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一押しはジェームズ・カーター!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信20回目、
「A列車でいこう」特集です。

放送の内容は高野 雲さんのブログ:快楽ジャズ通信をご覧下さい。
かかったCDも紹介されています。

最初はいつものとおり曲説明です。
作曲はビリー・ストレイホーンで、コード進行はあまり難しくない曲。
(今日は入力画面の立上げにトラブって、この部分は聴くだけになりました。)

ブラウン=ローチ・クインテットのアルバム『スタディ・イン・ブラウン』から。

これは入りの汽車が動き出すところを模した部分から最高です。
続くテーマも気持ち良い。
ハロルド・ランドのテナー、クリフォード・ブラウンのトランペットは快調。
ソロは長くないのですが、言いたいことは言い切っている感じですよね。
リッチー・パウエルのピアノ・ソロも良い出来。
マクス・ローチのドラム・ソロがメロディアスでこれまた気持ち良い。
最後は汽車が止まっておしまい。
素晴しい構成のこれぞハード・バップ!
(これ以降緑字は曲を聴いての私の感想などです。)

雲さんもこれは汽車ポッポの演奏だと言っています。

’トレイン’は蒸気・電気機関車に引かれる’車両’という意味もありますが、
この曲における本来の意味は’地下鉄’なんだそうです。
雲さんは横浜出身で育ちの’ハマッコ’だったんですね~。
バス通学でバスに乗るときの話から入って’Aトレイン’の説明。
”A”という看板のついた、ニューヨーク8番街へ向かう’8番街急行’のことだとか。
’A(エイ)’トレインと’8(エイト)’トレインをかけているかもしれないとも。

デューク・エリントン楽団のアルバム『ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン』から。

エリントン楽団の演奏で、歌が入っていて、構成にアップ・ダウンがある演奏。

エリントンらしいシンプルなピアノ・トリオの演奏から入ります。
ちょっとオーケストラが入り、またピアノ・トリオに戻りそれをバックに歌へ。
後半スキャットも軽やかに、途中《アルプス一万尺》のメロディーをちょっと引用。
ここまで小粋な演奏になってますね。
オーケストラをバックにテナーのソロでムーディーに。
途中からアップ・テンポになってテナー・ソロが続きます。ここはダイナミック。
最後はテナーのカデンツアから〆へ。
これも構成と演奏が素晴しいですよね。
エリントン楽団のいろいろな要素が詰まった演奏でした。

アレンジが凝っていて、展開が面白い演奏だと言っています。
ベティ・ロッシュのヴォーカルは程好く力が抜けていて良。
そしてこの歌を美空ひばりが繰り返し練習したんだとか。
テナー・サックスはポール・ゴンザルベスです。

更にエキサイティングな演奏。
初めて聴いたのは吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」だったそうです。
凄い演奏に驚き、ディスクユニオンで買って帰ったとか。
ジャズを聴きたいというハード・ロック好きな女の子を「メグ」に連れて行って、
これを聴かせたらカッコイイと言ったそうです。
ノリノリすぎてリズムが裏返りそうになるが、そんなの気にならない演奏。
雲さんのトークがかなり熱いです(笑)。

ジェームズ・カーターのアルバム『ジュラシック・クラシックス』から。

いや~っ、出だしからビヒャ~と危険です(笑)。
かなり速いテンポでの演奏で、まさに暴走特急です。
いや~っ、カッコイイ!
途中ではブヒャ~ビヒャ~といっちゃってたりします(笑)。
途中いくつかのメロディを引用しているんだけど、曲名がわからないよ~。
ピアノもなかなか頑張っていますね~。イイです。
クレイグ・テイボーンだったんですね。
今はティム・バーンとかとやっていて、キレキレの演奏をしています。
これは大音量で聴くと気持ちが良いと思いますよ。
このアルバムは知らなかったな~。これは買いです!

雲さんはいつ聴いてもご機嫌と言ってます。
クレイグ・テイボーンはセシル・テイラーのようなところもあるがポップだと。
スラップタンギングやフラジオとか、いろいろなテクニックを使っています。
雲さんのブログによるとこの曲が聴かせたいがための今回の特集だとか。
その気持ちよ~くわかります。

《A列車で行こう》はホーン奏者の演奏が多い曲。
それではということで、ピアノ・トリオの演奏でアプローチが面白いもの。
ドラマー村上秀一のグループ:ポンタ・ボックスのピアニスト佐山雅弘の演奏です。
《テイク・ファイブ》の5拍子の上に《A列車で行こう》をのせています。
テクニックがあり、アイディア倒れには終わっていないとのこと。

佐山雅弘のアルバム『フローティン・タイム』から。

確かに面白い演奏ですね。
たまにはこういう演奏も良いでしょう。

変化球の1曲でした。

最後は盛り上げて終わります。

大西順子のアルバム『ピアノ・クインテット・スイート』から。

久しぶりにこの人の演奏を聴きました。
なるほど、低音の使い方は山中千尋と似たような感じがありますね。
豪快なのは良いけれど、この人のピアノって何か弾きっ放し感がありますね。
ホーン陣が入ったり、ヴォーカルまで入る楽しい演奏でした。

今日はジェームズ・カーターの《A列車で行こう》に尽きます。
これが聴けただけで幸せです(笑)。
この演奏は原田正典さんも著書「JAZZ徒然草」の中で推薦していますね。
今日かけたアルバム。
私は『スタディ・イン・ブラウン』しか持っていませんでした(涙)。

<アフター・アワーズ編>

ディレクター嬢のアニメ声、今日も出ました(笑)!
でも今日はややアニメ声です。
いつもの如くディレクター嬢の楽譜初見弾きのコーナー。
初見の先生orコーチ雲さん。
ジャス的なリズムのノリ方を、危ないトークを交えて指導(笑)。
私は楽器はやりませんが、なるほどそういう感じか~という内容でした。
今日のディレクター嬢はかなり良い感じでした。左手和音も結構ジャジー。
この曲は何度も耳にしてよく知っている曲だからなのでしょうが、
やっぱり雲さんのコーチのおかげ?

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コメント

カーターの「Aトレイン」はアタシもぶっちぎりで好きなヴァージョンです。何つってもあの「ボホッ!カッパンカッパン!」の”タンポぶち叩き奏法”(カッコ良くキメれるのはカーターとフレッド・ジャクソンぐらい)
アレにヤラれました。「Aトレイン」どころか「暴走列車」ですね(笑)。

投稿: takaラサーン | 2009年2月18日 (水) 16時34分

takaラサーンさん。こんばんは。

この演奏は知らなかったのですが、聴いてみて気に入りました。ほんとに”タンポぶち叩き奏法”は最高ですよね。ジェームズ・カーター恐るべしと思いました。
カーターの他のアルバムを持っているので、早速聴きなおしたりしています。ゲスト参加したハミエット・ブルーイエットとバリトン・サックス・バトルを繰り広げる『アウト・オブ・ノーホエア』なんかはお気に入りです。

投稿: いっき | 2009年2月18日 (水) 20時53分

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