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渋谷ジャズ・ミーティング、オーディオ万歳!

今回の集まりはジャズ・ミーティングとは言ったものの、実際にはジャズ・オーディオ・ミーティングと言ったほうが良いでしょう。だって、tommyさん自慢のオーディオを聴きまくったんですから(笑)。

tommyさんのオーディオについては、tommyさんのブログ:http://ameblo.jp/tommy-tdo/ をご覧下さい。今回tommyさんは私達を招くにあたって、オーディオ・システムの再調整を施していました。音質の再調整ということですが、こういう場合どんな音源(CD)を使って音質を調整するかによって仕上がりがだいぶ違ってきます。

この辺りの事情はオーディオをやっている人にはよくわかることだと思いますが、やっていない人にとっては何を言っているのかわからないでしょう。今回はオーディオに興味があるか人にしかわからない記事になってしましますが、ご容赦下さい。

P158 さて、tommyさんが音質調整に使ったCDは何かというと富樫雅彦『スピリチュアル・ネイチャー』という名盤です。このCDは音質的にどこがポイントかというと、ベースのたくましい音とホール録音の空間感を意識したパーカッションの音だと思います。ちなみに私が持っているのはLPです。

tommyさんのオーディオルームに入ると、最初はサブシステムの方を鳴らしていました。サブシステムのスピーカーはビクターのSX-ⅢにJBLのウルトラバス・システムのウーファーを加えたもので、ラックスのSQ38Fを5極管に改造したアンプで鳴らしています。かなり気持ち良く鳴っていましたよ。これをB.G.M.に使ったり、DVDを観るときに使うなんて贅沢です(笑)。

ミーティング開始の乾杯をした後、いよいよメインシステムでの試聴です。最初はソニー・ロリンズ《モリタート》からです。これ、古い録音なのですが、ジャズ的にはいたってまっとうな音なのです。RVGの新マスタリングCDでした。いや~っ、気持ちイイ!そして、私が普段聴く音量より圧倒的に大きいものだから、その迫力には圧倒されました。

何でこんなに気持ち良かったのか?今日自分のオーディオを鳴らしてわかりました。音の傾向が似ていました(笑)。tommyさんに感想を求められて、「普通に良い」と言って、ちょっとがっかりさせてしまったのかもしれませんが、それは音のバランス感が私にとって普通に聴こえたからで、私には違和感のないとても良い音だったのです。

ちょっと細いことなのですが、私のオーディオはCD(新しい録音物)をもう少し固めの音で、LP(古い録音物)をもう少し柔らかめの音で鳴らします。あくまで感想なのであまりあてにはなりませんが(笑)。

tommyさんは惚れ込んだ古いJBLのスピーカー:バックロードホーン箱入りD130+LE175+075真空管アンプで鳴らしていて、私は比較的新しいタンノイのスピーカー:スターリングTWW+古いツイーターPT-7NECのA-10Ⅲで鳴らしていて、まったく違う音がしそうなのに、似ていたりするからオーディオは面白い。鳴らし方次第なのです。

P113 私が普段チェックに使っているCDを快くかけさせていただけたことにも感謝です。どれも気持ち良く聴けたのですが、特にアンリ・テキシェ『粘土の城壁』は凄い迫力の演奏なのに、さらに音量大きめでかけてくれたものだから堪らない。快感激増でございます(笑)。

他にもたくさん聴かせていただきましたが、どれも気持ち良く鳴っていました。バックロードホーンスピーカーということで、低音の特性にピークやディップがある音を想像していたのですがそんなことはなく、アコースティックベースもエレクトリックベースも私好みの適度なダンピングで鳴っていました。

私が思うにスピーカーがもう部屋になじんでしまっていて、部屋を上手く鳴らしてしまっているのだと思います。部屋の主と化したスピーカーは頼もしい限りでありました(笑)。そして、昔のジャズ喫茶の雰囲気が嫌いで、自宅でジャズ喫茶の音を目指したという基本コンセプトがあるだけに、へたなジャズ喫茶より良い音であることは間違いありません。

こんな良い音なのに、tommyさんはまだ先に展開させたいんだとか。私は現状をもう少しゆっくり楽しんでも良いかな~と思うのですが・・・、そうは言ってもご本人がやりたければやったほうが良いです。やらずにモヤモヤした気持ちでいるくらいなら、やりましょう(笑)!また、その結果を聴かせてもらいに行きますよ。

他にも、ローランド・カークやラリー・コリエル&ビレリ・ラグレーン&アラダー・ペゲのDVDを見ながら、ああでもないこうでもないと難癖をつけたり(笑)、雲さんが部屋に置いてあるベースでDVDやCDに合わせてベースを弾いたり、tommyさんと雲さんのベース・デュオがあったり、のうさんトウチャンが若かりし頃俳優として出演した映画のことが最近地方紙に出たことなどなど、楽しいこと満載でした。

皆さんどうもお疲れ様でした。また来年もジャズ・ミーティングを開催しましょう。

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