オルガン・トリオ
今日は北京オリンピックの男子サッカー反町ジャパンの試合がありました。どうしていつも決めるべきところでシュートが決まらないのだろう。あ~あ~、いつになったら日本の決定力不足が解消されるのだろう。今日の試合を見ているとメダルなんて???次のナイジェリア戦勝てるの?予選リーグ落ちが・・・、もう期待しません(涙)。
明日はいよいよオリンピック開幕ですね。テレビばかり見ることになりそうです。
さて、今日はオルガン・トリオを紹介します。ジョナサン・クライスバーグの『ニュー・フォー・ナウ』(2004年rec. Criss Cross)です。私はオルガン・トリオのアルバムはあまり持っていないし聴かないのですが、これは時々聴きます。メンバーは、ジョナサン・クライスバーグ(g)、ゲイリー・ベルサーチ(org)、マーク・ファーバー(ds)です。
オーソドックスなオルガン・トリオですが出てくる音は新しいです。1曲目「ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド」とラスト曲「オール・オア・ナッシング・アット・オール」の斬新な変拍子処理を聴けばそれが顕著です。
クライスバーグのギターはオーソドックスな部類に入ると思いますが、当然ながらフレージングは今時のものです。自作曲が4曲ありますが、どことなくメセニーの響きが匂う佳曲揃いだと思います。
そして新しさを際立たせているのがヴェルサーチのオルガンですね。なかなかクールでカッコイイ・フレージングなので、今時のギターに違和感なくマッチしています。それでもオルガン固有のネバリやアーシーな感じが残っているのがイイ。
「スターダスト」は知ってのとおり甘い美曲なのですが、単に甘い演奏にはなっていなくて、上品な甘さというのでしょうか?日本製の繊細な甘さのチョコレートって言う感じが私は好きです。このオルガンの甘さはいいなあ~。もちろんギターも絶妙のマッチングです。
コテコテのオルガンがダメな人にもオススメできるアルバムだと思いますので聴いてみて下さいなっ!
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コメント
はじめまして(^O^)/。ジャズ初心者なのですがレビューを拝読させていただきこのアルバムぜひとも入手したいと思いました。都内の下町に住んでいる者なのですがディスクユニオンなどに行けば入手可能でしょうか?突然の不躾な質問で申し訳ありません。
投稿: キヤノンデール | 2008年11月26日 (水) 21時59分
キヤノンデール様。はじめまして。こんばんは。
拙ブログをお読みいただきどうもありがとうございます。
ご質問があれば遠慮なくどうぞ。
本CDですが、ディスクユニオンのお店に在庫があるかどうかわかりません。お店に行くか電話で確認されることをオススメします。廃盤ではないようなので、もしお店にない場合には取寄せてもらうことができると思います。
Amazonを見たら、jazzyell_jpにも在庫がありましたよ。
投稿: いっき | 2008年11月26日 (水) 23時54分
早速に有り難うございした〜。感謝です。アトバイスいただきアマゾンを見ましたら日本版が12月3日に出るようですのでライナーノーツなどで勉強したいので予約しました(^^ゞ。別のサイトでサンプルも聞きレビュー通りの素晴らしい音でした。素晴らしいレビューに再び感謝です♪
投稿: キヤノンデール | 2008年11月29日 (土) 18時25分
キヤノンデールさん。こんばんは。
いえいえ、どういたしまして。
日本盤が出ますよね。
>ライナーノーツなどで勉強したい
いいですね~。きっとより楽しく聴けると思います。
私なんかは少しでも安く買いたいので、ついつい輸入盤を買ってしまいます(汗)。
私のレビューが参考になったのなら幸いです。
投稿: いっき | 2008年11月29日 (土) 19時23分
明日発売がまちきれずunearthを購入しました。ギター+オルガンで検索してこちらのblogに辿りついたのですが、すっかりクレイズバーグ自体のファンになってしまいました。話しは逸れてしまいますが併せて購入した上原ひろみさんのライブですがフレットレスとフレットありのタブルネックギターのデビッド・フュージンスキーのプレイが特典DVDで楽しめます(フレットレスのアドリブは蛸が水中を移動するみたいな感じでした)。曲調がその昔兄が聞いていたELPやキングクリムゾンを明るくした感じでちょっとジャズとしてはうるさい感じですが上原さんが世界的に活躍されてりのは嬉しいですね♪。オルガントリオが届くのが待ちとおしいですp(^^)q 。
投稿: キヤノンデール | 2008年12月 2日 (火) 15時49分
キヤノンデールさん。こんばんは。
上原ひろみは私も好きです。『ビヨンド・スタンダード』のレビューは、http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_b8fd.html に書いていますので、もしよろしければご覧下さい。
サウンドは、ELPやキングクリムゾンのようなプログレッシブ・ロック志向ですよね。私はオリジナル曲ばかりの『タイム・コントロール』も良いアルバムだと思いますので、是非聴いてほしいです。
ジャスとしてはうるさいですか~?もっと過激なジャズもたくさんありますよ(笑)。時には冒険して過激なジャズもお聴きになれば、自分の中のジャズの世界が広がると思います。ジャズに対して特定のイメージの枠を嵌めるのはもったいない気がするんですよね。
投稿: いっき | 2008年12月 2日 (火) 19時52分
いっきさんこんばんは。念願のCD届きましてほぼ聞きっ放しです。日本版というのは私の早とちりでした。すみません。いっきさんのblogを寝る前にで拝見するのが楽しみで楽しみでつい寝不足を(笑)。これからもお世話になりますがよろしくお願いいたしますm(__)m。
投稿: キヤノンデール | 2008年12月 7日 (日) 23時59分
キヤノンデールさん。こんばんは。
いつもどうもありがとうございます。
拙ブログをそんなに読んでいただいているなんて凄くうれしいです。
ジョナサン・クレイスバーグ・トリオは適度な甘さでカッコイイですよね。
こちらこそよろしくお願い致します。
投稿: いっき | 2008年12月 8日 (月) 19時54分