« 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その1) | トップページ | 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その3) »

吉祥寺ジャズ・ミーティング(その2)

今日はノーベル化学賞をまた日本人が受賞しましたね。なかなか凄いじゃありませんか。でも今回受賞した4人のうち2人はアメリカの大学にいるってどうなんでしょ?単に日本人が受賞したとか言ってうかれてはいられない気もするのですが?こういう先生方にこそ日本で教えてほしいものです。

さて、やっと「Sound Cafe dzumi」(サウンド・カフェ・ズミ)のレポートを書くことにします。吉祥寺駅の西側のガードの交差点を南側に少し行って、通り沿いの井の頭公園の反対側のビルの7階にあります。2階のエレベーター・ホールからエレベーターに乗って7階で降りると、オ~ッ、そこはもうお店の中です。

P181 こじんまりとした店内にはテーブルが4個と椅子が10脚くらいあります。カウンター席もありますが、CDとか雑誌が置いてあったような気がしたので座れるかどうかは不明です。tommyさんもご自身のブログ http://ameblo.jp/tommy-tdo/entry-10147905845.html#cbox に今回のことを書いているのですが、このお店、リビング・ルームっていう感じです。

P182_2 tommyさんがすかさずオーディオをチェックして、「スピーカーがカワイイッ!」なんて言いました。私が「ハークネスですよね。」ととんでもない知ったかぶり(汗)。マスターが「バロンです。」と訂正。ついでにJBLのカタログまで見せてくれる気の利きようです。ちなみにハークネスはバックロードホーンでもっと大型でした。

これでオーディオ好きの客としてマスターと意気投合。つかみはO.K.(笑) マスターが「オーディオ好きの人は久しぶりに来ました。」と言ってました。そうでしょうね。オーディオ好きの人はなかなかフリー・ジャズは聴きませんよね。

バロンについては上記のtommyさんのブログを参照願います。バロンは、tommyさんのスピーカーと同じJBLのD130ユニットを使ったスピーカーシステムなので、tommyさんはこのサイズとルックスに惚れちゃったようです。わかるな~その気持ち。tommyさん。もし購入を考えられているなら秋葉原のジュピターオーディオ http://www.jupiteraudio.com/ にあるかもしれませんよ。他にもきっと興味をひくようなものがありますよ~(笑)。

P184 コーヒーを注文した後、チャーリー・ヘイデン『ジタン』のレコードをかけてもらいました。う~ん、イイ音です。でもこのヘイデンのベース音がtommyさんの記憶するベース音と異なる印象だったため、tommyさんは帰ったあとに早速研究してしまうのであります。その研究成果はtommyさんのブログ http://ameblo.jp/tommy-tdo/entry-10147934178.html#cbox を参照願います。いや~っ、面白い内容です。

このあたりでお店のオーディオについて説明しましょう。プレーヤー:マイクロのSX-111SV、アーム:サエクの名機WE-407/23、カートリッジ:オルトフォンのMCジュビリー、プリアンプ:アキュフェーズのC-280、CDプレーヤー:ワディア16、パワーアンプ:JBLの名機SE-401、これでスピーカー:JBLバロンを鳴らし、パワーアンプ:クォードの606A、これでスピーカー:ロジャースのLS3/5Aを鳴らします。

なんとスピーカーはJBLとロジャースを一緒に鳴らしています!潔癖性のオーディオファンなら怒り出しそうです(笑)。バロンとLS3/5Aは全く異なる設計思想のスピーカーなのにそれを一緒に鳴らしちゃうっていうのはある意味アバンギャルドです(笑)。でもパワーアンプとスピーカーの組み合わせがアメリカとイギリスに統一されているのはさすがです。音はよくブレンドしていて、ひとつのスピーカーの音になっていましたよ。一言で言うと厚くてコシがある音です。

そういえばマスターが「カートリッジがちょっとお店には向いていないんですよ。前に針をまげて青くなりました。」と言っていました。そりゃそうでしょう。このカートリッジ凄く高額ですからね。必ずしも慎重にばかり扱えないお店の営業用には向きません。

P185 次にかけてくれたのが、マスターオススメのミロスラフ・ビトウス『イマージェンス』のレコード。ベース・ソロです。これも良い音で鳴っていました。どうしてヨーロッパのベーシストが弾くとこうも格調高く深い音になるのでしょう。やっぱりクラシックの伝統はここにも息づいているのでしょうね。ビトウスを見直してしましましたよ。そうそう曲が終わったらマスターが拍手を要求(笑)。私達一同拍手!なんておちゃめなマスターなんでしょう。

次にマスターがかけてくれたのが、そろそろボーカルも聴きたいでしょうということでカサンドラ・ウィルソン『ニュー・ムーン・ドーター』。これも輸入レコードというところがミソです。カサンドラの例の姉御ヴォイスがこれまた気持ちよく鳴りました。ロニー・プラキシコのベースも強靭です。雲さんはカサンドラが好きなので喜んでいました。終わったらまた一同拍手(笑)。

P183 忘れずに買いとかなきゃ、コーヒーはとても美味しいです。それから窓からの眺めが素晴しいです。眼下には井の頭公演の緑が広がり、ご覧のとおり遠くまで見渡せます。この眺めをみるだけでも来る価値はありますね。いや、眺めよりもマスターの気さくな人柄とオーディオの音の方に惹かれるものがあります。

