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2008年11月

「フリー・ミュージック・アーカイブ・アット・サウンド・カフェ・ズミ」のお話など

音楽専門・衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」 http://www.musicbird.jp/ 「THE JAZZ」チャンネルの番組については、「高野 雲の快楽ジャズ通信」「PCMジャズ喫茶」をメインに楽しんでいるのですが、他にも面白い番組はたくさんあります。

油井正一さんの「アスペクト・イン・ジャズ」、ジャズ鑑賞集団MOONKSの「MOONKSTYLE」大橋美加のNice'N'Easyタイム」などをよく聴きます。

そしてもう一つ注目している番組が「フリー・ミュージック・アーカイブ・アット・サウンド・カフェ・ズミ」です。吉祥寺のカフェ「Sound Café dzumi」のマスター泉秀樹さんがパーソナリティーを務め、そのカフェで番組を収録しています。番組中には救急車のサイレンの音やバイクの騒音が聴こえることもあります。

P183Sound Café dzumi」http://www.dzumi.jp/index.html 訪問記については、私のブログ記事 http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-1ead.html を参照下さい。そのカフェは井の頭公園を眼下に見るビルの7階にあります。窓からの眺めは写真のとおりです。夜に行ったらさぞかし夜景がきれいなんじゃないかと思います。

さて、番組の話に戻りますが、この番組は既に今年の4月から9月までに一度放送されていて、今の放送は再放送です。取り上げる音楽は番組名どおりで、フリー・ジャズを中心とした前衛的音楽ですね。昔はフリー・ジャズを受け付けなかった私なのですが、今聴くとどれも興味深く聴くことができます。いやっ、それどころか面白い!う~ん、私も成長したもんだな~(笑)。

番組でかける曲は普通手に入らないようなものもあり。そういうものはお店のレコードを使っているせいで、盤によっては「プチッ、パチッ」と時折スクラッチノイズが聴こえます。ラジオでこういうノイズが聴けるっていうのもなかなか新鮮な体験ですよ。

そして、この番組の最大の聴き所は、パーソナリティー泉さんの語り口です。何とも優しげでゆったり、かつうれしそうに、フリー・ジャズの歴史やミュージシャンや曲を、説得力を持って紹介してくれるのです。フリー・ミュージックへの愛情がスピーカーからヒシヒシと伝わってきます。音楽に関する知識は半端じゃないのですが、「俺は知っているぞっ!」みたいなところが皆無なのがまた素晴しいのです。私は人間的に泉さんに惚れています(笑)。

もう一つ、この番組の内容について掲載されているサイトがあります。皆さんご存知のジャズ・サイト「JAZZTOKYO」 http://www.jazztokyo.com/ のコラムのゲスト・カントリビューターの中に掲載されています。現時点では第1回~第18回ぶんまでUPされていますので、こちら http://www.jazztokyo.com/mb/free_music/index.html をご覧下さい。ちなみに今週の放送は第8回でした。

記事を寄稿しているのは、番組ディレクターの渡邊美さんです。略歴を読むとなかなかの才女のようですね。渡邊さんは番組のアシスタント役でもあり、泉さんからお話を聞くスタイルで番組が進みます。この記事、読むだけでも面白いと思いますよ。

第1、2回はトーク形式で記載していたのですが、第3、4回は内容をまとめて記載することになり(この回はトークが多かったのでこうせざるを得なかったのでしょう)、第5回目からは、番組でかけたアルバムに、泉さんがコメントを付ける形式になってしまったのが残念です。はっきり言って番組トークを文章にするのは大変です。そんなことするアホは私くらいなものでしょう(笑)。

これを見てもわかりますが、どうやらミュージックバードでは番組をネットで紹介というか宣伝することに、力を入れつつあるのかもしれません。そういう流れの中で、私がやっている「PCMジャズ喫茶」の番組放送内容紹介にもO.K.を出してくれたのではないかと思います。

第3回http://www.jazztokyo.com/mb/free_music/v03/v03.html は、星野秋男さんをゲストに迎えて「前衛音楽の誕生」について泉さんと語り合ったのですが、考えさせられるものがありました。2点ほど以下に書きます。

<その1>
「デキシーランド・ジャズ」→「スウィング・ジャズ」→「ビ・バップ・ジャズ」→(「ハード・バップ・ジャズ」)→「モード・ジャズ」→「フリージャズ」というジャズの流れが語られるが、フリー・ジャズは「ビ・バップ」からは生まてはいないんだとか。その理由は、フリージャズで一世を風靡した黒人ジャズ・ミュージシャンの出自が、デキシーランド・ジャズ、場末のR&Bバンド、現代音楽だからとのことです。唯一の例外はジョン・コルトレーンだそうです。

<その2>
デキシー、スウィング、ビ・バップ、モード、フリーと、発展してきたように見えるジャズの歴史においては、行きつくところまで行きついて、「前衛」まで行ったらもう飽和状態なので、今や新たなものは出てこないとのこと。歴史上の前述したものはフォーム(形式)になったとのことでした。現在は、それぞれ確立された各フォームの中で、いかに創造的で今までにないような革新的なことができるかが、重要だと言っていました。

上記の話はほんの1例で、この番組を聴いて得られるものは多いと思っています。是非皆さんに聴いていただきたいのですが、そのためにはミュージックバードに加入しなければなりません。

話は変わって、オーディオの話です。

P47 先日手に入れたNECのプリメインアンプA-10Ⅲの話です。接続端子やフロントパネル、ツマミをクリーニングして聴いてみたのですが、ひとつ問題がありました。

当初は今の自作プリアンプと接続して、パワーアンプとして使用する予定だったのですが、プリアンプと接続するとゲインがかなり低くなってしまうことがわかりました。原因は、プリアンプ出力の抵抗分割によるゲイン落としと、A-10Ⅲの入力インピーダンスの低さ(20kΩ)にあることがわかりました。

そこで、自作プリアンプははずして、A-10ⅢへD/Aコンバータ出力とフォノイコライザー出力を入れて、プリメインアンプとして使うことにしました。A-10Ⅲのボリュームはイマイチなのですが、そのまま使っても特に不満も感じません。当分このまま使ってみることにします。聴き込んでいくうちに不満が出てきたらその時はその時です(笑)。それにしても私がオーディオに求めるクオリティーって、いったいどうなっちゃったんだろう(笑)?

それと、このアンプは奥行きが長いので、私のラックに納めようとすると、少し前に飛び出してきてしまうという問題があります。これもどうでもいいやっ(笑)。

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こいつのベースが気持ちイイッ~!

ジャズ・ファンなら誰でもこいつのベース・プレイを聴いたら気持ちイイッ~!(笑)となるはずです。こいつってだ~れだっ?へっへっへっ、スコット・ラファロですよ。

P46 とは言ってもビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デヴィ』じゃありません。ブッカー・リトルのタイム盤『ブッカー・リトル』(1960年rec. Time)での演奏です。私の持っているのはオリジナル盤ですよ!昨年、渋谷のレコード屋さん「discland JARO」の通販で買いました。ちょっと高かったのですが、たまには贅沢しちゃえっ、と思い切ってしまいましたよ(笑)。盤のコンディションが素晴しかったので感動ものでした。

メンバーは、ブッカー・リトル(tp)、トミー・フラナガン(p)、スコット・ラファロ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)です。リトルのワン・ホーン・カルテットで、サイド・メンが素晴らし過ぎます。ラファロは言うに及ばず、名盤の陰にこの人ありのトミフラ、数々の名演を残す名手ヘインズですから堪りません。

初期ステレオ録音ということもあり、ステレオ感を強調して、演奏者が左右に完全分離しています。右にリトルとトミフラ、左にラファロとヘインズです。トミフラとヘインズはサポートに回ってバックでキラリと光るプレーをしていますから、ラファロのベースとリトルのトランペットが前に出て、左右でまさに対決する構図となっているのです。

リトルの淀みないメロディックでストレートなプレーはもちろん良いのですが、それを上回るほどの勢いで、ラファロが「ブン、ブン、ブン、ブン」と強靭にして粒立ちの良いウォーキング・ベースを披露しているところが、ファン垂涎ものなのです。途中でラファロがベース・ソロをとったりするのですが、「ラファロ様、参りました。もう勘弁して下さい。」という感じです(笑)。

その上、オリジナル盤なのですから、もう、何も言えねっ~!(笑)

ごちゃごちゃ言う気はありません。ラファロ・ファンは必聴!

明日11/29明後日11/30高野 雲の快楽ジャス通信」ラジオ放送9回目。「絶頂期のバド・パウエル」です。

日本有数のパウエル者、雲さんのこと、パウエルの魅力を存分に紹介してくれることでしょう。今回も熱いトークが楽しみです。

内容については高野 雲さんのブログ:高野 雲の「快楽ジャズ通信」
にもアップされますのでご覧下さい。

皆さん聴きましょう!

全国コミュニティーFM局では毎週土曜日20:00~20:55に放送。
ミュージックバードでは毎週日曜日22:00~23:00に放送。

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お店でかけていたので買っちゃいました!

お店でかかっていたものがほしくなっちゃうことってありますよね?
今日はそんな1枚を紹介します。

ディスクユニオン吉祥寺ジャズ・クラシック館でCDやレコードを見ていたら、これがスピーカーから流れてきたんですよ。「お~っ、いいじゃない!」と思ったので、飾ってあるCDを手にとってタイトルを確認し、お店の中の棚を探したんですがありません。

しょうがないから店員さんに確認したら中古盤だったんです。いくらですか?と尋ねたら新品に近い値段でした。ちょっとした思案のすえ買うことにしたんですが、ふとケースの中を見たらツメが折れているじゃありませんか。すかさずツメ折れを指摘して値切りましたよ。セコイ(笑)!でも値引きは微々たるものでした。このアルバムはそれなりに人気があるのでしょうね。

P45 前置きが長くなりました(笑)。そのアルバムとは、チャーリー・ラウズ『ソウル・メイツ』(1988年rec. UPTOWN RECORDS)です。メンバーは、チャーリー・ラウズ(ts)、サヒブ・シハブ(bs)、クラウディオ・ロディーティ(tp,flh)、ウォルター・ビショップJr(p)、サンティ・デブリアーノ(b)、ビクター・ルイス(ds)です。

1曲目《ノベンバー・アフタヌーン》。シンバル、ベースのイントロからドラム、ピアノが加わり、ラウズの滑らかテナーとシハブの「バリ、ブハッ」と言うバリトンが鳴ったところから、もう気分はノリノリです。その後テーマー部のテナーとバリトンのアンサンブルも快調にとばし、出ましたっ!シハブのバリトンが豪快にしてスインギー、続くラウズのテナー・ソロ、ビショップJrのピアノ・ソロもドライヴ感抜群に迫ってきます。この1曲にしてもうアルバムの出来の良さはわかってしまいます。

続く《グリーン・チムニーズ》はトランペットのロディーティも加わって、ミディアム・テンポで3管アンサンブルが気持ち良いのですが、ラウズのテナー・ソロを楽しむ曲です。シハブとロディーティのソロは残念ながらありません。ロディーティの気持ち良いトランペット・ソロが聴けるのは4曲目の《ソー・ナイス》ですが、短っ!まあ、このアルバムはラウズのアルバムですからねっ、それで良いのです。もちろんロディーティがしっかりソロをとっている曲もありますのでご心配なく(笑)。

フロントはテナーとバリトンの2管、テナーとトランペットの2管、3管編成の曲があり、1曲だけラウズのワン・ホーンもあります。ソロの順番も変えるなど飽きさせない工夫が凝らされています。どの曲もテーマのアンサンブルに洒落た編曲がされているところも聴き所だと思います。そして肝心のラウズはどの曲においても快調です。

これっ、ハード・バップ好きには堪らない、直球ド真中なアルバムだと思いますよ。

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今日は一時的に人気ブログランキングの2位に!

今日の日中一時的にではありますが、人気ブログランキング2位になりました。

驚きですね。拙ブログが2位とは・・・。非常に幸せです(笑)。

ひとえにこれは応援して下さる皆様のおかげだと思います。

本当にどうもありがとうございます!

感謝、感謝、感謝、感謝、感謝でございます!

私のように組織票もなく、ミュージシャンでもない、一アマチュア・ブロガーでも
ランキングがここまで上がるんですね~。いや~っ、驚きました。ホントに!

私なりに、ブログというのは、日頃なにげなく思っていることを綴って、
読者に共感を得られるかどうかがポイントなんだと思いましたよ。

私なりにとか言ってますが、実はそのあたりのことは、
私が勝手にブログの師匠と呼ばせていただいている高野 雲さんが書いた

電子書籍 ”1日10分で書ける!幸せを呼ぶ「毎日ブログ」”

を読んでいただいたほうがわかりやすいと思います。
ブログに関する鋭い考察がなされています。

もし興味がある方は:http://kumo-takano.seesaa.net/article/105964196.html

もちろんブログの書き方も丁寧に解説されていますよ。

ちなみに私の場合、「PCMジャズ喫茶」ネタのように数時間かけて書くこともあり、
ほとんどの記事が10分では書けませんので、誤解のないようお願いします(笑)。

そして人気ブログランキングの順位は、ブログをから得られる「幸せ」の度合いを、
数字としてあらわしているのではないかと、勝手に解釈しています(笑)。

私の場合、ジャズに関する自分の書きたいことや書き方が、
たまたまブログというメディアに適していたようです。
上記の書籍を読んで実感しました。

今ランキングの上昇を見て、ブログにおいては、私がやっているようなことに
興味を持って下さる読者の方が多いということにも、意を強くしています。

良くも悪くもジャズ・ブロガーとはそういうものではないかと考えています。
ジャズ批評という目線から見てもしょうがないんじゃないかと思うのですが・・・?

おっとっと、いつの間にかお堅い話になっちゃいました!
私には似合いませんよね(笑)。
もうおしまい!

話は変わって、オーディオの話です。

半月ほど前からアンプがほしくて、
中古品やYahoo!オークションを物色していました。
先週末とうとうYahoo!オークションでアンプを落札してしまいましたよ。

P44 今日物が届きましたよ!

NECの「A-10Ⅲ」です。当時一世を風靡したアンプです。

前にもYahoo!オークションで落札して所有していたことがあるのですが、引越し時のオーディオ整理のために売ってしまいました。AU-D907が故障したので、こいつの音がもう一度聴きたくなってしまいました。さて、どうなることでしょう。ちなみにパワーアンプとして使います。

やばっ、早く寝なきゃ!

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ヘッド・ハンターズとの遭遇

今日はハービー・ハンコックヘッド・ハンターズとの出会いの1枚を紹介します。

P42 そのアルバムは『マン・チャイルド』(1975年rec. CBSソニー)です。メンバーは、ヘッド・ハンターズはもちろん当時のジャズ・フュージョン界の錚々たるメンバーがゲスト参加しています。あのスティーヴィー・ワンダーがハモニカを吹いている曲もあります。

当時A面3曲をよく聴きましたね。1曲目《ハング・アップ・ユア・ハング・アップス》はワー・ワー・ワトソンとデビッド・T・ウォーカーのご存知ワウワウギターで曲が始まります。もうここからノリノリですね。ネバリのあるファンク・リズムが興奮状態に導きます。中盤のベニー・モウピンのテナー・ソロがまた盛り上げる盛り上げる。終盤はファンク・リズムとシンセの上でハービーがアコースティック・ピアノのカッコイイ・ソロをとります。これぞまさしくハービー節といった感じです。

続く《サン・タッチ》は、レイジーなファンク・リズムの上でたゆとうようなエレピが、砂浜でまどろむような心地にさせてくれます。コンガの音も効果的に使われていますね。ラストの《ザ・トレイター》が強力です。まずポール・ジャクソンとルイ・ジョンソンの超暑苦しいツイン・チョッパー・ベースにクラクラきます。その上でハービーがシンセサイザーのありとあらゆる音や機能を使って、更にピアノまでも持ち出してワンマンショーを演じるんだからから堪たもんじゃありません(笑)。

そうだもう1曲紹介しておかなきゃ。B面《ステッピン・イン・イット》はアープ・オデッセイ・シンセサイザーでベースを弾いているんですが、このベース音がまたネットリ・マッタリでいうことなしの気持ち良さなのでした。この曲でスティーヴィー・ワンダーがハモニカを吹いていますね。とにかくこのアルバムの暑苦しい真っ黒ファンクは強烈であるとともに、麻薬的な快感があります(笑)。

P43 当時このアルバムの他に、ウェザー・リポート《スウィート・ナイター》マイルス《パンゲア》(いづれも前にブログで紹介済み)を一緒に買って、聴きまくっていたのだから大したものです(笑)。

これらは当時の再発廉価盤シリーズ「ビッグ・ジャズ・フュージョン23」から買ったものです。写真の一覧に載っているアルバムはその後も買い続け、ほとんど持っています。う~ん、私のフュージョン・ルーツ初体験はファンク・イケイケ系だったんだなあ(笑)。

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オレゴンもなかなか良いですよ。

一瞬であろうと思いますが、さっき人気ブログランキング3位でした。
皆様応援どうもありがとうございます。
私はただただ感謝!感謝!でございます。

昨日はコルトレーンで温度が上昇し過ぎたので、今日はオレゴンでも聴いてクール・ダウンってのはいかがでしょうか?

ジャズを聴き始めた今から27年ほど前、スイングジャーナルにもオレゴンが登場していましたが、最近はもう忘れ去られたような感じですよね。でも未だにグループとして活動している長寿グループなのです。数年前、オレゴンのメンバー:ポール・マッキャンドレスのアルバム『シェイプ・シフター』を聴いて気に入ったのがきっかけで、オレゴンを聴くようになりました。とは言ってもアルバムは4枚しか持っていません。

P40 今日紹介するのはオレゴン35周年記念アルバム『プライム』(2005年、CAM JAZZ)です。メンバーは、ポール・マッキャンドレス(oboe,bs-cl,ss,sopranino)、ラルフ・タウナー(classical&12strings-g,synth-g,p,key)、グレン・ムーア(b,stick-b)、マーク・ウォーカー(ds,hand-per,drum-syn)です。初期メンバーはパーカッションがコリン・ウォルコットだったのですが、1984年に交通事故で亡くなったので、現在はマーク・ウォーカーが参加しています。

P41 左がポール・マッキャンドレス、右がラルフ・タウナーです。渋いじゃございませんか。オーボエを吹くマッキャンドレスがスティーブ・マックインに見えるのは気のせいでしょうか(笑)?

