こいつのアルトは気持ちイイ!
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今日はしばらく前に購入して気に入ったアルバムを紹介します。
ミゲル・セノーン(ミゲル・ゼノンと表記している場合有)の『ジバロ』(2004年rec. marsalis music)です。ディスクユニオン周辺で話題になったアルバムです。買おうと思っていたのですが機会を逸していました。やっと買いました。
メンバーは、ミゲル・セノーン(as)、ルイス・ペルドモ(p)、ハンス・グラヴィシュニグ(b)、アントニオ・サンチェス(ds)です。セノーンはプエル・トリコ出身で、最近はSFジャズ・コレクティヴやリベレーション・ミュージック・オーケストラなどいろいろなところで活躍する若手の注目株です。最近のアルバム『アウェイク』も話題になりました。
まず何が良いかって、アルト・サックスの音です。ストレートで非常にクリアなのに柔らかさも併せ持っていて気持ちイイです。フレーズは微妙にアブストラクトな感じなのですが、独特の哀愁があって胸にグッとくるものがあります。決して俗に言う美メロではありませんし、やっぱり現代性というのかどこかに暗さが顔を覗かせたりもしますが、情感溢れる吹き方と上手い具合にマッチしています。
ペルドモのピアノはセノーンの雰囲気に非常に近いセンスを感じます。とても相性が良いのです。この2人の奏でる音楽は、哀愁のラテンから猥雑さを除去し現代クールネスを加えた感じとでもいいましょうか?クールと言っても、決して素っ気ないものではありませんよ。情感が溢れてくるのが感じられます。
サンチェスの叩くラテン系リズムが上記の雰囲気にとてもあっているところも魅力です。ベースはあまり目立つ感じではありませんが堅実にサポートしています。それからこのアルバムの曲は全てセノーンが作曲しています。
セノーンのアルトは他にも聴いたことがありますがハズレがないですね。現代注目アルト奏者ですので是非聴いてみて下さい。
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コメント
いっきさん。おはようございます。引篭りのtommyです(笑)。
ミゲル・ゼノンは良さそうだな〜、聴いたことないな〜と思っていたら、ヘイデンの
「ランド・オブ・ザ・サン」に参加していたんですね。聴こうと思って探したら、ラファロに持って行っちゃっていました(笑)。
どうしても聴きたいので、アマゾンで「Looking Forward/Miguel Zenon」をゲット。
聴いて気に入ったら、コンガ奏者のレイ・バレットの「オマージュ・トゥ・アート」に参加しているので、それも買いかな?(笑)。
先週は「マルカムの要塞」に行って「ブラック・ジャズ・レコード」をチェックしてきました。やはりマルカムは持っていましたぜ!(笑)。オイラが「ラック・ジャズ・レコードってありますよね・・・」って言っただけで、マルカムは嬉しそうに「何枚かありますよ」って、やはりツボだったようです。さて、何をかけたでしょうか?
投稿: tommy | 2008年11月 9日 (日) 06時19分
ヒントはピアニスト(笑)。
意外でビックリ!
投稿: 雲 | 2008年11月 9日 (日) 12時49分
tommyさん。雲さん。こんにちは。
「Looking Forward/Miguel Zenon」は彼のファースト・アルバムですよね。聴いたらどんな感じか教えて下さい。実は「ランド・オブ・ザ・サン」も買いそびれているCDなんですよ。そのうち買うことになると思います(笑)。
引篭りと言いつつ、雲さんと一緒に「マルカムの要塞」に行くなんてズルイ(笑)。「ブラック・ジャズ・レコード」やっぱり持っていましたか~。レコードは結構高値で取引されているみたいですよ。
こう言う質問は楽しいです。私もワクワクしちゃう。エ~ッ、それでは回答致します。雲さんのありがたいヒントも考慮にいれて、Walter Bishop,Jr.'s 4thの『Cycle Keeper Of My Soul』だと思います。ネット検索したらアルバム評に「濃密で真っ黒いアルバムになってます。」と書いてありましたから。
投稿: いっき | 2008年11月 9日 (日) 14時16分
いっきさん
あ、私は一緒に行ってませんよ。>マルカムの要塞
もう一週間ぐらいtommyさんには会ってないんじゃないかな?
ブラックジャズの話は、
電話で自慢されただけでーす(笑)。
投稿: 雲 | 2008年11月 9日 (日) 23時34分
雲さん。こんばんは。
そうだったのですか。
電話で自慢したんですか(笑)。
tommyさんからはやく結果を教えてほしいです。
投稿: いっき | 2008年11月10日 (月) 00時43分
今、ブログはリフレッシュ休暇中です(笑)。
答えは画像付きでブログにアップしなくては・・・それから「マルカムの要塞」のマンガも描きます(笑)。ブラック・ジャズ・レコードのアルバムは中古アナログ盤は高いのですが、ピーバインから出ていているCDは紙ジャケで2,100円くらい。早速ゲット!
最近エレベの特訓中なんですよ。ギターのようにエレベを弾く、音色に特徴を出すがテーマです(笑)。ン〜かなりいい感じなんだけど、まだまだ試行錯誤中。早く雲さんに聴かせて、改良点のアドバイスを貰わなくては(笑)。
投稿: tommy | 2008年11月10日 (月) 01時57分
tommyさん。こんばんは。
私もリフレッシュ休暇をとるはずだったのに、ランキングが上がったもんで、また調子に乗って更新続けてます。内容は少しは楽しているつもりです。昔からリフレッシュ休暇とかをとれない私です(笑)。
質問の答えとマンガを楽しみにしています。
ブラック・ジャズ・レコードの紙ジャケCDは買おうと思っています。今のところの候補は、ジーン・ラッセルの『トーク・トゥ・マイ・レディー』とヘンリー・フランクリンの『ザ・スキッパー』です。
エレベの特訓ですか。ギターのようにエレベを弾くのって難しいのでしょうね。雲さんとのエレベ談義は楽しいのでしょうね。子供のように語るお二人が目に浮かびます(笑)。
投稿: いっき | 2008年11月10日 (月) 20時08分
早くtommyさんの特訓&研究成果を聞かせてほしいです。
私はギターが弾けないので、目からウロコの得ることがたくさんあるんじゃないかと思います。
投稿: 雲 | 2008年11月10日 (月) 22時29分