オレゴンもなかなか良いですよ。
一瞬であろうと思いますが、さっき人気ブログランキング3位でした。
皆様応援どうもありがとうございます。
私はただただ感謝!感謝!でございます。
昨日はコルトレーンで温度が上昇し過ぎたので、今日はオレゴンでも聴いてクール・ダウンってのはいかがでしょうか?
ジャズを聴き始めた今から27年ほど前、スイングジャーナルにもオレゴンが登場していましたが、最近はもう忘れ去られたような感じですよね。でも未だにグループとして活動している長寿グループなのです。数年前、オレゴンのメンバー:ポール・マッキャンドレスのアルバム『シェイプ・シフター』を聴いて気に入ったのがきっかけで、オレゴンを聴くようになりました。とは言ってもアルバムは4枚しか持っていません。
今日紹介するのはオレゴン35周年記念アルバム『プライム』(2005年、CAM JAZZ)です。メンバーは、ポール・マッキャンドレス(oboe,bs-cl,ss,sopranino)、ラルフ・タウナー(classical&12strings-g,synth-g,p,key)、グレン・ムーア(b,stick-b)、マーク・ウォーカー(ds,hand-per,drum-syn)です。初期メンバーはパーカッションがコリン・ウォルコットだったのですが、1984年に交通事故で亡くなったので、現在はマーク・ウォーカーが参加しています。
左がポール・マッキャンドレス、右がラルフ・タウナーです。渋いじゃございませんか。オーボエを吹くマッキャンドレスがスティーブ・マックインに見えるのは気のせいでしょうか(笑)?
1曲目《イフ》は典型的なオレゴン・サウンドですね。何とも気持ち良いマッキャンドレスのオーボエが演奏をリードします。バックのタウナーのギターがまた良い。オレゴン州(行ったことはありませんが)の草原をそよ風が吹き渡るような爽やかなサウンドです。決まったビートはありますが、自由なベースとパーカションが開放的なサウンドに貢献しています。
《アン・オープン・ドア》では、タウナーがピアノを弾いていますが、ピアノも上手いですねこの人は。聴きようによってはフュージョンなのですが、こういう都会的な洗練されたサウンドも今のオレゴンなのでしょう。《ホエダウン》はムーアのベースがフィーチャーされているのですが、深い響きがなかなか気持ち良いですよ。《ソーラー・フレア》はマッキャンドレスのバス・クラリネットがフィーチャーされたフリーな小品(1分弱)。《キャッスル・ウォーク》はマキャンドレスがソプラノを吹き、タウナーがシンセを弾くのですが、メセニー・サウンドのようなカントリーな響きが混じっていたりして面白いです。
最近ではクラブ方面からの人気もあるらしくて、ジャンル的にはどういう風に分類されるのかはっきりしません。そういう意味ではまさにクロス・オーバー、フュージョン的なグループなのでしょう。まあ、ジャンルなんかどうでも良いことで、言いたいのはオレゴン・サウンドを聴いて気分をリフレッシュするのはいかがですか?ということであります。
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コメント
スゴイ、スゴイ。ランキング3位おめでとうございます。
「オレゴン」のアコースティック・サウンドはタンノイに合いそうですね。
投稿: tommy | 2008年11月25日 (火) 10時55分
tommyさん。こんばんは。
ありがとうございます。
ちょっとの間でもベスト3はうれしいです。
そうですね。
「オレゴン」&タンノイの組合わせ、意外と良いです。
投稿: いっき | 2008年11月25日 (火) 20時11分