1曲目《イフ》は典型的なオレゴン・サウンドですね。何とも気持ち良いマッキャンドレスのオーボエが演奏をリードします。バックのタウナーのギターがまた良い。オレゴン州(行ったことはありませんが)の草原をそよ風が吹き渡るような爽やかなサウンドです。決まったビートはありますが、自由なベースとパーカションが開放的なサウンドに貢献しています。

《アン・オープン・ドア》では、タウナーがピアノを弾いていますが、ピアノも上手いですねこの人は。聴きようによってはフュージョンなのですが、こういう都会的な洗練されたサウンドも今のオレゴンなのでしょう。《ホエダウン》はムーアのベースがフィーチャーされているのですが、深い響きがなかなか気持ち良いですよ。《ソーラー・フレア》はマッキャンドレスのバス・クラリネットがフィーチャーされたフリーな小品(1分弱)。《キャッスル・ウォーク》はマキャンドレスがソプラノを吹き、タウナーがシンセを弾くのですが、メセニー・サウンドのようなカントリーな響きが混じっていたりして面白いです。

最近ではクラブ方面からの人気もあるらしくて、ジャンル的にはどういう風に分類されるのかはっきりしません。そういう意味ではまさにクロス・オーバー、フュージョン的なグループなのでしょう。まあ、ジャンルなんかどうでも良いことで、言いたいのはオレゴン・サウンドを聴いて気分をリフレッシュするのはいかがですか?ということであります。

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激熱!火傷に注意!コルトレーン入門!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信回目の放送でした。
「コルトレーン入門」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

番組開始早々、おっ、今回はしゃべりに余裕が感じられますね。
もう8回目ですもんね。
なかなか良い感じじゃないでしょうか。
なんて思っていたら、とんでもなかったですね!
怒涛の展開が待っていました(笑)。

今日はそんな番組に合わせて、私も曲の紹介とか細かく書きませんから~(笑)。
先に一言書いておきますが、
私は雲さんのブログを見ないで放送を聴いて、感想を書いています。
なぜかと言えば、そうしないとヴィヴィットなレポートが書けませんからね。
ジャズらしく、こちらも一発勝負です(笑)。
ただし、放送を追いきれなかった部分は、雲さんのブログを参照して書いています。

まずは雲さん流「コルトレーン入門」について。
超大胆な提案ですよ!
これ1枚買って、半年聴けって!
オイオイ、聞いてないよ(笑)!
その1枚とは『マイ・フェイバリット・シングス・コルトレーン・アット・ニューポート』

かけた曲もたった3曲。
《インプレッションズ》:ドラムとコルトレーンのバトル部分のみ
《アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー》最初のアナウンス付き
《マイ・フェイバリット・シングス》前曲の終わり部分から続けて約18分

コルトレーンは、バラードというイメージを払拭しよう。
激情、エネルギー、バイタリティーを聴け!
ジャスとは、「向かい合う音楽」だっ!
こちらから向かい合っていかないと、微笑んでくれないよ。
コルトレーンのエネルギーを吸収してやろうという勢いで、挑みかかって聴け!

多くのテナー奏者を聴いたあとのコルトレーンの音色の違和感とは?
ぶっとい、タフで男らしいテナーの音ではない。
カリッと細い、低音がブフォッと出ない音。
なぜこういう音で吹いたのか?
コルトレーンなりの音楽的目的があるのですよ。

あなたの好き嫌いで判断しないで~。
鉛筆に喩えると、Hの細い鉛筆で細密な絵を書きたかったのだ。
短時間に多くの音を盛り込むシーツ・オブ・サウンド(音のシート)。
それをやるためには、太い音でモゴモゴやってはわけがわからない。
エッジが立ったシャープな音こそ必要なのだ!

まあ、そんなことを頭に叩き込んで上記3曲を聴いて下さいね(笑)。

とにかく雲さんのトークが凄かった。
ときおり交えるシーツ・オブ・トーク。
意識的に使いたいと言っていたので、今回はそれなのではないかと思います。
ここぞと言う時に、畳み掛ける。畳み掛ける(笑)。

今日の熱さと言ったら・・・。
俺はコルトレーンのこの演奏が好きなんだオーラーがスピーカーからほとばしる!
コルトレーンの曲も暑苦しく鬱陶しいのにですよ。
間のトークが演奏に匹敵するくらい暑苦しいんですから、あ~あっ!
ここまでやると気持ちエ~ッ!

そう言えばジャズメン占い http://b-s.web5.jp/wj/index.html というのがあって、
雲さんはコルトレーンでした。
今日は納得しました(笑)。

すみません。ひとつ言わせてくださいね。
《マイ・フェイバリット・シングス》はコルトレーンが
ソプラノ・サックスを吹いていることを言ってほしかったです。

はっきり言わせてもらいます。
今日の番組を聴いてダメだったあなた!
コルトレーン入門は当分無理だと思います(笑)。
番組にノックアウトされて「明日CDを買いに行くぞっ!」と、雄叫びを上げたあなた!
コルトレーンはあなたに微笑んでくれるでしょう(笑)。

番組の終わりに雲さんが「頭が痛くなっちゃった人がいるかもしれませんね?」
と言っていましたが、間違いなく100人はいますね(笑)。

tommyさんの沖縄のお店「スコット・ラファロ」のオープニングで『マイ・フェイバリット・シングス・コルトレーン・アット・ニューポート』をかけた話や、奄美大島の「サウンズパル」のtakaラサーンさんがコルトレーンの大ファンで、毎年「大コルトレーン祭」を開催されているという話もありました。

ミュージックバードで聴いている人の特権「アフター・アワーズ編」
またしてもディレクター嬢を呼んで、難しい曲《ジャイアント・ステップス》を
弾かせるという荒業にでました(笑)。
これまでのセッションの成果なのか?
お2人の「ジャイアント・ステップス。」の一言がきれいにハモってましたよ(笑)!
雲さんの「お後がよろしいようで。」はフェードアウト(笑)。

今日は面白かったです。
こういう個性こそが今必要なのだと思います。
私的には、松本茜さんがゲストに来て、その声に「萌え~」となった回に
次いで良かったです(笑)。

今日はウィスキーを呑みつつ聴いて書いたので調子いいこと書いてるかも(笑)?

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山中千尋さんゲストの「PCMジャス喫茶」を聴いて(続き2)

今日は久ぶりに衛星デジタルラジオ・ミュージックバードの人気番組「PCMジャズ喫茶」のレポートを書きます。なお、ここに書くことについては製作者サイドからO.K.をいただいております。

この番組はとにかく面白いので多くのジャズ・ファンの方に聴いてほしいです。
ミュージックバードにつきましては http://www.musicbird.jp/ をご参照下さい。
専用アンテナと受信機のレンタル料込み月々¥2,100で、「PCMジャズ喫茶」を放送している「THE LAZZ」チャンネルも含めて10チャンネル聴けるのですから楽しいじゃありませんか。

さて、今日レポートするのは山中千尋さんがゲストとして出演した回の続きです。後半1時間部分の放送です。

長くなりますよ。覚悟はよろしいですか(笑)?

前回のレポートでは、ヘルゲ・リエンの演奏についてコメントしたところまで書きました。このCDがどこから出ているのかという話になります。
山中さん「DIWって偉いよね。ほんとに凄い好きな人がいっぱいいて、一生懸命みんないい作品出してて、私最初にほんとにジャズ聴き始めたころに聴いたのDIWのアルバムだから、ディスクユニオンに頑張ってほしい。」DIWの皆さん聴いてましたか?うれしいこと言ってくれてますよ。
寺島さん「あのね、そういう意味ではね、本命をいっぱい持っているユニバーサルとかEMIとかソニーとか、音源いっぱい持ってる財産いっぱい持ってるだけに、あの、新しいものを作っていこうという意欲がないんだよね。DIWは自分で持ってないから。」大手の方にも是非頑張って新しいものを作ってもらいたいです。
山中さん「ジャズなんてニッチ商売なんだよね。」
寺島さん「そうなんだよ。ニッチで行かなきゃいけないわけ。」
山中さん「ニッチ商売だって言ってるのに。」
寺島さん「そう。ニッチで行かなきゃいけないんだよ。それを万単位で動かそうとするから、おかしなものができちゃう。いいんだよ。3千枚5千枚で。」
山中さん「3千枚5千枚って言ったらいいほうですよ。」
寺島さん、山中さん「凄くいい。」
寺島さん「山中千尋がどれくらい売っているのか知らないけども。」
岩浪さん「ウン万枚くらいね。」
寺島さん「ウン万枚は行ってないでしょう。」
ここまで珍しくお2人は意気投合しています(笑)。
ジャズ業界でCDを売るのはやっぱり大変なのですよ。お2人は言いたいことを言い合ってますが、ジャズのことを真剣に考えていることには替わりないのです。

ここで話は変わります。

雲さんが出演した時に、山中さんのアルバムから《クレオパトラの夢》をかけて議論したのを覚えていますか。その時、「山中さんがなぜこれを録音したのか?」ということが話題になりました。「本人の意向なのか?会社の意向でこれを入れれば売れるだろうと思ったのか?」という話です。それを山中さんに尋ねます。

まず山中さんはバド・パウエルが凄く好きなんだそうです。
山中さん「澤野からユニバーサルに移ったのが話題になるけど、ジャズにメジャーもマイナーもないから。」とも言っています。それは多分、ユニバーサルに移籍したからと言って、会社の意向が強くなるわけではないと言いたかったのでしょう。
それで《クレオパトラの夢》は山中さんがやりたかったからやったということです。

山中さん「バド・パウエルをやるなら《クレオパトラの夢》より良い曲がいっぱいあると思う。」と言います。ではなぜこの曲なのでしょう?
山中さん「パッと弾いて録って、知らないって言うから。ジェフテイン・ワッツもボブ・ハーストも。(山中さんが)《クレオパトラの夢》知ってる?って言ったら、(ジェフかボブは)知らない。ナイス・チューン。おまえの曲か?とか言うから。(山中さんは)違う違うバド・パウエルの曲。2人とも知らない。」と続けます。これには寺島さんも岩浪さんも大ウケでしたね。
更に山中さん「で、まあ、1個録ったし、別にほら。一応会社からリクエストがあったって、私は嫌ですという権利はあるから、もちろんあれだけども。う~ん。なんで入れたのかな~。最初のアルバムなんてそんなに。あーその、ユニバーサルに入ってから、会社が変わって、別に何も考えてなかったかな~。」と言ってます。
寺島さん「そういうもんなんだよね。我々の方が考え過ぎちゃって。」
どうやら録音現場の流れで収録しちゃったというのが理由のようです(笑)。

続けて山中さん「売れようっていうか。そんなつもり、っていうか。やりたいことだけやって行きたかったから。あんまりそういう、なんていうの、いろんな人がいて、あんまりプレッシャーがないところがいいなって思っただけ。」
寺島さん「ただ今の話聞くとね。我々は山中千尋は山中千尋で。澤野行こうがユニバーサル行こうが、自分のやりたいことやっているんだろうなという認識が大きいですよね。」
山中さん「全部が全部じゃないけど~。」
岩浪さん「でもそういうイメージはあるね。」
寺島さん「ユニバーサルへ移って、相当売れ線を出すんじゃねーかっていう危惧があったんだ。」
山中さん「ごめんなさい。売れ線出れば良かったんだけどね(笑)。」
岩浪さん「いや、今の自分を押し通しているから売れているんだ。僕はそう思う。」
山中さん「けど、澤野さんとこで、そのまんま何ていうの。ほら、澤野さんは凄く。他のアーティストさんにそういう風に多分言わないと思うけど。やっぱ私はほら、全然最初から育ててくれたわけだから、そういう風にもっともっとって、お互いもっと頑張ろうっていう風に、そういうので売れるの出してって言われたけど。」
寺島さん「いい意味でね。」
山中さん「それ続けたらね。多分私、ほんと周りばかり気になって、めんどうくさくなっちゃう。」
寺島さん「でも極端に言うと、ユニバーサルに移って、初回に出てくるCD見て、裏ひっくり返して、エッ、こんなスタンダードオンパレードいいのみたいな。実はそんなイメージ持ってたのよ。ところがそうじゃなくて、スタンダードも入っているけど、オリジナルがほとんどでしょ。これはやっぱり彼女のやりたいようにやったんだなという認識持ったね。岩浪さん。」
岩浪さん「そう。今だってそういうイメージだから、逆に僕は売れていると思う。それは会社のお仕着せみたいな感じでやっていたら、逆に山中千尋のイメージが壊れて、逆に売れなくなると思う。やっぱり我の強さを、風なイメージは生かしたほうがいいよ。」我の強さを”あたりで山中さんがちょっと息を荒げてました(笑)。
移籍にまつわる貴重な話が聴けました。なるほどね~。山中さんにもいろいろ考えるところがあったんですね。単に売れてきたからメジャー・レーベルへ移ったわけじゃないというところですね。

これもまた雲さん出演時に問題となった「《クレオパトラの夢》を半音下げてやっているか?」について、これはもともとブルーノートのやつが回転数が違う(半音違う)やつがあって、どっちをやったかわからないそうです。それに山中さんは《クレオパトラの夢》が人気曲だったことを知らなかったそうです。

次は昨年4枚(DVDも含む)出したことについてです。寺島さんは出し過ぎだと言ってますね(笑)。山中さん「私は出したいなんて言ってませんよ。」と言います。普通は年に1枚とか2年に1枚だから多いねなんて話になります。山中さん「だからありがたいってことなんでしょうね。」と言ってます。今これだけ売れているジャズ・ミュージシャンはいないのではないでしょうか?

次にオリジナル曲について、次のアルバムのために作曲しているかというと、そういうことはないらしいです。スタジオでその場で作曲するんだとか。それでここでかける《ユニ》という曲は、山中さんが使っているユニの3Bの鉛筆からとったらしいです。寺島さん「俺は6Bだけどね。」と言うと、山中さん「6Bだとね、眉毛書くとき濃いんですよね。」と返します。どうやら山中さんの鉛筆は眉を書く化粧品としての鉛筆だったようですね(笑)。

今発売しているアルバム・タイトルの『ブラボーグ』について。音楽用語の「ブラブーラ」とファッション・スタイルの「ボーグ」をくっつけた造語とのことです。華やかでスタイリッシュな感じを意識したそうです。ちなみに山中さんは「ブーラボーグ」と発音していました。アルバムのタイトルを付ける時は、アルバムの構想が出来ていないので、適当に付けるんだとか。このことからCDプロダクションの事情がわかりますね。

そしてなんでこの曲をかけるのかと思ったら、一番短い曲だったからとか(笑)。パッと書いた曲がどういう感じなのかを聴いてほしいとのことでした。

曲がかかります。なんともバピッシュなノリの良い曲ですね。最近私は山中さんのピアノはちょっと荒いというか勢いまかせな感じで、確かに気持ちは良いのですが耳に残らないような感じも・・・。ジーン・ジャクソンのブラシは豆がはぜる(寺島流、笑)感じが、ビセンテ・アーチャーのベースは演奏をグングン推進させる感じが良いです。

さて曲が終わると、
開口一番寺島さん「いや~、笑っちゃいましたね。笑っちゃいけないんだけど、本人が笑っているからいいよね。」と、ご機嫌です。
岩浪さん「いいよね。」と言います。
寺島さん「ジャズがこんなにわかりやすくていいのか?って感じだよね。好きだよ。久しぶりにジャズっぽい単純なフレーズ聴いて。」と続けます。
岩浪さん「こういうの人前で弾けるようになったら大進歩ですよね。」なんて言い。
寺島さん「こういうのが弾ければグレート・ピアニストですよ。」なんて言って、一同大盛り上がりです(笑)。
山中さん「何か売れなそうですよね。あははっ!」なんて言うと、
岩浪さん「逆ですよ。こういうの楽しいから売れますよ。」と言い、
長澤さん「誰が聴いてもわかるからね。」と続けます。
山中さん「私ハード・バップが凄く好きなんですよ。だから途中でフレーズ弾いてても、笑っちゃいますよ。」と言うと、
岩浪さん「笑いがとれるようになれば一流ですよ。」なんて返します。
どこまで本気で言っているのかわかりませんが、私はこんな安直なことを言っていていいのかな~なんて・・・。まあ、そう言う行き方もありだと思います(笑)。

寺島さん「ほんとそのとおり。ちらっと言ったけど、(松本)茜ちゃんみたいに、あんな風にきれいに美しく弾きたいなあと。」
山中さん「違う違う。ああいう風に若い人でいっぱいいるじゃないですか?凄い上手な。ああいう風に弾ければいいんだけど。私の場合、ジャス体験ていうのが、ジャズ喫茶みたいなところでできているので。長澤さんがキャバレーだったように(笑)、私のジャズ体験はジャズ喫茶ですからね。」多分山中さんは、松本茜さんの弾くピアノと、山中さんがジャズ喫茶で体験してきた上で弾くピアノと、違うものを感じたからこういう発言になったと思います。でもご存知のように茜さんもジャズ喫茶ではないにしろ、フィニアス体験の上で弾くピアノなんですよね。興味深い発言ですね。
「でも日本的なジャズ文化って絶対あると思うんですよ。すぐ日本は、「何がいけないんですか?日本のオーディエンスと外国は何が違うんですか?」とかインタビューの人に言われるんだけど、私、日本っていうのはいろんなものが同居してて、折衷する良さってのが凄くあると思って、日本人の好きなジャズってものにもっと自信を持っていいんじゃないかと思う。」かつ、そういう茜さんのピアノに自信を持つようにと、先輩としての余裕が感じられます。自分も含めて「日本人の好きなジャズに自身を持とう。」という意味かな?(11/24追記)
寺島さん「今のまさにそれですよ。折衷ソロですよ。」寺島さんは山中さん自身のことだと受け取っているようですが違うんじゃないかな~。上記追記のように考えれば寺島さんはちゃんとわかっていますね。(11/24追記)
山中さん「でもまあ私、凄い一番好きなことを、これはこれで面白いかな~っていう。」これは茜さんに対する山中さん自身のピアノに対するいいわけですね。寺島さんとは話が噛み合っていないようです。ここのやりとりは噛み合っていますよね。きっと。(11/24追記)

