東かおるさんが只今のお気に入り!
今日のミュージックバードの「PCMジャズ喫茶」には、MAYAさんがゲスト出演しました。この番組、最近はミュージシャンのゲスト出演が多いのですが、女性ばかりですね(笑)。そういえば番組最後のほうでは、一歩間違えばセクハラ的危険なオヤジトークが交わされていましたよ。よわったものです(笑)。今回も爆笑多発な放送でしたが、レポートは気が向いたらするかもしれません。
ところで、私はMAYAさんの飾らないチャーミングなトークに惚れました。「また惚れたんですか?」って思ったあなた。いいじゃ~ありませんか?トークに惚れるくらい許してやって下さいませ(笑)。ここで、私がトークに惚れた女性ジャズ・ミュージシャンのベスト3を発表します(笑)!松本茜さん。MAYAさん。山中千尋さんです。
もう一つ、最近いつも人気ブログランキングで順位を争っている安達久美クラブパンゲアが今日甲府の桜座でライブをしました。何度か桜座に来ているので、見に行こうと思いつつ今回も見に行きませんでした。ドラムの則竹裕之さんを特に見たいんですけどね~。
さて、「PCMジャズ喫茶」で岩浪洋三さんがかけたのを聴いて気に入ったアルバム東かおるの『フットプリンツ・イン・ニューヨーク』(2008年rec. River East Music)をちゃんと紹介しておきましょう。今年最初に聴いたアルバムでもあります。
メンバーは、東かおる(vo)、スコット・リーヴス(alto-flh,tb)、マイク・ホロバー(p)、ジェシー・フォレスト(g)、ロビンソン・モース(b)、パオロ・オーランディ(ds)です。このアルバムはニューヨークで録音していますが、岩浪さんによると東はニューヨークに住んでいて、今は日本にいるとのことです。この録音をした頃はニューヨークにいたのかも?
まず何はともあれ、東のヴォーカルのけだるくフワッと柔らかいところが気持ちイイです。そんな歌い方でのスキャットのようなものも入ったりして、聴いているうちに心のコリがほぐされて和んできてしまうのです(笑)。
「PCMジャズ喫茶」では、セロニアス・モンクの《ベムシャ・スイング》に、東が日本語の歌詞を付けて歌っているのが面白いと言っていたのですが、ベニー・ゴルソンの《アロング・ケイム・ベティ》にも日本語の歌詞を付けています。岩浪さんは、この辺りのユーモアのセンスは、東が大阪出身だからだとも言っていました。そうかもしれません。
《イエス・オア・ノー》《ジャイアント・ステップス》には東が英語の歌詞を付けて歌います。チャーリー・パーカーの《コンファメーション》、ウェイン・ショターの《フットプリンツ》、チック・コリアの《ハイ・ワイヤー》など、ジャズメン・オリジナルも歌っているところがちょっと異色だと思います。ちょっとクセのある曲をいづれもオシャレに粋に東流に歌いこなしてしまうところはなかなかだと思いますね。
スコット・リーヴスのトロンボーンが東の声に柔らかくからむのもいい感じです。他バッキング陣も東のヴォーカルを生かすように、小粋にサポートをしています。というわけで、只今私のお気に入りヴォーカルとして、最近これをよく聴いているのであります。
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コメント
いっきさん、こんばんは。
いっきさんは新譜もちゃんと聴いてますね〜。感心します。
オイラはちょっとジャズ毒にやられたみたいなので(笑)、
気分を変えて「ジャズのコード理論」の初級編を勉強中!!
音楽は一切流さずに静かな環境で・・・静寂もジャズ成り(笑)。
投稿: tommy | 2009年1月11日 (日) 04時24分
tommyさん。こんばんは。
新譜はたまに聴く感じです。最近は世間のスピードについていけないんです(涙)。数ヶ月遅れで話題の新譜を買う感じになっています。今回紹介した新譜は稀なケースです。
ジャズ毒にやられることもありますよね。とはいえ音楽を聴かないだけで「ジャズのコード理論」の勉強ですもんね。tommyさんのジャズ中毒もかなり危険な状態だと思いますよ(笑)。
投稿: いっき | 2009年1月11日 (日) 12時57分