ショーターの『セカンド・ジェネシス』
先日ショーターの『アダムズ・アップル』を紹介したら、tommyさんと雲さんからいろいろコメントをいただきました。その中で『セカンド・ジェネシス』(1960年rec.VeeJay)の話になりまして、お2人がうまいことを言っていたんですよ。
tommyさんが
『セカンド・ジェネシス』はスゴク、セツネー良いアルバムです。ちょっと、ノスタルジックな気分もある、秋の夜には最適なアルバムだと思います。ショーターのイメージがちょっと変わりますね。
て言ったら、雲さんが
いやぁ、嬉しいコメントです!
このアルバムのショーターのプレイは、
すごくメロディにストーリー性があるというか、
流れがあるんですね。
まるで、音物語を聴いているような気分になるのですよ。
たしかに、秋の夜にはセツネーです(笑)。
と返したんです。
私は最近このレコードにぜんぜん針を落としていなかったので、早速引っぱり出して聴いてみました。すると・・・、お2人の言うとおりではありませんか。さすが、ポイントを押さえています。
メンバーは、ウェイン・ショーター(ts)、アート・ブレイキー(ds)、シダー・ウォルトン(p)、ボブ・クランショウ(b)です。これもワン・ホーン・カルテットでした。それにしてもジャケット写真はなんなのでしょう。ジャスっぽくないです。黒人女性のおでこにアゲハ蝶がとまっているという写真。インパクトだけはありますね(笑)。
デビュー2作目ということで、その後のオカルト・黒魔術色がないぶん、シンプルにショーターのテナー・サックスが楽しめます。非凡なメロディー・センスもよくわかります。そのメロディーが気持ちよく流れてつながっていく様は快感です。それからブレイキーのドラムが特に良いですね。適切な煽りと抜群のドライブ感。うまい具合にショーターを引っ張ります。ウォルトンもよくショーターに迫っていると思います。
全8曲中、5曲がショーターの作曲なんですが、私は《ペイ・アズ・ユー・ゴー》と《セカンド・ジェネシス》が気に入りました。やっぱりショーター、ちょっと変なんですけど私の美メロのツボをくすぐりました。今まで何度か聴いていたのに、今日突然胸にズキンときました。ジャズってこういうのがあるからたまらないのです。
セツネー秋の夜長には最適なアルバムです。
今また聴いているんですけど、あ~やっぱりセツネー!
このアルバムを再認識させてくれたtommyさんと雲さんに感謝です。
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コメント
大好きなアルバムとコメントを取り上げてくださってありがとうございます!
セツネーですね(笑)。
投稿: 雲 | 2008年9月29日 (月) 07時36分
雲さん。こんばんは。
いえいえどういたしまして。
またいろいろコメントをしていただけるとうれしいです。
投稿: いっき | 2008年9月30日 (火) 01時11分