寺島さん「もちろん。バカな質問するけど。このフレーズは最初から前の晩に考えていたわけじゃなくて、その場で出てくるわけでしょ?」
山中さん「前の晩に考えてたら時間かかちゃって。これはほんとにスタジオで書いた曲だし。」
寺島さん「自分で弾いていて、なに?エッ、こんなの出てきちゃった。みたいな感じ?」
山中さんいやー、だって、何かどこかで聴いたことがあるような感じのフレーズですけどー。いいじゃない(笑)。」
寺島さん「いいよ~。いいんだって。」
山中さん「だって私、そりゃーあの、それぞれのリスペクトがあります。尊敬がありますからー。敬老の日だしね(笑)。」
寺島さん「いつも思うんだけど。ジャズってのはね。一寸先が闇で、何が起こるかわかんないのがジャズだ。これが素晴しいんだって言い方するけどね。そんなら自分らしさを聴いてくれ。俺の次に出てくるフレーズが、あっ、これなんだよね待ってたのは。っていうフレーズが出てくるのを聴いたほうが好きなんだ。どうですかその意見、その点で?長澤さん。」
長澤さん「うんだからそれは、予測が出来るっていう流れがあるじゃないですか?こういう曲がくるだろうってのが。」
寺島さん「来た時のうれしさってありますよね。岩浪さんどうですか?」
岩浪さん「今の。またでもこういうのばっかりじゃなくて、いろんなタイプのが。もう1曲ちょっと聴きたいですよね。」
寺島さんのいつもの論で、自分が好きな演奏をミュージシャンに求めてしまうところがまた出ましたね(笑)。
岩浪さんがこれに対して意見を述べないところが面白いですね。
山中さんは「リスペクトがあって、先人のようなフレーズを使うのならいいでしょっ。」と言いたいみたいですね。
これは
「いーぐる」の後藤雅洋さんが、ジャズ批評11月号「日本人女性ジャスピアニスト」を雲さんと一緒に聴いた対談記事で、山中さんのピアノに対して書いていることに通じるところがあるように感じます。恐るべし後藤さん。

次は岩浪さんのリクエストに答えて違うタイプの曲ということで、山中さん曰く屈託のないブルースがかかります。曲名失念。私の感想は基本的に前にかかった曲と同じ感じです。勢いがあって楽しい演奏であることは間違いありません。

山中さんは演奏を聴きながら「笑っちゃう。笑っちゃう。」と言っていたそうです。
寺島さん「我々が聴くとですね。本人と全然違って、やっぱり、笑っちゃうという感じではないですよね。」と言います。
岩浪さん「素敵じゃないですか。凄いブルースにのってる感じで、いいじゃないですか。シンプルで。こういうのを堂々と弾けるようになると、立派なものですよ。」
山中さん「何も考えてない感じがしましたでしょ。」なるほどね~。
岩浪さん「考えないのがいいんですよ。」
寺島さん「考えているのはやっぱりわかるんだよね。スポンティニアスに、自然発生的に出てきたものだなと感じられるわけ。で、笑っちゃうというのは、どういうところが笑っちゃうっていう風に言ったわけ?こんな愚かなフレーズが出てきていいのかな?っといった感じ?」
山中さん「うん。同じことばっかり弾いてる。さっき岩浪先生がおっしゃったように、あのブルースって、そこで同じことを2回繰り返すんだそうなんですが、同じ繰を言っているような・・・。」ほとんどひらきなおり(笑)?まあこれはこれでいいんじゃないでしょうか。

上記部分に対してコメントで「まるしお」さんから重要なご指摘をいただきました。フレーズ⇒ブルースでした。ここは重要ですので訂正します。申し訳ありませんでした。
そうなると私のコメントも的外れですね。
「まるしお」さんがおっしゃる ”ブルースの本質をスパッと切って見せたようで、非常に感心しました。山中さんの言語感覚も大したものです。”が、的を射ていると思います。

寺島さん「老人の繰言(笑)。繰り返し。」
岩浪さん「でも言いたいことって人間でも何回も繰り返すじゃないですか?相手を説得するために、だからそれだけ気持ちがこもってれば繰り返したっていいんですよ。」
寺島さん「ジャズって説得の音楽なのか。だから繰り返すんだな。」
岩浪さん「相手を説得しようという、そういう気分。」
寺島さん「所謂、他のジャンルの音楽にない良さってのが、説得だよね。本人が気持ちで。」これは我田引水な理屈という感じが・・・。
岩浪さん「凄い人間的なんだよ。」
寺島さん「人間的なんだよ。人間性がよく出てるわけ。俺今回凄く気に入ったね。これだったら何回でも聴きたいね。」と言いますが、過去のことに鑑みると・・・?
山中さん「売れなさそうですね(笑)。」そんなこと言うの(笑)?
岩浪さん「こういう方が絶対売れますよ。」
山中さん「でも、あの、凄い。ほんとにね。これ聴いてわかって下さると思うんですけど、ジーンとビセンテが凄くいいサポートっていうか。ピアノがベースとドラムを従えてるんじゃなくて、サポートを凄くしてくれたっていうか。スタイルってものに関して、速いキャッチするのが。凄い楽で凄い楽しかったんです。現場も。あの~。会社的には急いでください。速く。みたいなのがあったんですけど。あの~、何か吹っ切れたなっていう感じ。」会社的に急がせるあたりがね~。じっくり作ってほしいなんてのは、こちらの勝手な思いなのかな~。ちょっと複雑な気持ちになります。
寺島さん「吹っ切れた感じがしてますよ。」
岩浪さん「いい言葉だね。」
山中さん「別に売れなくていいやっていう。」もうどうでもいいや(笑)。
寺島さんところが売れちゃうんです。こういうのが。ただ、俺がプロデューサーなら、一番最初のちょっと強面風なイントロはとっといて。」一同笑。よっ、出ましたプロデューサー!
山中さん「あれで強面なの?」
寺島さん「まっ、だから強面を最初に持ってきて、中身でちょっとマイルドなところを聴かせるのかな。」
岩浪さんあのベースの出だしのこと言ってるの?でもあれで、僕はああいうう風にやってて、突然ノリのいいピアノが出てくるところでおどかして。最初、頭からじゃなくて。」
寺島さん「うん、そういうことかな~と思ったんだけど。案外何も考えていないかもしれないね。」
山中さん「とにかく少しでも分数増やせばいいかなって思ってた。」一同爆笑。あははっ!
寺島さん「ちょっとどういうことよ?」
山中さん「字数かせぎってやるでしょー。先生達だって。」

ここから字数かせぎの話で盛り上がります。
そこから山中さんがジャズ批評にも時々書くと言う話になります。例のブラッド・メルドーのレビューですよね。山中さんに連載を持たせたほうが良いなんて言ってます。更にスイングジャーナル誌でやった村井康司さんとのSHM-CDの聴き比べの話になり、スイングジャーナルのオーディオで聴くと違いが凄くわかるなんて言ってます。そういう山中さんはDVDプレーヤーでCDをかけてTVのスピーカーで聴いているらしいです。寺島さんは呆れてました(笑)。
TVではベースの音が聴こえないだろうという話から、山中さんはドラムが好きだからベースは聴こえなくても良いとか話しつつ、今回のアルバムではジーン・ジャクソンが抑えて叩いているという話になります。曲によってはガーンと来るのもあるとも言ってます。そこからスタジオ録音時はピアノの部屋、ベースの部屋、ドラムの部屋とセパレートしたという話になり、今回は曲をちゃんと作ってなかったので、間違いがあった時に直せるようにとの配慮だとか。でも音が漏れていたらしいです。物凄く隔離した感じではないとのことです。

寺島さん「ミュージシャンとしてどうなの?隔離されていた環境と、一箇所で目と目を見合わせながら演奏するってのと?」と聞くと、
山中さん「関係ないです。だって私もし目が見えなかったらどうするの?」とキッパリ(笑)。
寺島さん「我々リスナーっていうのはね。そういう風に隔離されて、ヘッドホンで聴きながらやる演奏って、そんなのほんとの人間の音楽じゃないって考えている人いっぱいいるんだよ。」と、寺島さん流ですね。「我々」って言われても困ります(笑)。
山中さん「そうしたら目が見えない人困っちゃう。」と言い、盲目のミュージシャンの名前が何人かあがってこの話はおしまい。

その後、岩浪さんにもかけてもらわなきゃということになり、グラント・スチュワートの『リカード・ボサノバ』から同曲をかけます。ちなみに山中さんはグラント・スチュワートは知らないそうです(笑)。

曲がかかった後、寺島さんが収録曲があまりにもウケ狙いなことに噛み付きます。山中さん「さっき知ってる曲を聴きたいって言ったくせに、矛盾男。」なんて寺島さんに言います(笑)。寺島さんも笑ってます。更に寺島さんは作る人の精神的深さが感じられず、この曲をやればいいだろうというのが見え透いていて、あまりにもコマーシャルだと言います。今の演奏もあまりにもコマーシャルだとけなします。山中さん「ああやれば、こう言うって感じで。ほんとに、結局気に入ったものがないってとこでね。ジャズ界を活性化しているのね。」なんて言われてます。さすが山中さんお見通しですね。

寺島さん「少なくとも山中千尋の演奏にはそういうの(コマーシャルなもの)は感じない。」
山中さん「あっ、だってどうでも良かったもん。」
寺島さん「この人達はどうでも良くなくてやってるんじゃないんだ。(コマーシャルに)必然性があってやっているんだ。売ろうとして。」と言います。
山中さん「ターゲットがないんですよ。私の場合。」マーケットばかり意識しないってことですよね。その辺りが移籍した理由でもありますからね。
寺島さん「これはターゲットがあるんだ。」
岩浪さん「山中さんの場合は全てがターゲットだ。ないってことは逆に言えばね。」
山中さん「いいような。そうですね。でもそうかもしれない。あんまり、とにかく義務を果たしたっていう。私のアルバム。間に合わせて義務を果たした。」これもよく考えれば問題発言でしょう(笑)。
寺島さん「山中千尋は演奏が終わって爽快感感じたかもしれないけど、この連中は爽快感感じてない。終わってjから。あーいっちょうやったみたいな。」そこまで言っていいんですか(笑)?
山中さん「あーでもやっぱ普通だったら選ばない選曲ですよね。これは。あーはっきり言って、みんな《リカード・ボサノバ》はまず知らない。これはオタクじゃないと。オタクの曲ですね。《リトル・メロネー》もそんなに知らないですし。《チーズ・ケーキ》は割りと知ってます。やっぱり作った人(デクスター・ゴードン)を好きだっていうんで。《ブラック・オルフェ》もそうだけど。でも《リカード・ボサノバ》は、これはやっぱり日本的な感じ。でもこういうのが聴きだって、さっき言ってたから。私はまどわされちゃうな~。何か。」日本のファンが好きな曲は、ミュージシャンの間ではオタクの曲だということらしいですなー(笑)。
寺島さん「いろんな感情が入り混じるんですよね~。」

最後は長澤さんがまたブラインドでピアノ・トリオをかけます。ブラインドといってもピアニストは誰も知らないと思うからという理由ですね。ジェフ・ハミルトンのトリオがかかります。

曲が終わると山中さん「もーっ、すっきりしました。凄くいいですね。」なんて言います。山中さんはジェフ・ハミルトンが凄く好きらしいです。ピアニストの音も演奏も良くて、自然な音の作り方で良いとベタ褒めでした。ジェフ・ハミルトンは人柄も良いそうですよ。ハミルトンは西海岸で活躍していて、こういう「オールド・スクール」なジャスに拘りを持っているなんて言います。この「オールド・スクール」は「オールド流派」という意味らしいですね。私は「スクール」は「学校」という意味だとばかり思っていました。

最後に山中さん「いろいろ聴かせていただいて面白かった。」と言ってます。
寺島さん「また日本に来た時はPCMジャズ喫茶に来てください。」と言ってます。
良かった良かった。

は~~あ、疲れた。おしまい。

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明日は「高野 雲の快楽ジャズ通信」のラジオ放送!

明日11/22明後日11/23高野 雲の快楽ジャス通信」ラジオ放送8回目。「コルトレーン入門」です。

コルトレーンって誰か知ってますよね?
泣く子も黙るジョン・コルトレーンのことです(笑)。
テナー・サックス&ソプラノ・サックス奏者です。
その後のサックス奏者のほとんどに影響を与えたと言っても過言ではない
ジャズ・ジャイアントです。
ご存知のとおり後年にはフリー・ジャズもやっています。
ジャズ喫茶メグのマスター寺島さんによると、
神格化されています。神棚に奉られています。(笑)
さて、雲さんはそんなコルトレーンにどうやって入門させてくれるのでしょう。
非常~に楽しみです。

内容については高野 雲さんのブログ:高野 雲の「快楽ジャズ通信」
にもアップされますのでご覧下さい。

皆さん聴きましょう!

全国コミュニティーFM局では毎週土曜日20:00~20:55に放送。
ミュージックバードでは毎週日曜日22:00~23:00に放送。

私は確か『至上の愛』『ジャイアント・ステップス』から入門して、『バラッズ』『マイ・フェイバリット・シングス』『ブルー・トレーン』と聴き進めました。
実は私の場合、コルトレーンから大きな影響を受けたマイケル・ブレッカを、チック・コリアの『スリー・カルテッツ』で聴きまくってから、コルトレーンを聴いたという逆転現象があります。
だからブレッカーのカッコイイ・フレージングの元祖として、コルトレーンのフレージングも大好きなのです。コルトレーンならではのクールでモーダルなフレージングは最高なのですよ。フッフッフッ(笑)!

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ジャズ友の輪広がる!

皆さん!ネットには誹謗中傷による攻撃などネガティブな面もありますが、
友達の輪が広がるというポジティブな面もあるんですよ。
要は本人の考え方次第なのですから楽しくやりましょう!

さて、今日はジャズのお友達=ジャズ友の輪がまた少し広がったのでご報告です。

先日私のブログにtakaラサーンさんからコメントの書き込みがありました。
何だろうと思ったら、
takaラサーンさんがご自身のブログで「オススメJAZZ」のリンクコーナーのページを制作中で、私のブログを紹介していただけるということなのでありました。
うれしいじゃありませんか!
私は即O.K.を出しましたよ。

takaラサーンさんはどこで私のブログを知ったのかと思ったら、雲さんのブログでした。
そういえば私も雲さんのブログのコメントで時々お見かけしていました。
なのに私はと言えば、自分のコメントを書くことだけしか考えていないものだから、takaラサーンさんのブログを見たことがありませんでした。
大変失礼致しました(笑)。

ということで、早速takaラサーンさんのブログhttp://ameblo.jp/soundspal/ を見てみると、takaラサーンさんは奄美大島で唯一の音楽ソフト専門店”サウンズパル”をやられていました。
扱われているジャンルは当然のことながら多岐にわたっていて、takaラサーンさんが良いと感じた音を紹介しているっていうのが素晴しいじゃありませんか。
こういった拘りがあると何かと敷居が高くなりそうですが、そんな感じが全然感じられないところがまた良いのです。
こういうお店がある奄美大島は幸せだと思いますよ(笑)。

そのブログの最近の記事で私のブログを紹介して下さっているのですが、紹介文を読むと恥ずかしいやらうれしいやら(笑)。
そして、新発見がありました!
私の文はどうやら「ほんわかした雰囲気」「癒し効果」があるらしいのです。
ほんとうなのでしょうか?
自分ではさっぱり自覚がございませんです。ハイッ(笑)!

takaラサーンさんどうもありがとうございます。
ジャス友の輪は着実に広がってますよ!
それから皆さん!
takaラサーンさんが紹介している他の方のブログも是非見て下さいね。

takaラサーンさんのブログを見てもう一つきになることがありました。
ノンサッチというアメリカのレーベルの「ノンサッチ・エクスプローラー50」が好評発売中だというのです。
民族音楽シリーズで、値段は何と@1200円です。
この名前を見て「もしやっ!」と思いましたよ。
で、やっぱりそうでした。
オーディオ評論家長岡鉄男さん著「長岡鉄男の外盤A級セレクション①、②」に掲載されているアルバム3枚がそのシリーズの中にあったのです。
本によるといずれもリアルな録音ということで、特に「パンソリ-朝鮮の唱劇と器楽」の見出しには「声も伴奏も生々しさの極致なんて書かれたいたものだから、私は気になってしかたがなかたのです(笑)。
凄いのはこのシリーズのCDが奄美大島では大好評なんだとか。
奄美大島の島民の皆さんって素晴し過ぎませんか(笑)?

まっ、そんなわけで、ネットというのは遠く離れた南の島の方ともお友達になれてしまうということです。
takaラサーンさんからは、ダークサイトの引力圏から脱出するパワーもいただいちゃいましたし、めでたし!めでたし!

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たまには息抜もイイでしょっ!

最近ジャズのダークサイドの引力が強いようなので息抜きも必要!

ということで今日は平松愛理ですよ(笑)!
《部屋とYシャツと私》が大ヒットした人です。

当時の私はドライブが趣味。

愛車は180SX
お決まりのライト・チューニングをしていました。
ショックはビルシュタイン
バネとマフラーはRS☆R
チューニング・ショップ特性ROMに交換して速度リミッター解除。
シャーシ・ダイナモで200PSオーバー。
常磐自動車道でメーター振り切ったりしていました(笑)。
ターボ2回、エンジン1回交換。
CA18DET(エンジン)は過負荷に弱かった(涙)。
サベルトの4点式シート・ベルトは中古品を買ったけど取り付けませんでした。
車は硬派仕様。

以上わかる人にしかわからない話でした(笑)。

ドライブと言っても休日に一人でただ走り回ったり、
夜な夜な近所の山道を「攻めに行く」というもの(笑)。
でも昼間は真面目なビジネスマンだったので誤解なきよう(笑)。
最低月1回は洗車もしたなあ~。

ドライブ中にカーステレオで聴くのは、
レンタルCDを借りてはカセットテープにコピーした今で言うところのJ-POP。
カーステレオでジャズは聴かない。
それが私のポリシーでした(笑)。

カーステレオはKENWOOD
当時のステータスですね。
夜になるとリア・スピーカーにはKENWOODの文字が輝き後続車にアピール。
本体のグラフィック・イコライザーのイルミネーションがきれいでした。
カーステは軟派仕様。

茨城の北の方では趣味と言えばこんな感じです。
当時を知る人には懐かしい文化だと思いますがいかかでしょうか?
あれっ!何の話するんでしたっけ?

