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モンクは変!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信18回目、「セロニアス・モンク特集」です。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

ちなみに私のレポート。
いくら詳しく書いてもかかった曲については説明しきれないし、
ゲストが来た時の雲さんの盛り上がり様は伝え切れません(笑)。
是非ラジオ放送をお聴き下さい。
できればアフター・アワーズ編が聴けるミュージックバードが良いです。

さて、今日の放送は如何に?

雲さんにとってのモンクとは「なんじゃこりゃ」だとか。
最初にモンクの映像を見た雲さんは、太陽にほえろで殉職したジーパン刑事が
「なんじゃこりゃーっ」と叫んだのと同じように思ったとか。
番組でも思い切り叫んでいました(笑)。

なんじゃこりゃ度の高いブルース曲。
アルバム『アンダー・グラウンド』から《レイズ・フォー》

さすがのモンクの曲、同じようなフレーズの繰り返しのテーマ。
モンクのユーモア・センスというのでしょうか?
この辺りのとぼけたはずした感じが好きか嫌いかが
良くも悪くもその人のモンク好感度を決めてしまうんでしょうね。
私はそんなモンクが好きです。
(以下緑字は私が曲を聴いての感想です。)

この曲に関するディレクター嬢の感想が面白かったです。
雲さんのモンクのエピソードも楽しかったです。

モンクと言えば不協和音が特徴です。
《リトル・ルーティ・トゥーティ》の不協和音は
子供番組の汽車の汽笛をまねたものだとか。

アルバム『セロニアス・モンク・トリオ』から《リトル・ルーティ・トゥーティ》

そう言われて聴いてみるとこの曲、
汽車が走っていくようなイメージのテーマ部ですね。
これは新たな発見です。そうだったのかっ!

曲後に雲さんがアート・ブレイキーも「シュッシュッポッポッ」していると言いますが、
そのとおりだと思いました。

次はアンサンブルにおける「なんじゃこりゃ」度数が高い曲。
《ブリリアント・コーナーズ》は、曲の構造が凄く変なんだとか。
これについて詳しく解説していましたよ。

怒涛のなんじゃこりゃミュージック。
アルバム『ブリリアント・コーナーズ』からタイトル曲

私もこのアルバムはジャズを聴き始めの頃聴きましたが変だと思いました。
不思議と嫌いじゃなかったです。
でもそれからかなりの間モンクはあまり聴きませんでした。
これはなんとも言えない「味」がある曲と演奏だと思いますよ。
ソニー・ロリンズが完全にモンク色に染まっているのが凄い。

曲後にアニー・ヘンリーを例え話で説明したのも面白かったです。

曲の構造はストレート・アヘッドだが、
奇妙なメロディーを3管がアンサンブルするのが聴き所。
この3管アンサンブルが異様な迫力で迫るカッコよさ。
アルバム『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック』から《スキッピー》

この変なメロディーは、
意外と最近のアブストラクトなメロディーに通じるものがあるような・・・?
フロントの管も頑張っていますが、
やっぱりモンクのピアノ・ソロが一番しっくりきますね。

変な曲ばかりじゃなく良い曲もあるということで。
しみじみとしたメロディーの良さを聴きましょう。
アルバム『モンクス・ブルース』から《リフレクションズ》

やっぱり変な曲なんですけど、哀愁が漂っていて心に染みます。
このオーケストラの演奏が曲想にマッチしていると思いました。
初めて聴きましたけどこれはなかなかイイと私は思いました。

曲後に雲さんはオーケストレーションがダサいと言ってます。
そのダサさが意外とモンクにあっているのかも(笑)?

一聴奇妙だけどよく聴くと美しい曲。
雲さん曰くアグリー・ビューティーな曲。
雲さんがモンクの曲の中で好きな曲のベスト5に入るそうです。

アルバム『モンク・イン・コペンハーゲン』から《クレプスキュール・ウィズ・ネリー》

私はこれはなんともけだるい感じの美曲だと思うのです。
ちょっと眠くなりそうなというか、うとうとしている感じ。

モンクの間、モンク時間は独特。
共演者は苦労したんではないか?
そんなことでピアノ・ソロを聴くのが楽しいとのこと。
ピアノ・ソロ・アルバムはいくつかありますが、
雲さんによれば『セロニアス・ヒムセルフ』が最高傑作。
とつとつとした間を恐れないピアノ。
慎重に音を置いていくピアノ。
哲学的ともいえる、沈黙のピアニズム。

雲さんは同アルバムの《ファンクショネル》が一番好きだけれど長尺なので、
スタンダードの《アイ・シュッド・ケア

実はこのアルバム、買おうと思いつつもなかなか買えないでいました。
モンクの美学ここに結実といった感じだったんですね~。
これはやっぱり買って聴かないとだめですね。

次はダイナミックな感じの演奏。
アート・ブレイキーの隙間の無いドラムとモンクの間の相性の良さも聴き所。

楽器をやているとモンクの曲は指癖を拒否することがわかるそうです。
そしてクロマティカルで幾何学的な曲が多いとか。
ピアノを使ってうまいこと説明しています。

アルバム『ジニアス・オブ・モダン・ミュージック』から《ウェル・ユー・ニードント》

私はこの曲が好きです。
モンクってやっぱり変ですよね。
そこが良いのであります。
雲さんの言うとおり「なんじゃこりゃ」に尽ると思います(笑)。

今日は最初の「なんじゃこりゃーっ」に度肝を抜かれ、
一体どうなることかとワクワクしたのですが、
案外無難にまとまったという印象でした。
っていうか、聴くべきポイントをわかりやすく解説してもらえました。
ただ、最初にインパクトがありすぎで期待してしまったんです(笑)。

やっぱりこの程度の濃さでレポートしないと疲れますね。
前回のアキコ・グレースさんの時は例外です。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢が楽譜を初見で弾く恒例のセッション。

《ミステリオーソ》
これは軽く弾きこなしていましたね。
ディレクター嬢は「これ曲なんですかー。」と言ってました(笑)。
不安になりながら弾いていたとか。
幾何学的な曲。

《エピストロフィー》
これも軽く良い感じに弾きこなしていたのですが、サビの前で途中断念。
ディレクター嬢はやっぱり難解だと言ってます。

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コメント

アニキ、おはようございます。

モンクって、変なんですね。
そういえば、NHK-BS2で「名探偵モンク」という海外ドラマがあるのですが、主人公のモンクが超潔癖性で変わってるんです。もしかしてセロニアス・モンクから名前をもらったのかも(!?)

投稿: ぴくるす | 2009年2月 2日 (月) 09時25分

ぴくるす。こんばんは。

コメントありがとう。
そんな海外ドラマがあるとは知りませんでした。
「モンク」なんていう名前にする時点で、セロニアス・モンクを意識していると思います。作者がジャズ・ファンなんじゃないかな?
そのうち「名探偵モンク」についてネットで調査してみます。

投稿: いっき | 2009年2月 2日 (月) 19時38分

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