たまにはジャズ・ボーカルもねっ!
今日はこの冬初めての「ほうとう」でございます。
山梨に住んでいないと「ほうとう」とは何のことなのかわからない人もいるでしょう。簡単に言えば味噌煮込みうどんです。ただし麺が普通のうどんではありません。うどんを平らに潰したきし麺のような感じのものです。甲州(山梨)に住んでいる人にとっては、冬は「ほうとう」なのであります。それも「カボチャのほうとう」なんです。
スーパーに麺(ほうとう)が売っているので、買ってきて具を入れて味噌を入れて、煮込むだけの簡単な家庭料理です。今日の具はカボチャ、にんじん、ジャガイモ、さやえんどう、豚肉(細切れ)です。好みによりますが、カボチャはとけるぐらいのほうがおいしいです。見た目はイマイチですが、味はなかなかだと思いますよ。麺より具が多いなあ。そこがイイ(笑)。
さて、本題のジャズ・ボーカルの話。サラ・ボーンです。この人を初めて聴いたのは、今から25年くらい前、NHK-FMのジャズ番組で聴いたアルバム『クレイジー・アンド・ミックスド・アップ(邦題:枯葉)』に収録の《枯葉》です。全編アドリブ・スキャット、それもかなりのアップ・テンポという、とんでもないシロモノです。
これ聴いてぶっ飛びましたよ。凄いドライヴ感、ジャズってカッコイイ!この時、「ジャズ聴いて良かった。」と思ったんですから、今考えると笑っちゃいます。この演奏はジョー・パスのギターも聴き所なのでお聴き逃しなきよう。
今日紹介するのは、それじゃなくて『アイ・ラヴ・ブラジル』(1977年rec. PABLO)です。何冊かある私所有のジャズ・ガイド本に掲載されていてアルバムです。ジャズ・ボーカルは、CD・レコード・ハントの時にたまに買います。これは最近買った中古レコードで安かったです。
タイトルどおりブラジルの曲を歌ったもので、アントニオ・カルロス・ジョビンやミルトン・ナシメントなどの曲が入っています。中でも私はジョビンの《トリステ》、ナシメントの《ヴェラクルズ》、エウミール・デオダートの《ア・リトル・ティア》がお気に入りです。これらの曲におけるこってり・まったり感はかなり気持ち良いですよ(笑)。
サラ・ボーンの濃い目の暑苦しい系ボーカルが、情熱的なブラジル音楽やラテン・リズムと意外と良くマッチするんですよ。爽やかという感じではありませんね。これはやっぱり暑い夏の午後にビールでも飲みながら聴くほうが合っていると思います。
サラ・ボーンのような黒人女性ジャズ・ボーカルが苦手な人は、ここらあたりから入門するのが良いのかもしれません。曲の良さで聴けてしまうのではないでしょうか?
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