P38 そうそう、今日は平松愛理でした。あははっ!
何が好きかって?曲です。
曲が私の美メロのツボにドンピシャ!
OLの日常のさりげない恋心を綴った歌詞も好き。オイオイ!
ロマンティックな感じに溢れています。
女性の業の深さみたいなものが滲み出た怖い歌詞も(笑)。
そしてかなり甘ったるい歌い方&声も◎。歌詞に合っています。

写真は『一夜一夜に夢見頃』(1993年)。
この人のアルバムは多く持っていますがこれが一番好きかな。
タイトル曲は最高です。
華やかなサウンドトラックは清水信之がほとんど一人で作っていて、
それにゲストが加わる感じです。
コーラスも平松愛理の多重録音です。甘~い!
ウィキペディアを見てビックリ!
平松愛理と清水信之は結婚してもう離婚していたなんて・・・。
それからトランペットでエリック・ミヤシロが参加していましたよ(笑)。
一応ジャズつながりということでよろしく!

前述のとおりこの人のアルバムは全部カセットテープだったのですが、
ブックオフで中古CDが安く売られていたのでまとめて買っちゃいました。

普段「21世紀のジャス」とか言ってるのに、これでいいんでしょうか(笑)?
ジャズ話を期待してブログにいらして下さった皆さん今日はゴメンナサイ(笑)!
明日も昔のJ-POPネタにしちゃおうかな?

*

<追伸>

P39_2tommyさん。

ドン・チェリー
『ホーム・ボーイ、シスター・アウト』
レコードの曲順と収録曲は
写真のとおりです。
ご参考まで。

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こんなの買っちゃいました。

東京でレコード・CDハントする時は、いろいろなジャズ喫茶に行って時間を潰したり休憩したりします。今日はそんな時にジャズ喫茶でかかっていたレコードが気に入って、買うことになった1枚を紹介します。

P37 ジョン・グラース『クー・デ・グラース』(1957年rec. Mercury/新星堂)です。ジャケットを見ればわかるとおりジョン・グラースはフレンチ・ホルン奏者です。メンバーは、ジョン・グラース(flh)、コンテ&ピート・カンドリ(tp)、レッド・カレンダー(tuba)、アート・ペッパー(as,ts)、ボブ・クーパー(ts,ob)、バディ・コレット(bs,fl)、ポール・メアー(p)、バディ・クラーク(b)、ラリー・バンカー(ds)です。

その日はレコード・CDハントが終わり、帰りの電車までに時間が余ったので、高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」 http://jazz-milestone.net/ に行きました。スピーカーから流れてくるホーンのアンサンブルが心地良いなあと思い飾られていたジャケットを見ると、この方が見慣れない楽器を手にしていたのです。「え~、フレンチ・ホルンでジャズやっちゃうんだ!」

レコードのB面がかかったのですが、1曲目ジェリー・マリガン作曲《ウォーキング・シューズ》がゆったりしたテンポでなんとも心地良く響いてきました。フレンチ・ホルンのソロだって意外とイケテます。普段なら緩いよなあ~と思うウエスト・コースト・サウンドがこんなに気持ちよく聴こえるとは・・・。1日歩いて疲れていたせいかもしれません。

聴いていくとペッパーとわかる気持ち良いサックスも聴こえてくるじゃありませんか。レコードを買ってわかったのですが、ペッパーがテナーを吹いている曲もあります。それからバディ・クラークの弾くウォーキング・ベースが「ブンッ、ブンッ、ブンッ、ブンッ」と気持ち良いことなんのって。レコードがかかり終わる頃にはほしくなっていました(笑)。

マスターに「フレンチ・ホルンのジャスなんて珍しいですよね。」と言ったら、「結構有名なアルバムですよ。」と答えが返ってきました。「そうなんですか?」と私。

家に帰って、ディスクユニオンの中古とかで見たことはないけど、どうやったらこのアルバムが見つかるかなあとしばし考えました。「そうだこういう時は渋谷の「discland JARO」の通販リストですよ!」と言うことで通販リストで探しましたよ。そうしたらありました。さすがは「JARO」です。それもオリジナル盤。値段もそれ程高くないということで、次のリストが届いたタイミングで注文しまいた。

いざ届いてみるとこれが意外とコンディションがよろしくなかったのです。演奏のほうは家で聴いてもやっぱり良かったので一安心。時々ジャズ喫茶の魔法にやられて、家で聴くと×な場合があるのですがこれは○でした。しばらく我慢して聴いていたら、次の「JARO」通販リストに今度は日本盤が掲載されているではありませんか・・・。

悩んだあげく日本盤を買ってしまいました。値段は安かったです。新星堂のジャズ・コレクター・スペシャルの中の1枚で、リマスターしたH3年発売のものです。ジャケットにはコーティングがかかっています。これでノイズを気にせず安心して聴けるようになりました。

まあそんなわけで、ジャズ喫茶で聴かなきゃ絶対買う気にならないアルバムを買ってしまったというお話でした。

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探していたアルバム!

今頃になってではありますが、私のジャズ・ヴァイブルの1冊であるジャズ喫茶「いーぐる」マスター後藤雅洋さんが書いた「ジャズ・オブ・パラダイス」に掲載されたアルバムのコンプリート蒐集を目指しています。この本が出版されてからもう今年で20年も経つんですね~。

コンプリート蒐集は別に急いでいるわけではないので、中古レコードやCDを見つけたら買うという感じでのんびりやっています。結構廃盤もあるので探すのは大変なんですよ。残りは器楽曲が20枚弱で、ヴォーカルものが10枚強といった感じです。

先日探していたものを入手できましたので、今日はそのアルバムを紹介します。どうやって入手したかというとYahoo!オークションです。ジャズ友のtommyさんからお目当てのレコードが出品されているという情報をいただいたのです。このアルバムはtommyさんも探しているのですが、CDしか聴かないので私に落札させようというわけです(笑)。

私は最近Yahoo!オークションはチェックしていなにので、この情報はありがたかったです。そのうえ、前にレコードはコンディションが重要だと言っていたら、ちゃんとコンディションが良いものを教えてくれました。tommyさんどうもありがとうございます。

こんなレコード探している人はいないだろうと思って安易に入札したら、競合者が2人もあらわれるじゃあありませんか。アレレッ!驚きとともに落札価格を心配していたら、競合者は意外とあっさり手を引いてくれました。フ~ゥ。これはつい先日の話です。レコードが手元に届いたので今日はUPします。

「いーぐる」連続講演の打上げの時にこのアルバムを聴いてから、ほしかったんですよね~。やっと入手できました!

P36 そのアルバムとはドン・チェリー『ホーム・ボーイ、シスター・アウト』1985年rec. BARCLAY/ポリドール)です。メンバーは、ドン・チェリー(vo,tp,p他)、ラムンチョ・マッタ(g)、ジャニク・トップ(b)、クラウド・サルミエリ(ds)、ネグリト・トラサンテ(bongos,congas)、他です。

これはジャスのアルバムというよりは、ワールド・ミュージックだと思います。1曲目、緩いレゲーのリズムに乗って、チェリーの脱力系ボーカルが出てきます。アハハッ、和みまくりですよ。どの曲も歌がメインで、マーカス・ミラーが作ったサウンドトラックの上でマイルスが吹いていたようなトランペットがオーバー・ダブされています。

時代が時代だけにオーネットのプライム・タイム・バンドのようなサウンドもあります。オーネット程ぶっ飛んではいませんが、かなり自由にサウンドとして歌うボーカルとバックに浮遊するトランペットが、聴き手の気分を空間に浮遊させ和ませてくれます。私はこういう聴き手の気分を開放してくれるサウンドも好きなんですよね。

私はどちらかと言えば、レゲーよりスラッピング・ベースとカッティング・ギターがファンク・リズムをやっている曲が好きです。ミュート・トランペット、ギター、メロディカ、ベースで演奏される曲は、途中から4ビートになってこれがかなり快適な演奏だったりします(笑)。

ラストの曲は、ベースが元祖ビジュアル系ロックバンド「JAPAN」ミック・カーが弾くような音で、曲が日本のビジュアル系ロックバンドの草分け「一風堂」《すみれセプテンバー・ラブ》(今の人は知らないでしょうね)な感じがするのは、私のような世代の人にとっては懐かしいんじゃないでしょうか?

「ワカルカナ~、ワカンネェ~ダローナ~」by松鶴家千とせ。オヤジギャグ炸裂!(笑)

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一子さん素敵!「高野雲の快楽ジャズ通信」

今日は高野 雲の快楽ジャス通信回目の放送でした。
人気ジャズ・ピアニストの橋本一子さんをゲストにお招きしての、
「チック・コリア特集」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

最初からお2人の笑い声です。
とっても和やかですよ。
雲さんは今日のテーマのチック・コリア・ファン歴より、
橋本さんファン歴のほうが長いそうです。
雲さんはマイルスとやっていた頃やその前のアコースティック時代が好きで、
橋本さんもアコースティック時代を聴いていたそうなので意気投合です(笑)。

チックのアルバム『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』から
《マトリックスがかかります。
余談ですが、一昨日の記事のキム・ハクエイのところで話題になった曲です。
私もこの演奏は大好きです。
チックのピアノがとにかく美しくてモダンでカッコイイ。
ビトウスのベースとヘインズのドラムがまた素晴しい。
実はこのアルバムと『スリー・カルテッツ』を聴いてチックのファンになった私です。

橋本さん。曲が終わると「カッコイイ~」なんてため息まじりで言ってます。
よく覚えているということで、メロディーも歌ってくれました(笑)。
大学のジャズ研在籍中に、新主流派のコード感が良くてコピーしたとか。
当時橋本さんが影響を受けたピアニストの多くが
マイルスのグループに在籍したことがあるなんて話から、
アルバム『ARC』から《ネフェルティティ》をかけます。
ベースが入る瞬間がカッコイイとのことです。

曲がかかります。
始まってしばらくは自由なリズムでフリーぎみのピアノ・ソロです。
途中ベースが入って4ビートになるところは確かにカッコイイですね。
その後のピアノもキレがあって素晴しい。
ホランドの堅実で重厚なベースとアリトシュルの柔軟でキレのあるドラムも良いですね。
ベース・ソロもさすがです。

こちらも曲終了後、2人でため息です(笑)。カッコイイ~。
橋本さん。最初はこの曲はどうやっているのかわからなかったそうです。
いろいろ聴いていくうちに、コード進行とかの譜面も出回って
追っかけていくうちに見えてきたそうです。
《ソーサラー》とか《ピノキオ》も難しいけど《ネフェルティティ》は更に難しいとのことです。

次はアンソニー・ブラクストンとのデュオ《アップ・シング》
これは私初めて聴きました。
私はデュオのフリーものはちょっと苦手なのです(笑)。
でも今聴くと、結構いいです!
チックもなかなかやるじゃないですか?こんな硬派な弾き方もしていたんですね~。

「これも解析不能。フリー・ジャズだから。テーマがあってあとは自由。」と橋本さん。
チックとの興奮度、体質とかタイミングとかが凄く似ていると思ったとのこと。
ちょっと硬派な曲が続いたからと言うことで、ここで少し柔らかい感じの曲。

橋本さんの一番新しいアルバム『ヴェガ』から《コール・ミー》
これは橋本さんのグループ「Ub-X」の典型的な曲ですね。
このシャンソン的つぶやき歌と優しくきれいなハーモニーの力強くキレのあるピアノは
橋本さんの独壇場だと思います。
空間を埋めていくベースとドラムの柔軟なからみが、曲を広げ膨らませていく感じも
好きです。

雲さんは不思議な広い快さにつつまれると言います。
ポリグルーヴと呼ぶリズムも複雑で気持ちイイとのことです。私も同感です。
橋本さんによるとつぶやきは何語でもないそうです。
雲さんが「ハナモゲラ語(懐かしい)みたいなものですね。」なんて言ってます(笑)。
橋本さんによると温度があるから楽器だけよりは広がりがあるんだそうです。
さてそのポリグルーヴとは?
ドラムは16ビートより分割されていて、組み合わせが1拍でなく、アクセントを
自由なところにつける奏法だそうです。
一定のリズムを刻んでないベースは、曲によって違うのだそうですが、
この曲ではリズムは3人でのっているそうで、
橋本さんの左手のリズムを基準に皆でのっていく感じだそうです。
これって私が前にブログで書いたことに近いかも?

P15 雲さんリクエストで橋本さんの『Ub-X』から《凛》がかかります。
この曲は私も好きな曲です。

雲さんはこれを聴くのが100回目くらいだそうです。
i-podに入れてヘビー・ローテーションだとか(笑)。
雲さん「曲の途中で橋本さん特有の和音が出ると安心する」
なんて言っています。一子病の重傷患者です(笑)。
この和音は雲さん言うところの「一子和音、一子コード」ですね。
橋本さんがその「一子コード」について解説してくれます。
それは「他の人からもどうやっているの?」と聴かれるんだとか。
音楽用語で説明しています。
残念ながら私にはちょっと理解できませんのであしからずご了承下さい(笑)。
他の人はあんまり使っていないとか。
バリエーションがたくさんあるから、同じコードでも違って聴こえるそうです。
着地しない浮遊感があるコードとのことで、それは聴いて感じられます。
過激な弾き方になると、橋本さんもチックに似ていると、
今日あらためて感じたそうです。

その浮遊感のあるコードを他のよく知られた曲に適用した例として、
橋本さんのアルバム『マイルス・アウェイ』から《マイルストーンズ》がかかります。
「これもかけてもらえるんですか?」と橋本さんも喜んでいました。

確かに「一子コード」な感じがありますね。
スタッカートの部分の響きに特にそれを感じました。
続くソロもこれは橋本さんだとわかる感じです。
途中でフェード・アウトですよ。え~っ!時間が無いそうです。
もっと聴きたかったよ~。これが1時間番組の辛いところです。

橋本さんは「スピード感が似ている。チックのフレーズを弾いている。」と
ご自分でも言っています。
皆チックとかハンコックからスタートして自分流に広げていくなんてことも言ってます。
この話も、一昨日の記事のキム・ハクエイのところで話題になった
「フレーズが強烈で指が覚えてしまう」につながってくるんじゃないかと思いました。
橋本さんも聴いていてすごく面白かったそうです。

今日はとにかく話が弾んで、楽しそうな雰囲気に溢れていました。
その秘密は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」 に書かれています。
なるほどそういう秘密があったのかと思いましたよ。
聴いていてる私も凄く楽しかったし、いろいろわかりました。
橋本さんは飾らすストレートでカッコイイ方でした。
『マイルス・アウェイ』を買って、《マイルストーンズ》をちゃんと聴こーっと!

ここからはミュージックバードで聴いている人の特権「アフター・アワーズ編」です。

《マトリックス》はブルースだけど、一般的なブルースの感じとは違うということで、
その違いをはっきりさせるために、2人のセッションによる実践編です。

3パターンで演奏してくれました。
1.一般的なブルース:普通のブルースです。
2.チック的ブルース:タイミングのとり方が違います。跳ねている感じですね。
3.橋本的和製ブルース:タイミングのとり方+浮遊感&広がりと聴きました。
違いがはっきりわかりました。
これはとっても面白かったです。

この番組はジャズの聴き所をわかりやすく教えてくれますので、
ジャズ初心者の方には特にオススメです。
でも私のように何十年もジャズを聴いてきた人にとっても面白い番組だと思います。
皆さんも是非ミュージックバードに加入して放送を聴いてみて下さい。

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とうとう2ちゃんねるで話題になっちゃってるよ!

どうやら「PCMジャス喫茶」の記事を書いているせいで、今2ちゃんねるの某氏のスレッドで私のブログが話題になっているようです。

一応私の「PCMジャス喫茶」に関するブログは、ミュージックバードのディレクターさんにも目にしていただいたと聞いています。しかし、今のところミュージックバードの方からは、クレームはいただいていないのです。

だからと言ってこの記事が問題ないのかどうかは、正直わかりません。一応ミュージックバードへ確認することもできるとは思っています。もし、いろいろなところでこの記事が問題となっているのでしたら、謝罪の上記事を削除することも可能と考えます。

私が番組トークの合間に入れている「コメント」ですが、曲解だと言う人もいれば、曲解じゃないという人もいて、その受取り方はさまざまあると思います。受け取り方について私はどうこう言う気はありません。

今のところはこのまま記事は掲載しておきますが、私はいざこざはあまり好みませんので、今後当分「PCMジャズ喫茶」の記事は書かないこととします。

今まで読んでいただいた皆様ご了承下さい。

こういう事態を招いたことについては誠に残念です。皆様どうもすみませんでした。

*

本件に関して関係者の皆様にご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ありません。

高野 雲さんから下記のようなコメントをいただきましたので、
ここに掲載させていただきます。

以下いただいたコメントです。

私の番組に関してはまーったくOKですので(笑)。

むしろ、いっきさんは熱心なリスナーで、
いや、それ以前にミュージックバードに加入していただいているお得意さんだ、
その上、ミュージックバードの会員数を増やすための「広報活動」までを無償でやってくださっている、ありがたい人
……というのが現場の共通した認識です。

ご安心ください。

追伸

いちおう、現場レベルでは、いっきさんの「PCMジャズ喫茶レポート」の評判は高く、プロデューサー氏にいたっては、「こんなに熱心なリスナーがいるとは! 次のゲストはいっきさんだ!」と冗談で言っているほどなので、問題はないとは思うのですが、寺島さん岩浪さんやゲストの問題もあるかもしれませんので、PCMジャズ喫茶に関しても、正式に確認をとっておきます。

「JAZZの細道」という、放送されたPCMジャズ喫茶を記録したページをご存知ですか?

