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「いーぐる」2008年下半期新譜特集(その2)

「NYダウンタウンを中心とした2008年下半期の新譜特集」のレポートの続きです。

ここで紹介されるようなジャズは他では聴けないので、この新譜特集はとても貴重な機会だと思います。2009年度もありますから興味がある方は是非参加してみて下さい。

この特集でかけた曲の詳細は、「いーぐる」のホームページ:http://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.html「diary」に掲載されています。

それでは参りましょうか。

⑤Los Dorados & Cuong Vuのアルバム『Incendio』から《Acapulco Golden》
クォン・ヴー(tp)、ダニエル・ズロトニック(ts,effects)、デミアン・ガルベス(el-g,effects)、カルロス・マルドナド(b,effects)、ロドリゴ・バルボサ(ds)、DJラヨ(turntables)
*なお、カタカナ表記は不正確ですのでご容赦下さい。

トランペッターの他流試合編。前の4曲がちょっと暗い感じだったので明るいやつをということで、メキシコのジャム・バンドにクォン・ヴーが参加したアルバムから。ラテン系で泣きが入る曲。昔っぽいスクラッチも入ります。ヴーのアルバム『ヴー・テット』の曲に似た感じもあり。ディスクユニオンで安く売っているとか。←だいぶ前らしいです。

私はこの曲が気に入りました。出だしからヤバイ雰囲気で、なかなかの盛り上がりです。ヴーらしいトランペット奏法で、『ヴー・テット』に似ているところがありますね。AmazonとHMVで検索したんですが見つからないので、ディスクユニオンで買おうと思います。

⑥Poolplayers(グループ名)のアルバム『Way Below the Surface』から《Beneath the Undercurrent》
アーヴェ・ヘンリクセン(tp,electronics)、ベノワ・デルベック(p,bass station)、ラース・ジュル(ds,electronics)、スティーヴ・アーゲル(Usine on laptop,delays,Sheman filter)

トランペッターの他流試合編。エレクトロニクスを多様した即興。触覚的な音が特徴。益子さんは個人的に好きだそうです。捉えどころが無いと言えば言えなくもない。ヘンリクセンが独特なハイトーンの歌を歌う曲もあるそうです。

アーヴェ・ヘンリクセンとクォン・ブーのサウンド傾向は似ていますね。デルベックのピアノがヨーロッパ・フリーしています。私は特に悪くはないと思います。ただハイトーンの歌を聴いたことがないので、聴いてみて苦手と感じるかもしれません。

⑦Elephant9(グループ名)のアルバム『Dodovoodoo』から《I Cover the Mountain Top》
P97 ストーレ・ストーレッケン(fender rhodes,hammond organ,synthesizer)、ニコライ・ハングシュレ・アイレットセン(el-b)、トーシュタイン・ロフトフース(ds)

⑥のアーヴェ・ヘンリクセンが所属するグループ:スーパーサイレントつながりで、ストーレ・ストーレッケンのアルバムから。ストーレッケンはノルウェイの人。年末の持込ベスト盤大会で原田さんがかけました。今回かけるのは別の曲。前半が初期ウェザー・リポートに似ていて、オルガンが入ってくるあたりからE.L.P.の感じになる曲。ローズはジョー・ザビヌルを意識しているようです。60年代後半から70年代の志向性あり。

歪んだローズが最高です。確かにこの音は初期ウェザーのザビヌルですね。曲調もウェザーの《バディアの楼閣~ヴギウギ・ワルツ》を感じさせます。ウェザー好きの私は、これイイです(笑)。ラウド&ラフな演奏。慌ててHMVで購入しました(笑)。もろプログレな曲もあります。ウェザーの《ドクター・オノリス・コウサ》とマイルスの《ディレクションズ》もやっていますから、どういうサウンドを志向しているかは自ずとわかると思います。

⑧Bad Touch(グループ名)のアルバム『Like a Magic Kiss』から《Bad Touch》
ローレン・スティルマン(as)、ゲイリー・ヴェルサーチ(org)、ネイト・ラドリー(el-g)、テッド・プア(ds)

とオルガンつながり。当地のミュージシャンは”ヴェルサーチ”ではなく”ヴァセーシ”と呼ぶそうです。今売れっ子ミュージシャンで、従来のオルガンとちょっと違うところがあります。要注目のオルガン奏者です。益子さんはローレン・スティルマンのリーダー・アルバムでの演奏は吹きまくるがグッとはこないとか。テッド・プアはでかくて怖いとか(笑)。今注目のドラマーです。サックス/ギター/オルガン/ドラムの編成は、クリス・ポッターやティム・バーンのグループにもみられる編成です。今の流行?

サックス、ギター、オルガンが単音や短いフレーズを発し、それらがモザイクのように組み合わさっていく、従来のメロディの概念からすると不思議な曲です。ギターの音はシンセっぽいです。テッド・プアの重量級バス・ドラが凄い迫力。私はこれも面白いと思いました。入手したいのでAmazonとHMVで検索したんですが見つかりません。これはネット購入しかないようですが、ディスクユニオンで扱ってほしいところです。

今日はここまでです。続く!

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