「違うんだ。」ということを言いたかったのだが上手く説明できなかったということ。
う~ん、今の若者のジャズ認識はそんななのか~っ、ショック!あの時は私も頷くのみだったのですが、友達を「いーぐる」に連れてきて大音量で聴かせるしかないでしょう!まあ、もう実行しているかもしれませんが。
*
帰りの電車の時間があるので、店内での打上げ終了後に帰ることに。すると私に声をかけてくれた方がいました。打上げ時、そのIさんとは席が離れていたので、お話ができませんでした。
Iさんは、何と私のブログを見てトニー・マラビーの『トーン・コレクター』と『タマリンド』を買ったというのです。いや~っ、嬉しいやら恥ずかしいやら。ありがたい話じゃあありませんか。トニー・マラビーは現在屈指のサックス奏者なのにあまり認知されていないので、ブログで紹介したのですが、それを読んで買ったというんですから。
それから、私がゲストで出た「快楽ジャズ通信のパット・メセニー特集」も聴いたというのです。私のしゃべり方はそれ程変じゃないとも言ってくれました。更に、雲さんにも言われた《アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー》でのライル・メイズのシンセ・ソロがいまいちだという話も(笑)。
嬉しかったです!ブログをやっていると人のつながりが増えるというのを実体験しました。多分このブログも読んで下さっていると思います。Iさん「今度「いーぐる」でお会いしたらまたお話しましょう。これからもよろしくお願い致します。」
*
話は変わって、本日の「PCMジャズ喫茶」の放送。
ジャズ・タクシーの方がゲストに来ていました。乗せたお客さんが、かけていたベン・ウェブスターの《ダニー・ボーイ》を聴いて涙したとかしないとかの話から、ジャズ・サックス特集にしましょうという展開になりました。
1曲目は寺島さんがブラインドでかけて感想を聞こうという趣向だったのですが、受信器にはミュージシャンと曲名が表示されてしまいます(笑)。さてその曲はというと、ボディル・ニスカの《ダニー・ボーイ》でした。寺島ファンなら知っている例の女性サックス奏者です。
このCDが出た当時、私も寺島さんに傾倒していたので、ディスクユニオンで買いましたよ。でも・・・、しばらくして目覚めました。これって私の聴こうとするジャズなの?違うよな~っと。まあそうは言っても気に入ったのは1曲あって、それは《オンリー・トラスト・ユア・ハート》です。曲が好きなんですけどね(笑)。で、そのCDは・・・、ディスクユニオンへと売られて行きました(笑)。
ということで、この曲を半分聴いたところで、今日の「PCMジャズ喫茶」を聴くのをやめました。最早その後の展開は予想がつきますからね(笑)。
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コメント
いっきさん、こんばんは。いつも楽しく拝見しております。
以前から「いーぐる」連続講演で、いっきさんの姿をよくお見掛けしていたのですが、なかなか声を掛ける機会がありませんでした。今回ご挨拶できて良かったです。
トニー・マラビーは、去年の「いーぐる」新譜特集でOpen Loose『Strange Unison』を聴いて興味を持ったのですが、リーダー作について、まずはどこから入っていいものか今ひとつつかめず迷っていました。そんなとき、いっきさんのブログで紹介していただき、購入に踏み切れたのです。ライブ作『トーン・コレクター』は、一曲目から激動のリズムの中で咆哮するマラビーのサックスに痺れました(笑)。スタジオ作『タマリンド』はそのあとに聴いたので、当初地味(…?)に感じましたが、聴きこんでみると曲の展開や仕掛けが現代のNYの音を象徴しているようで面白いですね。
先日は帰宅途中の慌しい中でしたので、ゆっくりお話しもできませんでしたが、また「いーぐる」講演の打ち上げの時にでもお会いできればうれしいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: I | 2009年2月16日 (月) 01時21分
Iさん。こんばんは。
コメントありがとうございます。少ない時間ではありましたが、私もお話できて良かったです。
トニー・マラビーについては、リーダー作以外にもサイド・マンとして参加した面白いものがたくさんあるのですが、なかなか紹介できずにいます。なので今後おいおい紹介できればと思っています。
次回お会いできることを楽しみにしています。
投稿: いっき | 2009年2月16日 (月) 19時47分