このページも、ミュージックバードからは評価されていますし、もし寺島さんの番組が本にる場合は、このページをそのまま原稿にしちゃおう、ぐらいの勢いです。
自局の番組を熱心にレポートされて嬉しくない現場などあろうはずがない!
ただし、それはあくまで現場レベルでの評判なので、実際に杓子定規な放送法や社内規定にあてはめるとどういう判断になるのかは、今の私にはわかりません。確認をとっておきます。
「ミュージックバード公認ページ」と太鼓判を押されるといいですね(笑)。

このような状況ですので、本件については今しばらく見守っていただきたく、
よろしくお願い申し上げます。

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山中千尋さんゲストの「PCMジャス喫茶」を聴いて(続き1)

今日の「PCMジャズ喫茶」ジャズ・ピアニストの安井さち子さんがゲストでした。今回は本当に和気あいあいでした。安井さんはオジサマ達に合わせるのが上手いのです。それでいて言いたいことは言っているんです。前回の山中千尋さんとは大違いです。でもその分面白さはちょっと弱かったです。

今日の放送はまた後でレポートするとして、今日は山中千尋さんがゲスト出演した時の続きをレポートします。だって前の2回のレポートは番組開始から20分の部分なのです。残り1時間40分あるのですから。またかと言わずに読んでやってくださ~い(笑)。

大西順子さんが本格復帰するとのことで、放送収録日にブルーノート東京でライブをやるという話から始まります。寺島さんが、一旦引退してまた復帰する大西さんについて、山中さんに質問します。その話の中で、ロリンズが雲隠れして復帰した話をしたら、山中さんは全然知らなかったようです。更に山中さん「いつも引退公演って言っているけど絶対引退しないイメージがあって、起き上がりこぼしみたいだなあと思って。」なんて言っています(笑)。

寺島さんは、ロリンズの雲隠れから復帰後の『ザ・ブリッジ』が期待を裏切るなまぬるいものだったから、大西さんにもそれと同じようなことが起こらないか心配なのだと言います。山中さんはそれに対して「それほんとに余計なお世話ですよ。」なんて返します。寺島さんは更に「余計なお世話を言うところとが俺の優れているところ。」なんて自分で言うものだから、山中さん「優れていないと思うけどね。」なんて笑っています。このお2人言いたい放題で面白いじゃありませんか?

寺島さんはしつこく「山中千尋はその件についてどう思う?」なんて聞きます。
山中さん「私ノー・コメントです。だってわからないもんほんとに。」と困っています。
寺島さんはたたみかけて「大西順子のピアノに対してどう思う。」なんて聞きます。
答えに困っていると更に「私のタッチと違うってことは感じているよね。」と続けます。
山中さん「どうなんでしょう?よくわからない。なぜなら人と比べないから。ジャズのCDやライブを聴く時はほんとに聴くという感じになっちゃう。自分のピアノに対してと言われても困るよ。そんなこと(比較)やっていたら私こそ止めたほうがいいってことになっちゃうし。そういう模範回答みたいなことになっちゃう。」と答えます。
山中さん「外の人はいろいろな女性ピアニストがいるし聴き比べるのは悪いことじゃないけど、私が人と、例えばキース・ジャレットと比べていたらキリがないでしょ。」と続けます。

寺島さん「じゃあ質問を変えるけど、ブラッド・メルドーと大西順子を比べた時に、明らかに路線が違うよね。行き方というか。」と言います。
山中さん「それはちがうでしょうね。」と答えます。
寺島さんは更に「どっちの行き方の方を山中千尋はよしとする。」と聞きます。
山中さん「ブラッドの方向と言われててもわからないし、ブラッドがどんなにバーサタイルか知っています?ブラッドが学生の頃ジミー・コッブと一緒にビ・バップやってるの知らないでしょ?」なんて問い返します。
寺島さん「それはわかるけど。今は他のピアニストと違うことやりたいのが我々よ~くわかるわけ。むしろ全部知っている山中千尋より我々の方が方向性みたいなものは、他のピアニストとの比較でわかりやすいから。」と続けます。
岩浪さん「我々は他の評論家の書いたものはほとんど読まない。同業者の書いたもの読まない。だから同業者のことを聞かれてもよくわからないんじゃないの。」なんて山中さんをフォローします。
山中さん「一人のアーティストとしてバーッと聴いたりするけれど、それに対して自分はどうとかやっていない。自分が好きでいろんな人を聴いて、こういうのがあるなって聴くけれど、どうですか?と言われてもゾウとキリンを比べるようなもの。どうするの?」と返します。
寺島さん、まだまだくいさがります。「じゃあさ。ゾウとキリンを比べてどっちが好きかと言ったら答えられる?」と。
山中さん「でもー、洋服とかで着る場合と友達とかでは違う。」と。
寺島さんはとうとうここであきらめました。

寺島さんは、大西さんに対する山中さんの感想から、山中さん自身のピアノ感を浮かび上がらせようと思ったのでしょうが、当の山中さんにとっては他人のピアノの弾き方なんてどうでもよいことなのでしょう。人がどうこうより自分の行き方を考えていることがよくわかりました。あくまで寺島さん流で、山中さんの考え方を無視して質問するのはいかがなものか?と思いましたが・・・。

更にこの後、山中さんにブラインド・フォールド・テストをしちゃうんですから。ちょっと呆れます。山中さんもブラインド・フォールド・テストにはかなり参ったようにも感じました。

寺島さん「当てなくてもいい。どう感じたか。好きでも嫌いでもいいよ。そこを交えて意見を聞きたいんだ。」と、ブラインド・フォールド・テストを始めます。

キム・ハクエイの曲からです。かなりテクニカルに弾いている曲で、私はこの曲はあまりきませんでした(笑)。

寺島さんは曲が終わるといきなり「好きか嫌いか?」と聞きます。寺島さんにはこれしかないのです(笑)。
山中さん「なんで好きか嫌いかって、それしかないんですか?」と反論します。ソウソウ
寺島さん「分かりやすいから。好きだったらどうして好きか?嫌いだったらどうして嫌いか?って答えを導いていけるでしょ?」と言います。これしかないのですよ(笑)。
山中さん「これだけじゃわからない。」と答えます。ごもっともです。
寺島さん「直感的なもので。」とたたみかけます
山中さん「直感ってないんですよね、私。」と言いつつ、「チック・コリアの《マトリックス》の語法、間のおきかた、スイングよりも『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』の雰囲気に近い、これを好きか嫌いかと言われても、友達の演奏を聴いているみたいでよくわからない。」と答えます。好き嫌いじゃなくてこういうところに耳がいくということなのでしょう。
寺島さん「この人の師匠が以前、山中千尋が嫌いと言ったマイク・ノックなんだよ。」と言います。山中さんにこういう弾き方が嫌いと言わせたかったんですよ(笑)。
山中さん「マイク・ノックが嫌いっていうわけではなく、あのアルバムが苦手なだけ、この人はチック・コリア系。」と言います。なるほど。
寺島さん「山場を作ろう作ろうとしていて、実際に自分がこういう旋律を弾きたいというのがあんまりなくて、とにかく上へ行こう行こうというのが感じられて疲れる。」と言います。どうしても嫌いだと言わせたいようです(笑)。
山中さん「家に帰ってきてほっとしたいなという時に聴くアルバムではない気がしますよね。でも好きか嫌いかとは別な話で、リバーブがかかった音が特徴があるなと思って、これ寺島さんのレーベル?わ~、ビックリした。山中さんも寺島さんには気を使っているのですよ。
寺島さん「違う違う俺はこういうピアノ録らないよ。俺はもっと普通にスイング。」上記のことを聴いて寺島さんも少しはニンマリでしょう(笑)。

ここで山中さんにこの人がキム・ハクエイだと明かします。

山中さんによると、これはチックのイーディオムで、『ナウ・ヒー・シングス・ナウ・ヒー・ソブス』の本が売っていて、カッコイイから練習してコピーしちゃうらしいです。そうするとそこから抜け出すのが難しいらしいです。「チックのフレーズは強烈で、指に自然な形で一番華やかな聴き栄えのする音をやるから、指が覚えてしまう。」と言いつつ、「多分キム・ハクエイも凄く練習していて、あれって思い。だからバークリーの友達のように聴こえた。」とも言っています。こういう事情もあるのですね~。ミュージシャンも大変です。

そういう山中さんはこの楽譜のコピーを途中でやめちゃったそうです。さらにバークレーにはいろいろな流派があるらしいのですが、山中さんはそのどこにも入っていなかったらしいです。山中さんってやっぱりちょっとアウト・サイダー?(笑)

寺島さん「俺さー、今の演奏聴いたら疲れちゃうよ。」しつこくないですか?
山中さん「なんでさ、私に悪口言わせようとしてない。全然悪く言ってないよ。全然悪く言ってないよ。凄くだから学校の時の優等生の人の演奏を聴いているみたい。」山中さんの気持ちお察しします。例え好き嫌いでも山中さんが発言すればその影響があるのですから、そこのところを寺島さんがわかってあげてあげないとまずいと思いますよ?
寺島さん「これはやっぱりレナード・フェザー(ダウンビート誌でブラインド・テストをした人)の心境になってきたけどね。ミュージシャンからいい言葉を聞き出すってのは、レナード・フェザーの願っていたことですからね。今さやっぱり思ってたことを引き出せたなって満足感あるね。」結局自己満足です(笑)。いや、私も楽しかったです(笑)。

次は松本茜の『フィニアスに恋して』から《スーン》。実はこの放送を録音しておいて聴いたら、最初誰の曲かわからなかったのです。DVDレコーダーのHDに音声だけ録音しているから音質が少し落ちているにしても、私の耳もいいかげんだと呆れました(涙)。

この演奏について山中さんは、「私がピアノをやっているというのを踏まえたら何も言えなくなるので、一リスナーとしてここに来ている。」と言ったうえで、最初はベース・ソロが長いなんて話にふりつつ、「お酒が進みそうな演奏。」と言っています。番組の後のほうで上手いとも言っていました。松本茜さんの名前は聞いたことがあるそうです。

次はヘルゲ・リエンの『トゥ・ザ・リトル・レディオ』から《アマポーラ》。私はこれも持っていたのに最近は全然聴かなかったので誰だかわかりませんでした。良い演奏だと思いましたけどね。

寺島さん「今までかかった中でこれが一番好き。三者のからみあいがスリリングで曲もよくてベスト・フェイバリットだ。」と切り出します。岩浪さんは「こんな絡み方は日本人じゃないでしょ。」なんて言います。

日本人じゃないと聴いて山中さんも少しは安心したんでしょうね山中さん「きれいにまとまっている感じじゃなくて、その場でインタラクティブにやって、お互い和気あいあいにやっている感じが伝わってくる。」と言います。「この3枚で比べたらフェアじゃないけど、ピアニストが自由な感じで、他の2人に比べて流暢ではないけど、凄く遊びと余裕があって好感が持てる。」と続けます。「私は誰々風が好きじゃないから、こういうのはどこにも入っていないからいい。」とも言っています。

寺島さん「山中千尋トリオはこういう感じじゃないよね。」と言うと、山中さん「今度のアルバムは割とこっちに近い感じ。」と言っています。その後は寺島さん得意の3者対等のトリオ・ミュージック論が出て、こういうのが今ヨーロッパで流行っているなんて山中さんに教えています(笑)。

またヘルゲ・リエンだと明かした後で、「この人は曲を選ばないととんでもなくフリーなこともやりだしてメロディーがないと聴けたもんじゃない、《アマポーラ》でこれをやるから我々リスナーはうれしく聴いている、」と、またしてもいつものメロディー論です(笑)。

寺島さんにかかるとミュージシャンも大変ですよ。何事も「好き嫌い」で感想を求められてしまいます(笑)。「好き嫌い」で答えても、山中さんみたいな人が言えば影響力は大きいわけですからそう簡単には言えないと思いますよ。皆さんそう思いませんか?

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明日は「高野 雲の快楽ジャズ通信」のラジオ放送!

明日11/15明後日11/16高野 雲の快楽ジャス通信」のラジオ放送7回目。
人気ジャズ・ピアニストの橋本一子さんをゲストに招いて「チック・コリア特集」です。

橋本さんのアルバムについては以前ブログにUPしました。
http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-731b.html
橋本さんのトリオUb-Xが実践しているポリグルーヴなる手法についても
語っているそうなので楽しみです。

内容については高野 雲さんのブログ:高野 雲の「快楽ジャズ通信」
にもアップされますのでご覧下さい。

皆さん聴きましょう!楽しいですよ。

全国コミュニティーFM局では毎週土曜日20:00~20:55に放送。
ミュージックバードでは毎週日曜日22:00~23:00に放送。

P35 今日はソニー・ロリンズのスピリチュアル系アルバムを紹介しちゃいましょう。『ザ・カッティング・エッジ』(1974年rec. Milestone)です。これ時代が時代だけにスピリチュアルしちゃってます(笑)。モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音です。

メンバーは、ソニー・ロリンズ(ts)、スタンリー・カウエル(p)、増尾好秋(g)、ボブ・クランショウ(el-b)、デビッド・リー(ds)、ムトゥーメ(conga,per)、ルーファス・ハーリー(bagpipes)です。ピアノのカウエルがいるだけでもうスピリチュアルです。それにムトゥーメもいます。ついでに1曲だけバグパイプが参加しているんですから笑っちゃいますよね。ジャズ・フェスでは時々こういうわけのわからない企画があるんですよね。お祭りだからいいやって感じなのでしょう(笑)。

このレコードは下北沢のジャズ喫茶「マサコ」で聴いたらかなり良く聴こえたんですが、いざレコードを買って自宅で聴いたら、う~ん。悪くはないですよ。私はロリンズが好きだから許しましょって感じです。増尾好秋のギターやカウエルのピアノも好きですしね。とにかくロリンズが吹きまくりですよ。モントルーのお客さんにこれでもかってくらいサービスしています(笑)。

ロリンズはいつでもどこでもロリンズ。いいじゃあありませんか。『トゥ・ア・ワイルド・ローズ』のバラード・プレイなんか堪りませんよ。このアルバム、渋谷の喫茶「JBS」でかけても良く聴こえるんじゃないかと思います。今度行ったらロリンズをかけてくれってリクエストしてみようかな~。意外とこのアルバムがかかったりして(笑)?

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ジャズ喫茶「ジニアス」で聴いて惚れました。

今日は軽くいきます。毎日マジネタでは疲れますからね(笑)。お休みしても良いのですが、ここのところブログを書かないと何か落着かないんですよ。1日が終わらない感じです。

中野新橋のジャズ喫茶「ジニアス」に時々行くことはブログに何度か書いています。今日紹介するアルバムはその「ジニアス」で聴いて気に入ったので買ったアルバムです。

トランペッターのルイ・スミスは皆さんご存知ですよね。ブルーノートの1500番台に2枚のリーダー・アルバム『ヒア・カムズ・ルイ・スミス』『スミスヴィル』を残したあと、本業の音楽教師に戻ってしまった人です。特に前者は、キャノンボール・アダレイがバックショット・ラ・ファンクの名で参加して、スミスと共に熱い演奏を聴かせているところが気持ちイイです。

P34 そんなスミスが70年代後半にジャズ界に戻ってきて吹き込んだアルバムが今日紹介する『ジャズト・フレンズ』(1978年rec.Steeple Chase)です。メンバーは、ルイ・スミス(tp,flh)、ジョージ・コールマン(ts)、ハロルド・メイバーン(p)、ジャミル・ナッサー(b)、レイ・モスカ(ds)です。AmazonでCDを購入できます。

このアルバムの良さはスミスのトランペットにつきます。非常にスムースに軽々と演奏していて、音がストレートで濁りがなくよくとおります。ブルーノートのアルバムでもそのテクニックはわかっていましたが、いっそう磨きがかかった感じなのです。

上手くてスラスラ演奏するからと言って、決して上滑りする(寺島さん風、笑)ような演奏ではありません。しっかり言いたいことは伝わってきます。そういう演奏と音だからバラード演奏が特に良いです。淡々としかし一音一音がしっかりと語りかけてくるような演奏です。染みますよ。

コールマンのテナーとメイバーンのピアノだって良い出来だと思います。このアルバム、今は知る人も少ないと思いますが、知られていなくても良いアルバムはたくさんあるのです。こういうアルバムを聴かせてくれるジャズ喫茶の存在って、やっぱり貴重ですよね。

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山中千尋さんゲストの「PCMジャス喫茶」を聴いて

う~ん、今日のやつ途中まで書いたらおかしくなって、書いていてやつが消えちゃったよ~。最近パソコンの処理能力が遅い上に、記事作成画面のインターフェースが時々フリーズしたりと欲求不満がつのりまくってます。くそ~っ!

