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真空管オーディオ・フェア

10/4(土)にいつものジャズ友の皆さんと吉祥寺にてジャズ・ミーティングを開催しました。ジャズ・ミーティングとは言っても主な目的は飲み会なんですけどね(笑)。一応ジャズ・スポットにも行ってきました。その詳細は後日書きます。

今日はジャズ・ミーティングの前に行った「真空管オーディオ・フェア」についてレポートします。ここ数年私の真空管熱も冷めてしまったので行っていませんでした。今回ジャズ・ミーティングの日と重なったのでちょこっと覗いて見ようということになりました。

P175 当日乗った電車(かいじ)は甲府を出発するときから遅れが出ていたうえに、大月駅で列車入れ替えの際に安全確認信号が出されたとのことで大月駅手前で途中停車し、おかげで新宿到着が40分も遅れました。

大月駅のあたりは稲刈りをしている田んぼもありましたが、ほとんどのところがもう稲刈りは終了し、写真のとおり稲が干されて脱穀を待つ状態でした。八王子のあたりでは運動会をやっていて、まさに実りと体育の秋まっさかりでした。

P177 さて、新宿駅で中央特快に乗り換え御茶ノ水駅へ向かいました。駅を出たらもう12時を回っていたので近くのカレー屋で昼食をとる事にしました。お店オリジナルのカレーはなかなか美味しかったです。そこから日立製作所本社横の坂を線路沿いに下りて秋葉原の損保会館へ向かいました。

P176_2 「真空管オーディオ・フェア」の入場料は¥500です。このフェアが始まってしばらくは無料だったのですが、一度ホームレスの人が来たりしたりしてちょっと雰囲気が怪しくなった事があり(←私の推測理由)、開催場所も変わって有料になりました。まあ開催日2日間有効で¥500なので安いと思いますよ。

入口受付で入場料を払うとタグをくれますので、それを首から下げていれば会場の出入りは自由です。入口ロビーで昼食の弁当を売っているところがこのイベントの客層を物語っています(笑)。一年に一度この日のために上京してくる人達もいて、会場の外へ食べに行く時間すら惜しい人がいるのでしょう。そういう人のためのお弁当です。単なる幕の内弁当っていうのがいかにもなのです。

2階の即売会場から覗いてみるとなかなか盛況でした。出展しているお店の人が「やっと一段落した」とか言っていました。なるほどと思いました。目玉商品ネライの人がいて開場前から並んでいるなんて噂を前に耳にしていたたからです。10時開場なのでそれから2時間くらい混みあい、私が入場した12時半頃にやっと空いてきたということなのでしょう。

この即売会場には秋葉原のお店だけでなく地方のお店も出店しています。私は今回買う予定がなかったので見ただけでした。そうそうオーディオ・チェックに適した高音質CDなんかを売っているので昔は買ったりしましたが、結局あまり聴かないし最近はチェック用のCDがいくつかあるのであまり興味がなくなりました。

P179 次は3,4,5階のメーカーごとの展示室とイベント会場に向かいました。最初にサンバレーの展示/試聴室に入るとかなり大きい部屋で、自社のアンプの比較試聴をやっていました。これが今時のプレゼンでビックリ。真空管オーディオ・フェアもここまできたかと思いました(笑)。さすが今売れている会社はちょっと違います。

パソコンとプロジェクタを使って今鳴らしている機器を映し出しながらのデモです。デモ内容の資料には上記のようなチャートがありました。ちょっとナウイでしょ(笑)。ただ使っている音源はベタです。ジャズでは、ジョニー・グリフィン、クリスチャン・マクブライド、スコット・ハミルトン、アート・ペッパーの4枚。アハハです。比較していた中では、私はSV-275ver.4が気に入りました。マッキンのMC-275のコピー版ですね。

このフェアはガレージ・メーカーが出展していますから、とことんアマチュアイズムに徹しているところがあったりして面白いんですよ。今大変でしょうけれど、こういうメーカーにも頑張ってもらいたいと思います。かといって私がそういうメーカーのものを買うかというとそうじゃないんですけど・・・。

次に入ったのは日本オーディオマックトンFALの共同展示/試聴室です。何の期待もなく入ったのですが、壁に「音が見える」とかって書いてあったと思います。オイオイって感じですよ。しかし、ここで鳴らしていた見たこともない謎のスピーカーの音が良いんでビックリです。色々なところで音を聴いてきたので私は最近はあんまり良いとか思わないのですが、これが良い音なんですよ。

しばらくデモを聴いてわかってきたのですが、安めのCDプレーヤーに日本オーディオのD/Aコンバータにマックトンのプリと300BPPアンプでその謎のスピーカーを鳴らしていたのです。300BPPの20Wくらいの出力で大きい音が出るのでビックリ、だってそのスピーカーは小型平面スピーカー・ユニットなんですよ。バスドラの空気感、ピアノの立ち上がり、シンバルの浸透力、かなり気に入りました。

この謎のスピーカー、家に帰ってネットで調べたらFALというガレージ・メーカーのSupreme-C90EXWhttp://www.fal.gr.jp/products/speaker_system/supreme_c90exw/ でした。能率97dB/1m、どうりで小出力のアンプでよく鳴るはずです。これ特注品で価格不明です(笑)。このメーカー:FALは、この平面スピーカー・ユニットを巡って、調所電器 http://www5b.biglobe.ne.jp/~chosho/index.htm とちょっといろいろあるようです。でも良い音だったんだよな~。将来ほしいかも。

P178 その他色々な展示を見たのですが、上記のところがインパクト大だったので、ほかのところはあんまり印象に残りませんでした。左の写真は数メーカーの共同展示室です。部屋の周りをメーカーがぐるりと囲んでいて、短時間づつ順番でデモしてました。

