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山中千尋さんゲストの「PCMジャス喫茶」を聴いて

う~ん、今日のやつ途中まで書いたらおかしくなって、書いていてやつが消えちゃったよ~。最近パソコンの処理能力が遅い上に、記事作成画面のインターフェースが時々フリーズしたりと欲求不満がつのりまくってます。くそ~っ!

今回の「PCMジャス喫茶」の収録を雲さんがご覧になっていて、その時の感想をコメントしてくれましたのでここにUPします。ちなみに雲さんはその時息子さんと同伴だったとのこと。仲の良い親子でうらやましいです(笑)。

>放送は声だけなので喧嘩してるようにも受け取れちゃうところもあるんですが、実際お二人のやりとりの姿を生で見ていると、こまっしゃくれた孫娘と、そんな孫娘のことが可愛くて可愛くて仕方のないガンコ爺さんが目を細めているような、そんな光景でしたよ。

放送を聴いていても和やかな雰囲気は伝わってきました。楽しそうでした。

さて私の勝手な想像をちょっと書きます。
男性に興味がないと言っていた山中さんですが、ことブラッド・メルドーに関しては、「ブラッドは・・・」とファースト・ネームで呼んだり、寺島さんの「もしプロポーズされたら・・・」に過剰に反応したところから、まんざらではないのではと思いました(笑)。まあ、単なる憧れなのかもしれませんが・・・。

P33 さて本題です。『エニシング・ゴーズ』から《トレス・パラブラス》が終わりました。

寺島さん「テーマの部分だけはいいなあと思って聴いていたんですが。
岩浪さん「出だしいいよね。雰囲気がね。」
寺島さん「ソロに入って行ってなんか急に寒々とした冷え冷えとした雰囲気が伝わってきて、どうしてラテンの曲を演奏するのに、こういうタッチあるいは思想ですね。弾かなきゃいけないのかという疑問がですね。沸々と湧いてきました。」寒々冷え冷えのけなし方は常套句ですね。それほど寒々してなかったと思うけどな~。
これに山中さんが猛烈にアピールしていたようです。だいたいラテンのタッチってなんですか?ラテンのタッチって!わかんないんですけど。」かなり猛々しい(笑)、鋭い切りかえしです。
寺島さん「確かにバックのリズムはボレロでいい感じなんですけど。まあ私もですね、ラテンのタッチが何かって言われるとなかなか答えにくいんですけど。いわゆる我々ジャズ・ファンが考えているラテンのイメージがあるじゃないですか?そこと全然かけ離れた演奏で・・・」おっ!ちょっとひるんだ(笑)。でもラテンのイメージに拘りすぎだと思うのですが。
岩浪さん「明るくて陽気で、なんかこう賑やかなお祭り風の・・・」かなり適切なお答え
寺島さん「すくなくともアメリカを2つに分ければ、南米的な要素ってのがやっぱりある。北米的な要素もあると思うんだけど。これなんかねスカンジナビアとかそういった。何かこうねフィヨルドの奥から聴こえてくるような。そんな感じあったんですけどどうでしょうか?」!表現は面白い寺島流「フィヨルドの・・・」。寒々してちゃダメなんですか?
山中さん「それがいいとこでもあるんじゃないですか?やっぱり。そういう熱いものを外に全部出してたら色気も何もないでしょう。」う~ん。その通りだと思います
長澤さん「あっ聴きかたが全然違うね。この曲ってね。そんなに上品に弾く曲じゃないと思ってた。」勝手に自分のイメージで聴くのってどうなんでしょ?
寺島さん「私もそう思ってたの。」あ~あ、自分のイメージにやたら拘るんですね
長澤さん「昔から立川のね。ストリップ劇場行くとね。よくこの曲で皆ダンス踊ってたの。だから凄くね。下世話の下品なね場面にピッタリの曲だと思ってたから、こういう風に上品に弾かれちゃうとね。長年のイメージが狂ってね。私だったらもうちょっと泥臭くね。ストリップを踊るのに相応しいように、もっと泥臭くやってもらいたい。それがイメージ。」個人のイメージ話を言われてもね~。
山中さん「まあそれはブラッドに手紙書けばいいだけですよ。」いいぞっ!
長澤さん「いや、曲に対して。」アハハッ・・・。こっちが疲れてきます。
そこから長澤さんのジャズ体験話です。長澤さんの場合、立川のストリップとサーカスらしいく、ジャスに上品なイメージはないらしいです。
そこで寺島さんが、そういうことは体験している人といない人で聴き方の違いが歴然とするので、山中さんは関係ないから、聴いてこの曲に対するイメージがあってカッコイイと思えばそれはいいわけですと言いつつ、こんな風に考える老人層がいっぱいいるとも言います。はっきり言ってこの際そういう老人層はどうでも良いと思います(笑)
山中さん「素っ裸だけが色気があるわけじゃなくて、洋服や着物を着ているほうが色気がある場合もあり、例えば制服が好きで・・・何か変な話になってきたぞ、ラテンだからと言ってチャカポコさせるってことはないし、この曲に関してはこういう風に弾くのもカッコイイし、スタイルっていうか、ゴンサロ・ルバルカバも弾いているし、そういうのがベースになっていて、凄く憂いを帯びたって言うか、ある意味ブルースなんですよね。ブルースだと思う。なんでも12小節であのコード進行じゃないとブルースじゃないというトランペットの方もいますけど。私はそうは思わない。うれいを含むブルース。」必死に説明ですよ。
岩浪さん「考え方わかる。哀愁感があるものはブルースですよ。」わかってらっしゃる。
寺島さん「憂いを含んだブルースだったらもうちょっとブルースっぽくやってくれよって言いたくなりますよね。」ブルースに対しても自分のイメージを強いるんですね
山中さん「充分ブルージーじゃないですか?」
寺島さん「充分ブルージーなんだ?はあ~っ。」2人のブルース感が違うようです。
山中さん「だってあのタイミングのずらし方聴きました?凄いこう別々にやっていて、どんどんずれて行くんですよ。あのソロのとこね。」う~ん。言われるとわかります。
寺島さん「ミュージシャンはそんなこと言って楽しいかもしれないけど、聴いてるほうはずれたってずれなくたって、あんまり関係ないんだけどね。」やっぱり聴き所を受け入れないんですね。寺島さんはあくまでメロディーですもんね。
山中さん「う~ん。わかんないな~。だってさ、聴こえない人に説明するって一番大変なんだよね。」これっ、上手いこと言いましたね。
寺島さん「そうだよ。目の不自由な人にゾウはどうって説明しても無理だよね。いや今のオチでいいんだよ。やっぱりなかなか頭いいですよ。山中千尋はねっ。」
寺島さんは多分山中さんの言っていることがわかっていると思います。でも普通のジャズファンはそんな難しい聴き方はしないって言いたいんでしょう。それも一理あります。でもいつまでもそんなことを言っているから、ジャズの一部分しか楽しめず、すぐに飽きてしまうようなファンを作ってしまう弊害があることに気付いていないと思います。