今回の「PCMジャス喫茶」の収録を雲さんがご覧になっていて、その時の感想をコメントしてくれましたのでここにUPします。ちなみに雲さんはその時息子さんと同伴だったとのこと。仲の良い親子でうらやましいです(笑)。

>放送は声だけなので喧嘩してるようにも受け取れちゃうところもあるんですが、実際お二人のやりとりの姿を生で見ていると、こまっしゃくれた孫娘と、そんな孫娘のことが可愛くて可愛くて仕方のないガンコ爺さんが目を細めているような、そんな光景でしたよ。

放送を聴いていても和やかな雰囲気は伝わってきました。楽しそうでした。

さて私の勝手な想像をちょっと書きます。
男性に興味がないと言っていた山中さんですが、ことブラッド・メルドーに関しては、「ブラッドは・・・」とファースト・ネームで呼んだり、寺島さんの「もしプロポーズされたら・・・」に過剰に反応したところから、まんざらではないのではと思いました(笑)。まあ、単なる憧れなのかもしれませんが・・・。

P33 さて本題です。『エニシング・ゴーズ』から《トレス・パラブラス》が終わりました。

寺島さん「テーマの部分だけはいいなあと思って聴いていたんですが。
岩浪さん「出だしいいよね。雰囲気がね。」
寺島さん「ソロに入って行ってなんか急に寒々とした冷え冷えとした雰囲気が伝わってきて、どうしてラテンの曲を演奏するのに、こういうタッチあるいは思想ですね。弾かなきゃいけないのかという疑問がですね。沸々と湧いてきました。」寒々冷え冷えのけなし方は常套句ですね。それほど寒々してなかったと思うけどな~。
これに山中さんが猛烈にアピールしていたようです。だいたいラテンのタッチってなんですか?ラテンのタッチって!わかんないんですけど。」かなり猛々しい(笑)、鋭い切りかえしです。
寺島さん「確かにバックのリズムはボレロでいい感じなんですけど。まあ私もですね、ラテンのタッチが何かって言われるとなかなか答えにくいんですけど。いわゆる我々ジャズ・ファンが考えているラテンのイメージがあるじゃないですか?そこと全然かけ離れた演奏で・・・」おっ!ちょっとひるんだ(笑)。でもラテンのイメージに拘りすぎだと思うのですが。
岩浪さん「明るくて陽気で、なんかこう賑やかなお祭り風の・・・」かなり適切なお答え
寺島さん「すくなくともアメリカを2つに分ければ、南米的な要素ってのがやっぱりある。北米的な要素もあると思うんだけど。これなんかねスカンジナビアとかそういった。何かこうねフィヨルドの奥から聴こえてくるような。そんな感じあったんですけどどうでしょうか?」!表現は面白い寺島流「フィヨルドの・・・」。寒々してちゃダメなんですか?
山中さん「それがいいとこでもあるんじゃないですか?やっぱり。そういう熱いものを外に全部出してたら色気も何もないでしょう。」う~ん。その通りだと思います
長澤さん「あっ聴きかたが全然違うね。この曲ってね。そんなに上品に弾く曲じゃないと思ってた。」勝手に自分のイメージで聴くのってどうなんでしょ?
寺島さん「私もそう思ってたの。」あ~あ、自分のイメージにやたら拘るんですね
長澤さん「昔から立川のね。ストリップ劇場行くとね。よくこの曲で皆ダンス踊ってたの。だから凄くね。下世話の下品なね場面にピッタリの曲だと思ってたから、こういう風に上品に弾かれちゃうとね。長年のイメージが狂ってね。私だったらもうちょっと泥臭くね。ストリップを踊るのに相応しいように、もっと泥臭くやってもらいたい。それがイメージ。」個人のイメージ話を言われてもね~。
山中さん「まあそれはブラッドに手紙書けばいいだけですよ。」いいぞっ!
長澤さん「いや、曲に対して。」アハハッ・・・。こっちが疲れてきます。
そこから長澤さんのジャズ体験話です。長澤さんの場合、立川のストリップとサーカスらしいく、ジャスに上品なイメージはないらしいです。
そこで寺島さんが、そういうことは体験している人といない人で聴き方の違いが歴然とするので、山中さんは関係ないから、聴いてこの曲に対するイメージがあってカッコイイと思えばそれはいいわけですと言いつつ、こんな風に考える老人層がいっぱいいるとも言います。はっきり言ってこの際そういう老人層はどうでも良いと思います(笑)
山中さん「素っ裸だけが色気があるわけじゃなくて、洋服や着物を着ているほうが色気がある場合もあり、例えば制服が好きで・・・何か変な話になってきたぞ、ラテンだからと言ってチャカポコさせるってことはないし、この曲に関してはこういう風に弾くのもカッコイイし、スタイルっていうか、ゴンサロ・ルバルカバも弾いているし、そういうのがベースになっていて、凄く憂いを帯びたって言うか、ある意味ブルースなんですよね。ブルースだと思う。なんでも12小節であのコード進行じゃないとブルースじゃないというトランペットの方もいますけど。私はそうは思わない。うれいを含むブルース。」必死に説明ですよ。
岩浪さん「考え方わかる。哀愁感があるものはブルースですよ。」わかってらっしゃる。
寺島さん「憂いを含んだブルースだったらもうちょっとブルースっぽくやってくれよって言いたくなりますよね。」ブルースに対しても自分のイメージを強いるんですね
山中さん「充分ブルージーじゃないですか?」
寺島さん「充分ブルージーなんだ?はあ~っ。」2人のブルース感が違うようです。
山中さん「だってあのタイミングのずらし方聴きました?凄いこう別々にやっていて、どんどんずれて行くんですよ。あのソロのとこね。」う~ん。言われるとわかります。
寺島さん「ミュージシャンはそんなこと言って楽しいかもしれないけど、聴いてるほうはずれたってずれなくたって、あんまり関係ないんだけどね。」やっぱり聴き所を受け入れないんですね。寺島さんはあくまでメロディーですもんね。
山中さん「う~ん。わかんないな~。だってさ、聴こえない人に説明するって一番大変なんだよね。」これっ、上手いこと言いましたね。
寺島さん「そうだよ。目の不自由な人にゾウはどうって説明しても無理だよね。いや今のオチでいいんだよ。やっぱりなかなか頭いいですよ。山中千尋はねっ。」
寺島さんは多分山中さんの言っていることがわかっていると思います。でも普通のジャズファンはそんな難しい聴き方はしないって言いたいんでしょう。それも一理あります。でもいつまでもそんなことを言っているから、ジャズの一部分しか楽しめず、すぐに飽きてしまうようなファンを作ってしまう弊害があることに気付いていないと思います。

寺島流ジャズの楽しみ方は初心者にとって福音だと思います。でもそこから先へは導いてくれません。本当にそれで良いのでしょうか?余計なお世話なのかもしれませんが、私はここに寺島流ジャズファンのもったいなさを感じています

いや~っ、ブラッド・メルドーのピアノを巡る攻防。いろいろ見えてくるものがありました。

この議論には後日談があります。ジャズ批評11月号「ピアノ・トリオVOL.4」のブラッド・メルドー・トリオの山中千尋さんの批評は、この時の議論の寺島さんに対するものだということです。面白いではありませんか。

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「PCMジャズ喫茶」を聴いて書きたいんだけど・・・

先週、先々週の「PCMジャス喫茶」はゲストがジャズ・ピアニストの山中千尋さんでした。もう番組開始から笑いまくって聴いたのですが、今はなかなかレポートを書く気力が起きません。

今回のレポートは逐一文字化する気はないのですが、それでも一生懸命やらないと気がすまない性質なので躊躇しています。読者の皆さんに受けるとは思うのですが、正直疲れるんですよ。う~ん。いろいろ考えさせられるところがあっただけに書くのが大変そうなのです。

ところで放送を聴いていて、山中さんのしゃべりに室井佑月さんを感じてしまったのですが、またしても私って変ですか?

寺島さん以下3人が山中さんに、今日は苦いことをどんどん言うからなんて話をしたら、
山中さん「もういくらでも言って下さい。良薬耳に苦し。」なんて返すのですが、続けて「ジャズ聴いてもつまらんないのは良薬だからですよね。」と、いきなりかわいい問題発言です。山中さんもオジサマ達になかなか皮肉を言いますね(笑)。

山中さんによるとアメリカの友達の間ではジャズを好きな男の子は嫌われるらしいです。その理由はなぜでしょう。
山中さん「エッ!って・・・、人とコミュニケーションが出来なくて・・・」
寺島さん「オタクでしょ。だからジャズの不幸はそういうふうに変わったってことですよ。昔は(ジャズを聴く人は)カッコ良かった。」
長澤さん「我々オタクですか?」
寺島さん「オタクでいいじゃないですか。オタクの天才になりましょうよ。」
山中さん「でも不幸話になると饒舌になりますよね。ジャズの不幸話っていうか、悪口になると。悪口ばっかり饒舌になる」いいぞっ山中さん!
寺島さん「鋭いところ突いてくるね。」
長澤さん「寺島さんはジャズの悪口を言う第一人者なんだ。」
寺島さん「そうなろうと思っている。」
皆さ~ん!我々ジャズ・ファンはオタクで~す。そこんとこヨロシク(笑)!

寺島さん「男の色気ってなんですか?」オヤオヤ、ジャズと関係なし!
山中さん「男性に興味がない。中学生・小学生の時に男子と口をきいたことがないんですよ。大嫌いだから。ほんとに嫌で、一人で机を離していた。」アハハッ(汗)。
寺島さん「その頃から変わっていたんだね。」あ~あ、言っちゃった(笑)。
山中さん「少しね。」一同笑。本人自覚あり(笑)。
山中さん「色気っていうのはなんですか?捕まえられるものじゃないんです。」
寺島さん「口に出してどうこう言うものじゃなくて、瞬間的に伝わってくるんですか?」
山中さん「音楽聴きにきたのに・・・」その気持ちよ~くわかります。
岩浪さん「そうだよね。」今日は苦いこと言うんじゃなかったの?
寺島さん「そうだよねって。迎合しちゃったよ。」そこが岩浪さんの良いところです。
長澤さん「関係なくないんですよ。寺島さんはジャズ・ボーカルは色気で聴くというんだから、ジャズと色気は関係あるんですよ。」今日は噛み付きますね(笑)。
寺島さん「もっと言えば女性ピアニストは色気で聴けって。」まっ、いつもの持論ですね。

山中さん「でもブラッド・メルドーとか凄く色気ありますよ。」うまく話を変えましたね(笑)。
寺島さん「へ~えっ、ブラッド・メルドー色気あるんだ。同姓から見た場合に、彼ほど色気という点で全く欠如した人間いないと思うけどね。」エッ!色気あると思いますけど・・・。
山中さんハッ?だから寺島さんダメなのよね~」寺島さん大笑い。言われたっ!
山中さん「でも私ちょっとかわいそうだなと思って。だってブラッド・メルドーの良さがわからないなんて。」真面目な山中さん。ほおっておきましょう。反論しても無意味です(笑)。
寺島さん「ブラッド・メルドーの良さがわからなくて幸せだよ。」ハイハイ。そうでしょう
山中さん「なんで~、わざと売名行為で言ってるんでしょ。」寺島劇場始まりですよ。
寺島さん「売名行為(笑)。今更そんなこと言ったって名前なんか売れないけど、俺これっ、ブラッド・メルドーわかんなくて、オスカー・ピーターソンがわかったほうが幸せだなあと、つくづくそう思う。こっちの世界へ行ったらおかしくなっちゃうもん。」個人の自由ですからそれもありです(笑)。
山中さん「どういう意味で、全然わかんない。こんな色気のある音楽ないのにねっ。」真面目に付き合わなくても・・・
寺島さん「つまり、逆に言うとどういうところに色気あるの?これからかける。傾聴するけどね。ブラッド・メルドーの色気ってどういうところにあるの?」まだ噛み付きますか(笑)?
岩浪さん「教えてほしいね。」同調しますか?
山中さん「やっぱりこれ(『エニシング・ゴーズ』)だったらどれにしようかな?《トレス・パラブラス》とか寺島さん好きでしょっ。」わかってますね~。
寺島さん「大好きなの《トレス・パラブラス》。ブラッド・メルドーが《トレス・パラブラス》なんでやるか?ていう疑問もあるわけ。」疑問を持つのは良いことです(笑)。
山中さん「なんで?」
寺島さん「あんなピュラーな曲をなぜ彼が選んだのかというね。これは一つの疑問なんだよね。」
山中さん「聴いてみたら?ブラッド・メルドー答えてくれると思う。」ハハハッ、ノリがわかる山中さんが好きです(笑)。

ここから《トレス・パラブラス》の曲にたいするオジサマ達のキャバレーをイメージする論が展開されます。ちなみに山中さんはキャバレーを知らなくて「キャバクラですか?」なんて質問したりします(笑)。
その話を聞いて山中さん「ストリップに近いの?それメグでやれば。ストリップ・バーにしたいの?」一同大爆笑。
寺島さん「いいこと言うね。俺の夢はブラッド・メルドーを招いて《トレス・パラブラス》を弾かせながら、山中千尋がダンス踊るっていうのが俺の夢。理想郷なんだけど。」
山中さん「それダメ!気持ち悪いよ~。でもブラッドも踊ってくれるかもよ。」
寺島さん「踊れば、俺は彼を認める。踊りそうもない?」
山中さん「えっ?凄く面白い人よ。もちろん静かだけれど。」
岩浪さん「個人的には会って知ってるの?」
山中さん「まあ・・・」
寺島さん「ブラッド・メルドーなら、もしプロポーズされたら結婚してもいいか?」
山中さんなんでそんな話するの~(半分悲鳴)早く曲かけて下さいよ。(ちょっと間がある感じだが編集かも?)どうして良さがわからないのか私にはわかりません。」
ここまでは漫才として聴きましょう。凄く面白いです。
寺島さん「でもね。《トレス・パラブラス》っていうね、曲の良さにね、飲み込まれて演奏が良く聴こえちゃうかもしれない。そこを恐れているんだよね。」寺島論は皆がイイと言うとわざとけなします。でもファンは知っているので、寺島さんがけなすなら聴いてみたいと思いますよ(笑)。

曲がかかります。色気ありますよね~。皆さん。私は声を大にして言いたい(笑)。

ここまで番組が始まってわずか10分です。でもこの番組2時間です。文字化しないつもりだったのに・・・放送を聴き直したら結局これですよ。あ~あ(笑)。面白すぎて伝えずにはいられないのです。

曲終了後はいったいどんな論戦が展開されたのでしょう?疲れたからもうおしまい!

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ディスクユニオンが頼り

アクセス数も30,000を越えたし、ランキングも5位だし、皆様に感謝します。
う~ん。でもこうなるとあんまりいいかげんなことは書けないですね。
とは言いつつもこれ以上カッコイイことは書けないので、今の調子が続いていくわけであります。過度な期待はしないでね(笑)。

という訳で今日もそれなりにいきます。

ここ数年は何を参考にして新譜CDを買うかというと、もっぱらディスクユニオンのホームページのニュー・リリースのコメントを参考にしています。だって、他にまともな新譜情報ってないんだもん。忘れていました。ジャズ喫茶「いーぐる」の新譜特集も参考にしていますね。

それでは新譜CDはどこで買うかというと、東京にいたころはもっぱらディスクユニオンで買っていました。2週間に1回くらい週末にディスクユニオンへ行っていた時期もあります。たまには新宿のタワーレコードにも行きました。そのころは「ジャズ選曲指南」のアルバム集めも最高潮だったので、中古CDとレコードを漁るのも最高にワクワクしていました。あ~、あの頃に戻りたい(笑)。

ところが今は山梨住まいですからそうそう東京へは行けません。じゃあどうするかというとAmazonを活用することになります。もちろんディスクユニオンの通販も使いますが、最近はやっとHMVも活用することになり、価格から言ったらHMVの輸入盤3枚まとめ買いでの割り引きを利用する方向になってきています。

あと日本盤はどこで買っても同じ価格なので、買うと1割プールされる地元のCDショップ「サンリン」を利用しています。まあはっきり言って日本盤はあまり買いませんから、「サンリン」のプール金もなかなかCD1枚を買えるまで貯まりません。

新譜情報の話に戻ると、最近はミュージックバードの新譜紹介やMOONKSの番組も参考にしています。MOONKSの新定番本はあまりピンときませんが、ミュージックバードの番組のほうは曲が聴けるので面白そうなものはチェックしています。中には?な選曲もあるのですが、なんだかんだ言ってMOONKSの皆さんはよく聴いていると思います。凄いと思いますよ。

P32今日はディスクユニオンの新譜コメントにつられて買った1枚を紹介します。フランク・アムサレム・ティム・リース・カルテット『リガーズ』(1993年rec. FREE LANCE)です。メンバーは、フランク・アムサレム(p)、ティム・リース(ts,ss)、スコット・コリー(b)、ビル・スチュワート(ds)です。ワン・ホーン・カルテットです。

コメントによるとそろそろ入手が困難になると書いてあったので買うことにしました。メンバーがなかなか魅力的でしょ。ピアノは寺島さんが自著「新しいJAZZを聴け!」で推薦していた『アウト・ア・デイ』のピアニスト・アムサレムだし、今や押しも押されもせぬスコット・コリーのベースとビルスチュのドラムですからね。

ところで《アウト・ア・デイ》はアムサレムの曲なんですけど、これってデイヴ・リーブマンの《デイ・アンド・ナイト》(エルビンの『アース・ジョーンズ』に収録)のパクリじゃないですか?(笑)ジャズってこういうことがあるんですよね~。まあ曲は多少違うのかもしれませんがコード進行は同じだと思います。私はエルビンのアルバムで聴いた時からこの曲が大好きだったのです。

話は『リガーズ』に戻ります。リースのスピリチュアルな香を残しつつクールなフレーズのブローがなかなかイケテルと思います。結構リキ入ってると思いますよ。アムサレムもクール系に入ると思いますがリースのブローに力強いピアノで応えています。

スコット・コリーとビルスチュの若い頃(15年前)の演奏なのですが、この人達はもうさすがのプレーをしています。新しい感覚を盛り込んだキレのある4ビートがイイ感じです。全体をとおして宣伝コメントどおりで聴き応えのある演奏になってます。これは買っておいて良かった思います。

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ジャズ最高!「高野雲の快楽ジャズ通信」

まずはお礼から。
今日は人気ブログランキング4位にしていただいちゃいました!
奇跡でしょうか?
いやいやこれもひとえに皆様の応援のおかげだと思います。

感謝!感謝!感謝でございます!

ランキングが上がっても意味は無いとか言う方もいらっしゃるようですが、
私は素直にうれしい!うれしいのだ~っ!(笑)

さて、今日は高野雲の快楽ジャス通信回目の放送でした。
「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」です。
ゲストは人気ジャズ・トランペッターの市原ひかりさんです。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

市原さんはちょっと低めのアルト・ヴォイス(笑)と気さくな感じが好感度大です。
話もハキハキ流暢です。雲さん若干押されぎみかも(笑)。

話は市原さんが好きなアルバム『マイ・ファニー・バレンタイン』の話から
《ステラ・バイ・スター・ライト》の演奏途中の歓声を聴いて
「ジャズっていいなあ~。」と思ったとか。
雲さんも間髪入れず「そこそこ。いいですよね~。」なんて、
これぞジャズ仲間の意気投合です(笑)。
そこにはプレーヤーもリスナーもありません。

ところで雲さんは同日ライブ録音の『フォア&モア』のイケイケ演奏の方が
好きだったとか。
だから以前は『マイ・ファニー・バレンタイン』をあんまり聴き込んでいなかったとか。
それもわかるな~。

雲さんが市原さんになぜこのアルバムが良いかとたずねると?
マイルスが吹いているとき、音ひとつでバンドをコントロールする。
そのディレクションが凄いと思ったらしいです。
音楽を進める音の説得力が凄いんだと言ってました。
確かにそれは感じられますね。
それこそがマイルスたる所以でしょう。

《マイ・ファニー・バレンタイン》がかかります。

聴きながらマイルスが一音吹いた瞬間、市原さんは「フゥ~ッ!」と言ったとか、
雲さんもその部分の間とかじらしとか憎たらしいと言ってました。
確かにまったくそのとおりですね。
雲さんは「これを朝聴くと疲れるから、夜お酒でも飲みながら聴くといいですね。」
なんて言ってます(笑)。
私は朝聴いて「今日も一日頑張るぞっ!」もアリかなと思いますよ(笑)。

実は私も先に買ったのは『マイ・ファニー・バレンタイン』です。
ジャズを聴き始めて間もない頃、レコードのたすきの宣伝文句を読んで買いました。
タイトル曲のマイルスのペットの音には正直参りましたよ。凄いっ・・・!