P186 次はお店にいた常連さんが持ってきた蜂谷真紀(voice,p)と加藤崇之(ac-g)の『ミクロマクロ ドリーム・ヴィジョン』をかけました。この声に雲さんが鋭く反応。早速CDのジャケットを見せてもらうことに。バップも良いんだけど、こういう開放的でイマジネイティブな音楽も心が広がる感じがしていいものです。

ここのお店はフリー・ジャズのお店っていうイメージなので、ガチガチのフリー・インプロビゼーションものばかりかかるのがと思ったら、上記のごとく非常に柔軟な選曲にセンスの良さを感じました。これはこれで私は凄く気に入りました。

音楽を聴きながら、お店にあったフランスとイタリアのジャズ雑誌を見せてもらいました。デザイナーのtommyさんと編集人でもある雲さんはこれらの雑誌のセンスの良さに感心していました。私もそれには全く同感です。それはデザインだけでなく取り上げるミュージシャンにもあるのです。フランク・ザッパやジミヘンの特集がありつつ、ジャズ・ジャイアンツがあり、今が旬のミュージシャンもフォローしている。このセンス!

ちなみにフランス誌の新譜紹介などは私の好みに近いところを押さえていたのが気に入りました。私が数日前に紹介したE_L_B http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-51c6.html も紹介されていましたよ。

こういうカッコイイジャズ雑誌が日本にもあって売れればイイんだけどなあ~。ジャズ雑誌=SJ誌な人達はこういう雑誌をどう思うのであろうか?あ~あ、こういう雑誌を買うジャズ・ファンであってほしいなあ~。

ということでそろそろお店を出ることに、とても心地良い時間を過ごすことができました。ここは私の好きなジャズ喫茶の上位にランク・インしました。なので、吉祥寺に来た折には是非また寄らせてもらうことにします。

このお店のマスター泉秀樹さんがミュージックバードの番組「Free Music Archive at Sound Café dzumi」をやっていることは昨日書きました。この番組、お店で見たのと同じように泉さんが小気味良いトークをしています。かける曲は途中で音量が下がりその曲をバックにトークするほうが長いんですよ(笑)。

アシスタントはディレクターの渡邊未帆さんが担当していて、この方がJAZZ TOKYOweb版「Free Music Archive at Sound Café dzumi」 http://www.jazztokyo.com/mb/free_music/v01/v01.html を書いています。昨日放送分が今UPされています。

これって雲さんの「快楽ジャズ通信」のコンセプトとかぶってますよね。要チェックです。

|

« 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その1) | トップページ | 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その3) »

ジャズ喫茶訪問」カテゴリの記事

コメント

いっきさん、こんばんは。
(写真提供tommyさん)は、いらないと思います。ジャズ友ですから、今後それはナシにしましょう(笑)。必要だと思われる時にだけ!よろしくです。
「秋葉原のジュピターオーディオ」の情報ありがとうございます。かなりオイラ好みなので、今度行ってきます。
オイラのオーディオの音が変わりました・・・ライントランスを外したからです(笑)。いっきさんに「真空管アンプならいらない」と書いてから、自分もいらないのでは?と思ったからです(笑)。そういう事ってありますよね。いや〜、自分を思い込みから正す事って難しいですね。
んで、結果ですが・・・「サウンド・カフェ・ズミ」の音をもっとナチュラルにした音。広域、低域のメリハリがありながら硬すぎない、体に刺さらない音になりました。音の系統は「ズミ」と一緒だと思います。バックロード・ホーンなので小音量は苦手ですが、10時くらいのボリュームからは、本来のJBLサウンドが楽しめます。何か最近モヤモヤしていたのがス〜ッと取れました。ありがとうございました。他所の音を聴く事って大切ですね。これで、パラゴンに一歩近づいたゾ!!!
結果が「何もしない方がいい音だ!」ツーのは、ちょっとシャクですが・・・(笑)。

投稿: tommy | 2008年10月 9日 (木) 03時28分

ズミが午後3時から営業、というのが惜しい! 私としては、午前中から午後までズミで過ごして、夕方前に、まだ空いている焼き鳥屋でビールと焼き鳥を食べる。
で、ユニオンで中古買って、ふたたび焼き鳥の煙くさい身体でズミを再訪問、買ったCDをかけてもらいながらウイスキーを飲む。
そんな生活を送りたいです(笑)。

投稿: | 2008年10月 9日 (木) 05時01分

こんばんは。

tommyさん。

写真の件、ヤボでしたね。(写真提供tommyさん)は削除しました。

ところで、ライントランスをはずしてしまたのですか?気に入っていらしたんですから普通ならやりませんよ(笑)。それなのに疑問が湧いたら迷わずトライして、その結果が良ければ潔く採用してしまうって難しいことだと思います。カッコイイなあ~。
イイと思って入れていたものが無いほうが良かった・・・。確かにちょっとシャクです(笑)。

言うのを忘れてましたが、私のメインシステムのプリアンプは真空管アンプではありません。ただ、3極管に特性が似通ったV-FETの無帰還アンプなので、音的にはtommyさんがおっしゃっているとおりだと思います。

雲さん。

そんな生活やってみたいです。この前は焼き鳥屋が混んでいたのがちょっと残念でした。焼き鳥を食べつつ生ビールを飲んで、その後マサコっていうのもオツだったかもしれませんね。
まあ、お好み焼きは久々に食べたので、それはそれで良かったんですよ。

投稿: いっき | 2008年10月 9日 (木) 22時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その2):

« 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その1) | トップページ | 吉祥寺ジャズ・ミーティング(その3) »