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こんなの買っちゃいました。

東京でレコード・CDハントする時は、いろいろなジャズ喫茶に行って時間を潰したり休憩したりします。今日はそんな時にジャズ喫茶でかかっていたレコードが気に入って、買うことになった1枚を紹介します。

P37 ジョン・グラース『クー・デ・グラース』(1957年rec. Mercury/新星堂)です。ジャケットを見ればわかるとおりジョン・グラースはフレンチ・ホルン奏者です。メンバーは、ジョン・グラース(flh)、コンテ&ピート・カンドリ(tp)、レッド・カレンダー(tuba)、アート・ペッパー(as,ts)、ボブ・クーパー(ts,ob)、バディ・コレット(bs,fl)、ポール・メアー(p)、バディ・クラーク(b)、ラリー・バンカー(ds)です。

その日はレコード・CDハントが終わり、帰りの電車までに時間が余ったので、高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」 http://jazz-milestone.net/ に行きました。スピーカーから流れてくるホーンのアンサンブルが心地良いなあと思い飾られていたジャケットを見ると、この方が見慣れない楽器を手にしていたのです。「え~、フレンチ・ホルンでジャズやっちゃうんだ!」

レコードのB面がかかったのですが、1曲目ジェリー・マリガン作曲《ウォーキング・シューズ》がゆったりしたテンポでなんとも心地良く響いてきました。フレンチ・ホルンのソロだって意外とイケテます。普段なら緩いよなあ~と思うウエスト・コースト・サウンドがこんなに気持ちよく聴こえるとは・・・。1日歩いて疲れていたせいかもしれません。

聴いていくとペッパーとわかる気持ち良いサックスも聴こえてくるじゃありませんか。レコードを買ってわかったのですが、ペッパーがテナーを吹いている曲もあります。それからバディ・クラークの弾くウォーキング・ベースが「ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ」と気持ち良いことなんのって。レコードがかかり終わる頃にはほしくなっていました(笑)。

マスターに「フレンチ・ホルンのジャスなんて珍しいですよね。」と言ったら、「結構有名なアルバムですよ。」と答えが返ってきました。「そうなんですか?」と私。

家に帰って、ディスクユニオンの中古とかで見たことはないけど、どうやったらこのアルバムが見つかるかなあとしばし考えました。「そうだこういう時は渋谷の「discland JARO」の通販リストですよ!」と言うことで通販リストで探しましたよ。そうしたらありました。さすがは「JARO」です。それもオリジナル盤。値段もそれ程高くないということで、次のリストが届いたタイミングで注文しまいた。

いざ届いてみるとこれが意外とコンディションがよろしくなかったのです。演奏のほうは家で聴いてもやっぱり良かったので一安心。時々ジャズ喫茶の魔法にやられて、家で聴くと×な場合があるのですがこれは○でした。しばらく我慢して聴いていたら、次の「JARO」通販リストに今度は日本盤が掲載されているではありませんか・・・。

悩んだあげく日本盤を買ってしまいました。値段は安かったです。新星堂のジャズ・コレクター・スペシャルの中の1枚で、リマスターしたH3年発売のものです。ジャケットにはコーティングがかかっています。これでノイズを気にせず安心して聴けるようになりました。

まあそんなわけで、ジャズ喫茶で聴かなきゃ絶対買う気にならないアルバムを買ってしまったというお話でした。

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コメント

ワォ!これよさそ〜!

投稿: tommy | 2008年11月19日 (水) 18時21分

tommyさん。こんばんは。

これなかなか良いです。是非御一聴を。
ジャケットも気に入っています。
こんなに真剣な眼差しで見つめられると
「わかりました。買います。」
という気持ちにさせてくれます(笑)。

投稿: いっき | 2008年11月19日 (水) 22時30分

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