次は雲さんの選曲で『クッキン’』から《マイ・ファニー・バレンタイン》
ミュートのマイルスを味わう曲ですね。
雲さん曰く「こちらは朝でも聴ける演奏。」です(笑)。
話は黄金のクインテットのリズム・セクションになります。
雲さんが市原さんにレッド・ガーランド組とハービー・ハンコック組のどっちが良いかと
質問すると、市原さんは単純に好みでハービー・ハンコック組が良いそうです。
その理由は新しいからとのこと、今聴いても新しさを感じるとのこと。
「どこに行くかわからない危険な香が良い。」とも言ってました。

《マイ・ファニー・バレンタイン》がかかります。

こちらは私オリジナル盤を持っています。いいでしょ?(笑)
まあ、「NJの溝アリ」なので、あんまり自慢できません(涙)。
演奏については何も言うことはありません。
黙って聴けの名演奏です。

曲が終わって、市原さんにミュートのプレーはどうですか?と聴いたら、
ミュートの名のとおり消音されてしまうので苦手なんだとか。
ミュートは肺活量が必要だって言われますもんね。
女性にとっては大変なのだと思います。

次は市原さんの新アルバム『ジョイ』から《マイ・ファニー・バレンタイン》
独自の解釈で市原さんのアレンジだそうです。
雰囲気は暗いのに歌詞は明るいラブ・ソング・・・
とまあいろいろ語っています。市原さん流の解釈でアレンジしたとのことです。
詳細は雲さんのブログを読んで下さいね。

《マイ・ファニー・バレンタイン》がかかります。

アレンジはちょっと凝っているところが正直好みの分かれるところだと思います。
私はこれも悪くないと思いますよ。
トランペットの演奏についてはきれいなロング・トーンと音の抑揚に気を使われている
のではないかと思いました。
フレーズ的にはド・ジャズは感じられないスマートなものだと思いました。

曲が終わって、雲さん開口一番「エキサイティングですね。」と、
市原さんは「ライブでは盛り上がるんですよ~。」とうれしそうです。
一年間同じメンバーでツアーしながらこの曲を何度もやって
市原スタイルを成熟させていったそうです。

同アルバムからもう1曲雲さんのリクエストで《ジョイ》

なぜアルバム・タイトルにしたのかと聴くと、
従妹のユウリちゃんに捧げているそうです。
その子は小児ガンと闘ってきたんだとか。
市原さんから涙もののお話を聞かせてもらいました。

《ジョイ》がかかります。

出だしの雰囲気はフージョンですね。
軽快な4ビートに乗ってのトランペット・ソロはなんとも優しくフワッとした感じが
心地良いです。
続くピアノ・ソロは軽快さのイメージを引き継ぎ、
その後のアルト・サックス・ソロがかなりエキサイティングでコントラストをなします。
そして優しい感じに戻ってエンディング。
なかなか良い曲です。

今回は市原さんのパーソナリティーがよくわかって楽しかったです。

ミュージックバードで聴いている人の特権。「アフターアワーズ編」
市原さんと雲さんのデュオ演奏です。
曲はブルー・ミッチェルのアルバムでおなじみの《アイル・クローズ・マイ・アイズ》
市原さんはこの曲が好きだとのこと。雲さんも好きです。そして私も好きです(笑)。
演奏は雲さんが言っていたとおりで、最初は様子見ってかんじで
途中から市原さんの調子が上がってきました。
後半、「お~っ、いよいよテクニカルなフレージングが出てきたなあ。」
と思っていたらお時間です。フェードアウト!
こういういきなりセッション演奏なんて聴いたことがないので新鮮でした。

今はこういうジャズ番組がないから、
「高野雲の快楽ジャス通信」は貴重な番組だと思います。
気さくで飾らず真直ぐな雲さんのキャラクターもわかってもらえると思います。

某氏から揶揄されたせいで、ダークサイドに引き込まれそうになっちゃった雲さん。
ガンバレッ!皆で応援しましょう。ダークサイドから脱出だっ!

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こいつのアルトは気持ちイイ!

人気ブログランキングは今日も5位でした。

皆様どうもありがとうございます。
とても励みになります。

私にできることは高が知れているのかもしれませんが、
ジャズを盛り上げて行きたい気持ちなのです。
応援よろしくお願いします。
そして一緒に盛り上げていただけたらうれしいです。

今日はしばらく前に購入して気に入ったアルバムを紹介します。

P31 ミゲル・セノーン(ミゲル・ゼノンと表記している場合有)の『ジバロ』(2004年rec. marsalis music)です。ディスクユニオン周辺で話題になったアルバムです。買おうと思っていたのですが機会を逸していました。やっと買いました。

メンバーは、ミゲル・セノーン(as)、ルイス・ペルドモ(p)、ハンス・グラヴィシュニグ(b)、アントニオ・サンチェス(ds)です。セノーンはプエル・トリコ出身で、最近はSFジャズ・コレクティヴやリベレーション・ミュージック・オーケストラなどいろいろなところで活躍する若手の注目株です。最近のアルバム『アウェイク』も話題になりました。

まず何が良いかって、アルト・サックスの音です。ストレートで非常にクリアなのに柔らかさも併せ持っていて気持ちイイです。フレーズは微妙にアブストラクトな感じなのですが、独特の哀愁があって胸にグッとくるものがあります。決して俗に言う美メロではありませんし、やっぱり現代性というのかどこかに暗さが顔を覗かせたりもしますが、情感溢れる吹き方と上手い具合にマッチしています。

ペルドモのピアノはセノーンの雰囲気に非常に近いセンスを感じます。とても相性が良いのです。この2人の奏でる音楽は、哀愁のラテンから猥雑さを除去し現代クールネスを加えた感じとでもいいましょうか?クールと言っても、決して素っ気ないものではありませんよ。情感が溢れてくるのが感じられます。

サンチェスの叩くラテン系リズムが上記の雰囲気にとてもあっているところも魅力です。ベースはあまり目立つ感じではありませんが堅実にサポートしています。それからこのアルバムの曲は全てセノーンが作曲しています。

セノーンのアルトは他にも聴いたことがありますがハズレがないですね。現代注目アルト奏者ですので是非聴いてみて下さい。

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ラジオも楽しいですよ!「高野 雲の快楽ジャズ通信」

今夜11/8と明日11/9高野 雲さんのラジオ版「快楽ジャス通信」の6回目、

「マイルス・デイヴィス/2つのマイファニー・ヴァレンタイン」の放送です。

そして今回は、人気ジャズ・トランペッターの市原ひかりさんがゲスト出演します。

松本茜さんゲストの時と同様に、今回も楽しい放送になることでしょう。

市原さんってどんなお声なのでしょう?私もワクワクしてます(笑)。

内容については高野 雲さんのブログ:高野 雲の「快楽ジャズ通信」

にもアップされますのでご覧下さい。

皆さん聴きましょう!

今夜11/8は全国コミュニティーFM局で放送。
明日11/9はミュージックバードで放送。

全国コミュニティーFM局では毎週土曜日20:00~20:55に放送。
ミュージックバードでは毎週日曜日22:00~23:00に放送。

私はミュージックバードで聴いているので、明日が楽しみです。

皆でひろげよう。ブログの輪と和!

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日本人ジャズを聴こう!渋いベーシスト池田さん。

今日は凄い感謝感激です!

ナナナナナントッ!人気ブログランキング」5位じゃありませんかっ!ヽ(*´∀`)ノ

マジですか?これ夢じゃありませんよね?(笑)

皆様ほんとうにありがとうございます。感謝!感謝!感謝で~す!

話は変わりますが今日筑紫哲也さんが亡くなりましたね。「ニュース23」が好きでずっと見てきた私にとっては悲しい出来事です。ご冥福をお祈りします。

さて今日は「日本人ジャスを聴こう!」です。
登場するのはtommyさんのベースの先生、池田芳夫さん。
先週土曜日に吉祥寺ディスクユニオンでかった『DADA』(1998年rec. FRAGRANCE OFFICE)の紹介です。

P19 自主制作盤です。メンバーは、池田芳夫(b)、緑川英徳(as)、岡淳(ts)、江藤良人(ds)です。渋~い、ピアノレス・カルテットですよ。

私は池田さんが参加した日野皓正さんのアルバムを持っていたのですがあまり意識していませんでした。ところがtommyさんから贈っていただいた高瀬アキさんとのデュオ・アルバム『エスプリ』を聴いて好きになってしまいました。『エスプリ』については以前紹介していますのでhttp://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_4694.htmlを参照願います。

池田さんについてはご本人のサイトhttp://www1.odn.ne.jp/~cfm62880/yoshio.htmをご覧下さい。こちらで自主制作アルバムを購入することもできます。

さて『DADA』についてですが、一言で言うと渋いです。決してキャッチーなものではありません。凄く真面目なジャズです。全曲池田さんが作曲していますが、これまた渋い曲ばかりです(笑)。単なる美メロな曲はありませんが私は良い曲だと思います。

演奏は緊張感のあるきっちりしたものです。それはきっと池田さんのベースが締めているからだろうと思うのですが、締めると言っても怖い顔をしている感じではなく、優しく見守っている感じです。

池田さんのベースは深く柔らかくしっかりした(たぶん)ナイロン・ガット弦の音で気持ちが良いのですが、チャーリー・ヘイデンが好きな池田さんらしい音だと思います。

《Strem Of The Times》は悲しげで哀愁感漂うバラードで好きですね。上記の気持ち良い音のベース・ソロやテーマでのアルコ弾きも楽しめます。曲の雰囲気にマッチしたサックスの掛け合いもなかなか良いです。

《Snappy》は一番気に入っています。8ビートのカッコイイ・テーマにのって曲が始まります。テーマ途中のブレイクの後のダークで不穏な部分もグッド。続くテナー・ソロは8ビートのリズムにのってちょいアブストラクトでスピリチュアルなカッコイイものです。アルト・ソロに入ると一転4ビートですが、ここでもスピリチュアルなソロを繰り広げています。バックのベース・ランニングがこれまたカッコイイ。ドラム・ソロはエルビン系でこれもスピリチュアル。う~ん。この曲はイイ。

《Recollection》は多重録音も交えてのベース・ソロ。弦の音を堪能できます。クゥ~、タマラン!《fragrance》はこのアルバムの中で一番オーソドックスなハード・バップ曲です。サックスの熱いバップ・ソロ、4ビートのベース・ランニング、エルビンな煽りドラミングをお楽しみ下さい。最後の曲《Once And Agein》は、アルト・サックスとのデュオでバラード演奏。しっとりと閉めてくれます。

池田芳夫さんのベース、是非聴いて見て下さい。甲府にも来てくれないかな~。

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ワーイッ!人気ブログランキング10位 どうもありがとう。

20時ごろ見たら「人気ブログランキング」10位でした!

初ベストテン入りですよ~。(⌒0⌒)ノ

応援して下さった皆さん本当にありがとうございます。m(__)m

感謝の気持ちでいっぱいです。

でも今見たらもう12位でした(笑)。

ランキングについてはいろいろなご意見があると思いますが、
組織票がない私は素直に自分のブログに対する共感や応援が
反映されているのではないかと思っています。
だから今回のベストテン入りはうれしかったです。

それにしてもジャズのランキングって少数ですよね。
ランキングは週間INの数で決まるのですが、今の私は270です。
と言うことは1日平均38.6人の方が”ポチッ”として下さったということです。
有名人のブログと比較したらなんと少ないことか・・・。

ベストテンの境界は週間IN数280くらいにあるようなので、
ベストテン入りするには1日平均40人の方に
”ポチッ”としていただくことが必要なのです。

でもこれがなかなか大変なのです。
読者は簡単に”ポチッ”なんかしてくれませんよ。
当たり前のことなのですが、人の共感や応援を得ることは簡単ではありません。
人気ブログランキングにエントリーしてよくわかりました。

アクセス数だけではどうも自分のブログに対する反響がわからないので、
軽い気持ちでランキングにエントリーしたのですが、
そこで上記のようなことを痛感したのです。

こんな私のブログですが、これからも応援よろしくお願いします。

ブログ仲間のコメントについてもいろいろな意見があるようですね。
私はアマチュアのコントのようなものだと思っています(笑)。
最初から人に見られることを想定しているのは言わずもがな、
だからウケ狙いはもちろん、脚色だって少々しています。
もちろんそこにはモラルだってあります。
その上時には有効な情報だって入っているはずです。

コントの駆け引きについては阿吽の呼吸が必要ですが、
ジャズ友の皆さんとは結構息があっていると思っています(笑)。
それから脚本がないのでライブ・セッションのような感じです。
これってジャズだよな~と思うのですが、皆さんいかがですか?
ジャズを聴くためには、即興コントのセンスを鍛える必要があります(笑)。

いつも面白いコントになるわけではありませんが、是非コメントも見てやって下さい。
そして、横からツッコミを入れてもらえるともっと面白くなると思います。
コントへの飛び入り参加大歓迎です。

最後に、ランキングのUPは
皆さんの応援のおかげだと思っていますが、
ジャズ友のtommyさん雲さんの応援もあったからだと思っています。
お2人にあらためてここでお礼申し上げます。

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ジャズ・メッセンジャーズの凄いやつら。

今日はバラク・オバマがアメリカ大統領になり変革できるのか期待が高まる一方で、昨日は小室哲哉が5億円詐欺容疑で逮捕され、またさる批評家がブログでくだらない揶揄をしたりと、世間ではいろいろ起こっていますよね(笑)。

さて、今日はジャズ・メッセンジャーズの2枚のアルバムを紹介したいと思います。いずれも後藤雅洋さん著「ジャズ・オブ・パラダイス」に掲載されているアルバムです。

P29 まずは『パリのジャム・セッション』1959年rec. mercury)です。メンバーはリー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、バルネ・ウィラン(as)、バド・パウエル(p)、ウォルター・デイヴィス(p)、ジミー・メリット(b)、アート・ブレイキー(ds)です。パリ・シャンゼリゼー劇場でのライブ録音です。

A面はバド・パウエルがピアノを弾くセクステットの演奏、B面はバルネ・ウィランが抜け、パウエルに代わってウォルター・デイヴィスがピアノを弾くクインテットの演奏です。

まず注目すべきはパウエルが元気な演奏をしていることですが、それより注目すべきはモーガンでありショーターだと思います。ここではモーガンがバリバリ吹いてとびきり元気な演奏を披露しています。いつものしゃれたカッコイイ演奏に勢いが上乗せされているのがイイです。それからショーター、この頃のストレートにスケール大きくブローする演奏には誰もが惹かれると思います。ショーター好きの私にはたまらないものがあります。

バルネ・ウィランも良い演奏をしていますが、モーガンとショーターが更に上を行っているので、比較するのはちょっとかわいそうかな(笑)。ブレイキーの煽りのドラミングも凄まじいですね。このアルバムはあまり知られていないかもしれませんが、聴けば納得の1枚だと思います。

P30 次は『アルバム・オブ・ザ・イヤー』(1981年rec. timeless)です。メンバーはウィントン・マルサリス(tp)、ビル・ピアース(ts)、ロバート・ワトソン(as)、ジェイムス・ウィリアムス(p)、チャールス・ファンブロー(b)、アート・ブレイキー(ds)です。それにしてもこの日本盤のジャケットの絵と両サイドのタイトルとのマッチングはいかがなものか?

このアルバムの最大の聴き所はマルサリスです。この人はテクニックと言い音色と言いやっぱりひとつ抜きん出ていると思います。今となってはジャズを演奏することに徹していたこの頃が懐かしいですね。私はビル・ピアースのテナーにも意外と好感を持っています。

ワトソンのパワー溢れるアルトは当然いいのですが、私はこの人の作ったモーダルな曲《イン・ケース・ユー・ミスト・イット》が好きなんですよ。ちなみにこの曲名はアルバム『キーストン3』では《フラー・ラヴ》になっちゃているのがジャスのいい加減なところです(笑)。それからチャールス・ファンブローの力強いゴリゴリベースも好きです。

私は、この前「PCMジャズ喫茶」で元気がイイと言っていたハイ・ファイブ・クインテットとこのアルバムを聴き比べてほしかったりします。今の人はジャズ・メッセンジャーズと言うと古いというイメージがあるのでしょうが、80年代初頭にははっきり言って勢いがあったのですよ。この頃のアルバムはあまり聴かれていないようなので惜しい気がします。

う~ん。それにしても後藤雅洋さんは良いアルバムをちゃんと知っているなあ。当たり前なんですけど、その当たり前に感動してしまう今日この頃なのでありました。

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久々に渋谷JBSにも顔を出しました。

「いーぐる」連続特集のあと夕食を食べ、帰りの電車までに時間があるので、渋谷「JBS」へ行くことにしました。今は時間つぶしのジャズ喫茶として、下北沢「マサコ」高田馬場「マイルストーン」渋谷「JBS」の3軒があります。どこに行こくかは気分次第です(笑)。

P26_2 今回はデジカメを持っていったので写真ありです。入口の扉はご覧のとおりのウッディーなもの、取っ手のオブジェ感がグッドです。

お店の中に入るとお客さんは誰もいませんでした。こりゃ、マスターとの一騎打ちですな(笑)。早速ホットコーヒーを注文。かかっているレコードはなんだろう。ジャケットを見るとシダー・ウォルトン『イースタン・リベリオンⅡ』なんだけどこのジャケットのものは初めて見ました。さすがJBS!

そのジャケットの後ろには次にかかるものが重ねて置いてありました。それは何かというとビリー・ヒギンズ『ワンス・モア』です。これは初めてこのお店に来た時にもかかりました。う~ん。マスターはいつも同じようなものをかけているのでしょうか?