寺島流ジャズの楽しみ方は初心者にとって福音だと思います。でもそこから先へは導いてくれません。本当にそれで良いのでしょうか?余計なお世話なのかもしれませんが、私はここに寺島流ジャズファンのもったいなさを感じています

いや~っ、ブラッド・メルドーのピアノを巡る攻防。いろいろ見えてくるものがありました。

この議論には後日談があります。ジャズ批評11月号「ピアノ・トリオVOL.4」のブラッド・メルドー・トリオの山中千尋さんの批評は、この時の議論の寺島さんに対するものだということです。面白いではありませんか。

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コメント

いっきさん、こんばんは。
マッコイめでたく落札しました。やはり競争相手が誰もいませんでした2,800円。競わないオークションって寂しいものがあります。トホホッ!オークションも不景気???アマゾンで買わなくて済みました。アマゾンの場合「マッコイ・タイナー ダブル・トリオ」で検索してみてください。3点あります3,300円〜+送料340円なので割高感ありますね。

投稿: tommy | 2008年11月14日 (金) 00時04分

tommyさん。こんばんは。

落札おめでとうございます。終了期限間近に入札するのはなかなか賢いやり方ですね。早目に入札すると人目を引くかもしれないし、価格吊り上げされてしまうかもしれませんしね。先に入札があったらあったで様子見でいいんですもんね。最近はオークションに参加していないので要領が今一なんですよ、私(笑)。今のところ買う予定はないのですが、アマゾンも検索して見ておきます。

投稿: いっき | 2008年11月14日 (金) 01時10分

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