こいつのベースが気持ちイイッ~!
ジャズ・ファンなら誰でもこいつのベース・プレイを聴いたら気持ちイイッ~!(笑)となるはずです。こいつってだ~れだっ?へっへっへっ、スコット・ラファロですよ。
とは言ってもビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デヴィ』じゃありません。ブッカー・リトルのタイム盤『ブッカー・リトル』(1960年rec. Time)での演奏です。私の持っているのはオリジナル盤ですよ!昨年、渋谷のレコード屋さん「discland JARO」の通販で買いました。ちょっと高かったのですが、たまには贅沢しちゃえっ、と思い切ってしまいましたよ(笑)。盤のコンディションが素晴しかったので感動ものでした。
メンバーは、ブッカー・リトル(tp)、トミー・フラナガン(p)、スコット・ラファロ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)です。リトルのワン・ホーン・カルテットで、サイド・メンが素晴らし過ぎます。ラファロは言うに及ばず、名盤の陰にこの人ありのトミフラ、数々の名演を残す名手ヘインズですから堪りません。
初期ステレオ録音ということもあり、ステレオ感を強調して、演奏者が左右に完全分離しています。右にリトルとトミフラ、左にラファロとヘインズです。トミフラとヘインズはサポートに回ってバックでキラリと光るプレーをしていますから、ラファロのベースとリトルのトランペットが前に出て、左右でまさに対決する構図となっているのです。
リトルの淀みないメロディックでストレートなプレーはもちろん良いのですが、それを上回るほどの勢いで、ラファロが「ブン、ブン、ブン、ブン」と強靭にして粒立ちの良いウォーキング・ベースを披露しているところが、ファン垂涎ものなのです。途中でラファロがベース・ソロをとったりするのですが、「ラファロ様、参りました。もう勘弁して下さい。」という感じです(笑)。
その上、オリジナル盤なのですから、もう、何も言えねっ~!(笑)
ごちゃごちゃ言う気はありません。ラファロ・ファンは必聴!
*
明日11/29と明後日11/30は「高野 雲の快楽ジャス通信」のラジオ放送9回目。「絶頂期のバド・パウエル」です。
日本有数のパウエル者、雲さんのこと、パウエルの魅力を存分に紹介してくれることでしょう。今回も熱いトークが楽しみです。
内容については高野 雲さんのブログ:高野 雲の「快楽ジャズ通信」
にもアップされますのでご覧下さい。
皆さん聴きましょう!
全国コミュニティーFM局では毎週土曜日20:00~20:55に放送。
ミュージックバードでは毎週日曜日22:00~23:00に放送。
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コメント
いっきさん
毎回番組の案内どうもです。
さっき、プレイバックしてみたんですが……、
先週同様、暑苦しく鬱陶しかったですわ(@w@)
コルトレーンの回と同日収録だったこともあってか(同じ日にパウエルとコルトレーンですぜ)、その日は気合が入りまくりだったようです(汗)。
投稿: 雲 | 2008年11月29日 (土) 22時53分
雲さん。こんばんは。
え~っ、またしても鬱陶しいんですか~(笑)。
まあ、寒い冬に暑苦しい放送を聴いて暖まるのもよしとしましょう(笑)。凄く楽しみです。
そう言えば昨日は松本茜さんとの収録だったんですよね。お疲れ様でした。12月20、21日の放送が今から楽しみです。少し早めのクリスマス・プレゼントって感じでしょうかね(笑)。
そうそう20日は「いーぐる」のベスト盤大会でもありましたね。
投稿: いっき | 2008年11月30日 (日) 00時22分