いつものごとくマスターは小躍りしながら、時々小声でハミングしたりしてコーヒーを淹れてくれます。ファンキー!今日もコーヒーはガラスのカップに入って出てきました。私はこのカップが気に入っています。コーヒーは程好い熱さなのがポイント高いです。お店によってはかなり熱い場合があり、「ネコ舌」の私は飲めなくて困っちゃうのです。

P27 次の『ワンス・モア』がかかる頃には、お客さんが入って来ました。このアルバム後半には長いドラム・ソロがあるのですが、なぜか途中でかけるのをやめちゃいました。

次にかかったのは?アレッ、このジャケットも以前ここで見たことがあります。サム・ジョーンズ『サムシング・イン・コモン』です。1曲目の《ボリビア》は軽快なリズムが心地良く、私のお気に入りの曲です。今回はマスターに許可をもらって店内の写真を撮りました。中央に写っているのがこのレコードです。フラッシュを使わなかったのでボケぎみですが、雰囲気は出ていると思います。奥に鎮座するスピーカーがアルテックの「カーメル」です。

P28_3 さてお次は?お~っ!クリフォード・ジョーダンの『ザ・ペンタゴン』ですよ。これはダイレクト・カッティング盤です。写真は私が持っているものですが、ワン・ホーン・カルテットにレイ・マンティーラのコンガが入っています。ちょっと色物っぽいのが・・・、1曲目そのコンガが入った《マンテカ》。ラテン調のこの曲、ここで聴くとなかなか良いじゃありませんか。ジョーダンのスモーキー・テナーも気持ちイイです。バーボンの水割りでも追加注文しちゃいましょう(笑)。

このアルバムの途中でまた一人お客さんが入ってきました。注文後にマスターと何やら話しています。聞いてみるとどうやらカートリッジの針先が取れちゃったとか何とか。マスターはアルコール系のスタイラス・クリーナーを使っちゃダメとか言っていました。お客さんは、「針を交換するんだけど保証期間中でも針先は消耗品だろうから保証ききませんよね。」とか言っていましたよ(笑)。

ちなみに私はオーディオテクニカのスタイラス・クリーナーを使っていて、いくつもカートリッジを使いましたが針先が取れたことは一度もありません。世の中には運が悪い人もいるんですね~(笑)。

そろそろ電車の時間が迫ってきたのでお店を出ることにしました。そこでかかったのはスライド・ハンプトン『ルーツ』です。おやおやっ、これも以前ここでかかりましたよ。こうしてみてくるといつも同じようなものをかけてくれるようです(涙)。

シダー・ウォルトン(p)、ボブ・バーグ(ts)、スライド・ハンプトン(tb)、サム・ジョーンズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、クリフォード・ジョーダン(ts)などがメンバーに入ったものは、マスターがお気に入りなんでしょうけど、もう少し他のも聴きたいなあ~。お店の雰囲気は好きなんで選曲のほうよろしくお願いします。マスター!(笑)

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私のオーディオ!

今日は私のオーディオを見せちゃいます!
今までにも個々の機器は紹介してきましたが、今日は全体像を見せちゃおうというわけです。特に高額な機器を使っているわけではありませんし、自作機器や中古も混ぜちゃっうハチャメチャなところがポイントです(笑)。ザ・庶民のオーディオという感じ?(笑)

P23プレーヤー1:ロクサンRADIUS3
アーム:SME3009R
カートリッジ:シュアーM97ED

プレーヤー2:DENON DP-80,DK-300
アーム:FR-64fx
カートリッジ:シュアーM85G
MCトランス:FR XG-5(現在はPASS)、FR XF-1(未接続)

CDプレーヤー1:ティアックVRDS-25xs(サブシステム直結、デジタル出力DAC接続)
CDプレーヤー2:マランツCD6000OSE(サブシステム直結、デジタル出力DAC接続)
DAコンバーター:DES DAC520(メインシステム・プリアンプに接続)

メインシステム・プリアンプ:自作V-FET無帰還アンプ
サブシステム・プリアンプ兼フォノイコライザー:ラックスマンCL-32
(REC OUTはメインシステム・プリアンプへ接続)

メインシステム・パワーアンプ:自作MOS-FET無帰還アンプ
サブシステム・パワーアンプ:自作R120プッシュプルアンプ(時々予備アンプと交換)

P24チューナー:トリオKT-1010F
カセットデッキ:パイオニアT-838(故障中)
ミュージックバード専用チューナー

メインスピーカー:タンノイ スターリングTWW
追加ツイーター:パイオニアPT-7(フィルムコンデンサLOWカット)
サブスピーカー:サーウィンベガD1
今時スピーカーをコンクリートブロックの上に載せているやつは珍しいでしょ?(笑)タオックの鋳鉄スタンドにしようと思っていたのに未実行(涙)。

ヘッドフォン:AKG K・501
ラック:ターゲットオーディオ4段×2

(予備機器)
MMカートリッジ:シュアーM70G、ボディV15typeⅢ+針N120HE・N140HE、オーディオテクニカAT15Ea
MCカートリッジ:DENON DL-103、オーディオテクニカAT33LTD

プレーヤー:DENON DP-3700F(アーム:FR-54 載せ換え)

プリアンプ:ヤマハC-2a

自作真空管パワーアンプ:WE300Bシングル、WE421プッシュプル、6B4Gプッシュプル、6V6G(T)プッシュプル、3A/109Bプッシュプル

といったところです。
特にジャズ用にチューニングしているわけではなく、ロックもポップスもクラシックも聴ける音にしているつもりです。

P25 ついでにウィスキーの話もしちゃいましょう。シングルモルト・ウィスキーを愛飲しているのですが、前回のラフロイグを飲み終えたので、今度はボウモアのサーフにしました。ボウモアのこのボトルは確か限定品だったと思います。

ラフロイグはクセが強かったので、ボウモアの特徴があまり感じられないのでした。なんとなく潮の香が感じられるはずなのですが、どうもそういう感じがしません。ボウモアはこれまでに何度か飲んでいますが飲みやすい味だと思います。それ程詳しくないのでこんなところでご勘弁。

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今日は秋らしく!「高野 雲の快楽ジャス通信」

今日は高野雲の快楽ジャス通信の5回目の放送でした。
超有名スタンダード曲「《枯葉》特集」です。

放送の内容は雲さんのブログ高野 雲の「快楽ジャズ通信」
をご覧下さい。より詳しく掲載されているうえに、
かかったCDも紹介されています。

最初に《枯葉》という曲についての丁寧な説明がありました。
バックに流れるのはキャノンボール・アダレイ『サムシン・エルス』から。
やっぱりジャズ・ファンにとっての《枯葉》と言えばこれ。
時間の関係でB.G.M.になっちゃったけど、こればっかりはしょうがないです。

スタン・ゲッツの演奏。
しんみり心にしみます。
ゲッツいいなあ。

ジョニー・グリフィンの演奏。
これは打って変わってアップ・テンポでグリフィンがブリブリ。
これぞジャズのアドリブっていうスリル満点の演奏です。
ピアノのロニー・マシューズだって最高のドライブ感です。
これがあるからジャズを聴くのがやめられないのです。
雲さん「ク~ッ」なんて言ってます。続きは「タマラン」では?
これって誰かのきめゼリフ(笑)?

ウィントン・ケリーの演奏。
ケリー節をキーボードで説明。なるほどなるほど!
これは定番的な演奏。
ケリーのピアノの魅力満載です。
ポール・チェンバースのベースも雲さんの言うとおり素晴しいです。

ナニナニ?いきなり「冬のソナタの曲」をキーボードで弾き出したよ。
一部に《枯葉》のコード進行と同じ部分があったんですね。へ~え!
オーッ!続いてメロディー論が出てきましたよ。
なんかかなり力入ってますよ。
「雲さん、抑えて、抑えて!」
気持ちはよ~くわかりますから(笑)。
次の曲へのフリだけだとは思えない意図があるんじゃないですか(笑)?

サラ・ボーンの歌。
全編アドリブ・スキャット。
この曲は私にとって思い出深いです。
ジャズを聴き始めた頃に、NHK FMの「ゴールデン・ジャズ・フラッシュ」で聴いて
サラ・ボーンを強烈に意識した曲です。凄すぎます!
このカッコ良さに当時の私は打ちのめされたのです。
ジョー・パスのギターだって最高ですよ。
やっぱジャズ聴いて良かった~、なのでした。

カル・ジェイダーの演奏。
ユルイッ(笑)! チャカポコなパーカッションが・・・。
雲さん和ませ過ぎです(笑)。

エロール・ガーナーの演奏。
これはまたガーナーならではのダイナミックな演奏。
こういう個性が聴けるのもジャズのひとつの楽しみです。

もう最後の曲ですって、今日は時間の経つのが速いぞっ!

ウィントン・マルサリスの演奏。
上手い!この人上手いんだよな~。
トランペットを鳴らすことにかけては
未だにこの人を超える人はあんまりいないと思います。
この人にはアドリブや表現にかける演奏に徹してほしかった。
ここでのマーカス・ロバーツのピアノに、私はあまりこないんですよ。
これはちょっとトリッキーでいまいちかな?

今日はいろいろな枯葉が聴けてとても楽しい放送でした。

ミュージックバードで聴いている人の特権。「アフターアワーズ編」
B.G.M.は私も大好きなミシェル・ペトルチアーニエディ・ルイスのデュオで《枯葉》。
ゲストはなんとtommyさんですよ。
tommyさんのオーディオ・システム紹介とオヤジ達の雑談!(笑)
私はお2人をよく知っているから驚かないのですが、
知らない人はどう思ったのでしょうかね?

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「いーぐる」の「カーラ・ブレイ特集」!

昨日は久々に「いーぐる」連続講演に行ってきました。

P21 秋晴れの陽を浴びながら、四ッ谷駅から「いーぐる」へと向かいました。駅改札からは徒歩3分程度の短い時間ですが、心地良い天気に気分も上々です。今日はデジカメを持ってきたのでお店の入口でパチッ!

秋の心地良い日差しともココでお別れ、地下へと階段を降りて行きました。この階段を降りて行くと気分はジャズ聴きモードへと変わっていくのであります。って大袈裟な(笑)。入口のところのスピーカーからは今中でかかっている曲が流れているのですが、聴き覚えのあるメロディー・・・。

P22 このドアを開けると、そこはジャズ聴き達の戦場なのであります。って冗談です(笑)。かかっていた曲はクリスチャン・エスクーデチャーリー・ヘイデンのデュオ名盤にして、オーディオ・マニアの低音チェック盤でもある『ジタン』です。

先月最初に、tommyさんが『ジタン』の輸入盤と日本盤を巡って、音質研究してましたよね。やっぱり「いーぐる」のオーディオでデカイ音で聴くと気持ちイイ。自宅ではこういう音では聴けないですよね。としばし聴き入っていると、なんと最後の1曲でした(涙)。もっとはやく来るんだった・・・。

今回の連続講演はと言うと、山中修さんによる「カーラ・ブレイ特集」です。私にとってのカーラ・ブレイと言えば、『ヘビー・ハート』の新譜をリアル・タイムで買って気に入っていたのですが、その後は『ライブ!』を買ってからず~とご無沙汰でした。数年前に後藤さん著「ジャズ・オブ・パラダイス」掲載アルバムの蒐集を開始し、『ディナー・ミュージック』と『ヨーロピアン・ツアー1977』を買ってストップという体たらくぶりです。

この特集でかかった曲は「いーぐる」のホーム・ページ
http://www.02.246.ne.jp/~unamas/eagle.html
「diary」にUPされますので、そちらをご参照下さい。

今回は比較的新しいものを紹介してくれるとのことだったので、期待して参加しました。カーラ・ブレイは今年で70歳とのこと。もうそんな歳なのかとちょっと驚きでした。私の中では『ヘビー・ハート』のジャケ写のイメージから歳をとっていないのです。水野美紀系の美人だと思うのですが、私って変ですか(笑)?

P20 最初にかかったのは『ライブ!』から《ブラント・オブジェクト》。このジャケット写真はご覧のとおり、当時は今風にいうとインリンのM字開脚くらいの衝撃がありました(笑)?この写真のおかげで邦題は『艶奏会!』ですよ。トホホ。

典型的なカーラ・ブレイの曲だと思います。スティーヴ・スレイグルとゲイリー・バレンテの熱いソロが聴けます。それにしてもこの曲は凄くせわしい前ノリのリズムです。音が攻めてくる切迫感はひとつの特徴だと私は思います。カーラの特徴は単純なメロディーと奇抜なアレンジとのことです。

それとカーラ・バンドと言えば、スティーヴ・スワローの5弦エレクトリック・ベースのピック弾きサウンドも特徴です。今回は「いーぐる」のオーディオでスワローのエレベを堪能できました。

次に『Fleur Carnivoreから2曲、カーラのトロピカル願望が漂うきれいなメロディーの曲と、音の上下が激しいメカニカルな曲を紹介しました。カーラのバンドの特徴は派手なソロを目立たないアレンジで盛り上げていくとのことです。またカーラは、正規の音楽教育を受けておらずピアノも上手くないので、できるだけ引っ込んで演奏していると言っているそうです。

その後3曲かけて、不協和音が入ったひねりのあるアンサンブルや若い頃に聴いた教会音楽を取り入れていることが紹介されました。『ゴーズ・トゥ・チャーチ』からの《ワン・ウエイ》はダイナミックな展開を持った構成が良かったです。プログレ的なオルガンの響きがあったりして、気に入りました。

ここでカーラとスワローのデュオ・アルバム『アー・ウィ・ゼア・イエット?』から《メジャー》。ピアノが上手くないと本人は言っているらしいですが、このリズム感と自信に溢れた音はいいなあと思いました。音に説得力があるのです。れっきとした表現者ですね。

続いて2曲。《サイド・ワインダー》と《ストレンジャー・イン・パラダイス》を混ぜたユーモア溢れる曲とホーンセクションが車のクラクションを模したイラク進行に抗議の意味も込めた政治的な曲を紹介。どちらもカーラの音楽の特徴です。

ここからカーラ・バンド以外の曲を4曲かけました。その中で気になったのは以下2曲です。

チャーリー・ヘイデリベレーション・ミュージック・オーケストラ『ノット・イン・アワー・ネーム』から同曲は、やっぱりいいですね。実は私、買いそびれていましたが入手しなきゃ。サックス陣が凄いです。ミゲル・セノーンがソロをとりますがイイですよね。クリス・チークとトニー・マラビーも参加しています。

現代女性リーダー・ビッグ・バンドの最高峰、マリア・シュナイダー・オーケスト『コンサート・イン・ザ・ガーデン』から《スリー・ロマンス》。自宅で聴くとこの良さがそれほどわからなかったのですが、「いーぐる」で聴いたら凄く良かった。この緻密な構成とアンサンブル。大音量で聴かないとちゃんとわかりません。息詰まるほど素晴しい。でも、私はカーラのバンドのウィットを含んだ解放的なくったくなさの方が好きです。

パオロ・フレス(tp)がゲストのロスト・コーズ・カルテットものから1曲。この曲の途中でシンバルをキンコン鳴らすところがあるのですが、その音が妙にリアルでした。演奏よりそれが気になっちゃいました(笑)。

最後は『アペアリング・ナイトリー』から2曲、カーラのルーツであるカウント・ベイシー・オーケストラを意識した演奏とのことです。確かにホーン・アンサンブルがベイシー的です。どうして今になってベイシーなのかは不明ですね。

カーラのバンド・サウンドは聴けばわかるのですが、それを言葉で説明しようとすると難しいようです。山中さんのまとめとしては、
・女性ならではの美しいメロディー
・ひねっりや毒があるところ
とのことでした。

質疑でギル・エバンスからの影響の話が出て、山中さんは、マリア・シュナイダーと対比しながら、
・カーラはギルの変な部分をコピー
・マリア・シュナイダーはギルのきれいな部分をコピー
したんじゃないかと言っていました。わかる気がします。

今回はカーラ・ブレイの魅力をたっぷり楽しむことができました。
紹介されたアルバムの何枚かは買いたくなりましたよ。
何と言っても「いーぐる」のオーディオで聴くことができたのが一番の快感かな?
前にも書いたように、ここの音が私には一番しっくりきます。
安心して音楽に浸れるのです。
山中さん、後藤さんどうもありがとうございました。

講演後の打上げも楽しかったです。ジャズ批評誌の「現代の日本人女性ジャス・ピアニストを聴いてみた」の話とかで盛り上がりました。帰りの電車の時間があるので、福翔飯店までは行けないのが残念ですがしょうがありません。そのうち東京泊にして参加させていただきます。

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「いーぐる」の「カーラ・ブレイ特集」に行きました。

今日は、2ヶ月半ぶりに「いーぐる」の連続講演「カーラ・ブレイ特集」に行ってきました。

やっぱり私には「いーぐる」の音が一番しっくりくることを痛感しました。
カーラ・ブレイのバンドやオーケストラの音を堪能してきましたよ。
「快っ・・感!」(笑)

内容については明日にでもUPしますのでお楽しみに!

東京に行ったついでに、ディスクユニオンの吉祥寺ジャズ・クラシック館で不要なレコードを買い取ってもらってきました。

P19 そうなるとついつい中古レコードとかを漁ることになるわけですが、tommyさんのベースの先生、池田芳夫さんの『DADA』を見つけたので、速攻で入手しました。

tommyさんが探している「ジャズ選曲指南」の最後の1枚、ra『live@blaa』も探したのですが、やっぱりありませんでした。う~ん。これ、どこかにありませんかね?情報があったらご連絡いただきたく、お願いします。

今日はここまで。

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オリジナル盤買っちゃった!

オリジナル盤を買っちゃいましたよ。

もうだいぶ時間が経ってしまいましたが、渋谷のレコード屋さん「discland JARO」から届いた9月の通販リストを見てオリジナル盤を買っていたので報告します。

P18 買ったのはルネ・トーマ『ギター・グルーヴ』(1960年rec. JAZZLAND)です。溝アリのモノラル盤です。値段はそれなりに高かったですが、メンバーと演奏が良いので許せます。プチチリがちょっと気になる部分もありますが、やっぱりオリジナル盤は音が良いのでした。困ったものです(笑)。

メンバーは、ルネ・トーマ(g)、J.R.モンテローズ(ts)、ホッド・オブライエン(p)、テディ・コティック(b)、アルバート・ヒース(ds)です。なんたってJ.R.モンテローズの参加が肝です。ルネ・トーマというとちょっとマニアックなんですが、知る人ぞ知る好盤なのです。

トーマのギターは太く暖かい音でグイグイ弾いていきます。この方ベルギー生まれらしいのですが、ヨーロッパ系の繊細な感じではなくストレートで骨太です。J.R.モンテローズの力強いプレーがトーマのギターとよく合います。ホッド・オブライエンのピアノがこれまたスインギーで気持ち良いのです。

時々こういう正統派バップ・ジャスが無性に聴きたくなる私は、重いジャス中毒なのでしょう(笑)。マニアの間だけで楽しむのには惜しいアルバムです。初心者の方にも是非聴いてほしいなあ!

明日は久しぶりにジャズ喫茶「いーぐる」の連続講演「カーラ・ブレイ特集」に行こうと思っています。

それから、今月はブログを毎日更新したのですが、11月はもう少し余裕を持て更新しようと思いますので、ご了承願います。

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