イベント会場ではオーディオ評論家の石田義之さんがご自分で録音したSLの音をデモしていました。かけた後に「音楽を良い音で聴くためにオーディオをやる人が多いでしょうが、SLの音みたいに良い音を聴くためのオーディオがあってもいいんですよ。いろいろな考え方がありますから」というようなことを言ってました。

私も昔は良い音に惹かれて、オーディオ評論家の長岡鉄男さん推薦の外盤『梵鐘』『セイシェル』(懐かしい)なんていうCDを聴いたこともありました。でも良い音質の音源を求めて聴き始めたジャズのマイルス『パンゲア』(音は凄く悪い)を聴いて、音質に関係なくジャズに嵌っちゃったんだから面白いです。今は音だけを聴くことはほとんどありません。

今回会場にいたお客さんを見ていたら若い人も結構いましたね。良い事だと思います。前はもうオジサンだけの社交場でしたから(笑)。本当はもう少しゆっくり見たいような気もしましたが、ジャズ・ミーティングの待ち合わせ時間も迫ってきたので、吉祥寺へ向かうことにしました。

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コメント

「Supreme-C90 EXW ブラジリアンローズ」が美しい。平面スピーカー・ユニットだけ手に入れて自作したい(笑)。平面っていうと液晶テレビくらいの厚さになるかと思ったのですが、お爺さんの古時計みたいな形になっちゃうんですね(笑)。そうそう、何か決定的な再生スピーカー技術が生まれてもいい頃ですよね。何かジャズと同じで技術革新が止まっている気がします。いっきさんが聴いて気になるというくらいだから、オイラも気になる(笑)。
オイラは「目指せ日野オーディオで聴いたパラゴン」の音だから、進歩がないのですが、オイラの好きな音の傾向ってもうでき上がっていて、先日の「ズミ」の音は同系統の音だから再生範囲内、このくらいはオイラでも出せると思うので、「バロン」の小ささ意外に驚きはない(笑)。「いーぐる」のJBL4344 Mark IIの音はオイラの方向性ではないので、これは楽しむだけで追い求めない(笑)。でも個性で云えば「ズミ」の方が個性的だと思う。苦手なのも多いと思うけどね(笑)。「マサコ」は昔使っていたJBL4320の音に近くて懐かしい音でした。今のところ「JBS」だけかな?好みの音として憧れる音は・・・(笑)。
オイラにとってジャズとオーディオは一身一体。iPodでジャズは楽しめない体質です(笑)。オイラが思うように鳴ってくれるCDとオーディオが欲しいだけだと思います

投稿: tommy | 2008年10月 7日 (火) 04時21分

いっきさん、あの前は、そのようなところに行かれてたんですね。一日をすごい有効活用してますねー

投稿: | 2008年10月 7日 (火) 05時09分

こんばんは。

tommyさん。

『ジタン』研究は「いーぐる」で検証して〆たんですか。さすがであります(笑)。

私はブルーノートからECMまでをそつなく鳴らす「いーぐる」のチューニングって大したものだと思います。また、お客さんにはいろいろな好みがあるわけですが、好みの最大公約数にあわせようとしているんじゃないかと思います。後藤さんの音というよりお客さんの音なんでしょうね。あの音は。

対する「ズミ」の音はもう完全にマスターの好みの音だと思います。
「マサコ」の音はノーコメントです(笑)。
「JBS」は私の目指す音とは違いますが良い音だと思います。

で、私の目指す音は「いーぐる」の音をもっとクリアにした感じです。アナログはあの感じで良いのですが、私はCDは新録音しか持っていないので、もっとメリハリとクリアさを増したいですね。WEのトランスはなしにしたいです。

Supreme-C90 EXWのブラジリアンローズは私も気に入りました。このスピーカーの音は新しい録音に合う音だと思います。tommyさんが目指す音とはちょっと違うかもしれません。

いづれにしても自分が思うように鳴るオーディオを目指すのが良いと思います。

雲さん。

山梨からわざわざ行くのでいろいろやりたくなりますね。結構余裕のないスケジュールを組んでしまうんですよ。もうちょっと余裕を持っていろいろすれば良いんですけど、できないんですよ(笑)。

投稿: いっき | 2008年10月 7日 (火) 20時40分

「WESTERN 111Cのトランスはなしにしたい」いっきさんの気持ちはよく分かります(笑)。プリアンプがトランジスター式だとライントランスが必要かも知れませんが、真空管アンプを使うのなら、 むしろ低域の広がりや広域の伸びやかさ、解像力も欲しいので必要ないと思います。またこれはアメリカ的な音のスピーカーには合っていると思うのですが、タンノイには合わないような気がします。オイラは、全てはJBL4530BKに合わせて「CDの音を野暮ったくする(劣化)」を目的としていて、忠実再生には向っていないですね(笑)。'70年代の「記憶の音」を追い求めています。

投稿: tommy | 2008年10月 8日 (水) 17時34分

tommyさん。

オーディオ・メーカーの人みたいに、この音が正しいと信じて他を排するのもひとつのポリシーですけど、オーディオ・ファンとしては色々な人の音を聴いて、その音を楽しんじゃうほうが大人だと思います。音からその人の個性を知るのっていうのが面白いです。
私はtommyさんの音を聴いたことはありませんが、いろいろなお話をするなかで、なるほどこういう音を求めているのか、というのはよくわかります。オーディオは自分の求める音があることが大事だと思います。
私は帯域は確保しつつ芯がある音を求めています。低音はシンセ系の音もちゃんと再生したいです。あと音場よりは音像を求めているという感じです。まあ、言葉で表現しても抽象的でよくわからないですね(笑)。

投稿: いっき | 2008年10月 8日 (水) 20時47分

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